肌に出るテカリの原因とは?
日中現れる顔のテカリは、皮脂の分泌が原因となっています。ではこの皮脂の分泌は何が原因で起こってしまうのでしょう?
原因① 体の平衡の乱れ
通常、体が正常に働いているときには神経やホルモンは正しい働きをします。しかし、例えば疲れが溜まりすぎていたり、ストレスを抱えていたりすると、体の正常を保っている自律神経やホルモンバランスが崩れてしまうことになります。この自律神経やホルモンは、皮膚表面では皮脂の分泌や汗の分泌などを支配しているため、正常な働きが乱れることで、これらの分泌もおかしくなってしまうのです。
その結果、必要がないのに過剰に皮脂を分泌してしまい、最終的に顔にテカリがでる、化粧かヨレるといったトラブルを巻き起こすのですね。
原因② 極度の乾燥
やや矛盾しているようにも聞こえますが、肌が非常に乾燥している状態でも肌表面の皮脂線を反応させ、皮脂を分泌させてしまいます。これは、皮脂腺が体の水分不足を感じ取り、自分が潤いを与えようと働く結果起こることです。しかし、Tゾーンなどの皮脂腺の密集したところでは、潤いを超えてテカリを引き起こしてしまうのです。
テカリを防止したい!おすすめの生活習慣
では、このようなテカリを少しでも改善するためにはどのようなことに気をつければいいのでしょう?ここからは、今日からでも実践できる、テカリ防止のための生活習慣をチェックしてみましょう。
テカリ防止の生活習慣①スキンケアは入念に!
既に説明した通り、乾燥肌は逆にテカリを引き起こしがちです。そのため、日頃からの入念なスキンケアが非常に大切です。特にテカリの気になる人ほど保湿力を大事にしたスキンケアを心がけましょう。
正しいスキンケアの方法
まず、洗顔を行ったら化粧水を顔に付けていきます。乾燥肌の気になる人は、ここで保湿水を使っても良いでしょう。化粧水は1回つけるだけでなく、何度か重ね付けをすることでしっかり肌に染み込みます。化粧水の後は乳液を付けます。
乳液は伸ばすのではなく、パタパタと肌にパッティングするように馴染ませて行くのがポイントです。乳液の後は、肌に染み込ませた水分や美容成分にしっかり蓋をするため、保湿クリームで肌をコートします。こうすることでクリームが潤いをプラスするだけでなく、肌表面からの水分の蒸発を防いでくれます。
テカリ防止の生活習慣②日頃から水分補給をこまめに!
肌の乾燥を防ぐためには、肌表面のスキンケアだけでなく体内から水分で潤すことが大切です。日頃から水分不足気味の体は、肌より先に水分を補給しなければならないところに優先的に水分を送るので、当然肌はカサカサしてしまいます。肌を内側からふっくら潤わせるためにも、日頃からこまめに水分補給をする習慣を大切にしてみましょう。
テカリ防止の生活習慣③十分な睡眠時間を
肌の健康には睡眠時間も大切です。これは肌だけでなく、体を健康的に維持するためには必須のことですが、睡眠不足の状態では、肌表面の細胞は正しくターンオーバーを行うことができません。その結果、表面の角質細胞はどんどん古い細胞が溜まっていき、結果的に乾燥肌を引き起こしてしまうのです。
テカリ防止の生活習慣④定期的なピーリングも効果的
週に1回程度のピーリングケアも、肌のターンオーバーをサポートし、乾燥しにくい肌にするには効果的です。古い角質細胞が肌の表面に溜まっていくと、いくらスキンケアを行ってもしっかり有効成分が奥まで浸透しにくく保湿も上手にすることができません。そのため、スキンケアの効果をしっかり出すためにも、定期的なピーリングで肌を新しい細胞にすることが大事なのですね。
テカリを防止!おすすめのメイク術
ではメイクの際に気をつけること、テカリを防止できるメイク術を確認しましょう。実は当たり前に毎日行なっていたメイクの方法、少し変えるだけでテカリが抑えられた!ということも珍しくないのです。
①皮脂吸収成分を配合した下地がおすすめ
化粧下地は、皮脂吸収成分の配合されたものを選ぶのが良いでしょう。この皮脂吸収成分とは、肌表面に過剰に分泌した皮脂をしっかり吸収してくれるもので、ファンデーションと皮脂が混ざり合う前にしっかり吸着してくれるため、化粧のヨレや化粧崩れをかなり減らすことができます。
しかし、テカリ防止効果を期待して肌に塗りすぎると、今度は逆にカサカサの乾燥肌を引き起こしてしまうことがあります。そのため、下地を塗る際は、パール1粒分程度の量を薄く肌に伸ばしていきましょう。特にTゾーン辺り、顔の中心から外側に向けて広げていくイメージで伸ばすと上手に下地を付けることができます。
②同時に保湿効果のある下地もGOOD!
皮脂吸収成分が入っているものをおすすめしましたが、同時に保湿性に優れている下地だとなお良いでしょう。保湿と聞くとテカるんじゃないの?と思いがちですが、保湿=皮脂テカリではありません。肌に保湿を与えることは、余分な皮脂の分泌を抑え、テカリを防止してくれます。また、顔の頬や額などはTゾーンと比べて皮脂腺が比較的少ない場所になります。
そのため、皮脂吸収成分だけにこだわった下地をそのまま付けると、頬や額は乾燥してしまう、というトラブルを引き起こします。テカリを防止しながらも、乾燥しやすい部分にはしっか潤いを与えれるように、保湿成分にも着目しましょうね。
③ティッシュオフをする
下地の後は、ファンデーションを重ねると思いますが、この前に顔の油分をティッシュで吸い取るティッシュオフのプロセスをプラスしてみましょう。これは、下地などに含まれた余分なオイル成分などを適度にオフできるので、ファンデーションを重ねても、テカリにくくしてくれます。やり方はティッシュで軽く押さえるだけで、決して擦ったり、何度も押さえつける必要はありません。
パウダーファンデーションを使っている人はあまり気にしなくても良いですが、リキッドファンデーションやクリームタイプ使用している人ではファンデーションを重ねたあとにも軽いティッシュオフを行うと、よりテカリを防止しやすくなりますよ。
④ルースパウダーを使用しよう
特にリキッドファンデーションを使用している人におすすめなのが、ファンデーション後のルースパウダーです。非常に微細なパウダー粒子でファンデーションのヨレを防止するだけでなく、テカリもしっかり予防してくれます。また、UV効果の入っているルースパウダーは、日中の日焼け止めの塗り直しができない時にも、化粧を落とさずUV機能を重ね付けできるので大活躍しますよ。
そのため、ルースパウダーはいつもコスメポーチなどに入れて持ち歩くことがおすすめです。ルースパウダーを重ねるときは、メイクブラシなどで薄く伸ばすことで厚塗り感のでない自然な肌質に仕上がります。また、パフなどで重ねる場合も、顔に乗せる前に一度手などに余分な粉を落としてから使うようにしましょう。
テカリ防止には皮脂コントロールがカギ・まとめ
今回は、メイク中のテカリを防止したい人にぜひ実践して欲しい生活習慣や、メイク術を紹介しました。肌のテカリだからとあまり生活習慣に気をつけられていなかった人は、早速今日から変化を付けてみましょう。また、メイクを行う際も、テカリを防止するポイントをしっかり押さえならが工夫を加えて行きましょう!