焼肉の人気者!豚・牛ホルモンの部位別にどこに味わいや脂があるかを解説!:【その①】意識せずとも注文しているホルモン!
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焼肉屋に行くと、必ず1皿2皿は注文品の中に入れるホルモン。意識していなくとも、注文した部位がホルモンであることも多いのです!ホルモンは苦手・・・と言っている方でも、実は好きで食べているその部分はホルモンかもしれません。そして逆に、好きが高じている方はホルモン食べたさに焼肉屋に足を運ぶというくらいです。そんな気軽に口にしているホルモン、いったい何のことか完全に把握しているでしょうか?どこの部位で、どのような種類があって、どんな特徴を持っているのか、解き明かしていきましょう!
焼肉の人気者!豚・牛ホルモンの部位別にどこに味わいや脂があるかを解説!:【その②】ホルモンとは何?定義を知ろう!
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ホルモンとは食用肉の、皮や胃、肝臓に心臓や腎臓、子宮に精巣、肺や腸など、いわゆる内臓肉全般のことを指します。名前の由来には諸説あるようですが、医学用語であるドイツ語“Hormon”から、もしくは関西弁の「ほるもの(放るもの=捨てるもの)」が訛化した語源から、という2説で捉える見方が有力とされています。またホルモンの焼肉の呼称に関しては、関西では「ホルモン焼き」と呼ぶことがポピュラーなようですが、関東では「スタミナ焼き」と呼ばれる向きが多い、という違いがあります。
焼肉の人気者!豚・牛ホルモンの部位別にどこに味わいや脂があるかを解説!:【その③】美容を強力サポートなホルモンの魅力
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必須ビタミンの宝庫、ホルモン!
どんなに気をつけて食生活を送っていても、不足しがちになってしまうのがビタミン群。美容に欠かせないこれら栄養を効果的に摂取できるのが、たっぷりビタミンを含んだホルモンなのです。たとえばハツの部位にはビタミンB1、B2など最も摂取と吸収がしづらいビタミンB群が多く含まれており、疲労回復や口内炎の予防に効果的です。シマチョウはビタミンB12が豊富な部位。ビタミンB12の働きは葉酸と結合して造血を促すので、女性がなりやすい貧血の防止に役立ちます。
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好きな方が多い人気のレバーはというと、ビタミンAが多い部位です。ビタミンAは皮膚や粘膜を正常な状態にキープすると同時に、目の健康維持にも大変効果的な栄養素。他にも葉酸がたっぷり含まれているのがレバー。ご存知のように貧血気味の体質の方には、積極的に食べることをおすすめしたい部位となります。
焼肉の人気者!豚・牛ホルモンの部位別にどこに味わいや脂があるかを解説!:【その④】ダイエット中こそ低脂肪ホルモンを!
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ヴィジュアルのイメージから「脂っこそう」「カロリーが高そう」と思われがちなホルモンですが、実は全般的に低脂肪・低カロリーなダイエットの味方な食材です。ロースやカルビなどの正肉に比較して、ホルモンは脂肪が少なく低カロリー、高タンパク質。さらに味わいが深いのでダイエット中は鶏ささみや卵など、飽きが来てしまう上にどこか物足りなさを感じてしまうタンパク質摂取の食材よりも十分お腹に満足がいくので、是非ホルモンでタンパク質を補給したいもの。
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中でもとりわけ低脂肪・低カロリーを誇る部位といえば、ハツ・レバー・ミノ・センマイを挙げることができます。ただし注意したいのはギアラ。こちらは脂肪分が多めで高カロリーになるので、食べ過ぎには注意、適量を頂くように気をつけましょう!
焼肉の人気者!豚・牛ホルモンの部位別にどこに味わいや脂があるかを解説!:【その⑤】ツヤ肌作りに適したホルモン部位!
