【DIY】自分で電気をスイッチを交換するにはどうしたらいいの?
「電気スイッチの交換くらい簡単でしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、「電気工事士」というしっかりした資格を取得をしている人でないと作業してはいけないことになっています。今回は自分でスイッチが故障した場合に交換する方法を紹介します!
【DIY】電気スイッチの種類は?
まずひとことにスイッチと言っても様々な種類がありますのでここではスイッチの代表的な種類について紹介します!
1.片切りスイッチ
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スイッチというと多くの方はこのスイッチを思い描くのではないでしょうか?日本で一番使用されているのが片切りスイッチです。価格的にも一番安定しているものでもあります。故障した際はこのタイプで交換することをオススメします!
2.ホタルスイッチ
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その名の通り真っ暗な部屋の中でもスイッチに付いている小さなパイロットランプが光っているのでスイッチの場所がわかり即座にスイッチを押すことが出来る優れものです!
3.調光器付きスイッチ
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こちらはスイッチ部分につまみが付いており、部屋の明かりを調節できる機能が付いているスイッチです。ただし、こちらの場合照明の方にも調光機能が付いていないとスイッチだけ対応していても機能しませんのでその点は注意が必要です!価格も片切りスイッチに比べると高くなります!
4.パイロットスイッチ
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こちらのスイッチはホタルスイッチのようにスイッチが光るのですが、暗闇の中でわかりやすくという目的だけでなく、状態によって光の色が変わるため消し忘れなどを防ぐことが出来る便利なものとなっています!価格も片切りスイッチに比べると高いです!
【DIY】自分で片切り電気スイッチを交換する! 「準備編」
ではここからはいよいよ電気スイッチが故障などした際に自分で交換する方法について紹介していきます!まずは以下に紹介するものを事前に準備してください!
引用: https://www.instagram.com/p/B496nvpgVpD/
・スイッチ(今回の説明では価格も安く一般的な片切りスイッチを使います。)
・電気工具一式(プラス&マイナスドライバー、ニッパー、絶縁テープ、ペンチ)
・サンドペーパー(紙やすりのこと)
※今回片切りスイッチで紹介する理由としては価格も安く一般的というほかに、作業が簡単なためという理由もあるのではじめて交換を行う方は片切りスイッチで行うことをオススメします!
【DIY】自分で片切り電気スイッチを交換する! 「カバーを外そう編」
では実際に画像と一緒に作業工程を説明していきます!
・まずブレーカーを落とし電流が流れていない状態にしてください。これは誤って感電しないためですので必ずブレーカーを落としてから作業をしましょう!
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・まずはじめにプラスドライバーを使って上下のねじを外し、スイッチカバーを外していきます!指でカバーを外すことが出来ない場合はマイナスドライバーを間に挟んで取るといいでしょう!
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・カバーを取り外したら取り付け枠の部分が完全に見えるまで壁紙をカットしていきましょう!この際カッターなどを使うと上手にカットすることが出来ます!
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取り付け部があらわな状態になったら第一段階終了です!
【DIY】自分で片切り電気スイッチを交換する! 「スイッチ部分を外そう編」
第二段階としてスイッチ部分を外していきます!
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・取り付け枠についているネジを取り外すと配線部分が見える状態になります!そうしたらマイナスドライバーを使って外し穴にドライバーを指しこんで配線部分を外してください!
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・そうすると下の画像のように配線を外すことが出来ます!
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・配線だけの状態になったら無事スイッチと配線の取り外しに成功!第二段階終了です!
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・ちなみに導線の部分が経年劣化などで変色などしている場合はサンドペーパーなどで軽く磨いてあげると電気を通しやすくなりますのでこの機会にやっておきましょう!紙やすりも数百円と低価格で購入できますのでぜひ購入しましょう!
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・磨くとこんな感じにキレイな銅色になりますよ☆
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【DIY】自分で片切り電気スイッチを交換する! 「いざ取り付け編!」
さあ、スイッチ部分の取り外しが完了したらいよいよ第三段階として新しく購入したスイッチを取りつけていきます!
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・まずマイナスドライバーを使ってカバーを外しましょう!
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・取り外すとこんな感じにそれぞれのパーツに分解することが出来ます!
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・次に配線をストリップゲージ(10mm)に合わせてカットします!
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・ピッタリと合うようにカット出来たら配線を指しこみ穴に差し込んでいきます!
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・黒色の配線を指しこんだら隣に白色の配線を差し込むと言った感じで指しこんでいきます!
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・しっかり差し込むと下の画像のようになります!今回はスイッチが故障した際低価格で比較的簡単に交換することが出来る片切りスイッチを使用しているので仮に配線が逆になっていても使用可能ですので安心です!
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・そして壁に戻す前に漏電などを防ぐため、配線部分にキズなどがある場合は絶縁テープを巻きつけておきましょう!
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・そして下の画像のように壁に配線を収納してきます!
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・そして取り付けねじをプラスドライバーで締めればスイッチを取り付けることが出来ます!
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これで第三段階終了です!
【DIY】自分で片切り電気スイッチを交換する! 「仕上げ編」
次は第四段階として化粧カバーを取り付けていきます!
・まず化粧カバーの枠をねじ留めで取り付けていきます!
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そしたら最後は化粧カバーを取り付ければ無事交換完了であり第四段階終了です!
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【DIY】自分で片切り電気スイッチを交換する! 「実際に電気が付くか確認編」
・そして最終段階としてスイッチがしっかり機能するか点灯テストを行います。スイッチを入れ、照明が点灯すれば交換成功です!
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資格を持たずに作業するとどうなるか?
簡単そうで業者に頼むよりも価格的に抑えられ、故障してもすぐにスイッチを交換することが出来ると思った方も多いと思いますが、こういった配線などを電気工事の施工は法律によって以下のように決められていますのでご確認ください!
電気工事士法 第3条1項 「第一種電気工事士免状の交付を受けている者(以下「第一種電気工事士」という。)でなければ、自家用電気工作物に係る電気工事(第3項に規定する電気工事を除く。第4項において同じ。)の作業(自家用電気工作物の保安上支障がないと認められる作業であつて、経済産業省令で定めるものを除く。)に従事してはならない。」
電気工事士法 第3条2項 「第一種電気工事士又は第二種電気工事士免状の交付を受けている者(以下「第二種電気工事士」という。)でなければ、一般用電気工作物に係る電気工事の作業(一般用電気工作物の保安上支障がないと認められる作業であつて、経済産業省令で定めるものを除く。以下同じ。)に従事してはならない。」
と書かれていますので無資格者が工事をすると罰金などが発生しますので必ず資格を持った方に行ってもらうようにしてください!
引用: https://www.seikatsu110.jp/cms/wp-content/uploads/2017/10/electrician-1080563_960_720.jpg
【DIY】自分で電気スイッチを交換する! まとめ
以上電気スイッチが故障した際に自分で交換する方法を紹介しました。ですが、この作業は資格を持った方のみが行える作業であることをしっかりと理解しておきましょう!もし何の資格もない方が勝手に作業してしまうと危険を伴いますし、法律により罰金や罰則を受けることになりますので、資格のない方は速やかに専門業者に頼むようにしてください!