メイドインアビスのボンドルドについて
メイドインアビスのボンドルド作中で最高位の探窟家白笛の1人です。
アビス攻略に関するいくつもの偉大な功績を成し遂げた人物で、紳士的な態度を取るため立派な人格者ように見えなくもありません。
しかし、探窟のためならどんな恐ろしい手段でもためらいなく行う人物です。
同じ白笛のオーゼンからは「筋金入りのろくでなし」と呼ばれています。
メイドインアビスで最も恐ろしいと呼ばれるボンドルドについてご紹介します。
メイドインアビスのボンドルドとは
メイドインアビスのボンドルドは、1巻の時点で名前が登場していた白笛の1人です。
実際に登場したのは3巻からで、「黎明卿」「新しきボンドルド」という二つ名を持ちます。
紳士的な態度を取る人物ですが、仮面をつけていた全身黒いパワードスーツという外見が不気味な雰囲気を醸し出しています。
新しいルートの開拓、アビス深層での活動拠点を確保するなど様々な偉業を成し遂げている人物です。
しかし、偉業を達成した裏で、非道な人体実験等を行っていて、目的のためにおよそ許されない悪行を繰り返してきました。
恐ろしいことにそういった行動をとる動機は、人類の発展への貢献であり悪意は全くありません。
そのため、人体実験の被験者に対して感謝の言葉を必ずかけています。
一方で、実験を行うのに本人の了承を得るような事は全くなく、独善的で単なる悪人よりもよほど質が悪い危険人物です。
また、他人の命を軽視しているだけではなく、自分自身の命にも執着がありません。
メイドインアビスのボンドルドの娘プルシュカについて
メイドインアビスのボンドルドにはプルシュカという娘がいます。
とても明るく活発で無邪気な性格をしています。
目が赤く銀髪で、呪いのために渦を巻いたような前髪をしています。
帽子の中に不思議な動物メイナストイリムを飼っていて、メイニャと呼んでいます
ボンドルドの行ってきた悪行に関しては知らされておらず、父親を尊敬していて一緒に冒険をしたいと考えています。
ボンドルドの娘とは思えない性格ですが、そもそもボンドルドは子供に対して愛情を注ぐ性格です。
恐ろしい面を見せていないのだとすれば、こういう性格に育つのも当然でしょう。
人見知りのためかリコたちに対して最初は無愛想でしたが、打ち解けてからは屈託のない笑顔を見せるようになります。
メイドインアビスのボンドルドのまさかの抱き枕カバーについて
メイドインアビスのボンドルドのグッズはほとんどありませんが、まさかの抱き枕が発売されています。
プルシュカと一緒のイラストで抱き枕になっているわけですが、ボンドルドのグッズが抱き枕とは誰も思わなかったでしょう。
メイドインアビスでボンドルドの声優をしたのは森川智之
メイドインアビスでボンドルドの声優をしたのは森川智之さんです。
幼少期の頃は虚弱体質だったそうですが、小学生の頃に体を鍛えることにはまり、中学校では水泳部高校ではアメフト部に所属していました。
その後、体育教師を目指したそうですがアメフトの練習中に首の骨を折ってしまい、その後遺症で諦めたそうです。
アメフト部で声が大きいと言われていたことから、一時アナウンサーを志望しました。
しかし、専門学校のパンフレットを見て声優の方が面白そうだと感じたために、勝田声優学校に入学したそうです。
1990年代から2000年代にBLCDの出演が非常に多かったことからBLCDの帝王の異名を持ちます。
2枚目や爽やかなイメージの役を演じることが多いですが、非常に幅広い役柄を演じています。
イメージからかけ離れた役を演じることもあり、ファンから仕事を選べと言われることもあるようです。
悪役としては美形でクールなタイプを演じることが多いです。
最近の作品では「戦刻ナイトブラッド」の織田信長や「ボールルームへようこそ」仙石要の声優をしています。
メイドインアビスのボンドルドは回想で初登場
ボンドルドの存在そのものは1巻の時点で語られていましたが、3巻のナナチの回想で具体的に描かれました。
引き取った孤児たちを五層にある前線基地につれていき、人体実験のために利用していることが判明します。
アビス五層から帰還する際には、子供の体力では耐え切れないほどの負荷がかかりますが、そのことを聞かれても平然と答えるところにボンドルドの狂気が見えます。
この時の人体実験でナナチとミーティの2人は、なれ果てになってしまいました。
ナナチは半獣人になりましたが、ミーティは理性を失いながらも死ぬことのできない存在になっています。
また、レグ、リコ、ナナチの3人が前線基地を訪れる前から、その動向をつかんでいます。
メイドインアビスのボンドルドがナナチに向ける執着心
メイドインアビスのボンドルは、半獣人になってしまったナナチに異様な執着心を見せています。
ナナチのように成れの果てに、半獣人になってしまう事は非常に珍しいようです。
成れの果てになった直後からナナチに対して尊敬の念を抱いていると発言したり、「かわいいですね」と言ったりしてある意味では大切に扱っていました。
ナナチ自身はボンドルドのことを憎んでいます。
ただ、ボンドルドはナナチが冒険をするきっかけを与えてくれ存在でもあるため、単純な憎しみではなく複雑な感情を持っているようです。
メイドインアビスのボンドルドは登場した直後に死亡?
