iCloudキーチェーンって一体なんなの?
「iCloudキーチェーン」とはログインにパスワードなどが必要な際に、iCloudに入力情報を記憶させることで、2回目以降のパスワードの入力の手間を省くことができるというものです。
ログイン時のパスワード入力の手間を省けるというのはもっとも一般的な仕様用途で、他にもユーザーIDやクレジットカード情報などの2回目以降の入力も省くことができます。
この記事ではそんなiCloudキーチェーンに関することや、使い方をご説明します。
iCloudキーチェーンのメリット①
まずはiCloudキーチェーンを使う代表的なメリットを2つ、お教えします。
先程もお話した通りになりますが、パスワードやクレジットカード情報などの入力が必要になる場面で、自分で入力しなくてよいというメリットがあります。それなりの頻度で入力しなくてはいけない場合は手間になるので、助かりますね。
iCloudキーチェーンのメリット②
2つ目は、パスワードを覚えておく必要がないというメリットです。これはあまり大きなメリットには聞こえないかもしれません。ですが覚えなくても良いということは、より複雑なパスワードを設定できるということでもあります。
やはり1番のメリットは楽になるという点だとは思いますが、より複雑なパスワードの設定により安全性が増すというのも嬉しいですね。
iCloudキーチェーンの使い方①設定の仕方
iCloudキーチェーンを設定したい場合は以下の流れを参考にしてください。
1.「設定」→「ユーザー名」→「iCloud]の順にタップ
ちなみに、上記の操作順はios10.3以降の場合の操作です。
ios10.2以前の場合は「設定」→「iCloud]の順になります。
2.「キーチェーン」をタップし、オンに
「キーチェーン」の項目を開き、オンにしてください。
3.iCloudセキュリティコードを作成するか選択
選択になるので、もちろん作成しないという選択もできます。しかし、キーチェーン関連で何かあった際にAppleからのサポートを受ける場合にも必ず必要になりますので、面倒に感じても作成する方がメリットは多いです。
ここで出てきた「iCloudセキュリティコード」の詳細については別の項目で説明させていただきます。
Apple IDパスワードの入力
ご自身のApple IDパスワードを入力してください。
iCloudキーチェーンの設定の流れとしては以上です、設定するのは非常に簡単ですね。
iCloudキーチェーンの使い方②設定解除の仕方
iCloudキーチェーンを解除したい場合は、以下の流れを参考にしてください。
1.「設定」→「ユーザー名」→「iCloud]の順にタップ
ちなみにこれもios10.3以降の場合の操作です。
設定の時と同様に、ios10.2以前の場合は「設定」→「iCloud]の順になります。
2.「キーチェーン」をタップし、オフに
「キーチェーン」の項目を開き、オフにしてください。
3.パスワード等をiphoneに残すか削除するかの選択
文字通りの選択です。iphoneから削除するを選択しても、iCloudには残るので安心してください。
3.AppleIDパスワードの入力
ご自身のApple IDパスワードを入力してください。
以上でオフにする際の操作は終わりです。
iCloudキーチェーンの使い方③保存したパスワードの削除の仕方
「前に使っていたけど、使わなくなったから残っているパスワードを削除したい」という方もいらっしゃるかと思います。そういう方向けに削除の仕方をお教えします。
1.「設定」→「Safari」→「パスワード」の順に選択
上記の順にタップしてください。
2.Touch IDの入力
ご自身のTouch IDを入力してください。
3.削除したいパスワードを選択して削除
必要ないパスワードを削除しましょう。
iCloudキーチェーンの使い方④保存したクレジットカード情報の削除の仕方
こちらはクレジットカード編です、クレジットカード情報を削除したい方は参考にしてみてください。
1.「設定」→「Safari」→「自動入力」の順に選択
上記の順にタップしてください。
2.Touch IDの入力
ご自身のTouch IDを入力してください。
3.削除したいクレジットカードを選択して削除
必要ないクレジットカード情報を削除しましょう。
iCloudセキュリティコードについて
設定する際に作成するかの選択が求められる「iCloudセキュリティコード」についてご説明します。
そもそも「iCloudセキュリティコード」とは一体何なのか?
簡単に言うとiCloudセキュリティコードとは、iCloudキーチェーンに関連するパスワードのようなものです。
いつ使うの?
iCloudセキュリティコードのもっとも一般的な仕様用途としては、iCloudキーチェーンを他のデバイスでも使えるようにする時に必要になります。逆にiCloudセキュリティコードを作成しておかないと、iCloudキーチェーンを使う他のデバイスを追加することができません。
設定の仕方の項目でも少しお話ししましたが、有事の際にAppleからiCloudキーチェーンに関するサポートを受ける際にも必要になります。
以上のことからも、iCloudセキュリティコードは作っておくのがおすすめです。
便利だけど安全性はどうなの?
iCloudキーチェーンはパスワードなどを何度も入力する必要がなくなりますので、便利かどうかで考えると間違いなく便利な機能です。しかし個人情報をオンライン上に保存するのは、安全性の面で少し抵抗がある人も少なくないと思います。
iCloudキーチェーンは他の人はもちろん、Apple側もiCloudキーチェーンの内容は見ることができない様になっているので、安全性の面でもしっかりしていると言えます。
それでもiphone自体を紛失したなどの一定のリスクはあるので、そういった安全性はユーザー側でもしっかり気を付けなければいけません。
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まとめ 使うかどうかはあなた次第!
ここまで読んでいただけていれば、iCloudキーチェーンがどんなものなのか、そしてその使い方・安全性まで理解していただけたかと思います。
iCloudキーチェーンの便利さは「すごく便利!」というより「かゆいところに手が届く」というものです。
あると助かる機能なのはもちろんですが、安全性の面でどうしても抵抗がある方もいらっしゃるかと思います。その辺りは個人の考えによると思うので、使ってみたいと思った方はこの記事を参考に利用してみてください。