ワセリンを顔に使用しても問題ない
ワセリンは、体が乾燥しているときに保湿剤として利用するイメージが強いでしょう。 そのため、顔への使用を積極的に行っている人は少なく、むしろ顔に塗ることに抵抗を感じている人も少なくないはずです。 しかし、ワセリンは上手に活用することで、顔の保湿剤としても活用できます。 ただし、今まで身体に使用したことがある人は、同じ感覚で使用することは避けましょう。 ワセリンが本来持っている能力をしっかり発揮させるには、正しい手順で、そして正しい使用量を守ってワセリンを活用することが重要なのです。 そうすれば、今までよりも自分がイメージしている肌にさせることができます。
ワセリンを顔に塗る場合は薄く塗る
ワセリンの顔への塗り方は、体とは違い、ごく少量に留めておく必要があります。 量としては、乾燥が目立つような箇所に米粒大で1つから2つ程度の塗り方に留めておきましょう。 もし、それでも乾燥を感じるようであれば、再度付け足すような塗り方をするのがベストです。 付けた後に、表面がベタベタするようであれば、付けすぎていると判断しましょう。 適度に潤っていると感じるくらいが、ちょうど良い塗り方です。 分かりにくいと感じる人は、ワセリンを塗った後に、ガラスなどを肌に当ててみましょう。 ワセリンが多すぎるような塗り方になった場合には、ガラスから肌が離れるときに違和感を感じます。 ベタッとしたような離れ方になりますので、こうした感覚になったときには、ワセリンの量が塗り方になっていると判断するようにしましょう。 いずれにしても、ワセリンを顔に使用する場合には、少ない量から調整することを意識しておきましょう。
ワセリンを顔に塗るには一度温める
ワセリンを顔に使用する場合には、まずは軽く温めてから使用することをおすすめします。 顔に限らず、ワセリンを一度軽く温めることで、伸びがとても良くなり、肌にも馴染みやすくなります。 とくに顔に使用するときには、伸びが悪いと力任せに伸ばすことになり、摩擦が加わり肌に悪影響を及ぼしてしまいます。 顔の肌は、他の肌よりも敏感であり、とくに既に乾燥などのダメージを受けているときには、摩擦によりさらに悪化してしまうことは避けられないでしょう。 ワセリンの効果を発揮させる意味でも、肌へのストレスを軽減させるという意味でも、ワセリンは少し温めてから使用することをおすすめします。 温め方としては、手の平で構いません。 つまり、人肌程に温まっておけば、ワセリンはとても伸ばしやすくなります。 顔にワセリンを塗った後も、しばらく手で顔を抑えるようにしてみましょう。 そうすれば、よりワセリンが顔に馴染みやすくなっていきます。
ワセリンが顔に塗りにくいと感じた場合には
ワセリンが顔に塗りにくい、適量がよく分からないときには、適量だと感じる量の少し多目に塗ってみてください。 もし、塗った後にやはり多すぎたと感じた場合には、ウェットティシュなどを活用して、余分を拭き取ると言う方法もあります。 こうした塗り方をすることで、適量から少し多くなっても簡単に調整させることができます。 ワセリンは多く付け過ぎるような塗り方になった場合は、肌へ悪影響を及ぼしてしまうことがありますが、その付け過ぎる量の感覚は掴みにくいはずです。 また、人によって多い量なのか、少ない量なのかも肌の状態によって大きく変わってきます。 まずは、どのくらいの量が適量なのかを判断して使用するようにしましょう。 コツを掴めば、ワセリンを顔に塗るのも楽になってきますので、何度もトライして覚えていきましょう。
ワセリンを顔に塗るタイミング
ワセリンを顔に塗るときには、何度も付け直しをするのではなく、多くても2回から3回程にしておきましょう。 タイミングとしては、入浴後が良いでしょう。 お風呂に入って、しっかり洗顔を行った後にワセリンを顔に塗れば、肌は清潔な状態でしっとりとさせることができます。 また、ワセリンは少し温めることで効果を発揮さてくれますので、入浴後の体が温まった状態で使用するように心がけてみましょう。 また、入浴後にワセリンを顔に塗り、翌朝に乾燥が気になるようであれば、朝の洗顔後にも塗ってみましょう。 乾燥が酷く、ワセリンが必要だと感じるタイミングで使用するようにし、不必要にベタベタと塗り込むことは避けるようにしましょう。
ワセリンを顔に塗る場合の注意点
ワセリンを顔に塗る場合の注意点は、付け過ぎないことです。 なぜ、ワセリンは付け過ぎることを避けるようにする必要があるのかと言えば、実はワセリンは厚塗りをしてしまうことで皮膚の乾燥が悪化しやすくなるからです。 ワセリンを厚く塗れば、それだけ保湿効果は高まるように感じるかもしれませんが、厚く塗ることで皮膚呼吸が阻害されてしまい、肌の水分は内側から抜けてしまうことになります。 ワセリンを厚塗りしてみれば分かりますが、表面は油分をしっかり感じることができるにも関わらず、乾燥に似たような痒みが起こります。 これがまさに、内側から潤いが抜けている状態です。 こういった状態が長く続くことで、肌荒れが起こりやすくなりますので、ワセリンの厚塗りは避けるようにしましょう。
ワセリンを顔に塗っても効果が感じられない場合には
