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【からくりサーカス】ルシール・ベルヌイユの名言や最後を徹底解説!かっこいいところは?

2021.07.18

からくりサーカスのルシール・ベルヌイユは最古のしろがねとして自動人形と戦い続けた人物です。中盤までしか登場しませんがその生き方や名言で読者に強い印象を残し、その最後は名シーンとして語り継がれています。からくりサーカスのルシール・ベルヌイユについてご紹介します。

  1. からくりサーカスのルシール・ベルヌイユについて
  2. からくりサーカスのルシール・ベルヌイユがしろがねになった経緯とは?
  3. からくりサーカスのルシール・ベルヌイユのしろがねとしての在り方について
  4. からくりサーカスのルシール・ベルヌイユの強さについて
  5. からくりサーカスのルシール・ベルヌイユとアンジェリーナの関係について
  6. からくりサーカスのルシール・ベルヌイユと加藤鳴海の関係について
  7. からくりサーカスのルシール・ベルヌイユとミンシアの関係について
  8. からくりサーカスのルシール・ベルヌイユの最後について
  9. からくりサーカスのルシール・ベルヌイユの名言について
  10. からくりサーカスのルシール・ベルヌイユについてまとめ
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からくりサーカスのルシール・ベルヌイユは最古のしろがねの一人です。 一番最初に生命の水を飲んだという意味でも、最も古いしろがねと言えます。 自分の娘の中に柔らかい石を隠すなど冷徹な人物にも見えます。
しかし、本心では娘を大切に思う優しい母親で、決して人の心をないがしろにしない立派な人物でした。 様々な葛藤を持ちながら、最後まで誇り高く戦い抜いた姿はからくりサーカスのキャラクターで一番かっこいいと言っても過言ではありません。
からくりサーカスのルシール・ベルヌイユについてご紹介します。
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からくりサーカスのルシール・ベルヌイユは、元は夫や子供たちとクローグ村で暮らす普通の女性でした。 しかし、クローグ村に謎の男が引き連れた4人の自動人形が現れます。 まるで、芸人のような風体の人形に駆け寄る子供達ですが、首を斬られてお手玉にされてしまいます。
その中にはルシールの息子もいました。更に村人が虐殺されていきますが、生き残った村人もゾナハ病になってしまい呼吸困難で動くことができません。 この時のルシールの表情が描かれていますが、涙を流し呼吸困難で舌を出しながらも鬼気迫るものがあります。
その後、村に現れたしろがねと名乗る錬金術師によってゾナハ病を治す生命の水が与えられますが、生き延びて人形たちと戦うか時間とともに死んでいくかを迫られます。 復讐のために戦うことを選んだルシールは、生命の水を飲んだ最初のしろがねになったのです。
こうしてしろがねになったルシールは、生き残った村の人間の中心となり自動人形と戦っていくことになります。
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ゾナハ病を治すためには命の水を飲まなけらばなりませんが、代償として水に溶けた錬金術師しろがねの記憶と意識を受け継ぐことになっていまいます。 これはある意味しろがねに支配されることであり、飲んだ人間が全員しろがねを名乗る意味でもあります。
だからこそ、彼もルシールに自分の意志で飲むか確認しているわけです。 ゾナハ病は蔓延し生命の水を必要としている人間は増えていきましたが、指導者となったルシールは飲ませる前に必ず本人に確認をとることをルールにしています。
ただ復讐のみを考えるなら、生命の水を飲ませることだけを考えればよかったと思います。 ルシールはしろがねになることは人の道を外れることと考えており、ただしろがねを増やせばいいとは思っていません。 また、冷酷を装ってもしろがねになった者の心を大切にしていました。
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からくりサーカスのルシール・ベルヌイユはしろがねとしても既に年老いています。 そのため、非常に集中力を必要とするマリオネットを使用した戦闘を長時間することは不可能です。 前線には出ずにしろがねに戦闘方法の指導する役割などを担っていました。
しかし、作中では鳴海、ギイの二人と行動を共にし、機関銃を片手で扱いサーベルで戦うなどとても高齢者とは思えない活躍をしています。 一応、しろがねは身体能力が人間とは比べ物にならないほど上がっている設定なので、それほど無茶な話ではないのでしょうがかなりインパクトがあります。
また、痛みは普通に感じているはずなのに、手や喉に杭を打たれても全く動じないのは何の精神力ではありません。 旅客機の操縦を行い、傷口に手を入れ自動人形を分解してしまうなどの技術も持ちます。 正直、全盛期の戦いが見てみたいです。
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からくりサーカスのルシール・ベルヌイユは、村を襲われた際にドットーレに息子を殺されていますが、娘のアンジェリーナは助かっています。 しかし、村の中で助かった子供がアンジェリーナ一人だったため、彼女の体内に柔らかい石を隠すことになってしまいます。
体内に柔らかい石を持つアンジェリーナは、自動人形を惹きつける囮役としても利用されていました。 ルシールはアンジェリーナが囮にされたことを知らず、仲間が独断で行なったことでした。 しかし、指導者の立場にあったルシールは自分の命令だったと言うしかなかったようです。
娘のアンジェリーナに過酷な役目を背負わせたことを仕方ないと言いつつ、内心相当つらかったようです。 最終的にアンジェリーナを追放する形で、しろがねの役目から開放し普通に生きられるようにしています。
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からくりサーカスの加藤鳴海はしろがねになりながらも激しい感情を失うことはなく、自動人形や他のしろがねに対しても怒りを向けることが多いです。 しかし、その根底にあるものは常に誰かに向けられた優しさでした。
ルシール・ベルヌイユは、そんな鳴海を半人前と言いつつも厳しく温かい目で見守り、最古のしろがねとしてアドバイスを送っていました。 鳴海のことを我が子のように思うと同時に、錬金術師しろがねと重ねる部分もあったようです。
夢の中とはいえ、作中でただ一人ルシールが笑顔を向けたのは鳴海でした。こんなところでもルシールが鳴海を大事にしていたことがわかります。
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からくりサーカスに登場するミンシアは、加藤鳴海の拳法の師匠の娘です。 父がゾナハ病になり自動人形との戦いで命を落としたことで、鳴海についてくる形でルシールと行動を共にするようになります。 ミンシアは拳法の達人であり自動人形との戦闘でも戦力として活躍しました。
ルシールはミンシアのことを娘のアンジェリーナと重ねており、冷たい態度をとりながらも常に彼女のことを気遣っていました。 しろがねではないミンシアがゾナハ病にならないように、自分の血を無理やり飲ませたこともあります。
ミンシアも彼女とぶつかり合いながらも慕うようになり、「あんたみたいに生きたいよ」と言っています。 娘に母親らしいことを何一つできなかったと後悔しているルシールは、「私を嫌っておくれ。」と内心思っていました。
娘のように思っていたミンシアがルシールにかけた言葉は、彼女にとってきっと救いになったはずです。
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サハラで行われたしろがねと自動人形の最終決戦で、ルシール・ベルヌイユは娘のアンジェリーナそっくりのマリオネットを用意して現れます。 フランシーヌ人形そっくりのアンジェリーナのマリオネットの命令に、自動人形たちは逆らうことができず跪いて動けなくなってしまいます。
しかし、ルシールの息子を殺したドットーレは無理に動こうとします。 それを見たルシールはドットーレを執拗に侮辱し、動くために「フランシーヌなど、自分に何の関係もない」と考えるように挑発します。 フランシーヌを笑わせるために存在する最古の四人にとって、それは自分の存在を否定することです。
もちろんドットーレは拒否しますが動くこともできずに侮辱され、とうとう言ってはいけないことを口にしルシールに致命傷を与えます。 しかし、自分が動く意味を放棄したドットーレは、体から擬似体液をまき散らし自滅しました。
最古の四人は全員この戦いで破壊されますが、ドットーレ意外は改修されています。 しかし、フランシーヌを笑わせる使命を放棄したドットーレは二度と動くことはありませんでした。 しろがねとして自動人形と戦い続けたルシールですが、彼女が復讐したい相手はドットーレだけだったようです。
このルシールの最後の戦いはミンシアとのやり取りや鳴海の夢の中での会話も含めて、からくりサーカス屈指の名シーンになっています。

