からくりサーカスのファティマについて
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からくりサーカスのファティマは自動人形としろがねの最終決戦で登場したしろがねの女性です。
しろがねながら中々感情が豊かで結婚に憧れるなど人間的な面を多く見せています。
サハラでの戦いのみの登場で出番は多くありませんが、様々な人物に影響を与えています。
加藤鳴海に恋をし、敵であるコロンビーヌと女性として会話をし大きな影響を与えるなど、女性としての側面が強く描かれています。
からくりサーカスのファティマについてご紹介します。
からくりサーカスのファティマとは
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からくりサーカスのファティマは砂漠の民で、決戦の地となったサハラ付近のしろがねを取りまとめるリーダーだったようです。
特別参謀としてルシールを補佐する立場で戦いに参加します。
ミンシアといきなり結婚の話を始めた時は驚いた読者は多かったのではないでしょうか?
早々に自分のマリオネットは破壊されてしまいますが、ミンシアとの共闘や別のマリオネットで最古の四人の二人を同時に相手にするなど戦闘での見せ場も多いです。
決して出番は多いわけではありませんが、印象的なセリフの多いキャラクターです。
からくりサーカスのファティマの性格は
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からくりサーカスのファティマはミンシアとの会話でしろがねながら、結婚したアンジェリーナに憧れていることを語ります。
今まで、しろがねは人間らしい感情を持たないと強調する人物が多かったので、ファティマの態度はかなり意外に感じた読者多かったのではないでしょうか?
しろがねは自動人形と戦うために生きており、ある意味諦めたような価値観の人物が多いです。しかし、「愛する男性と長い時間を生きられるならしろがねも悪くない」と語るファティマの姿は普通の女性のようでした。
さすがに、しろがねの中では相当異質な感じがしますが、普通に生きたいしろがねは多いのかもしれません。
アルメンドラに「目に恋の色が浮いているよ。」と指摘されて、動揺した時は仕草も含めてかなりかわいいです。
その後の姿を見ても、様々な意味で最も女性的なしろがねと言えるでしょう。
からくりサーカスのファティマの懸糸傀儡(マリオネット)について
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スピネッティーナ
からくりサーカスのファティマが操る懸糸傀儡(マリオネット)はスピネッティーナと言います。
砂漠の民のマリオネットだからか、サソリに人間の下半身がついたような外見をしています。
必殺技の「スピネッティーナの毒針」は尻尾から針を乱射して攻撃します。
名前は、オクターヴスピネットやオッタヴィーノなどとも呼ばれる楽器のスピネッティーナから取られたものと思われます。
オラーツィオとの闘いで初めて登場しましたが、破壊されてしまったため出番はあまり多くありません。
スピネッティーナが破壊された後、ファティマはグリモルディを使って戦いました。
グリモルディ
グリモルディは元々は誘拐組の尾崎が使っていたマリオネットです。
阿紫花がサハラに持ち込んだものをファティマが使用しました。
ファティマが使用したものは破壊されましたが、その後も別のグリモルディを阿紫花が使っています。
阿紫花が使用するシーンが多く、基本的には彼のマリオネットという扱いです。
からくりサーカスのファティマと加藤鳴海の関係について
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からくりサーカスのファティマは、しろがねながら恋をして結婚したアンジェリーナに憧れています。
特異なしろがねとして噂になっていた加藤鳴海に対して異性として興味を持っており、ミンシアから鳴海の話を聞いて素敵と言って頬を染めていました。
鳴海と直接言葉を交わした時間は長くありませんが、その行動を見ることで彼への恋心は本物になっていったようです。
ファティマが自分のことを「私もう、しろがねではなくなっちゃいました。」という場面があります。
他のしろがねがフランシーヌ人形を破壊するために戦っていたことに対して、この時の彼女は鳴海を守るためだけに戦っていました。
しかし、鳴海を守るために戦う姿は、最古の四人の一人パンタローネが敬意を持つほどのものでした。
からくりサーカスのファティマとミンシアの関係について
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からくりサーカスのファティマはサハラの戦いミンシアと一緒にいるシーンが非常に多いです。
ファティマは、ミンシアから鳴海のことを聞き好意を強めていきました。
ファティマが鳴海について聞いているシーンは、戦場であることを忘れそうになります。
また、しろがねのことをミンシアに説明する役割も果たしています。
アクロバット・ブラザーズとの戦いでは、即席ペアとして戦っています。
