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雨の名前って何種類?季節や降り方で変わる雨の名前を大特集!

2024.02.25

我々人類に恵みをもたらし、また降り方によっては我々の生活を脅かす存在にもなる雨。私たちの住む日本には、雨が降る季節や降り方の種類によっていろんな呼び方や名前があります。一体どのような呼び方があるのでしょうか?この記事では雨の名前について紹介していきます。

  1. はじめに~日本における季節と雨~
  2. 雨の名前【季節編】その1:春
  3. 雨の名前【季節編】その2:梅雨時
  4. 雨の名前【季節編】その3:夏
  5. 雨の名前【季節編】その4:秋
  6. 雨の名前【季節編】その5:冬
  7. 雨の名前【降り方の種類編】その1:強い雨
  8. 雨の名前【降り方の種類編】その2:弱い雨
  9. 雨の名前【色の種類編】
  10. 雨の種類はこんなにもある!
引用: http://4.bp.blogspot.com/-fd7Y8kesNQg/U5BEW3slqWI/AAAAAAAAhAw/_rvQeOvte6c/s400/pyoko6_kaeru.png
雨は空から水が落ちる気象現象です。大気中の水蒸気が冷却されて雨雲となり、やがて重力に逆らえずに雨となって水が落ちてきます。古来より雨は自然界に大きく関与しています。動植物の生態系維持や、農耕、生活飲水、工業用水など挙げればキリがありません。
引用: http://2.bp.blogspot.com/-8NdJg3QsXpQ/U401GmwJh5I/AAAAAAAAg90/EvoZgrkuxIw/s400/rain_ame.png
日本はケッペンの気候区分によると温帯湿潤気候または冷帯湿潤気候に属すると言われています。湿潤な気候により日本では四季がはっきりとしています。日本人はこの四季を大事にしており、桜を楽しんだり紅葉をめでたりと四季を楽しむ民族です。
また五七五の調べにのせて詠まれ、世界最短の定型詩と言われる俳句。季節を重んじて詠まれる俳句の季語の中にも雨の名前や降り方の言葉の種類が多数あります。季語以外にも季節に関係ある雨の呼び方や名前は多数種類がありますが、その中でも代表的な名前を紹介していきます。
引用: http://4.bp.blogspot.com/-1Tyy5Ss0lfg/UZRWqvVjptI/AAAAAAAASxc/qx6mSunGw0I/s400/shingakki_kousya.png
まず季節で分類して春の雨の名前を紹介していきます。春は新生活がスタートとする時期でもあります。それは多くの植物が芽吹く様と似通っています。「春の雨は花の父母」という言葉もあります。春の雨が植物の新芽を育てて根っこのある大地を潤すためと言われてます。 降る雨が花の芽を育て草木の根を潤してくれるため「春の雨は花の父母」とも言われます。
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・春霖(しゅんりん):春に降る長雨の名前です。3月ごろから4月ごろと期間が長いです。霖は長雨の意味です。
・春雨(はるさめ):春に降る雨で、降り方が優雅にそぼ降る雨を指します。雨がしとしととそぼ降るたびに新芽は大きくなり、生き物たちも動き出します。
・春の雨(はるのあめ):春に降る雨を総称する名前です。俳句の季語では旧正月から春分の前くらいまで降る雨が「春の雨」、それ以降が「春雨」と呼ぶそうです。
・春時雨(はるしぐれ):文字通り春の時雨のことです。時雨とは小雨が降ったりやんだりして目まぐるしく変わる降り方のことです。主に冬の初めに多い降り方ですが、春にこのような降り方をする雨を春時雨と言います。
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梅雨は四季ではありませんが、梅雨時に降る雨を指す名前もたくさんありますので、敢えて分けてご紹介します。梅雨は日本においては北海道と小笠原諸島を除いて、5~7月にやってきます。梅雨は日本だけでなく台湾や韓国、中国など東アジアでも起こります。
引用: http://2.bp.blogspot.com/-1trB-Ofu_IM/UYHoNERidbI/AAAAAAAAREE/wqb99nOsEDs/s400/_kaeru.png
・卯の花腐し(うのはなくたし):卯の花の月とも呼ばれる旧暦4月に長く継続して降る雨を指します。この長雨がきれいに咲き誇る卯の花を腐(くだ)す=腐らせるのではないか?という心配から名づけられたという説があります。