あんたらは本当におめでたいね。しろがねが何年自動人形を研究してきたと思っているの。あんたら自爆人形を自爆させないやり方くらい…指がとうに知ってるのさ。

旅客機のコクピットを占拠した自動人形を一瞬で無力化した時のルシール・ベルヌイユの名言です。 いくら、自動人形の構造を理解していても、サーベルで切りつけ一瞬で配線を引きずり出して行動不能にするなど並みのしろがねにはとても無理でしょう。
長年にわたって研究してきたルシールだからこその芸当と言えます。動作も優雅でかっこいいです。

クレヨンをしっかり握って…真っすぐに紙を見て…迷わず…お描き…自分の…絵を…さ

ルシール・ベルヌイユが死の間際にミンシアに向けた名言です。 人生を絵を描くことに例えて、迷わずに自分の人生を生きるように説いているのでしょう。
役者として悩んでいたミンシアに向けた言葉であると同時に、アンジェリーナに言うことができなかった言葉でもあります。

大切な人を守って…守り抜いて、ずっとその人を愛するがいい。自分の持ち時間は決して憎むことに使ってはいけないよ。

生死の境を彷徨う加藤鳴海の夢の中に現れた時のルシール・ベルヌイユの名言です。 鳴海はしろがねになりどれだけ自動人形に怒りを燃やしても、決してしろがねにはなり切れなかったと言えます。
だからこそ、ルシールは鳴海には普通に幸せな人生を歩んで欲しかったのだと思います。 そして、自分と同じになって欲しくないからこその言葉が付け加えられています。
ルシールと同じ道を歩みかけた鳴海ですが、最終的にルシールの孫のエレオノールと結ばれることになります。
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からくりサーカスのルシール・ベルヌイユは20巻で死亡したキャラクターですから、からくりサーカス全体で考えると物語の中盤で退場したことになります。 その後も回想などでは登場していますが、あまり出番は多くありません。
しかし、からくりサーカスで最も印象に残ったキャラクターとして名前を上げる人は多いです。 からくりサーカスのアニメでも重要なキャラになると思うので、登場を楽しみに待ちましょう。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/3178RMA5HPL.jpg