パシリ人生で鍛えた俊足と、いじめから逃れる内に培われた躱しのテクニックを持つ、高校1年生のセナ。
ある日、いつものように不良から逃げているセナを目撃したアメフト部主将・ヒル魔は、セナをアメフト部へスカウト(拉致)します。
アメフトは全くの素人ながら、「アイシールド21」と名乗り俊足を生かして泥門高校アメフト部で活躍するセナは、泥門デビルバッツの一員としてクリスマスボウル(全国大会決勝)優勝を目指すのでした。
「アイシールド21」(EYESHIELD 21)は、2002年から2009年にかけて「週刊少年ジャンプ」に掲載されたアメフト漫画です。
原作は稲垣理一郎。作画担当は村田雄介。人気の原作者と漫画家がタッグを組んだ作品です。
2005年からはテレビアニメ化もされ、アメフトという日本では馴染みの薄いスポーツながら「アイシールド21」は人気となり、連載終了から10年近くたった現在でも多くのファンの記憶に残る名作漫画となっています。
「アイシールド21」の最終巻(37巻)で描かれた、それぞれのキャラクター達の2年後の姿。
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当時、高校1年生だったセナたちは大学1年生、または社会人1年生となり、ヒル魔や栗田たちは後輩を迎える立場になっています。
「大学編」とはありますが、実際にセナたちが大学生や社会人としてアメフトの試合に臨む様子は描かれず、近況報告という形で連載は終了しています。
「アイシールド21」の続編として「大学編」を望む声も多かったのですが、残念ながら現在までに実現はされていません。
ここでは最終巻を元に、泥門デビルバッツのメンバーたちのその後や当時のポジションをまとめました。
各キャラクターの進路がしっかりと定まっているので、いつかこれらをもとにした「大学編」を読める日が来ると良いですね。
炎馬大学には、セナをはじめ多くの泥門デビルバッツの卒業生が入学し、アメフトチーム「炎馬FIERS」に所属しています。
他校からも、陸や雲水など頼もしいプレイヤーが集まっていますよ。
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セナの能力は、何といっても40ヤードを4.2秒で走る驚異的なランと走りのセンスにあります。
気弱でいじめられっ子、アメフトを始めたきっかけもヒル魔に無理やりやらされていたにすぎませんでしたが、徐々にアメフトの楽しさや仲間の絆のおかげでセナにとってアメフトは無くてはならないものとなりました。
高校1年生の時に全国高校アメリカンフットボール大会で優勝した後、ワールドカップユース代表に選出。各国の強豪と戦いました。
高校3年生の途中からアメリカに留学し帰国後、炎馬大学1年として入学しています。先輩の栗田や雲水、同級になるモンタや陸がいることから、炎馬大学アメフト部の未来は明るそうですね。
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ノーコンという致命的な弱点があるため野球部では常に3軍だったモンタ。その代わりに誰にも負けない「キャッチ」という能力を身につけます。
加えて、アメリカでのデスマーチの特訓のおかげで強豪チームの名レシーバー選手とも対等に渡り合えるテクニックも得て、クリスマスボウル優勝に貢献しました。ワールドカップユース代表。
高校卒業後は炎馬大学に入学したモンタ。かなり必死に受験勉強をした末だったようですが、実は定員割れをしていたという事実を聞いて脱力する場面も。
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高校は透糸高校に在籍していた鈴音。他校生ながら、兄の夏彦が所属する泥門デビルバッツの専属チアとして試合を盛り上げてくれました。
高校卒業後は炎馬大学に入学し、マネージャーとして選手を応援しています。
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巨漢ながら優しい心の持ち主の栗田ですがフィールドでは、巨体と怪力という肉体の能力をいかんなく発揮します。
ワールドカップユース代表。
高校卒業後は炎馬大学に進学しアメフト部へ。そこで、かつての対戦相手だった面々と再会。中でも神龍寺ナーガの雲水とは仲良くやっているようで、1年生勧誘に二人で奔走している姿が描かれました。
中学時代の同級生であるヒル魔とムサシは栗田の為に泥門高校に入学しましたが、高校卒業後はそれぞれ別の道に進みました。しかし、アメフトを続けている限り3人の絆が途絶えることはないようです。
偏差値が高いと言われている最強大学には、ヒル魔やまもりが入学しています。
他校からは阿含や一休らが入学していることから、アメフトチーム「最京大WIZARDS」は、「最強」と言えるかもしれませんね。
泥門デビルバッツの司令塔で裏主人公のヒル魔。その能力は類まれな作戦立案と状況判断にあると言えます。別名「地獄の司令塔」「悪魔の策士」。ワールドカップユース代表。