4巻で本格的に登場したボンドルドは、前線基地で3人を出迎えています。
紳士的な態度で宿泊用の部屋を貸してくれますが、3人が寝付いたところでレグを誘拐します。
更に、部下の祈手に命じてレグの右腕を切り落とすという暴挙に出ます。
3人は前線基地から脱出して、追いかけてくるボンドルドを待ち構えます。
ボンドルドは数人の祈手を引き連れて3人を探しに行きますが、リコがけしかけた原生生物に襲われて祈手は全滅。
ボンドルド自身も3人連携攻撃に圧倒され、追い詰められていきます。
この際、ボンドルドは3人の連携をすばらしいと褒め称え感動していました。
レグによってボンドルドは六層と五層の間を移動させられます。
その上昇負荷で、とうとうボンドルドは死んだと思われました。
死ぬ直前までうろたえることもなく、逆に3人を「素晴らしい」と褒めて与えていました。
メイドインアビスのボンドルドの部下「祈手」とは?
祈手(アンブラハンズ)とはボンドルドが率いる探検隊の総称で、研究の助手も務めています。
全員がパワードスーツを身に付けていて、異なる形の仮面を身に付けており素顔はわかりません。
性別も分かりませんが、性格ははっきりしていてそれぞれ個性があります。
アビスの情報について教えてくれる親切な祈手やボンドルドの実験を喜んで行う祈てもいます。
ただし、目的を達成するためなら、他の探検家を犠牲にするところは共通しています。
メイドインアビスのボンドルドの正体
死亡したと思われたボンドルド。、
しかし、祈手の1人がボンドルドの仮面をつけることで、ボンドルドを名乗り復活します。
実はボンドルド本人は意識を残して、ずっと以前に死亡していました。
ボンドルドと名乗って活動しているのは、特級遺物「精神隷属機(ゾアホリック)」の力によってボンドルドの意思が他の人間にコピーされた存在です。
ボンドルドが従えている祈手は全員が彼の意識をコピーされた人間です。
祈手の仮面が異なるのは、誰がボンドルドなのか識別するためのシンボルになっています。
完全に同じ人格ではなく祈手一人一人にも個性がありますが、ボンドルドとして活動する時は一つの人格を演じているようです。
祈手はどこかから連れてきた人間に、人格を上書きすることで誕生します。
しかし、失敗すると廃人同然になってしまいます。
その場合は、単純労働をさせられているようです。
メイドインアビスのボンドルドはナナチ達を見送った
戦闘に長けた祈手がボンドルドになったことで、レグ達は圧倒されます。
ボンドルドは前線基地に戻るとプルシュカをカードリッジに加工してしまいます。
追いかけてきたレグ、リコ、ナナチの三人とボンドルドは再び戦闘になります。
隙を突かれたボンドルドは、下半身を火葬砲で吹き飛ばされます。
再び、復活しますが十分な装備もなく、戦闘に長けた祈手もいなかったため完全に敗北しました。
ボンドルドは素直に3人を賞賛し、そのまま死亡します。
プルシュカはカードリッジから白笛になりました。
六層へ進もうとする3人が見たのは、前線基地から3人を見送る新たなるボンドルドと祈手達の姿でした。
メイドインアビスのボンドルドの装備「暁に至る天蓋」
暁に至る天蓋は、祈手が装備した探検と戦闘のための鎧です。
遺物と生物から作られた繊維で組まれていて、内部には様々な武装が仕込まれています。
ボンドルドの意識共有を補助する仕組みもありますが、この装備もアビスの上昇負荷の前ではほとんど無意味なようです。
祈手の役割によって鎧の性能は様々で、価値も違います。
カートリッジが搭載されたものは、武装も非常に強力で切り札とも呼べるものになっています。
メイドインアビスのボンドルドが持つ白笛について
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/614ladQ0a0L._SL1205_.jpg
メイドインアビス 殲滅卿の白笛 レプリカ
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白笛と最高位の探窟家に与えられる称号ですが、実物の白い笛を持っています。
この白笛は深層六層に入るための装置を起動させる道具でもあり、二級遺物の「命を響く石(ユアワース)」を加工したものです。
このユアアースの原材料は人間です。
材料になった人間が、白笛の所有者に対して全てを捧げる強い意志を持っていない限り、白笛を使うことができません。
そのため、ただ白笛を持っているだけでは、深層六層に入ることができないのです。
ボンドルドの持つ白笛は、なんと本物のボンドルドの肉体から作られたものでした。
そのため、祈手でも白笛を扱うことができるのです。
メイドインアビスのボンドルドの装備「カートリッジ」
ボンドルドは、深層六層の負荷を克服するために背中にカートリッジを背負っています。
