【佐世保女子高生殺害事件!父親は自殺?】事件概要!
佐世保女子高生殺害事件は2014年7月26日に長崎県佐世保市で発生した殺人事件です。被害にあったのは佐世保市の公立高校に通う女子高生で同級生の女子高生が逮捕されました。被害者は後頭部を鈍器のようなもので複数回殴られており、首を絞めて殺害されていました。また、遺体の首と左手首が切断されていたとも長崎県警は発表しています。
被害者の女性とは中学生からの同級生で高校でも同じクラスで非常に仲が良い関係でした。共通の趣味であるアニメの話題に盛り上がっていたそうです。事件一週間前に犯人の女子高生は被害者の自宅に遊びに行くと出かけ、26日に買い物などをして犯人の自宅に戻ったそうです。
事件前に殺人の準備もしていた犯人はホームセンターで金槌、ノコギリ、紐を購入していたこともわかっており、26日に被害者の後頭部を複数回殴打し、首を絞めて殺害しました。その後遺体をバラバラに解体しています。警察の取り調べで犯人は「誰でもよかった」と供述もしており、友人とのトラブルではなく、単に人を殺したかったというサイコパスで、快楽殺人でした。
遺体を解体した後に自分が着ていた服などを着替えて洗っており、自身のスマートフォンをマンションから投げ捨てている様子も目撃されています。殺人証拠隠滅を疑われる行為も多く、突発的な犯行ではないことがわかります。被害にあった女子高生の両親は帰宅しない娘を心配して捜索願を提出し、27日に犯人のマンションに警察が訪れましたが、当初は「知らない」と否定していました。不審に感じた警察官が室内に入って被害者の発見に至りました。
【佐世保女子高生殺害事件!父親は自殺?】徳勝もなみ
犯人は被害者女子高生の同級生の徳勝もなみという女子高生です。未成年者であったのでテレビでは実名が公表されませんでしたが、ネット上ですぐに実名が発覚しました。事件内容があまりにも残忍だったことで大きな話題になったことで実名が明かされてしまいました。
一番仲の良かった友達を殺害し遺体をバラバラにしたサイコパスの徳勝もなみはなぜ、友人を殺害したのか?これから紹介する徳勝もなみの生い立ちを紹介すればその動機が見えてきます。
【佐世保女子高生殺害事件!父親は自殺?】生い立ちは?
徳勝もなみは裕福な家庭に育ちました。自宅が大豪邸で高校1年生になった徳勝もなみはマンションに一人暮らしをしており、現金100万円も与えられていたそうです。何不自由のない家庭で生活していた徳勝もなみは幼少期は文武両道として知られていました。医学書を読むほどの頭脳でだったそうです。
また、スピードスケートをやっていた徳勝もなみは長崎県大会で優勝もしており、母と共に国体に出場した経験もあるそうです。2012年には佐世保ピアノコンクールで準優勝したり、芸術で県知事賞も受賞したりとまさにエリートでした。
しかし、中学校の時から内にあったサイコパスが片鱗もみせます。小学生の時にはいじめられたことをきっかけに給食に洗剤を混入したことがあり、中学でもその行動は行われました。また、中学校の頃に猫を虐待して殺害し、解剖もしていました。中学校でもその噂は広まり周りから浮いた存在になっていったそうです。
今回の事件での取り調べでも殺人願望を持っていたと供述しており、猫の殺害だけでは快楽を得られなくなり人間を殺害してしまったと言われてます。
【佐世保女子高生殺害事件!父親は自殺?】母親の死
2013年10月に徳勝もなみの母親はすい臓がんで亡くなりました。これがきっかけで徳勝もなみの生活が変化するようになりました。徳勝もなみの父親は母親の死から若い女性と頻繁に会う機会が増えていたそうです。
そして、2014年1月に再婚する女性を父親に紹介されました。そのことを徳勝もなみは幼馴染みに「お母さんが亡くなってすぐにお父さんが別の人を連れてきた。お母さんのことどうでもいいのかな?」と話していたようです。