ワセリンを顔に塗っても、目立った効果を感じない場合もあります。 目的にもよりますが、ニキビの改善や乾燥による肌荒れの改善を考慮してワセリンを顔に塗っている場合には、まずは数日間はしっかり試してみましょう。 ワセリン自体には、怪我や乾燥を直すような力はありません。 ワセリンはあくまでも、自然治癒力を高めてくれる役割を持っているに過ぎません。 そのため、目立った効果が現れるまでには、どうしても時間がかかってしまうのです。 しかし、もし症状が悪化してしまうような場合には、使用を続けるのではなく中止するようにしましょう。 こうした判断は難しい場合がありますが、不安に感じた場合には使用を中止する方が賢明です。 肌に悪影響が及んだ場合には、医師に相談するようにしましょう。
ワセリンを顔に塗るのに抵抗を感じた場合
ワセリンを顔に塗ることに抵抗を感じるようであれば、まずは体から試してみましょう。 体への効果を試した上で、顔に使用するようにすれば、安心して顔にも使用し続けることができるでしょう。 また、体に使用する場合には、首や脇の下など、柔らかく皮膚が薄い部分も試してみましょう。 顔の皮膚に近い箇所で試すことで、どのような変化が起こるのかを確認しやすくなります。 安心感を持って顔に使用できるようにしておきましょう。
顔に使用する場合のおすすめのワセリン/サンホワイト
サンホワイトは、パッチテスト剤としても使用される、とても安心のワセリンです。 純度がとても高いため、顔にも安心して使用できる特徴を持っています。 低温でしっかりと伸びるため、肌にとても優しく、伸びの悪いワセリンで悩んでいる人にもおすすめできます。 多くのワセリンのタイプがありますが、サンホワイトはすぐに扱いやすいと感じることができるワセリンです。 使用やすさ、効果の高さで選べばサンホワイトはおすすめです。
顔に使用する場合のおすすめのワセリン/プロペト
一般的に販売されているワセリンの中では、プロペトはとても有名です。 赤ちゃんにも安心して使用できる成分なので、大人の顔にも安心して愛用することができるでしょう。 高品質なので、多くの病院でも推薦されているほどです。 ワセリンの使用に不安感を感じている場合には、プロペトからまずは試してみましょう。 伸びが良く、多くの人が扱いやすいと感じることができるワセリンです。
顔に使用する場合のおすすめのワセリン/ヴァセリン
ドラッグストアでも簡単に購入できるワセリンと言えば、このヴァセリンです。 白色ワセリンの中でもとても有名で、手軽に購入できるのでまずはワセリンを顔に使用して、その効果を実感してみたいと考えている人にはおすすめです。 酢酸トコフェロールやBHTが含まれているため、長期保存も可能になっています。 ワセリンを始めて購入する人には、簡単に手に入れることができるヴァセリンをおすすめします。
顔に使用する場合のおすすめのワセリン/白色ワセリン
最もポピュラーなワセリンである白色ワセリンは、皮膚科でも処方されることが多いほど人気が高く、安心感を感じることができるワセリンです。 また、小柄な容器でリーズナブルな価格で手に入れることができるため、少量から試してみたいと言う人には最適です。 お試してとしてワセリンを探しているときには、白色ワセリンをおすすめします。
顔に使用する場合のおすすめのワセリン/ベビーワセリン
ベビーワセリンは、赤ちゃん用に開発されているワセリンです。 そのため、肌への刺激が少なく、顔にも抵抗なく使用することができます。 無香料、無着色であることは当然、パラペンフリーなので、デリケートな肌でもしっかり守ってくれます。 ただし、長期保存には向いていませんので、開封した後はできるだけ早めに使用することをおすすめします。 顔だけではなく、全身にも安心して使用することができますので、これ一本でワセリンは体全てに使用できると思ってください。 冬場の乾燥肌に最適なベビーワセリンは、多くの人がその良さを実感することができるでしょう。
ワセリンを顔に塗るべきではない人
ワセリンは全ての人に効果的だとは言えません。 体質や肌の状態によっては、ワセリンが合わない場合もあるのです。 ワセリンを顔に塗っても問題ない人は、慢性的なニキビができていない人です。 ワセリンはニキビに効果的な面と、効果的ではない面があります。 ニキビのタイプによっては、ワセリン悪化してしまうことがあります。 この判断は難しく、初期のニキビには効果が現れますが、初期状態を抜けたニキビは、反対にワセリンで悪化してしまうことが多くなります。 初期のニキビか分からない、慢性的なニキビに悩まされている場合には、ワセリンの顔への使用は避けるようにしましょう。
まとめ
ワセリンは顔に塗ることで、さまざまな効果を得ることができます。 しかし、塗り方を間違えれば、とたんに肌の状態が悪化してしまうことがあるのです。 ワセリンを付けるタイミングや使用量をしっかり把握しておけば、イメージ通りの効果を感じることができるでしょう。 また、ワセリンを顔に使用するときには、必ず事前にパッチテストなどを行うことをおすすめします。 ニキビなど、肌に大きなダメージがないような場合でも、ワセリン自体が体に合わないことがあります。 安全に使用することを意識するならば、顔の肌に近いような箇所で、ワセリンをさまざまな塗り方をして試してみることをおすすめします。 長く安全にワセリンの効果を実感するようにするなら、選び方と使い方をしっかりマスターしておきましょう。