・五月雨(さみだれ):梅雨時である旧暦5月に降り続く雨を指します。
・入梅(にゅうばい):梅雨入りを指します。梅雨入り宣言は気象庁が行います。梅の実が成熟する6月ごろに雨が降り続くため、梅雨と名付けられた説もあります。
・迎え梅雨(むかえつゆ):梅雨の走り、走り梅雨とも言います。梅雨入り宣言前に降り続く長雨のことを指します。
・空梅雨(からつゆ):梅雨入り宣言後も雨がほとんどなく、晴れの天気が続くことを指します。降水量が少ないため、貯水ダムの貯水量が減り、生活用水や農業用水に支障をきたすこともあります。
・虎が雨(とらがあめ):旧暦5月28日(新暦で7月上旬ごろ)に降る雨を指します。仇討ちで有名な物語「曾我兄弟」の兄である曾我十郎祐成(すけなり)が仁田(にった)忠常の手で旧暦5月28日に斬殺され、仲が深かった虎御前がひどく悲しみ、十郎祐成の命日になると虎御前の涙が雨になる、と言い伝えから由来すると言われています。
・男梅雨(おとこつゆ):短時間でザーッと集中して強く雨が降り、雨が上がると今までの雨が嘘みたいにスッキリ晴れることを指します。
・女梅雨(おんなつゆ):梅雨期間中に比較的弱い雨がしとしとと降り続く雨を指します。
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じめじめして鬱陶しい梅雨が明けると夏が始まります。夏休みやお盆休みなどで、人々が大幅に動く時期でもあります。夏は暑いですが、時々ものすごい勢いの雨が降ったり、台風が日本列島を襲う季節です。
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・梅雨明け(つゆあけ):梅雨が終わることを指します。梅雨明けも気象庁が宣言を行います。梅雨が明けるといよいよ暑さとの闘いになります。
・送り梅雨(おくりつゆ):梅雨明けするかしないころに降る大雨を指します。強烈で凄まじい雷雨になることもあります。「このジメジメした鬱陶しい梅雨なんか早く明けてほしい!」という気持ちからできた名前とも言われてます。
・返り梅雨/戻り梅雨(かえりつゆ/もどりつゆ):梅雨明け宣言後にまた降る雨を指します。
引用: https://4.bp.blogspot.com/-42SjFwH51M8/WZ-NX65W9KI/AAAAAAABGJY/anw3iDW4KDMJhMKsMy4CUk5XVzfslQiqgCLcBGAs/s500/orihime_hikoboshi_bg.png
・洗車雨(せんしゃう):七夕の前日7月6日に降る雨を指します。七夕のお話で彦星が織姫に会って牛車(ぎっしゃ)に乗せますが、その牛車を洗車する水が雨となって降ると言われています。
・催涙雨(さいるいう):洗車雨に対し、七夕である7月7日に降る雨を指します。七夕の日でのみ会える2人がしばらく会えないと思い流した涙が雨になって降ると言われてます。
・夕立(ゆうだち):夏の夕方ごろに降る激しく強い雨を指します。
・喜雨(きう):日照りが続き雨不足の時に、地面を潤す恵みの雨を指します。農家にとってはまさに喜びの雨です。
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夏のひどい暑さも終わり、生活しやすい季節です。実りの秋とも言われ、農作物の収穫の季節でもあります。夏と同じく台風がよく日本列島を襲います。晩秋の10月下旬ごろから日中と朝晩の寒暖差も激しくなり、衣食住の面において、あたたかいものが欲しくなる季節です。
引用: http://2.bp.blogspot.com/-sTPooS2lJPs/UMaeWVbB6II/AAAAAAAAHzk/_tBItJ91QJ8/s500/iwashigumo.png
・秋の雨/秋雨/秋霖(あきのあめ/あきさめ/しゅうりん):秋に降る梅雨のような長雨を指します。先述した春霖より心淋しい感じがあります。
・秋入梅(あきついり):上述した秋の長雨の期間に入ることを指します。
・秋時雨(あきしぐれ):秋に降る時雨を指します。
引用: http://2.bp.blogspot.com/-xtH3rMQAG8s/UMaexURxxmI/AAAAAAAAH20/efPYqU_otMg/s400/tsukimi_jugoya_usagi.png
・雨月(うげつ):長雨のために仲秋の名月を見られず、また楽しむことができない状態を指します。降り方の種類ではありませんが、雨に関する言葉として紹介させていただきました。
