ニンテンドー３DSとは、立体的な画面でゲームを楽しむことができるハードウェアで、カメラも立体的な画像を撮影することができるステレオカメラである３Dカメラを搭載しているのが特徴です。またWiiと同等のグラフィックの性能があるため、ゲーム好きを納得させるほどのクオリティを誇っているゲーム機なのです。

ニンテンドー3DSのテーマといわれてもピンとこない人もいるかもしれません。テーマとは、言ってみればパソコンの画面の背景のようなものです。PCでも、テーマの変更という機能がありますが、それと同じことが3DSでもできるので、このテーマであらかじめ3DSに入っているものではなく、自分で作ったオリジナルのデーターを作って3DSに入れて、それを表示させようというのが自作テーマへの変更です。

ニンテンドー3DSのテーマの変更方法は、画面上にある「HOMEメニュー設定」を選択すると出てくる様々な項目の中にある「テーマを変える」を選択するとできる機能です。市販のテーマをダウンロードして、この機能を使って設定すると、ニンテンドー3DSの画面の着せ替えができます。これを、テーマの変更と呼んでいるのです。

ニンテンドー3DSのテーマを購入して、お気に入りのキャラクターなどの画面に着せ替えすることもできます。もちろん、無料でダウンロードできるキャラクターもあり、おなじみのマリオやどうぶつの森、そして、ドラゴンクエストⅪなどが可能です。有料テーマは、『ニンテンドーeショップ』や『テーマショップ』でダウンロード番号を購入してからダウンロードします。

だれでも無料で手に入るテーマや、お金を出せば帰るテーマでは満足できないという人も多いでしょう。テーマは、いわゆる画像なので、パソコンがあれば自分で画像を加工してニンテンドー3DSのテーマを自作することができます。それでは、いくつかのやり方を紹介していきたいと思います。

実際の作成作業に入る前に、用意すべきものがあります。それはご自身がニンテンドー３ＤＳ　のテーマにしたい画像データーです。TOP画面用で412x240ピクセル、BOTTOM用で320x240ピクセル、フォルダ(閉)用 で74x64ピクセル、フォルダ(開)用 で82x64ピクセルのサイズの画像が必要となります。これらは、画像の編集ソフトで簡単に作ることができます。

まず、WINで作る方法をご紹介します。3DS Theme Editor 1.0.12.1をダウンロードしてから、ThemeEditor.WPF.exeを起動します。「Image」をクリックして、「Top」をさらにクリックして「Import」を押して、用意したTOP画面用の412x240ピクセルの画像データーを入れます。次に、「Bottom」をクリックしてBOTTOM用の320x240ピクセルの画像データーを「Import」します

フォルダアイコンも作る場合には、「Folder(Closed)」をクリックして、フォルダ(閉)用 で74x64ピクセルの画像データーを「Import」します。次に、「Folder(Open)」をクリックして、フォルダ(開)用 の82x64ピクセルの画像データーを「Import」します。

最後に、「File」をクリックして、「Save」を選択して、body_lz.bin、info.smdh、preview.pngの３つのファイルをzip形式で圧縮します。あとは、PCに3DSに使っているSDカードを入れて、それらのファイルをSD/themes/*****.zip へコピーします。

なお、のソフトは、配布されているテーマの抽出もできるし、同じ方法でBGMなども入れることができるので、かなり使えるのでおすす円です。BGMなどは、音楽ファイルになるだけで、ニンテンドー3DSに入れるための手順などは、ほぼ同じのようです。

同じくwinでテーマを作る方法です。こちらは、動画を見ながら作業が進められるので、あまりパソコンに慣れていない人に沿すすめです。自作テーマzipをダウンロードしてから各種設定をし、winに入っている「ペイント」などのソフトでテーマに合うサイズの画像を作り、BGMなどもWAV形式にして、同じように取り入れることが可能です。

MACでテーマを自作する方法でお勧めなのが、3DSテーマツールです。最初に、「Homebrew」というMACのOS、Xのオペレーティングシステム上で、ソフトウェアの導入を単純化するパッケージ管理システムをダウンロードしておく必要があります。もちろん同じ機能のあるほかのソフトでも構いませんが。

次に、3DSテーマツールの中の「YATA theme editor」をダウンロードして解凍します。もちろん、事前に画像データーを用意しておくのはWINの作業と同じです。解凍をすると「壁紙」というフォルダがあるので開くと「body_LZ」というデーターが見つかります。そして、412×240の画像にあらかじめ用意した、画像データーを貼り付けます。

320×240の画像にも、用意しておいた画像データーを張り付けます。「YATA.exe」を開き、「File」の「Open」をクリックして、「body_LZ」のファイルを開きます。次に「Edit」から「Import Image」をクリックして、先ほどの画像データーをそれぞれインポートしていきます。

最後に、セッティングを行います。Editの右横にある、Settingsをクリックして設定の画面を出します。そして、Enble use of SFXのチェックを外し、Enble use of BGMのチェックを知れます。この作業をすることで、自分の選んだBGMをニンテンドー3DSのテーマ画面で流すことができるようになります。

BGMは、BSRTM変換ツールの中にあるBCSM-GUI.exeをクリックします。次に、BSRTM Libraryの横、「Add...」をクリックして、さらにAdd to Queueを選択します。用意しておいた音楽データーをここで選び、「Convent to BSRTM」を押して返還をします。この変換されたデーターはBSRTMツールの中にある「library」に格納されるので、チェックしましょう。

次にBSRTMからBCSTMに変換するためにBCSTM変換ツールを開きます。BRSTM2BCSTM.exeをクリックしたら、先の作業で変換した音楽ファイルをクリックして、BCSTMへ変換します。そして、変換されたファイルの名前を「bgm.bcstm」に名前の変更をして保存してください。

次に英字で作ったファイルの中に、テーマで作ったbody_LZとBGMのbcstmをSDカードに入れてその中にある「themes」に英文字で作ったフォルダを入れます。最後に、3DSテーマツールにある、CHMMを解凍して、3DSファイルに入れます。

自分で作ったテーマを配布るすることも可能です。ネットで検索すると、オリジナルのテーマを配布するサイトも複数見つけることもできます。他人の作品などを使ったテーマは、著作権に触れる可能性があるので配布はできませんが、完全にオリジナルの作品なら配布が可能なので、チャレンジしてみても面白いですね。

3DSのテーマを自作する方法まとめはいかがだったでしょうか。自分らしいテーマを作って3DSに入れるだけなので、簡単にできるでしょう。著作権に触れなければ、自分のオリジナルのテーマを配布することもできます。実際にやってみると、いろいろなテーマとBGMで楽しめるかもしれませんね。ぜひお試しください。