女性の弱点を突こうとする自動人形の作戦を逆手に取る演技で騙し討ちにするなど、会ったばかりとは思えないほど息の合ったところを見せました。
からくりサーカスのファティマとコロンビーヌの関係について
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コロンビーヌ『うれしいな・・・・・・うふふ、やっと男の人に、抱きしめてもらっちゃったァ。』#からくりサーカス#karakuri_anime pic.twitter.com/KTgpzIEcl6
からくりサーカス (40) (少年サンデーコミックス)
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からくりサーカスのコロンビーヌは、フランシーヌ人形を笑わせるために作られた最古の四人と呼ばれる自動人形の一人です。
自動人形ですが恋愛小説の影響で人間の恋に憧れており、「人間の男の人に抱きしめてもらう」という夢を持っています。
サハラでの戦いではファティマとの絡みは少ないですが、破壊されて動けない状態で言葉を交わし強い影響を受けています。
フェイスレスによって子供の姿に改修された後は、フランシーヌそっくりのエレオノールに忠誠を誓い才賀勝の味方になっています。
最後は勝を助けるために破壊されてしまい、ファティマとの会話を思い出しながら一人機能停止していきます。
しかし、完全に機能停止する前に現れた勝に抱きしめられ、笑顔で機能停止しました。
からくりサーカスのファティマの最後
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サハラの決戦で加藤鳴海は深手を負い、失血死しそうになります。
マリオネットを失ったファティマは、鳴海の治療を手伝います。
しろがね達は鳴海を守るため奮戦しますが、次々に倒れまともに戦えるしろがねはファティマ一人になってしまいます。
ファティマはたった一人で最後の四人の二人パンタローネとアルレッキーノを相手に戦いますが、勝てるはずもなく致命傷を負ってしまいます。
しかし、復活した鳴海はファティマを助け出し、圧倒的な強さでパンタローネとアルレッキーノを倒します。
更にフランシーヌ人形を破壊しますが、なんとここで偽物という真実が発覚します。致命傷だったファティマにも最期の時が迫ります。
ファティマは「最期は…見られたくないの…」と言って、鳴海に立ち去るように告げます。
背を向けた鳴海の背後で粉々になって死ぬファティマは、やはりしろがねだったのだと実感すると共に非常に衝撃的なシーンです。
顔を覆い隠す鳴海の姿とフランシーヌ人形が偽物だった事実が、その悲劇性をより増しています。
この後、鳴海は心を閉ざしてしまいます。
鳴海の変化はしろがね達が死んだのにフランシーヌ人形を破壊できなかったからですが、ファティマの死の影響は大きかったでしょう。
最後まで、からくりサーカスにおいて影響力の大きな女性でした。
からくりサーカスのファティマの名言
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女は嘘をつくものよ。
ミンシアとの即席ペアで自動人形を手玉に取った時のセリフです。
ファティマの女性としてのしたたかさがよく分かります。
この後、鳴海に抱えられて頬を染める姿もかわいいですが。
うふふ、わからないでしょうね、人形のおまえ達には。私も昨日までは知らなかったのですから…人を好きになるという気持ちを!
たった一人でアルレッキーノとパンタローネと戦った時の名言です。
それまでは恋に恋する感じだったファティマが鳴海と知り合い本当に人を好きになる気持ちを理解したということでしょう。
ファティマと鳴海は出会ってから恐らく数時間しか経っていません。
しかし、ファティマの行動を見ていれば愛は時間ではないことがわかります。
私はもう抱きしめられちゃった…
共に動けない状態でファティマがコロンビーヌと交わした会話の中の名言です。
抱きしめられるのが夢と語ったコロンビーヌに、ファティマは少し自慢げに話しています。
この時の表情は、これから死ぬとは思えない明るくかわいい笑顔でした。
むしろコロンビーヌの方が死にそうな雰囲気ですが、この後コロンビーヌは終盤まで登場しこの時やり取りを思い出し羨ましがっていました。
結局、コロンビーヌも夢が叶ったことも含めて実に長い伏線になっています。
からくりサーカスのファティマについてまとめ
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からくりサーカスのファティマについてご紹介しました。
しろがねの中では非常に珍しいかわいいキャラクターであると同時にしたたかや強さなど、様々な面で女性的なキャラでした。
それだけに、その最期の姿は非常に衝撃的です。
もちろん、他のしろがねが大勢死んでいるわけですが、満足して死んだことが協調されています。
ファティマも全く後悔はしていないわけですが、フランシーヌ人形が偽物だったことも含めて非常に悲劇的な印象が強くなっていると思います。
とはいえ、後に勝を救ったコロンビーヌの行動に影響を与えたことなども考えると、彼女の死は決して悲劇だけでなく未来に繋がっているのです。