【NHK謎の放送事故・苗山事件!その後と現在】苗山事件って?
苗山事件とは2007年に発生した能登半島地震が起きた際にNHKが中能登役場にいる苗山さんという男性にインタビューを行いました。そのインタビューでの出来事が不可解だったためネット上で大きな話題となり「苗山事件」と言われるようになりました。
地震が発生したことでNHKは能登半島地震の中継を行いました。そこで、中能登役場の男性職員の苗山さんと電話中継して地震発生の際の状況などの質問をしていました。しかし、その中継の途中で苗山さんは質問の回答を急に止めて2秒ほど沈黙して会話を再開しました。しかし、再開した苗山さんでしたが、先ほどとは全く別の声の男性が苗山さんを名乗り回答に応じていました。
NHKのアナウンサーもこの異変に気づき「電話代わりましたか?」と聞きましたが、「いいえ、代わっていません」と苗山さんを名乗り質疑応答を再開させました。全く声が違う男性が苗山さんを名乗ったことで、「苗山さんはどこに行ったのか?」「今までのは誰だったのか?」など奇妙な現象は話題となりました。
【NHK謎の放送事故・苗山事件!その後と現在】能登半島地震とは?
奇妙な現象が起きた「苗山事件」ですが、原因は2007年3月25日に発生した石川県能登半島の地震です。マグニチュード6.9で震度6強の大きな地震で、死者は1名、約360人が負傷、約30000棟の家屋が損壊するという大地震でした。
【NHK謎の放送事故・苗山事件!その後と現在】苗山さんとは?
苗山さんは中能登町役場総務部の男性です。下の名前や年齢などは不明ですが、苗山さんの声からして40代から50代くらいの男性ではないかと言われています。しかし、途中で変わった男性は30代くらいの若い男性で、喋り方も早口なのが特徴でした。
石川県市町村職員共済組合に2007年1月に発行された広報誌に職員の一覧に「苗山」という名字の方がいましたが、その方がNHKのインタビューに答えていた苗山さんかどうかは不明です。
しかし、全国でも苗山という名字は20人くらいしかいないようですので、電話インタビューに答えた苗山さんの可能性は高いと言われています。顔などはネット上でも見つかりませんでした。
【NHK謎の放送事故・苗山事件!その後と現在】なぜ電話が使えた?
地震発生時は固定電話は4時間、携帯電話は通話することが出来なかったそうです。しかし、なぜ苗山さんとNHKは電話することが出来たのか?それに関しても奇妙であると話題になっていました。
しかし、後に衛星電話を使用したことがわかっており、NHKと苗山さんは衛星電話で通話していたことがわかっています。
【NHK謎の放送事故・苗山事件!その後と現在】放送映像も!
苗山事件とYouTubeで検索すると問題となった電話インタビューの動画が見つかりました。下の動画が苗山事件の元となった動画です。動画の2分過ぎたあたりが問題の瞬間です。
この謎すぎる事件は単なる放送事故と思われますが、都市伝説や検索してはいけない言葉でも紹介されているくらい話題になったので少しホラー要素として取り上げられることが多いです。
【NHK謎の放送事故・苗山事件!その後と現在】様々な仮説も!
何故苗山さんが別人になってしまったのか?奇妙は放送事故としてNHKの放送事故映像の中でもホラー的要素が多く謎の苗山事件ですが、様々な仮説が立っていましたのでご紹介いたします。
原子力発電所の事故を隠蔽?
途中で苗山さんの声が別人に変わった際に電気被害に関する事を話していました。苗山さんが原子力発電所の事故について言及しようとしたことで、原子力発電所の事故が発生している事を外部に漏れそうになったので急遽人が変わったのではないかと言われています。実際に能登半島には志賀原子力発電所があり、その事故を隠すために電話回線を変更したのではないかと言われています。しかし、実際には原発事故は発生していません。
多重人格説?
苗山さんは多重人格者ではないかという説もありました。解離性同一障害で強いストレスを感じた際に防衛本能から別の人物が出たのではないかと言われています。能登半島地震で多くの被害が出たのでストレスが発生し別人物が出たのかもしれないという考え方もされていました。
役場の内線が切り替わったのでは?
苗山さんは電話インタビューを答えている際に誤って電話機の操作を間違えて別の人物に変わってしまった可能性が非常に高いと言われています。当時の状況からも非常に混乱していた様子であることはわかりますし、マスコミの対応に追われていた役場でもありますので間違えて切り替わってしまっても別の担当者が苗山さんのまま電話対応を引き続きしていたのではないかと言われています。
【NHK謎の放送事故・苗山事件!その後と現在】ネットのネタとして使われた
この放送事故がネット上で拡散したことで様々な憶測がされてしまったことで都市伝説化してしまったのではないでしょうか。実際の映像を見ても確かに不可解な現象ではありますが、ネット上で「役場に苗山さんがいるか問い合わせたがそんな職員はおりませんと言われた」など事実かどうかもわからない情報が広がったことで都市伝説的な事件となってしまいました。
ネット上ではこのような都市伝説は非常に多く存在しますのでこの「苗山事件」もネットの話題作りに使用され事がどんどん大きくなってしまった可能性はありますね。
【NHK謎の放送事故・苗山事件!その後と現在】その後は?
苗山事件のその後ですが、ネット上で話題になったことで様々な憶測がされて都市伝説化してしまいました。しかし、陰謀論や多重人格者説など真相に迫った説はひとつもありません。
実際にこれを見た視聴者も多少の違和感を感じましたが、偶然起こった放送事故の可能性が高いのではないかという意見が多かったです。今でもYouTubeなどで動画はありますが、その後特に大きな問題として話題になっていませんでした。
【NHK謎の放送事故・苗山事件!その後と現在】苗山さんの現在は?
先ほども少し触れましたが、2007年1月に発行された広報職員の中に苗山という名字の職員の方がいました。年齢などは一切不明でしたが、電話の声からして、当時40代後半から50代前半ではないかと言われています。苗山事件から約10年以上が経過していますが、もうすぐ定年か現在も職員として勤務している可能性は高いですね。現在の苗山さんの状況に関しては一切不明でした。
【NHK謎の放送事故・苗山事件!その後と現在】まとめ
今回は2007年に発生した能登半島地震が起きた際にNHKとの電話インタビューで答えた苗山さんの声が別人になったと話題になった「苗山事件」について紹介しました。様々な憶測がネット上で話題になり都市伝説化もしていましたが、陰謀論や多重人格者説などの噂は信憑性が全くありませんでした。
当時大きな地震が発生し現場も大変混乱していたようですので、電話の操作を誤って押して別の職員に変わってしまったが、引き続き苗山として質疑応答した可能性が最も有力ではないでしょうか。苗山事件後はネット上で大きな話題になりましたが、現在ではそれを知る人も少なくなっています。また、現在の苗山さんの情報に関しても一切ありませんでした。