【十二国記】麒麟とは？
2014年は『「十二国記」画集 〈第一集〉 久遠の庭』を刊行し、サイン会や原画展を開催できたことは、シリーズにとって大きな出来事でした。山田章博先生が描く美しい作品を、新年にじっくりと。http://t.co/fXWWH9HTQN pic.twitter.com/wQMHnI8xCE
— 小野不由美「十二国記」／新潮社公式 (@12koku_shincho) December 26, 2014
十二国記に登場する麒麟について紹介します。十二国記に登場する麒麟とは、一つの国に必ず存在する幻の神獣です。鹿のような獣のの姿と、人間の姿両方の姿を所持し、時と場合によって姿をかえることができます。十二国記に登場する麒麟のほとんどは金色の髪色をしていますが、極稀に黒いたてがみを持つ麒麟「黒麒」、赤いたてがみをもつ麒麟「赤麒」が存在しますが、それらは本当に異端です。
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麒麟はその殆どが容姿端麗の美男美女が多いですが、それは麒麟が「王」に出会った時期によって変わってきます。各地の麒麟が王に出会ったのが早ければ早いほど麒麟の外見は幼いままです。
今年の暦もあとわずか。来年の「十二国記」カレンダーは、描き下ろし2点を含む迫力のラインナップ。重厚な表紙を捲れば、華やかな衣装を纏った珠晶が新年を飾ります。ご購入は［→］http://t.co/YxkJdOt2pw pic.twitter.com/SgJyYAVdnK
— 小野不由美「十二国記」／新潮社公式 (@12koku_shincho) December 25, 2014
麒麟の存在は、その国の民の意思が反映したものとされてきました。そして天帝の命として民を導く「王」を選び、その王に仕えます。その王の命令しか聞けませんし、たとえその王の命令が理に適わないものであっても王である限り命令を聞いてしまうのです。しかし王が人の道から外れた行いをすると『失道の病』という精神的な病にかかり、そのまま放置しておくと死んでしまうことも。つまり、麒麟とは王と一心同体の存在です。
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また、麒麟は強いパワーを秘めているものの戦いを嫌い、そして自身で戦う事はできないため戦いとなったら避けるしかありません。万が一血や恨みを肉体に浴びてしまうと肉体は「穢れ」と受け取り病いに冒されてしまうため、その汚れを払う必要があります。
【十二国記】慶東国の麒麟『景麒』を紹介
〈第二集〉のタイトルは「青陽の曲」。新潮文庫《完全版》を中心に2012年以降の作品を収録。（発売日は未定）
— 小野不由美「十二国記」／新潮社公式 (@12koku_shincho) May 26, 2014
〈第一集〉の発売日と予約開始が決まりましたら、詳細をお知らせいたします。http://t.co/RPrpkSFb61 pic.twitter.com/jT3otJfA8o
十二国記に登場する麒麟『景麒（けいき）』について紹介します。十二国記に登場する麒麟『景麒（けいき）』は、主人公・陽子が治める国、慶東国の麒麟です。
見た目は二十代後半の長い金髪を持つ青年です。生真面目で寡黙なため冷酷に思われがちですが、麒麟らしい慈悲深い性格をしています。相手のことを理解できないと深いため息を付く癖があります。
陽子を探し出し、陽子を十二国に連れ戻した張本人です。しかし陽子を連れてきた直後塙王の手下に捕まってしまい監禁されてしまいました。のちに仲間を得た陽子に救出されます。十二国記アニメ版の声優は子安武人さんです。
【十二国記】範国の麒麟『氾麟』を紹介
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十二国記に登場する麒麟『氾麟（はんりん）』を紹介します。十二国記に登場する麒麟『氾麟（はんりん）』は、範国の麒麟です。十二国記シリーズ『黄昏の岸 暁の天』にて登場します。
金色の長い巻き髪を持つ愛くるしい美少女の容貌ですが、中身はそうでもない様子です。あるじに与えられた名前である「梨雪」を名乗っていますが、「飽きやすいから」という理由で何度も名前を変えられています。
【十二国記】雁州国の麒麟『延麒』を紹介
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十二国記に登場する麒麟『延麒（えんき）』を紹介します。十二国記に登場する麒麟『延麒（えんき）』は、麒麟の牡のことを差し、現在は雁州国の麒麟「六太」のことを言います。
六太という名前は生まれたときにつけられた名前で、外見は13歳位の姿をしています。金髪に紫色の瞳を持っていますが、蓬莱での姿は黒髪＆黒目です。
【十二国記】才州国の麒麟『采麟』を紹介
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十二国記に登場する麒麟『采麟（さいりん）』を紹介します。十二国記に登場する麒麟『采麟（さいりん）』は、才州の国の麒麟です。十二国記シリーズ「華胥の幽夢」の「華胥」に登場します。金色の長い髪に憂いを含んだ儚げな外見をしています。
才州国の麒麟『采麟』は、8歳で最初の王に仕えましたが、20年あまり後王が病にかかり神籍を抜けました。その後、初代王の叔母であり養母を王に選定し、仕えます。
【十二国記】巧州国の麒麟『塙麟』を紹介