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冬の雨は冷たくて寒く、状況によっては雪に変わることもあります。また地球が公転する影響により、太陽角度が最も低い冬至を迎えます。日照時間が短く夜が長くなるのも特徴です。
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・初時雨(はつしぐれ):その年にとって初めて降る時雨を指します。あぁ、冬になってしまったかという残念感をも表します。
・凍雨(とうう):氷の如く冷たい冬に降る雨を指します。また雲から落ちてくる雨粒が冷気に触れて凍り、形がバラバラの氷の粒のことも指します。あられやひょうは雲の中で氷同士がぶつかって大きくなったものが落ちるものであり、凍雨との違いはそこにあります。
・雨氷(うひょう):過剰に冷やされた雨の水滴を指します。その雨粒が木や石などを濡らすと氷の結晶になることがあります。
・雪時雨(ゆきしぐれ):気温が下がって時雨が段々と雪混じりになることを指します。
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次からは雨の降り方の種類でつけられた名前を説明していきます。まずは降り方が強い雨の名前です。
引用: https://2.bp.blogspot.com/-Ouhvn364jN4/VpjByF78zPI/AAAAAAAA29g/QgPrEmu__9U/s450/taifuu_nangoku.png
・篠突く雨(しのつくあめ):篠とは細い竹を意味しますが、その篠で突くような猛烈に激しい雨を指します。
・鬼雨(きう):まるで鬼が為したのかと思わせるような桁外れな雨量の雨を指します。近年見られるゲリラ豪雨の日本名とも言われます。
・村雨(むらさめ):急激に強く降ってすぐ止んでしまう雨を指します。元々は群れた雨を意味し、同じような意味の雨では通り雨、にわか雨、驟雨(しゅうう)などがあります。滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」の架空の刀の名前が村雨です。
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次は降り方の弱い雨の名前です。
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・霧雨(きりさめ):音もなく物静かにかつ細く降る霧のような雨を指します。
・天泣(てんきゅう):上空に雲が無いのにも関わらず、まるで天が泣いてるが如く降る細かい雨を指します。天気雨、狐の嫁入りも同じ様子の雨の名前です。
引用: http://4.bp.blogspot.com/-oPi6YsO3xrI/U57C5U96jGI/AAAAAAAAheU/r2h7A5q-v4I/s400/akachan_cry.png
・涙雨(なみだあめ):ちょっとの間、ほんの少しだけ降る雨を指します。また泣くときに流す涙が雨に転じた、という意味合いでも使われます。
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色の名前の付く雨もあります。なかなか風情がありますよ。
・紅雨(こうう):花など植物たちに元気を与える雨を指します。もしくは、赤い花が散る様子を雨に例えたという話もあります。
・緑雨(りょくう):初夏に降り、若葉をいきいきと生い茂らせる雨を指します。恵みの雨ですね。青雨(せいう)、翠雨(すいう)も同じ意味です。
・白雨(はくう):夕立やにわか雨と同じ意味で、急激に降る雨が白く見える様子から名づけられたと言われます。
・黒雨(こくう):天空をまるで墨汁で染めたかのように真っ暗にして降る大雨を指します。
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いかがでしたでしょうか?季節や降り方などによって雨の名前はたくさん種類がありました。特に夏の催涙雨なんかはロマンティックな名づけ方だなぁと思いました。また鬼雨はゲリラ豪雨の和名で、まさにピッタリの名前ですね。夏になるとゲリラ豪雨があなたの近くで暴れるかもしれません。気象情報等によく注意して、お過ごしください。

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