「ハンターハンター」は「メディア芸術100選」入り作品!
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「ハンターハンター」は「幽遊白書(ゆうゆうはくしょ)」で大人気となった「冨樫義博(とがしよしひろ)」先生の大人気コミックスで、「日本のメディア芸術100選 マンガ部門」に選ばれた超人気作です。
「ハンターハンター」の人気は「鳥山明(とりやまあきら)」先生の『ドラゴンボール』に匹敵する程で、最も面白いマンガの一つと言われています。
1998年と2011年に二度のアニメ化をし、映画も二度公開。メディアミックスとして大成功し、さらに多くのファンを獲得しました。
2018年現在、35巻まで発行されていますが、累計発行部数7000万部というとてもつもない大ヒットを生んでいます。
「ハンターハンター」の魅力はどこにあるのか?
「念能力」という特殊な力による駆け引き
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「ハンターハンター」の最大の魅力は、「念能力」と呼ばれる人間のオーラを用いた特殊能力を使う所で、様々な駆け引きをする所が面白いです。
「念能力」は戦闘で用いられるのはもちろん、対人的な駆け引きや戦闘以外の所でも使われるため、非常に奥が深く作品に引き込まれていきます。
「念能力」は生まれつきの念のタイプに合わせた六系統があり、さらに固有の能力を発現させていくため、全く同じ能力を持つ者は二人存在しなく、キャラに応じた個性豊かな能力が出てくる所が魅力ですね。
心理的駆け引きが多い
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「ハンターハンター」は単純なバトル作品ではなく、多くが心理的な駆け引きをする、やや複雑な話が多いです。
そのため、『週刊少年ジャンプ』の作品としては、「ワンピース」や「ナルト」よりも「デスノート」辺りに近い要素が強めですね。
「念能力」も非常に奥が深く、戦闘力が高いキャラクターが強いわけではなく、念の相性や作戦次第で格下が格上に勝つこともありえるので、非常に複雑なものとなっています。
【ハンターハンター】メインキャラクター紹介
主人公「ゴン=フリークス」
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主人公の「ゴン=フリークス」は11~12歳の少年で、大自然で生まれ育ったため野生の感覚が鋭く、身体能力も非常に高い少年です。
世界で五本の指に入る念能力者の父親「ジン=フリークス」に会うためにハンターになり、ハンターになってからは多くの仲間たちと共に死線をくぐりぬけてきました。
明るく他者と壁をつくらない少年のため、基本的に誰からも親しまれる気持ちの良い少年ですが、その純粋さを逆手に取られ、つけこんでくる悪人も多いです。
念のタイプは身体能力を高める「強化系」で、必殺技の「ジャジャンケングー」は、一流のハンターであるモラウという人物を殺しかけたほど凄まじい威力があります。
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第二の主人公?!「キルア=ゾルディック」
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ゴンよりも人気が高く、「ハンターハンター」の人気投票では常連一位の真の主人公?! が「キルア=ゾルディック」です。
キルアは一流のハンターでも手が出せない世界最強の暗殺者の家系「ゾルディック家」の三男で、ゴンと同じ11歳~12歳の少年です。
「ゾルディック家」の中でも特に才能が高いキルアは将来を期待されている暗殺技術の高い少年ですが、ゴンと出会い、普通の少年らしく自由に生きていく道を選びました。
念のタイプは「変化系」で、オーラを電気に変化させ相手を攻撃する能力を用います。キルア最大の技「神速(カンムル)」は、使用できる時間は限られていますが作中では特に強力な念能力で、格上の相手をも圧倒する絶対的な強さを誇っています。
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第三の主人公?!「クラピカ」
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「クラピカ」もキルア同様、主人公のゴンよりも人気のキャラクターで、人気投票では常連二位の高い人気を誇っています。
クルタ族という絶滅した民族の生き残りで、クルタ族を絶滅させた「幻影旅団」に復讐するためにハンターになりました。
性格は知的で頭の回転が速く、その頭脳明晰さは作中でもトップ3に入る程の冴えぶりで、「ヨークシン編」と「王位継承編」では実質的な主人公を担っています。
念のタイプは「具現化系」で、鎖を具現化して相手を攻撃したりしますが、彼の真髄は「緋の目」というクルタ族特有の紅く光る目になった時のみ「特質系」になる所で、その時は重いリスクと共に全系統の能力を100%引き出せる「絶対時間(エンペラータイム)」という能力を発動させます。
