バーベルシャフトとは?
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バーベルシャフトとは、ウエイトトレーニングに使われる器具のひとつで、もっとも一般的なものが、まっすぐに伸びた形状をしています。そのバーには、手で握るグリップがあり、プレートと呼ばれるウエイトを取り付けることができます。
バーベルシャフトをただの棒と考えるのは、あまり得策ではありません。バーベルシャフトの種類、重さや長さを使い分けることによって、筋トレの質が変わってきます。筋トレをしたときに効く筋肉が変わってくるだけではなくて、その効果も大きく変わってくるからです。
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筋トレで使用頻度も高く、体の各部位から全身まで鍛え上げるために使えるバーベルシャフトですから、ご自身の理想とする筋トレに合ったバーベルシャフト選びが大切です。筋トレの質を左右するといっても過言でないほどの大切なバーベルシャフト。しっかりと比較して、最適なバーベルシャフトを選びましょう。
バーベルシャフトの種類と特徴
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バーベルシャフトの3つの種類と、それぞれの特徴について見ていきましょう。バーベルシャフトの形状によって、筋トレの効果が変わり、より安全なトレーニングができるようになります。
【バーベルシャフトの種類と特徴】ストレートバー
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最も一般的なバーベルシャフトは、まっすぐのバーです。ストレートバーならば、プレートで重さを増して、高重量のトレーニングができます。
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「オリンピックバー」と呼ばれる20キロのタイプと、「ショートバー」と呼ばれる10キロタイプのものがあります。また、プレートを取り付けるスリーブ部分にも違いがあり、競技によって使い分けられます。
ベンチリフト、デッドリフト、スクワットなど、全身の中でも大きな筋肉を鍛える筋トレBIG3のようなエキササイズには、ストレートバーが向いています。
【バーベルシャフトの種類と特徴】EZバー(Wバー)
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ストレートバーと形状が異なり、「W」のように波打った形をしているのが、「EZバー」もしくは「Wバー」です。自然な手首の状態で握ることができるので、手首にかかる負担を軽くすることができるのが特徴です。
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主に、アームカールのような腕を鍛えるトレーニングや、肩の筋トレに使用されることの多いバーです。
【バーベルシャフトの種類と特徴】トライセプスバー
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トライセプスバーの特徴は、なんといっても、このグリップの形状です。はしごのような形をしていて、シャフトを垂直に持つことができます。
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縦に握るニュートラルグリップやハンマーグリップと呼ばれるグリップで、筋トレのときにかかる手首への負担を軽減することができます。また、上腕三頭筋をより効果的に鍛えていくことができます。
バーベルシャフトの選び方
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バーベルシャフトの選び方のポイントを見ていきましょう。長さ、太さ、重さなど、バーベルシャフトには違いがあるので、ご自身に最適なものを選ぶようにしてください。
【バーベルシャフトの選び方】ポイント1:バーベルシャフトの太さ
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バーベルシャフトのグリップ部分の太さは、どのバーベルシャフトもほとんど変わりません。変わってくるのは、プレートをセットするスリーブ部分の太さです。スリーブ部分の太さには2種類あり、それによって、取り付けられるプレートの重量が変わってきます。
50mmシャフト
高重量用のシャフトになります。重いプレートをセットできるのですが、シャフト自体も長くなり、重くなる傾向があります。
28mmシャフト
「28mmシャフト」は、ホームトレーニングで一般的なバーベルシャフトです。
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プレートのセットのしやすさと、高重量のプレートをセットした時のも安定しやすいので人気があります。市販されている28mmシャフトなら、長さも選べますし、50mmシャフトに比べて重量も半分ほどになるので、女性にもおすすめのバーベルシャフトです。
【バーベルシャフトの選び方】ポイント2:バーベルシャフトの長さ
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バーベルシャフト選びの重要ポイントの二つ目が、バーベルシャフトの長さです。バーベルシャフトには、数十センチの短いものから、最長で220センチまであります。
バーベルシャフトの長さによって、筋トレの効果が違います。長いバーベルシャフトなら、BIG3のような大きな筋肉を鍛えるのに適しています。ベーベルシャフトが短めだと、上腕二等筋のような腕の筋肉を引き締めていくのに重宝します。
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もっとも一般的なのが、220センチの長いバーベルシャフトです。バーベルシャフトの長さによって価格も変わり、長いシャフトのほうが値段も高くなるのですが、応用がきくという点で、長いバーベルシャフトが好まれる傾向があります。
【バーベルシャフトの選び方】ポイント3:ローレット
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バーベルシャフトの選び方で、チェックしたい最後のポイントが、ローレットです。ローレットとは、バーベルシャフトの中央辺りにあるグリップ部分で、ギザギザに刻み込まれているところです。ローレットは、バーベルを握ったときに直に触れるところなので、その感触のよしあしが、筋トレに大きく影響します。
メーカーによってもローレットの感触は違いますし、また高価なバーベルシャフトなら、ローレットの感触がいいものが多いようです。しかし、こればかりは、カタログだけでは判断がつきにくいので、実際にジムなどで触って確認したほうがいいようです。
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安いバーベルシャフトだと、このローレットがないもののありますが、ローレットがないとスクワットがしづらいので、ローレットがあるバーベルシャフトがおすすめです。
バーベルシャフトを選ぶ時の注意点
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バーベルシャフトそのものの選び方に加えて、バーベルシャフトを選ぶときは、それを使うスペースも考慮に入れる必要があります。バーベルシャフトは、収納でも、プレートをつけるときにも、かなり場所をとるので、そのことも計算して、バーベルシャフトを選びましょう。
ラックとバーベルシャフトの長さの関係
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バーベルにプレートをセットするときには、普通、ラックを使います。ラックの上にバーベルを置き、バーベルシャフトのサイドにプレートをセットします。
ラックの幅に、余裕を持ってバーベルシャフトを置けなければ、バーベルをラックに置くたびにぶつかって、扱いづらくなります。そのため、ラックの幅よりも、15センチほどグリップが長いバーベルシャフトを選んだほうがいいでしょう。
バーベルの左右に空きスペース
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またバーベルを置いたときに、その左右にじゅうぶんにスペースが空いているかどうかというのも、バーベルシャフトを選ぶときのポイントです。
プレートの重さは、一般的に使われているものでも、20キロとかなりの重さです。そんな重いプレートをセットしたり、片付けたりしなくてはなりません。バーベルを置いたときに、その脇のスペースに余裕がなかったら、セットしづらく、落として怪我をする危険もありますので、バーベルシャフトの周りのスペースに余裕があったほうがいいでしょう。
最適なバーベルシャフトで、効果的な筋トレを!
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バーベルシャフトについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
バーベルシャフトひとつとっても、長さや重さ、形状など、さまざまです。まずは、ストレートタイプかEZバーをお覚えておけばじゅうぶんでしょう。
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バーベルシャフトの重さによっても、負荷が変わってきますが、特に長さが筋トレに大きく影響します。長いバーベルシャフトなら大きな筋肉へ働きかけるのに対して、短いバーベルなら、小さな筋肉に集中してトレーニングをすることができます。それぞれ特徴があるので、ご自身の求める筋トレに適したバーベルシャフトをお選びください。
また、バーベルシャフトを置くスペースも忘れずに。重さもあり、長いバーベルシャフトのほかに、プレートやバーベルシャフトを置くラックなど、バーベルシャフトだけではすまないあらゆる備品を置くスペースが必要です。これらのことも考えて、バーべルシャフトを選んでみてください。