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十二国記に登場する麒麟『塙麟（こうりん）』を紹介します。十二国記に登場する麒麟『塙麟（こうりん）』は、巧州の国の麒麟です。20代なかばの外見をしたお姉さん麒麟です。
十二国記に登場する麒麟『塙麟』は王の瞑想に振り回されて失道の病（王の良くない行いが原因で麒麟にかかる病）にかかってしまったという不憫な麒麟です。優しさと厳しさの中にクールな一面も見え隠れしていました。
【十二国記】恭州国の麒麟『供麒』を紹介
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十二国記に登場する麒麟『供麒（きょうき）』を紹介します。十二国記に登場する麒麟『供麒（きょうおう）』は、恭州国の麒麟です。金色の長髪にがっしりとした体つきをしていますが、お人好しで純朴。大きな体躯の割に麒麟らしい身軽さを持っています。
『華胥の幽夢』の表紙ができました。裏表紙には、それぞれ物語で重要な意味をもつ絵柄が配されています。今回の裏表紙も、山田章博氏の描き下ろしです。発売は12月25日。お楽しみに！ http://t.co/HhzfkFBrKc pic.twitter.com/P2J7eqF7yP
— 小野不由美「十二国記」／新潮社公式 (@12koku_shincho) December 19, 2013
恭州国の王様を探すのに苦労していて、やっと見つけ出した恭州国の王・珠晶（しゅしょう）と出会ったのも供麒の寿命が残りわずかのときでした。十二国記史上最年少の王となった少女・珠晶には「なんでもっと早くこないのよ！」と理不尽なことも言われています。他の国の麒麟が行方不明になったときも積極的に他国の麒麟と協力し捜索を手伝っていたりととても協力的な麒麟です。
【十二国記】戴極国の麒麟『泰麒』を紹介
『黄昏の岸 暁の天』挿絵公開！ 新緑が眩しい季節になりましたね。本日は李斎が将軍になったお祝いに泰麒が花を贈るシーンをご紹介します。抱えきれないほどの花束は泰麒の心からの嬉しさが伝わります。http://t.co/tmw3btG3uy pic.twitter.com/AvkuvjQMCf
— 小野不由美「十二国記」／新潮社公式 (@12koku_shincho) April 15, 2014
十二国記に登場する麒麟『泰麒（たいき）』を紹介します。十二国記に登場する麒麟『泰麒（たいき）』は戴極国の麒麟です。10歳の頃祖母の家から閉め出され雪降る中一人佇んでいたところ、麒麟の乳母とも言えるべき種族の女怪に引き取られ育てられました。しかしそれまでの10年間は人間として生活していたため麒麟の本質や常識など、他の麒麟が知っている麒麟の常識を知らず、それが原因で苦労することになります。
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黒髪の童顔でとても幼い印象ですが、実は主人公・陽子のひとつ下です。ちなみに、十二国記のシリーズ「風の海迷宮の岸」の主人公です。
【十二国記】漣極国の麒麟『廉麟』を紹介
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十二国記に登場する麒麟『廉麟（れんりん）』を紹介します。十二国記に登場する麒麟『廉麟（れんりん）』は、漣極国の麒麟です。18歳位の外見をシている女性で、金髪の長いきれいな髪を持つ明朗な女性です。
【十二国記】芳極国の麒麟『峯麟』を紹介
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十二国記に登場する麒麟『峯麟（ほうりん）』を紹介します。十二国記に登場する麒麟『峯麟（ほうりん）』は、芳極国の麒麟です。峯麟は十二国記のアニメでは長い金髪に白い肌の少女のような出で立ちで描かれていました。十二国記シリーズ『風の万里黎明の空』に登場します。王を二代に渡って選定しました。しかし失道の病にかかり伏せている事が多かったです。
【十二国記】麒麟は物語に欠かせない存在だった！
山田章博さんの美麗イラストが、カレンダーに！ 3・4月は高里、広瀬、白汕子が描かれた『魔性の子』です。精微な筆使いで描かれた表情、圧倒的な構図と色彩がミステリアスな世界観を醸し出します。http://t.co/2ZWQAIalEr pic.twitter.com/2dK7KahKxx
— 小野不由美「十二国記」／新潮社公式 (@12koku_shincho) November 22, 2013
十二国記に登場する麒麟は、十二国記を語る上で欠かせない存在の登場人物です。一つの国につきもれなく一人いる神獣で、神から遣わし存在なので、その国のためになる王を見極めて選定します。
慶東国の王・中嶋陽子を王に選んだ景麒のように、麒麟は決めた王に決してあらがわずどんな命令であっても王の命令ならば聞かなければなりません。しかしそれは自分の国の王だけの話であって、他の国王からの命令は聞きません。中には理不尽な王もいます。人の道に外れた行いをする王であったら王と一心同体の麒麟はその王の「罰」を受ける形で病にかかってしまいます。
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十二国記がティーンのみならず一般小説として受け入れられた理由の一つに「麒麟という存在の過酷さ」があると言われています。一見ファンタジー要素が強い少女漫画風の十二国記に思えますが、内容は決してティーンだけに向けたものではなく一般小説として十分に愛されるだけの重みある作品だからこそ、こうして今も長年愛されている作品なのです。