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コラーゲン豊富なホルモン部位
美肌と言えばのコラーゲン成分は全般的に豊富に蓄えているホルモン。なかでもレバーにタン、マルチョウ・シマチョウは群を抜いてコラーゲンが多いので、お肌の状態を改善したい人や、美肌をキープしたい人は特にこれらの部位を選んで食べるようにしてみましょう。ただし、ただこれらを単品で食べても身体への効率的な摂取は望めません。ビタミンCと併せて食べることで吸収され、効果を発揮しますので、たっぷりの野菜と一緒に、そしてレモンを絞って頂きましょう。
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レモンは酸味と香りによって、こってりしたホルモンに食べやすさを与えますので、量を食べられるアイテムとしても役立ちますよ。
焼肉の人気者!豚・牛ホルモンの部位別にどこに味わいや脂があるかを解説!:【その⑥】牛と豚のホルモンの違いって?
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値段の違い
ちょっと気をつけて観察してみると、焼肉屋ではメニュー中、牛ホルモンがメインで載せられていることが多いはずです。逆にスーパーにおいては、豚ホルモンの方が精肉コーナーで目につきやすいのではないでしょうか?牛ホルモンの方が価格が高めなため、専門食として店舗で食べるという扱いになるからです。豚ホルモンの方は安価に入手しやすいので、家庭で気軽に食べることができます。
生食で食べられるどうかの違い
牛ホルモンはその正肉と同様に、生でも食べることができるものがあるのですが、豚ホルモンの場合はそれはNGです。中まで入念に火を通して殺菌しなければ食べることができません。
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食感が違う
牛ホルモンの方が割合として、柔らかく肉汁に富んだ部位が多いのが特徴。豚ホルモンの方というと、歯ざわりが心地よい弾力ある食感を楽しむことができるという違いがあります。
部位名称の違い
タンのように豚と牛で呼称が同じものもありますが、大部分は名称が異なってきます。例えばホルモンの王道の大腸は、牛ではシマチョウと呼ばれ、豚ではダイチョウになります。近い部位でもう一つ例を挙げると、小腸部分は牛ではおなじみマルチョウ、豚の場合はヒモと呼ばれます。
焼肉の人気者!豚・牛ホルモンの部位別にどこに味わいや脂があるかを解説!:【豚ホルモン部位①】食感が特徴的!
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ダイチョウ
小腸よりもやや太めで、コシのある歯応えが特徴です。少々匂いに癖があります。
テッポウ
直腸の部分ですが、開いた形が鉄砲の形に似ているのでこの名前。弾力が強く噛み応えがあります。焦げる直前までの焼き加減が絶品。
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コブクロ
子宮の部位です。コリコリした歯切れのよい食感が特徴で、さっぱりと頂けます。
ガツ
胃の部位に相当します。脂が少なく臭みやクセもない人気のホルモン。鶏の砂肝に似たコリコリ感がやみつきに。
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焼肉の人気者!豚・牛ホルモンの部位別にどこに味わいや脂があるかを解説!:【豚ホルモン部位②】脂が少なくともうまみ抜群
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ハラミ
バラ肉と横隔膜の間の部位です。脂は少なめで肉のようであるため、人気が高い豚ホルモン。
レバー
肝臓部位です。低脂肪高タンパク、栄養も豊富で濃厚な味わいが人気です。
タン
舌の部位です。牛に比べるとでやや硬めですが、脂肪も少なめ。食感は牛タンと変わらないのに旨味の強さはピカイチ。
カシラ
こめかみから頬にかけてが相当します。よく動かす部分なので筋肉質、脂身は少ないですがうまみはしっかり!
