全24話の2クールで構成され、アニメでは漫画の8巻までの内容が放送されました。漫画は現在までで10巻発売されており、アニメは基本的に漫画に忠実なストーリーが構成されています。そのためアニメ視聴後に漫画を読むことがおすすめですね。

さて、先ほどお伝えした通り、基本的な構成は原作漫画に忠実にアニメが製作されています。しかし、アニメ版は微妙な違い、つまり、違っても違くなくても物語にはさほど影響がない部分が若干異なっています。

演出面であったり、描写の仕方が違う部分があるため、そちらを1つずつチェックしていきましょう。

魔法使いの嫁の物語冒頭で、オークションの描写があります。

闇のオークションの「商品」として、主人公である羽鳥智世が「出品」されました。

原作漫画では単純に「売られるだけ」という描写がされていたこのシーンですが、アニメでは最初から羽鳥智世が了承して自らサインをするシーンが描かれていました。

特にこのシーンがあるかないかで物語に直接的な影響があるわけではありません。

しかし、自らサインをしているシーンがあることで「闇」の雰囲気や印象が崩れてしまうと感じられたファンの方もいらっしゃるようです。

魔法使いの嫁作中、羽鳥智世はドラゴンにくわえられ、さらわれてしまいます。

ドラゴンの巣に着いたとき、アニメでは溺れてそのまま溺死してしまうのではないかというほど、少しシリアスな色が濃いテイストで描写されました。

しかしこのシーン、原作ではシリアスではなくむしろコミカルなテイストで描写されており、単純に水に落ちるだけに留まっています。

こちらもこのシーンをシリアスに描写するか、コミカルに描写するかという違いだけで、物語の内容そのものに影響を及ぼしたり、変更が加えられているわけではありません。

しかし、原作漫画とアニメで微妙に「違っている」シーンだといえるでしょう。

魔法使いの嫁作中に登場する「猫の女王」。

原作では特に何も印象を持ちませんが、アニメではやたらと高級そうな、高貴な雰囲気を漂わせる、まさに「女王」感のある猫になりました。

こちらも物語の内容に違いが生じているわけではありません。

「女王」という言葉に相応しいよう、強調したのかもしれませんね。

言い方によっては「演出」と表現できるでしょう。

今回の記事では、魔法使いの嫁についてネタバレを交えながら、様々な観点から注目してきました。

魔法使いの嫁は少女漫画でありながら男女多くのファンがいる作品で、漫画とアニメの両方が面白いと評判です。

物語のあらすじや内容が気になったら、ネタバレに注意して色々とチェックしてみてください。

今回記事中で紹介したような、原作漫画とアニメの違いに注目しながら見てみるのも、案外楽しいかもしれません。