からくりサーカスのエドワルド・ダールについて
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からくりサーカスのエドワルド・ダールは、しろがねと自動人形の最終決戦で登場したしろがねの一人です。
サハラに来るよう指示を受けた時は、ノルウェーのベルゲンで戦っていました。
激しい感情を持つ珍しいしろがねで、息子を殺された過去を持つようです。
ヴァイキングの末裔であり、しろがね中でも1,2を争う腕力の持ち主です。
加藤鳴海とは感情的にぶつかり合うことが多いですが、自分の息子と重ねており自分と似ていることへの反発もあったようです。
最後は失血死しそうな鳴海に自分の血を輸血した後、壮絶な死を遂げます。
からくりサーカスのエドワルド・ダールの最後やマリオネットなどについてご紹介します。
からくりサーカスのエドワルド・ダールとは
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からくりサーカスのエドワルド・ダールは、しろがねとは思えない激しい性格の持ち主です。
戦うことが生きがいのような好戦的な男に見えますが、実際は子供を殺された復讐のために自動人形と戦っています。
詳しい過去は語られていませんが、息子を殺され何もかも自動人形に奪われたらしいです。
しろがねらしくマリオネットを扱いますが、生身での攻撃も交えた珍しい戦い方をします。
加藤鳴海とぶつかり合うことが多かったですが、彼に全てを託し生かすために散りました。
からくりサーカスのエドワルド・ダールの強さについて
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からくりサーカスのエドワルド・ダールは、しろがねの中でも破格の怪力を持っています。
周囲の評価ではティンババティと互角の腕力と言われていますが、ディンババティは腕相撲で加藤鳴海を上回る怪力を見せています。
他のしろがねと同じくマリオネットを使って戦いますが、素手で自動人形を破壊するシーンが描かれています。
マリオネットによる攻撃がメインで素手による攻撃はおまけのようなものでしょう。しかし、素手で自動人形を破壊するシーンが描かれているのは、からくりサーカスの中でも鳴海とダールだけです。
マリオネットを使わず体術だけで戦う鳴海にしても、あるるかんの腕や気による攻撃で自動人形を破壊しています。
ただの腕力で自動人形を破壊したのは、ダールだけでしょう。
からくりサーカスのエドワルド・ダールの性格について
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からくりサーカスのエドワルド・ダールはしろがねとは思えない激しい性格をしています。
しろがねは基本的に普通の人間に比べて感情の変化が希薄ですが、エドワルド・ダールは激しい感情を持っています。
しろがねを嫌う加藤鳴海に対しても感情的に反発しています。
しかし、鳴海のことを嫌っている時から二人で一緒に敵を怒鳴りつけているシーンがありますが、とても仲が悪いようには見えません。
その後も鳴海とは度々揉めていますが、他のしろがねとは違い感情をぶつけ合っています。
仲間からは鳴海と気質が似ていることを指摘されています。
子供が好きなシーンなどは描かれていません。
しかし、子供のことで怒りを燃やす鳴海を自分と同じと言っており、子供に対しては優しいのではないかと思われます。
からくりサーカスのエドワルド・ダールの懸糸傀儡(マリオネット)について
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からくりサーカスのエドワルド・ダールの操る懸糸傀儡(マリオネット)の名前はスレイプニイルです。
ニールではなくニイルなのがポイントですね。
上半身はバイキングのような姿をしていますが、下半身は四本足になっており車輪がついているのが特徴です。
足に車輪がついているマリオネットは数が少なく、車輪を使用して高速移動することができます。
名前は北欧神話の最高神オーディンが乗っていた馬の名前から取られています。
手に持った鎖付きのハンマーで攻撃する撃槌ミョルニルが必殺技ですが、これも北欧神話の雷神トールの武器に由来しています。
持ち主のエドワルド・ダール同様に、力づくで自動人形を叩き潰すパワフルな攻撃を得意とします。
コロンビーヌに破壊された後は手足を失った加藤鳴海の左足として使用され、からくりサーカスの終盤まで活躍しています。
からくりサーカスのエドワルド・ダールと加藤鳴海の関係について
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加藤鳴海はサハラの決戦ではしろがねたちに対して激しい怒りを見せました。