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焼肉の人気者!豚・牛ホルモンの部位別にどこに味わいや脂があるかを解説!:【豚ホルモン部位③】適度な脂のうまさが人気
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タンシタ
舌の付け根の柔らかい部位です。脂も適度にあり、タンとは異なって肉に近い食感が楽しめます。
トントロ
首の肉部位です。トロのように脂身が多め、とろけるような食感なのにコリコリした歯ごたえが特徴。何よりうまみが人気です。
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トンソク
足の部分です。肉は少なく、皮とスジ・軟骨が大部分。コラーゲン多く含み適度な脂との味のバランスがよい特徴があります。
焼肉の人気者!豚・牛ホルモンの部位別にどこに味わいや脂があるかを解説!:【豚ホルモン部位④】意外なおいしさがある部位
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チチカブ
メスの乳房の部位です。こっくりした味わいですが脂っぽくなく、万人受けします。火が通りやすいところも特徴。
ヒモ
小腸部位のこと。焼いてもおいしいものですが、煮込むと深い味わいが楽しめます。
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マメ
腎臓部分です。きめ細かな肉質が特徴。独特の臭みはちゃんと処理されていれば気にせずに頂けます。
ドーナッツ
喉仏の軟骨部位。カリカリになるまで焼くと、独特の噛み応えがある食感を楽しめます。
焼肉の人気者!豚・牛ホルモンの部位別にどこに味わいや脂があるかを解説!:【牛ホルモン部位①】王道人気の部位
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タン
舌部分です。先端は脂が少なくさっぱり、根元に向かうほど脂が多く柔らかい肉質になります。
マルチョウ
小腸の部分。柔らかくプルッとした食感とともに、甘みのある脂が人気の秘密です。
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ネクタイ
食道部分に当たります。脂も少ないため大変ヘルシーです。見た目同様、味わいも正肉とほとんど変わりません。
ミノ
牛の4つの胃袋のうち一つ目の胃袋に当たります。癖のない淡白な味わいながら、歯ごたえの強さが特徴的。入手しやすいので家庭でも楽しみやすいところも特徴となります。
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焼肉の人気者!豚・牛ホルモンの部位別にどこに味わいや脂があるかを解説!:【牛ホルモン部位②】稀少性も美味しさの一つ
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サガリ
横隔膜の助骨側の厚い部分がサガリです。1頭からわずか1kg前後しかとれないという希少部位ですが、近しい部位にあるハラミよりも脂が少なく、ローカロリーで女性に人気です。
ヤン
第二胃袋と第三胃袋をつなぐ部分。1頭からわずか80gほどしかとれないため、いつでも食べられるとは限りません。コリっとした貝に似た食感で、味も大変淡白。
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シビレ
牛のすい臓、胸腺部分です。特に仔牛のそれは稀少性が高く、海外では大変高価な料理に。滑らかな舌触りとフォアグラのようなまったりした味わいが特徴です。
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焼肉の人気者!豚・牛ホルモンの部位別にどこに味わいや脂があるかを解説!:【牛ホルモン部位③】やっぱり胃を制したい
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センマイ
第三胃袋です。ホルモンの中でも100gで60キロカロリー前後と、最も低カロリー・低脂質を誇ります。湯通ししたものを酢味噌やごま油で頂くことが多いので、さらにヘルシーです。
ハチノス
第二胃袋。豊富なコラーゲンで女性が特に好んで食べる部位です。大変柔らかい食感で味わいが淡白なため、濃厚なタレとともに供されることが多いのも特徴です。
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ギアラ
第四胃袋にあたります。別称で赤センマイとも呼ばれますが、ほのかに赤みがかっているのが特徴。ジューシーな脂と食感で初心者から通まで好まれます。
焼肉の人気者!豚・牛ホルモンの部位別にどこに味わいや脂があるかを解説!:【牛ホルモン部位④】牛らしい旨味を楽しむ
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テール
尻尾の部分。煮込みとしてスープにすると、詰まった旨味が存分に楽しめます。こっくりしていてコラーゲンたっぷりなところが特徴です。
ハラミ
横隔膜の背中側の部分にあたります。肉厚で食べ応えがあり、噛むほどに正肉と変わらない牛肉らしい旨味を堪能でき、しかも肉より低カロリーという嬉しい特徴が。
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焼肉の人気者!豚・牛ホルモンの部位別にどこに味わいや脂があるかを解説!:【まとめ】
おいしい上に、栄養豊富でカロリーを気にせず頂けるホルモン。毎日でもいただける気軽さが何よりの魅力ではないでしょうか。暑くなってくる季節には余計にばてないように、しっかりホルモンを頂いて、毎日をエネルギッシュに過ごしましょう!