これがきっかけで親子関係に亀裂が入ってきて、スケート大会で大ゲンカしている様子も目撃されています。2014年2月には徳勝もなみを父親の母の養子にしていることもわかっています。
高校から一人暮らしを始めるようになりましたが、留学することを理由に授業にはほとんど出席せずに引きこもるようになりました。高校生にもかかわらず平日に出歩いており、高校生とは思えなかったと近隣の住民は話しています。
【佐世保女子高生殺害事件!父親は自殺?】異物混入事件
典型的なサイコパスの徳勝もなみは佐世保事件前にも多くの気候を繰り返していたことがわかっています。その内容についてご紹介します。
小学生の時に給食に5回ほど、異物混入をさせており、他の児童も誘って行為を行おうとしていたことからこの行為はクラスの生徒みんなが知っていたようです。
混入させた異物はペンジン、液体漂白剤、靴用の粉末洗剤、衣類用の粉末洗剤など水道水に混ぜてスポイトで混入させたそうです。
【佐世保女子高生殺害事件!父親は自殺?】父親を金属バットで殴打
母の死以降、父親に殺意を抱くようになった徳勝もなみは父親の就寝中に金属バットでいきなり数回なぐったそうです。父親は頭蓋骨骨折するほどの重体で緊急入院をしたそうです。
実の父親に対してなんの躊躇もなく殴る行為は強い殺意がないと出来ないことです。殺人未遂でもある重大事件でしたが、父親と娘という関係もあり刑事事件にはなりませんでした。
その後、高校教師と面談した時には「人を殺してみたかった。父親でなくてもよかった」と高校教師に話していたそうです。
【佐世保女子高生殺害事件!父親は自殺?】猫の解剖
徳勝もなみは小学生の頃から猫の解剖を繰り返し行ってきました。近所では野良猫が路上で解剖されて発見される事件が2件も起きております。
事件後警察に「猫を解剖したが、満足できなかった。人を殺してみたかった。相手は誰でも良かった」と供述もしており、被害者が殺害された徳勝もなみの自宅の冷蔵庫には解剖された猫の死体も見つかっていたそうです。
【佐世保女子高生殺害事件!父親は自殺?】自閉症スペクトラム障害
徳勝もなみは殺人容疑で逮捕され、精神鑑定も行われました。医療少年院に保護されることが決定され刑罰による抑制効果がないと判断され、長期間の治療教育で共生の効果があるとし検察官送致を回避になりました。この決定の理由として徳勝もなみには自閉症スペクトラム障害があることがわかったからです。徳勝もなみは重度の自閉症スペクトラム障害でした。
自閉症スペクトラム障害とはコミニュケーション能力がうまく取れなかったり、感情や認知の部分に関与する脳の異常と言われています。自閉症スペクトラム障害があったことで奇行な行動を犯したと言われていますが、必ずしも自閉症スペクトラム障害が人に危害を加えるとは限りません。徳勝もなみの場合自閉症スペクトラム障害でありながら複雑な家庭環境に置かれたことで、殺意を覚えるようになった可能性があります。
現在の徳勝もなみは自閉症スペクトラム障害ですが、サイコパスの可能性もあると診断されています。現在の詳しい情報はわかりませんが、自閉症スペクトラム障害とサイコパスの治療を行っているのではないでしょうか。
【佐世保女子高生殺害事件!父親は自殺?】家族は?
徳勝もなみの父親ですが、事件後に自殺してしまいました。自殺前には釈明文書を送っていますが、その2ヶ月後に自殺しています。娘が殺人事件を犯したことで、父親の生活にも大きく影響してしまった可能性は非常に高くその重圧に耐えられなくなってしまったのかもしれませんね。徳勝もなみには兄もいますが、現在の兄に関する情報は一切ありませんでした。「徳勝」という珍しい苗字ですので特定されやすいので現在は苗字の変更も行っているのではないでしょうか。
【佐世保女子高生殺害事件!父親は自殺?】まとめ
今回は佐世保女子高生殺害事件について紹介しました。犯人の徳勝もなみは典型的なサイコパスで、「誰でもよかった」と供述しています。事件後父親は自殺してしまっています。現在は医療少年院で治療が行われているそうです。