子供の身体も注意!白血病の初期症状の一つが痣!?セルフチェックの場所も写真紹介!:【その①】白血病が疑える痣ができる場所
ひと頃は治療が難しいとされており、多くの発症例もあった白血病ですが、最近ではまた、ちらほらと罹患する人が増えています。初期症状は多くの病気がそうであるように、なかなか自覚に至るような身体変化がないものですが、白血病でひとつ疑いを持てる特徴が、痣なのです。上写真のようなボワーッと広がるような青痣や赤痣が突如見られます。
白血病の痣ができやすい箇所は、上写真のように脚や腕、そして太ももの内側にできやすいという特徴があります。脚や腕だとぶつけたかもしれない・・・という考えもありますが、太ももの内側はなかなかぶつけたりで痣はできにくい場所。判断材料になりやすいと言えます。また痣の表れ方にも特徴があり、急にできたと思うと消えますが、そうするとまた他の個所に複数できているといった具合で、通常の痣とは異なっています。激しく全身を打ち付ける運動でもしない限り、できないような痣の発生の仕方なのです。
子供の身体も注意!白血病の初期症状の一つが痣!?セルフチェックの場所も写真紹介!:【その②】痣に伴って出てくる症状(出血)
また「白血病では?」と疑える自覚症状として、痣に伴って出てくるものもあります。そのひとつが出血症状です。おもに鼻血、歯ぐきからの出血がそれに相当しますが、特に衝撃を与えたわけでもないのに鼻血や歯ぐきからの出血が継続的に見られ、しかもその出血がなかなか止まらない場合は要注意です。白血病は血液のガンなので、出血と止血のメカニズムに異常がみられるのです。
出血以上は急性白血病の初期症状としてよく見られるものですが、白血球の数が少なくなって免疫力も低下している状態なので、出血箇所からのウイルスや細菌感染症も心配されます。最近突然の出血が多くなった、と感じたら放置せずに病院できちんと診断を受けましょう。
子供の身体も注意!白血病の初期症状の一つが痣!?セルフチェックの場所も写真紹介!:【その③】痣に伴って出てくる症状(痛み)
頭痛や吐き気、骨や筋肉の痛みも痣と一緒に起きてくる症状です。骨や筋肉の場合、子供だと成長盛りなのでいわゆる成長痛の可能性もあります。ずっと頭痛が続いていたり、特に脚のほうの痛みが治らない、嘔吐感を頻繁に感じるということに加え、あちらこちらに痣が出現するようならば、医師に相談して検査をしてもらいましょう。
子供の身体も注意!白血病の初期症状の一つが痣!?セルフチェックの場所も写真紹介!:【その④】痣に伴って出てくる症状(発熱や咳)
なかなか判断しづらいのですが、発熱や咳などの風邪に似た症状も白血病の、痣と一緒に起こってくる特徴です。寝汗もひどくなり、だるさや倦怠感も続いてきます。季節外れの風邪もあるのでこれだけでは白血病を疑えませんが、くわえて腹部が膨張してくる、またきちんと毎食十分に食べていても体重が減少してきて、やがて食欲も失せてくるのは進行している表われです。風邪かなと感じても痣も見られるならば、すぐに病院できちんと検査を。
子供の身体も注意!白血病の初期症状の一つが痣!?セルフチェックの場所も写真紹介!:【まとめ】
小さなお子さんの場合、自分で痣ができている個所をチェックできませんし、特に白血病として痣に伴う痛みなどの症状を自分で自覚することは難しいものです。神経質になりすぎる必要はありませんが、普段から気にかけてたまにチェックしてあげることが大事です。成長にともなう痛みなどもあるのでいつも一緒にいる大人でもなかなか病気なのか、それとも成長過程での身体の変化なのか見極めがつきませんが、「もし病気でなかったら恥ずかしいし」という遠慮は捨てて、ちょっとでも不安になったならば医師のしかるべき診察で安心を得るべきですよ。