ボンドルドがアビス探索を行うために、最も重要と言えるアイテムですが材料は生きた子供です。
肉体からカートリッジにするために不必要な部分を削ぎ落として、加工をしていくというあまりに人道的な方法で作られます。
しかも、子供達はカートリッジにされてもまだ生きていて、痛みに苦しみ続けています。
ボンドルドは自分を白笛にしたことで、カートリッジを作ることを思いついたそうです。
自分を白笛に加工して以降のボンドルドの精神は、力場に拒絶されているため祈手をカートリッジに加工しても役には立たないようです。
メイドインアビスのボンドルドの特級遺物「精神隷属機」
精神隷属機(ゾアホリック)は、ボンドルドが持つ遺物の中でも最も重要なものといえます。
自分自身の意識を他の人間に植え付けることが可能で、ある意味自分自身を増やすことができます。
意識を植え付けられた人間同士は、意識を共有することになります。
このため、ボンドルドは複数の体で意識を共有するある種の群体と化していて、ゾアホリックが存在する限りボンドルドが滅びる事はありません。
通常ゾアホリックを使用した人間は、意識が増えることなどに耐えることができず、精神に異常をきたして最終的に廃人になってしまいます。
ボンドルドもゾアホリックを使用したせいで、おかしくなったのかと考える人もいそうです。
しかし、ボンドルドはゾアホリックを使っていても、おかしくなったわけではなく自我を保っているようです。
最も、精神自体は変容してきていて「人ではない何か」になっているようですが、本人は全く気にしていません。
ゾアホリックはかなりのサイズであるため持ち運びは不可能で、前線基地の奥に収納されています。
メイドインアビスのボンドルドに野望はあるのか?
メイドインアビスのボンドルドの目的は「アビスの全てを解明し人類の新たな夜明けを見る」ことです。
アビスの研究の為ならありとあらゆる悪行を行っていることからは考えられませんが、そこに嘘や邪な気持ちは一切なく人類の進歩のために全力を尽くしています。
信じがたいことにボンドルドが行う悪事の全ては、他者への善意から出てきたことです。
また、ポジティブな性格でもあるため、自分のしていることが正しいと信じて疑いません。
唯一欲望があるとすればそれは自分の知的欲求を満たすだけであって、根本的な行動原理は人類の発展のためでしかないのです。
メイドインアビスのボンドルドの異常性
メイドインアビスのボンドルドは、外道ではありますが
大勢の孤児を引き取って育てています。
実験に協力させていますが、子供達一人一人の名前だけでなく、性格や将来の夢のことまで忘れずに覚えている辺り愛情を注いでいるようです。
一見、非道な人体実験を繰り返すボンドルドと同一人物には思えません。
しかし、ボンドルドはそもそも人類を発展させるためなら、どんな非道なな手段でも用いる人物であり、根底にあるものはある種の善意です。
子供達に優しくすることと何ら矛盾していないのです。
本心から愛情を持って育てた子供達を実験で、簡単に殺してしまうところにボンドルドの恐ろしさと異常性が現れています。
メイドインアビスのボンドルドの二つ名の由来とは?
メイドインアビスのボンドルドは「黎明卿」「新しきボンドルド」という二つ名で呼ばれています。
ボンドルドの功績は先に進むことができなかったルートの開発、アビス深層での活動拠点の確保、膨大な数の羽虫の根絶などです。
たった10年で到底不可能だと思われた偉業を成し遂げことから、つけられた名前のように見えます。
しかし、ボンドルドは遺物や情報を無断で横流しし、アビス内の環境を破壊するなど目的のためには手段を選びませんでした。
人類の発展と夜明けのために、古き良き伝統や夢や誇りを踏みにじってきたという皮肉の込められた名前になっています。
メイドインアビスのボンドルドは再登場するのか?
主人公達に負け、おとなしく引き下がったように見えるボンドルド。
ゾアホリックも破壊されたかのように描かれました。
ゾアホリックは破壊されていないことが明らかになっています。
ボンドルドは死亡していないことになります。
相変わらずナナチの目を通して、3人の行動を覗き見しているようです。
ナナチは覗き見しかできないと思っているようですが、本当に大丈夫なのでしょうか?
アニメの続編の告知をしたのもボンドルドですが、原作での再登場も普通にありそうですね。
メイドインアビスのボンドルドについてまとめ
メイドインアビスのボンドルドは信じがたいほどの外道ですが、同時に本物の愛や理想を信じる完全な異常者でした。
結構人気のキャラクターのようですし、まだ生きている以上再登場の可能性は高いと思います。
あまり、酷い展開になって欲しくはないですが、ボンドルドが登場するとどんな恐ろしいことになるかわかりません。
物語が盛り上がるのは間違いなさそうですが。