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【ハンターハンター】最新刊36刊の感想①
最新刊で幻影旅団員が出てくるのは嬉しい
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2018年秋現在で最新刊は36刊ですが、幻影旅団のメンバーが出てくるのは嬉しいです。
旅団にはシャルナークとコルトピが死んで欠員としてイルミが入ったり、イルミもヒソカを本気で殺そうと狙ったり等、今後の展開が楽しみですね。
【ハンターハンター】最新刊36刊の感想②
最新刊のノブナガの円がネタ過ぎる
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36刊一番のネタは、やはりノブナガの円です。
半径2メートル程しか円を使えないノブナガが円を使い、「注意しろ。消えた。俺の円から」と言ったのはネタ過ぎました。
また、フェイタンとフィンクスはノブナガの実力を全く信じていないようで、お守り役を務めます。
ノブナガの刀を取りに行くまでのお守りだったのかもしれませんが、全体的にノブナガの扱いから強化系にも関わらず戦闘面で信頼されていないのがわかりました。
戦闘に関して、ノブナガはフェイタンやフィンクスより弱いのでしょうね。
【ハンターハンター】最新刊36刊の感想③
最新刊の一番の感想は正直「難解すぎる」
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「王位継承編」は34刊くらいから本格的に始まっていますが、正直「面白い」というより「難解」です。
理屈で一つ一つ解読していく話が好きな人はのめり込めると思いますが、感覚でサラッと読む人にはチンプンカンプンの内容ですね。
個々の心理描写や背景、念能力や心理戦が過去最高に複雑で、自然に読んで楽しい内容かと言えば、違うかもしれません。
これまでのハンターの話の中でも最大級に難解で、どの王子が王位継承するか全く未知数で先が予測できませんね。
ただ、念の概念が複雑になり過ぎたり、銃の強さがイマイチわからなかったりするので、その辺のパワーバランスをどう整えていくのか気になります。
【ハンターハンター】最新刊36刊の感想④
ベンジャミンとツェリードニヒが化け物過ぎる
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第1王子ベンジャミンの能力は「星を継ぐもの(ベンジャミンバトン)」と言い、ベンジャミン直属の部下が死ぬと能力を継承できるというものです。
能力的に特質系だと思われますが、第2王子カミーラが放った銃が念で防がれ全くの無傷だったこともあり、物凄い念のガード力を見せました。
もしベンジャミンが強化系なら無傷でも納得いきますが、特質系であの防御力なら完全に規格外です。
さらに、第4王子ツェリードニヒの念の才能が半端なく、急激な速度で念を修得し、水見式もあのネフェルピトーを超える禍々しさを感じる描写でヤバそうですね。
ピトーは念の総量は規格外でしたが、ツェリードニヒの場合は能力が規格外になりそうです。
【ハンターハンター】アニメ映画「緋色の幻影」感想
正直「レツ」が可愛かった印象ばかり
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アニメ映画『劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントムルージュ)』ですが、正直、本作のヒロイン的なポジションのレツが物凄く可愛かった印象が強いです。
内容的にはそこそこという感じで、旅団員が全員戦ってくれたり、ノブナガがゴンとキルアをサポートしてくれたり見所はありましたが、レツの可愛さが全て持っていった感がありますね。
人形とはいえ、「発」を修得していないゴンとキルアがイルミに勝利したり等、少々納得のいかない所もありました。
【ハンターハンター】アニメ映画「The LAST MISSION」感想
「怨」の威力がそこまで凄まじいと感じなかった
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アニメ映画『劇場版 HUNTER×HUNTER -The LAST MISSION-』には「怨」という「念」より重い制約と引き換えに力を得る概念が出てきましたが、あまり印象に残らなかったのが正直な所です。
主要キャラクターがオールスターで登場したのは良かったですが、ハンターハンターはアニメ映画よりアニメ本編が面白いと思いますね。
【ハンターハンター】感想まとめ
正直「王位継承編」はいつになったら面白くなるのだろう?
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かなり頭使って読んでも理解できない「王位継承編」は、好きな人は本当に好きなようですが、楽しめない人は本当に楽しめないようです。
ヒソカと旅団員が本格的にバトルし始めたり、クラピカが目立った活躍をしたり、ツェリードニヒが念をマスターすれば相当面白くなりそうですが、そこまでいくのにもう少し時間がかかりそうですね。