「ケロロ軍曹」に登場するガルル中尉は、ケロン軍精鋭のエリート将校でケロン軍最高のスナイパーと言われています。また、「ゲロモンの悪夢」の二つ名を持つことで知られ、その名前を聞いたケロロが恐れ慄くほどの人物です。
戦闘力や頭脳など全てのパラメーターにおいて最高レベルという非情に高い能力を持ちながらも慢心せず、敵対する相手の力量を認めると言う懐の深さも持ち合わせた人物です。そのため、ガルルを知る多くに人々から畏敬の念を抱かれています。
軍人として完璧とも言えるガルルですが、プライベートではまた違った一面を持っているようです。
通常の会話では妙な間が空くためテンポが悪く相手を呆れさせたり、ピースサインの写真を撮ったりというお茶目な姿も描かれていますよ。
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これらのことからガルルは、優秀でありながら完璧過ぎない魅力的な人物と考えられそうですね。
実は、「ケロロ小隊」のギロロ伍長は、ガルル中尉の弟です。
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ギロロがまだ幼年期にガルルはすでに軍に所属しケロボールを持っていたことから、かなりの年の差がある兄弟のようです。
ギロロの口からはあまり語られたことのないガルルですが、ガルル自身はギロロを非常に気にかける様子が描かれています。
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1対1で戦った際にはギロロの戦闘力の高さを褒め、ゼゼゼットトトソの侵略から地球を守ろうと戦うケロロ小隊に「慰安旅行の途中に通りかかった」と言って援護してくれたり、ギロロの夏美への恋心に気付きそっと見守るなど、兄として弟のギロロを陰になり日向になり応援していますよ。
また、普段はギロロから「ガルル」と呼び捨てにされていますが「兄ちゃん」と呼ばれた時には嬉しそうに微笑む姿も見られました。
あからさまな愛情表現などはしないガルルとギロロ兄弟ですが、お互いを大事に思っていることは間違いなさそうです。
最高の軍人で弟思いのガルル。そんなガルルの声を担当している声優は誰なのでしょうか?
ガルルの声を演じているのは、声優の大塚明夫さんです!
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大塚さんの父は、声優の故・俳優の大塚周夫さん。親子二代で声優として活躍しました。
大塚さんが声優としてデビューしたのは、OVA作品「機甲猟兵メロウリンク」のキーク・キャラダイン役。TVアニメ初出演作は「F-エフ」の武村五郎役でした。
大塚さんのアニメ声優の代表作としては「ふしぎの海のナディア」のネモ船長/エルシス・ラ・アルウォール役、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」のバトー役、「ブラック・ジャック」シリーズのブラック・ジャック役などがあります。
また、洋画の吹き替え声優として、アーノルド・シュワルツェネッガー、ジャン・レノ、スティーヴン・セガールをはじめとした多数の人気俳優の声を担当しています。
大塚さんの独特の低音ボイスが似合うガルルをチェックしてみてくださいね。
ガルルの初登場回は、原作では第7巻「第54話 史上最小之侵略。」。
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アニメ版では第101話(シーズン2)「ケロロ小隊 ペコポンが静止する日!?であります」。(姿だけは、3代目オープニングのアニメーションで登場)
地球侵略が一向に進まないことに業を煮やしたケロン軍本部は、ケロロ小隊に代わる侵略部隊として「ガルル小隊」を送り込んできます。
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ガルル小隊は、選抜された優秀な軍人で構成されたエリート部隊かつA級侵略部隊で構成員は、隊長のガルル中尉、ゾルル兵長、タルル上等兵、トロロ新兵。
ガルルたちは惑星麻酔で地球全体の時間を止めるという強硬手段で地球に乗り込み、ケロロ小隊に引き継ぎを要求するのでした。
ガルルVSギロロ、タルルVSタママ、トロロVSクルル(ハッキング戦)と各自戦いますが、全員敗北…アニメ版ではケロロも捕らえられ記憶を書き換えられた「クローンケロロ」とされてしまいケロロ小隊は絶体絶命のピンチに陥る、というストーリー。
結果的に、惑星麻酔の影響を受けなかった夏美と冬樹の活躍と、初動ハッキングで負けたクルルがハッキングし返したことでケロロ軍が勝利します。
負けた形になったガルル小隊ですが、なぜかガルルは満足そうに地球侵略部隊を引き続きケロロ小隊に任せると言い、撤退するのでした。
ガルルは去り際に「ミッション・コンプリートだ」とギロロに言っていたことから、もともとケロロ小隊に取って代わるのではなく、その力量を確かめるのが目的だったのではないかと考えられます。
その後もケロロ小隊にお咎めがなかったことからも、ケロロ小隊に任せても問題ないと判断したガルルが取りなしてくれたのかもしれませんね。
なお、ガルルはこの初登場回以降もちょこちょこ登場しているので探してみてくださいね!
ガルル小隊の暗殺者・ゾルル兵長。左半身が機械のサイボーグ。
ケロロ小隊のドロロ(ゼロロ)兵長に謎の復讐心を燃やすゾルル。しかし、ドロロの方には覚えがなく、適当に名前を上げていきます。自分の名前も存在を忘れられたゾルルは、ショックで戦わずして敗北してしまうのでした。
結局、ドロロとどのような経緯があったのかは未だに不明のままとなっています。
タルルは、ケロロ小隊・タママ二等兵のケロン軍幼年訓練所時代の後輩でママのことを「師匠」と呼んでいましたが、階級がタママよりも上になったこととタママにはまだ尻尾があることから「タママ先輩」と呼ぶようになります。
タママとの1対1の対決では、必殺技「タルルジェノサイドEX」でタルルに軍配が上がりましたが、2回目の直接対決ではタママに完全敗北したため、再び「師匠」と呼ぶようになりました。
自分の事を天才ハッカーと自負しているトロロ新兵は、ケロン軍本部をハッキングしたことがきっかけで軍にスカウトされガルル小隊に配属されました。
ガルル軍の地球到着時に地球のインターネット回線をハッキング、その後もケロロ小隊のシステムを制圧するなど活躍します。
しかし、本気になったケロロ小隊のクルル曹長には敵わず、しかもトロロが本部にハッキングを仕掛けて一度も勝てなかった相手がクルルだと知った時には、すでに手の打ちようがなく敢え無く敗北するのでした。
ガルル小隊が地球にやってきた際、一時的に配属されたクローンケロロ(アニメ版では、ケロロ大尉)。
クローンケロロは、ケロン軍が用意していたケロロのクローン。アニメ版では、記憶を改ざんされたケロロ本人が「ケロロ大尉」として登場しました。
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クローンケロロの後に配属となったプルルは、ケロロ、ギロロ、ドロロの幼馴染。年齢はケロロたちと同じはずですが、プルルにはいまだに尻尾があるのが特徴。ケロロが好意を寄せていたこともありますが、現在も友達のままのようです。
プルルが持つ巨大注射器は、味方の治療だけでなく敵への攻撃にも使える万能武器で、敵味方関係なく恐れさすには十分となっています。
「ケロロ軍曹」に登場する「ガルル小隊」隊長のガルル中尉は「ケロロ小隊」のギロロ伍長の実の兄です。
ケロン軍で最も優秀な軍人として有名なガルルですが、プライベートではお茶目な面が多々あります。
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そんなガルルの声を担当するのは、声優の大塚明夫さん。
軍人として優秀なのはもちろんですが、それを鼻にかけることなく、ケロロたちの力量を認め素直に敗北を認めるなどガルルは人間的の尊敬できる人物ですよ。
ガルル中尉の登場回をぜひ、チェックしてみてくださいね。