ジョギングをすると筋肉が付いて体重が落ちない?!
ジョギングというと手っ取り早く行える有酸素運動の一つで、今ではウォーキングと並んでダイエットのための運動としてメジャーなものに上げられる一つでもあります。毎日仕事などの前に早く起きたり、仕事や学校などが終わった後の夜の時間帯に暇を作ったりして走るというランナーの人も少なくありません。音楽を聴きながら、一緒に走る誰かと話したりしながらなど方法はさまざまではありますが、自分の目標などのためにジョギングをするという人を見ない日はほとんどないでしょう。
しかしジョギングは有酸素運動の一つということで、カロリーの消費がしっかりと行われ、ダイエットに対しても大変効果的ではありますが、ジョギングをするといろんな部位に筋肉がついてしまい、体重増加が引き起こされて痩せるどころか太った!という人はかなり多くいます。体重増加を引き起こさずに体重を落とすことはできるのか、できない場合はどうすれば落ちるのかということについて今回この記事では詳しく調べてみました。
ジョギングをして筋肉がついてしまうわけ
体重が落ちるようにと始められるジョギングではありますが、「有酸素運動」と言われるだけあって立派な運動の一つです。そのため、普段使わない筋肉を動かして全身運動を行う事にも繋がります。そのため、始めたばかりの時は酷く筋肉痛に悩まされることも多いという人がほとんどでしょう。この筋肉痛が実は筋肉が増えてしまう部位に現れているのです。
筋肉痛というのはその部分の筋線維を現在使える筋力以上の力で動かし、働かせることで筋線維が切れてしまったり、損傷してしまったりすることで引き起こされます。筋肉痛が起きると神経系に変化が起きて一時的に筋力がアップするだけでなく、超回復という一定時間休むことで筋肉が増える現象も起こるため、筋肉痛が起きればその部位などにどんどん筋肉がついていくことになります。日頃運動をしていない人や軽く運動はしていてもジョギングで使う筋肉を全く使っていない人などは、ジョギングを始めることでいろんな部位に筋肉痛が起こり、筋肉がどうしてもついていくことになるのです。
ジョギングをしているのに体重増加は筋肉のせい?
ジョギングを開始してしばらく、筋肉痛などと戦いながら走り続けてみて体重計に乗ってみると、前より見た目はスリムになっていると思うのに、体重の変動は無し、むしろ前よりも体重が増えてしまっているということはよくあることです。理由としては簡単、筋肉がいろんな部位についてしまったからというものです。ジョギングを行うことで筋肉が付くと確かに脂肪の燃焼が行われ、無駄なお肉というものが減っていきます。見た目もスリムになり、理想の体型にどんどん近くなっていってくれるでしょう。
しかし、その脂肪の分筋肉がいろんな部位にしっかりとつくことで体重増加に繋がってしまい、数値上だけでは体重の変化は無い、またはむしろ増えているということもざらにあります。筋肉自体実は脂肪よりもスリムに見えて重さがあるものです。有名な画像などでは脂肪1キロと筋肉1キロの比較画像がありますが、それを見るとその体積の違いが良く分かるでしょう。重さは同じでも体積の違うものが付いてくる、または脂肪よりもしっかりとした量がスリムな体積でつくことで体重増加、変動なしということが引き起こされていると言っても良いでしょう。
ジョギングで筋肉をつけつつも体重が落ちるようにするにはどうすれば?