それに対してエドワルド・ダールは激しく反発しましたが、鳴海の怒りの意味を理解するにしたがい彼のことを認めるようになりました。
鳴海が傷つき倒れた時は、他のしろがねと共に鳴海を助けるために戦っています。
鳴海は血液が足りなくなりこのままだと石化してして死んでしまう状態にまで追い込まれますが、ダールは自分の血液を鳴海に与えることで彼を助けています。
鳴海と反発しあうことが多かったダールですが、鳴海を気に入らない理由は自分と考えることが同じだったからとも語っています。
「オレのガキがもし育ってたらよ…そいつみてえな男に…なったんじゃねえかな。」というセリフが、ダールの鳴海への想いを表しています。
からくりサーカスのエドワルド・ダールとスティーブ・ロッケンフィールドの関係について
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からくりサーカスのスティーブ・ロッケンフィールドは、しろがねながら普通の人間の女性と結婚し家庭を持っている変わり種のしろがねです。
血のつながった子供ではありませんが、妻の連れ子の父親であり普通の人間として生活していたようです。
最終決戦に参加するかどうかも迷っていたようですが、子供の「リッチー」と「アル」を守るために戦うことを決意します。
医者でもあり、エドワルド・ダールの体にプラスチック爆弾を埋め込んだのはスティーブ・ロッケンフィールドです。
決戦後に学芸会を見に行く約束をリッチーとしていましたが、脱出カプセルに鳴海を乗せて命を落としました。
からくりサーカスのエドワルド・ダールとコロンビーヌの関係について
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からくりサーカス 2 (少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)
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コロンビーヌはからくりサーカスに登場する最古の四人と呼ばれる自動人形の一体です。
最古の四人はフランシーヌ人形を笑わせるために作られた最も古い自動人形で、しろがねと自動人形の最終決戦の時点では最強の自動人形です。
最古の四人は手に能力持っていますが、コロンビーヌは手を高熱化させ鉄を溶かす「純白の手」(レ・マン・ブランシュ・ジマキュレ)という必殺技を持っています。
ダールとの闘いでは「純白の手」でスレイプニイルを破壊し、ダールにも致命傷を与えました。
その後、コロンビーヌはティンババティやロッケンフィールドと戦い行動不能になりますが、完全には破壊されておらずからくりサーカスの終盤まで登場しています。
からくりサーカスのエドワルド・ダールの最後について
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からくりサーカスのエドワルド・ダールは他のしろがねと一緒に鳴海を助けるために戦いますが、コロンビーヌの攻撃で左胸がほとんどなくなるほどの重傷を負います。
しろがねでも助からない傷を負ったダールは、失血死しそうな鳴海に自分の血を輸血します。
その後、体に埋め込まれたプラスチック爆弾で自動人形を巻き込んで自爆しています。
この戦いでほとんどのしろがねが死んでいますが、物語の中では満足して死んでいく姿が描かれていきます。
息子を殺されたダールは間違いなく復讐のために戦っていましたが、最後は鳴海を守るために戦いました。
鳴海の姿に立派になった息子の姿を夢見たダールは、彼を守るために犠牲になったのです。
「ナルミ…生きろよ。生き残りやがれ!」というダールの言葉に彼の想いが詰まっています。
からくりサーカスのエドワルド・ダールについてまとめ
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ユリイカ2010年2月号 特集=藤田和日郎 『うしおととら』『からくりサーカス』そして『月光条例』・・・少年マンガの20年
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からくりサーカスのエドワルド・ダールが登場したサハラの戦いは、しろがねがほとんど全滅する激しい戦いになりました。
鳴海は多くのしろがねに守られ生き残ることになりましたが、戦いの結末は意外な展開になり物語は続いていくことになります。
ダールたちを失った鳴海は戦いのショックで心を閉ざしてしまいます。
しかし、本質的には何も変わることはありませんでした。
戦いに散ったダールたちの魂は、鳴海に確かに受け継がれています。