頭脳プレイを得意とするヒル魔が選んだのは偏差値も高い名門・最京大学。
神龍寺ナーガの阿含、一休がヒル魔と同期となりました。WC編で見せたヒル魔・阿含の最強コンビがどのような活躍をしているのか非常に気になるところですね。
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泥門デビルバッツのマネージャーでセナの幼馴染&守り人だった、まも姉。ヒル魔と同じ最京大学に進学し、アメフト部のマネージャーとして活躍しています。
別の大学に入学したセナを気にかけながらも、セナを一人の立派な選手として認める発言をしていました。
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十文字は、セナなモンタのように突出した部分はありませんがバランスの取れたオールマイティな能力を備えています。
父親への反発から不良のように振る舞っていた十文字ですが、中身は仲間思いの努力家。ヒル魔の脅迫で仕方なく助っ人で始めたアメフトも、持ち前の負けん気と器用さで大きく成長していく様を見せています。
ワールドカップユースでは代表落ちしますが、阿含によって補欠として参加。
ハァハァ三兄弟の中心だった十文字は最強大学に進学。黒木と戸叶とは就職しましたが、それぞれアメフトは続けていますよ。
就職組にはムサシやハァハァ三兄弟の黒木や戸叶がいます。そして、ムサシが立ち上げた社会人チーム「武蔵工BABELS」でアメフトを頑張っているようですよ。
他校出身者の峨王やキッドなども、チームに参加しています。
父親の入院で家業を継ぐため学校を休学していたムサシ。高校卒業後は、本格的に父の跡を継いでいます。
大好きなアメフトは、自らが立ち上げた社会人チーム「武蔵工BABELS」で絶賛プレイ中、泥門の後輩にあたる黒木や戸叶、西部ワイルドガンマンズのキッド、白秋ダイナソーズの峨王らが所属しています。
ムサシの能力は並外れたキック力。クリスマスボウル決勝戦では、「60ヤードマグナム」というヒル魔がハッタリで付けたムサシのコードネームが本当になるという奇跡が起きました。ワールドカップユース代表。
高校卒業後も、それぞれの道でアメフトを続けているヒル魔、栗田、ムサシの三人。目指すは、学生代表と社会人代表が戦い日本一を決める「ライスボウル」だそうですよ。
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ハァハァ三兄弟の一人である黒木。高校卒業後は就職し、社会人チーム「武蔵工BABELS」でアメフトを続けています。
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ハァハァ三兄弟の一人である戸叶。高校卒業後は就職し、社会人チーム「武蔵工BABELS」でアメフトを続けています。
集英医大学には、雪光が入学しています。また、王城の高見も同大学に入学しチームメイトとなったようですよ。
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勉強一筋で運動能力がイマイチながら、努力と根性で泥門デビルバッツになくてはならない選手に成長した雪光。
運動能力や身体能力には恵まれていない雪光ですが、ヒル魔とはまた別の判断力や観察力を駆使して試合運びに貢献しました。
高校卒業後は集英医大学に進学し、医師を目指しながらアメフトを続けていますよ。
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アメリカでプロアメフト選手になろうとしていた(プロテストは不合格)夏彦。
泥門高校以外の入試も不合格だったというおバカながら、アメフトにおいてだけは頭が冴えるという能力を持っています。また、非常に柔軟な体も貴重な武器となりました。
ワールドカップユースでは代表落ちしますが、阿含によって補欠として参加。
高校卒業前に再度渡米し。その後はアメリカ・ハリウッドでエキストラをしながら、地元のアメフトチームでプレイするという気ままな生活を送っているようです。
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栗田を師匠と仰ぐ、小結。高校卒業後は師匠の栗田を超えるべく、社会人チームでアメフトを続けているようです。
社会人チームが「武蔵工BABELS」なのかははっきりしていません。
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凶暴な野良犬だったケルベロスですが、ヒル魔と一緒に泥門高校を卒業し、最京大学へと行ったそうです。
ケルベロスから追いかけ回されていたブタブロスは、今も泥門デビルバッツの部室にいます。ケルベロスに追われることがなくなったため平和に暮らしていますが、少々寂しく思うこともあるとか…。
「アイシールド21」の泥門デビルバッツメンバーの大学編についてまとめました。
各人それぞれが新たなチームで活躍する「大学編」が、いつか描かれると良いですね。