ジョギングをすることで筋肉はどうしてもどこかの部位についてしまい、体重増加、または変動の見込みが少なくなるというのは分かりましたが、それでもダイエットのために始めたものです。どうにかしてしっかりと落ちるようにしないと始めた意味がなくなります。体重が落ちるようにするためにはどんなことに気を付けて行えばいいのかということを調べてみました。
ジョギングで筋肉がついても体重を落とすなら 1.数値だけを見ない
ジョギングを始めて体重を落とすようになると、ダイエットの効果などが日々どのように現れているのか見たいということで体重計に乗って調べているという人はかなり多いと思います。体重が落ちると嬉しいですし、増えるともっと頑張らなくてはと思いますよね。ですがジョギングを始めてからしばらくは体重計に乗っても数値だけを見てはいけません。
ジョギングを始めてしばらくすると体重計に乗った時に体重が増えている、または変動なしの状態が続いてしまう時があります。数値で見ると太ってしまったというものに受け取られがちですが、それは筋肉がついてきて痩せやすい体になってきたという証でもあるのです。特に筋肉痛などがその前に合った場合は基礎代謝も上がっているということを体の火照りやすさなどから実感できるでしょう。体重計の目先の数値だけに惑わされず、「痩せやすい体になってきた」と体重が落ちる体になったのだとポジティブに考えてみましょう。
ジョギングで筋肉がついても体重を落とすなら 2.カロリーコントロールをする
ジョギングで筋肉が程々について痩せやすい体になってきたというのに、体重が落ちないという場合は自分の身体で消費できるカロリー以上のものを食べていたりすることも少なくありません。運動しているからそれ以上を消費または燃焼できているはず、と思っていても自分の体の消費が追い付かずに体重に結びついていることで体重増加につながっていたという人もかなり多く存在します。
運動を始めてしばらくすると、筋肉の増加に伴い中々体重が減らなくなりますが、そうした時に食事の量やカロリーなどに気を付けなくては痩せません。カロリーが高い、味付けの濃いものなどが好きな場合は特に色々と制限した方が痩せやすくなります。体重を落ちるようにするために、食事量を制限してカロリーコントロールをしてみてはいかがでしょうか。
ジョギングで筋肉がついても体重を落とすなら 3.長期的に結果を見て行く
ジョギングなどでダイエットを始める時、どうしても短期間でしっかり落とそうと思ってしまいがちです。走れば落ちるでしょう、と考えている場合筋肉がついてしまうことで毎日体重計に乗って微々たる増減を気にしてしまうことにも繋がります。あまり短期間の内に結果を求めるというのも良くはありません。長期的に見ながら数値や体の調子などを確認しつつ、増えた時の理由も考えてみると落ちやすい状態になってくれるでしょう。
ジョギング後はこんなことに注意 1.ジョギング後は必要以上に食べない
ジョギングをした後はカロリーを消費し、脂肪を燃焼したこともあって酷くお腹が空いてしまうことも少なくありません。しかし、運動をしたからと言って安心して甘い物をたくさん食べる、必要以上に何かを食べるというのはカロリーオーバーにも繋がります。筋線維の回復などのために栄養価が高いものやちょっとした炭水化物、タンパク質などは必要になりますが、甘い物などのカロリーが高いものはあまりおすすめできません。必要以上に食べないというのも筋肉の回復が遅れますので、おにぎりやバナナなどの手軽に食べられるものを補給食として食べる程度に収めて、必要以上の食事は控えましょう。
ジョギング後はこんなことに注意 2.しっかりと体のケアをする
ジョギングをした後にそのまま何もせずに帰宅したりしてはいませんか?ジョギングをした後の体は酷く疲労していますが、それは使っていた筋肉も同じです。しっかりとマッサージやクールダウンなどを行ってケアをしてあげなければ怪我や故障などにも繋がります。体重の増減なども確かに気になりますが、それ以上に体のことを気遣ってあげることも大切です。ジョギング後はしっかりとクールダウンをして、不調が無いか、痛みやおかしな違和感が無いかということもしっかり確認しましょう。
ジョギングで筋肉が付くのは痩せやすくなった合図
ジョギングをしていて体重が落ちなくなるとひどく不安になりますし、筋肉痛を何とか乗り越えたら体重が落ちていない、または増えているということはとても悲しく思ってしまいます。ですが、逆です。そこからがようやく痩せるためのスタート地点です。筋肉がついて基礎代謝が上がり痩せやすくなったという合図でもあります。中々痩せないという場合はその理由をしっかりと把握し、カロリーコントロールなどを行ってみると変化が現れる可能性は高いですよ。