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飲み方(E)

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抹茶の作法知ってる?知っておきたい点て方・出し方・飲み方を解説!

2024.02.25

敷居が高いイメージがある「抹茶」ですが、ごく基本的な作法さえ覚えれば、難しい言葉を覚える必要もなく、思っているより気軽に楽しむことができます。そこで今回は、抹茶の飲み方・お菓子の食べ方の作法をはじめ、気軽な点て方・出し方をまとめました。

  1. ~はじめに~ 抹茶の作法は難しい⁉
  2. 抹茶の飲み方の作法(1)茶室に入ったら
  3. 抹茶の飲み方の作法(2)座る場所
  4. 抹茶の飲み方の作法(3)お菓子の食べ方
  5. 抹茶の飲み方の作法(4)お茶を頂く
  6. 抹茶の点て方
  7. 抹茶の出し方
  8. ~まとめ~ 気軽に抹茶を楽しもう!
抹茶と聞くと、「作法とかが難しそう…」「独特の言葉づかいがありそう…」と敷居が高いイメージがある人も多いのでは。
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でも、基本的なことさえ押さえておけば、あとはお隣に座っている人の真似をすれば大丈夫です。特別な言葉を覚える必要もないので安心してくださいね。
そこで今回は、基本的な抹茶の飲み方の作法から、自宅でできる簡単な抹茶の点て方などをまとめました。 あまり堅苦しくなりすぎず、気軽に抹茶を楽しんでみてくださいね。
茶室に入ったら、まずは床の間にある掛け軸を見ましょう。 「日々是好日」などの言葉などが書かれており、おもてなしをする亭主が、このお茶席を設けるにあたっての気持ちが込められているので、ぜひチェックを。
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その後は、視線をお花へ落とします。季節のお花が飾られてあるので、ゆったりとした気分で鑑賞したいですね。
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結論から言うと、座る場所はおのずと決まってくるので、特に気にしなくて大丈夫です。
お茶席を進行するにあたって重要な役割である、主賓の「正客」と、末席に座る「お詰め」はあらかじめ決まっているので、それ以外の場所に座ることになります。
抹茶の前に、お菓子が出されるのが基本です。
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お菓子が出されたら、正客から順番にお菓子を取っていきます。 お菓子が入った器が回ってきて、上座と自分の間に置かれたら、次はいよいよ自分の番。 隣の人との間にお菓子の器を置き、「お先に」と言葉をかけてから、自分の前にお菓子の器を置き直して、亭主に向かって「頂戴します」とお辞儀をしましょう。
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そして、折り目を手前にした懐紙の上に、お菓子を乗せます。 それから、お菓子の器を次の人との間に置いて、お菓子を食べましょう。
抹茶が出される前に食べきるのがマナーなので注意! 生菓子などの大きいお菓子は、黒文字(つまようじのようなもの)を使って食べるとキレイです。
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抹茶には「濃茶」と「薄茶」がありますが、「濃茶」は上級者向けなので、ここでは「薄茶」の飲み方をご紹介します。
1)自分の正面に抹茶が置かれたら、お辞儀をします。
2)自分と次の人との間、畳の縁の内側にお茶碗を置いて、「お先に」と言葉をかけながらお辞儀をします。
3)自分の正面にお茶碗を置き、亭主に「お点前、頂戴します」とお辞儀をします。
4)右手でお茶碗を取り、左手に乗せて、軽く上にかかげます。
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5)お茶碗を時計まわりに2度まわします。
6)3口ほどに分けて飲みきります。
※最後はズッと音をたてて飲みましょう。このときの音は、飲み終わったことを示すもの。マナー違反ではないので大丈夫です。
7)お茶碗を畳に置いて、飲み口を指先でぬぐいます。
8)指先を懐紙でぬぐいます。
9)お茶碗を持ち、反時計まわりに左手の上で2度まわします。
10)お茶碗を畳の縁の外に置きます。
11)お茶碗全体を上→右側→左側から見て、落とさないように腕を固定しながら裏を見た後、出された位置に戻します。
いきなりお茶席を開くのは難しいですが、たまには紅茶やコーヒーの代わりに抹茶を味わってみるのも素敵です。 お茶席ではないので、作法をむずかしく考える必要はありません。気軽に楽しんでみてくださいね!

一般的な抹茶の点て方

1)お茶碗にお湯をそそぎ、お茶碗を温めておきます。
2)茶碗のお湯を捨て茶杓2杯(ティースプーンに軽く1杯)ほどの抹茶を入れます。
※あらかじめ抹茶を茶こしでふるっておくと、点てやすくなります。
3)沸騰前のお湯(約80~85℃)のお湯を、70~80ccほど注ぎます。
4)底にたまった抹茶をほぐすように、茶筅をゆっくりと動かして、抹茶をお湯になじませます。
5)次に、茶筅を少し上げて、手首を前後に素早く振って泡をたてます。
6)細かい泡ができてきたら、さらに茶筅を上げてゆっくりと泡を細かくします。
7)ひらがなの「の」の字を書くようにして、茶筅を出します。
抹茶を点てられるようになったら、誰かにふるまいたくなりますよね。 しかし、いきなりお茶席のような抹茶の出し方をするのはハードルが高いので、ここではテーブルでカジュアルに抹茶を楽しむ方法をご紹介します。

抹茶の出し方

1)まずはお菓子をお皿に乗せて出しましょう。
2)お茶碗の正面がお客様に向くようにして、抹茶を置きます。
3)よりカジュアルに楽しむなら、トレーにお菓子と抹茶を乗せてお出しして、みんなでティータイムをするのもおすすめです。
敷居の高いイメージがある抹茶ですが、最低限のマナーさえ覚えて、隣の人の真似をしておけば、大きく作法に反することはありません。 特に難しい言葉を覚える必要もないので、安心してくださいね。
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また、お家でも気軽に抹茶を点てることができるので、いつものコーヒーや紅茶の代わりに、カジュアルに抹茶とお茶菓子を楽しむのも素敵ですね。