魚焼きグリルの汚れって簡単に取れるの?
食材を入れるだけで簡単に調理できる魚焼きグリル。とても便利ですが、使ったあとの掃除が面倒くさいですよね。調理後の庫内は食材からでる油でギトギトになってしまったり、焦げ付きがこびりついてしまったりと見るのも嫌になってしまうはずです。
そんな魚焼きグリルの汚れには、どのような種類があるのでしょうか?
魚焼きグリルの汚れその①油汚れ
主に食材から出てきた油を受け止める受け皿に溜まってしまう油汚れ。その汚れは時間が経つほど固まってしまい、汚れが何層にも溜まってしまうとどんどんこびりつき、落ちづらくなってしまいます。
魚焼きグリルの汚れその②焦げつき
食材をカリッと焼き上げようとするとどうしても細かい網に入り込んでしまう焦げ付き。一度こびりついてしまうと落とすのはとても細かな作業になり、面倒くさくなってしまいます。
関連記事
魚焼きグリルの簡単掃除方法
魚焼きグリルにつく汚れの種類を大きく2つに分けてご紹介しましたが、その汚れは器具の場所によっても付き方が変わってきます。ここからはパーツ毎に掃除方法をご紹介します。
魚焼きグリルの簡単掃除①焼き網
最も焦げ付きがついてしまう焼き網は、最初に目立つ大きな焦げ付きをとり、そのあとに浸け置き洗いをすると綺麗に汚れをとることができます。
まずはじめに新聞紙の上に焼き網をのせます。次に水や洗剤をつけずに金ブラシなどを使いゴシゴシこすっていきましょう。そうすることで新聞紙の上に焦げ付いた汚れが落ちていきます。
次に洗剤を混ぜたお湯に浸け置きします。網がまるごと入る流しや容器に熱めのお湯をはり、重曹を溶かします。そこに網を入れ、10〜15分程度浸け置きします。浸け置きが終わったら食器用洗剤とスポンジで汚れを落としながら洗えば終わりです。
もし汚れが残ってしまった場合は、歯ブラシやお手入れ棒を使って擦るときれいに落とすことができます。
魚焼きグリルの簡単掃除②受け皿
食材から出た油を受け止める受け皿。使用後は油でギトギトになってしまい、触るのも嫌ですよね。
そんな受け皿の掃除方法は、焼き網と同じように、焦げ付きを落とすことから始めます。受け皿の場合は、金ブラシやたわしを使ってしまうと傷がついてしまう可能性があるため、硬めのスポンジやヘラを使って落とすのがおすすめです。
次にセスキ炭酸ソーダを使って落としていきます。水に溶かしたセスキ炭酸ソーダを吹きかけ、こびりついた汚れの奥まで染み込むよう10分〜15分程放置しておきます。スプレー容器がない場合は、キッチンペーパーにセスキ炭酸ソーダを染み込ませ、汚れが付いている部分の上に貼り付けて放置するのもありです。
時間が経ったらキッチンペーパーやふきんを使って軽く拭き取ります。セスキ炭酸ソーダの力で汚れが浮いているため、簡単に拭き取ることができます。
最後に食器用洗剤とスポンジを使って洗い流せば終わりです。
魚焼きグリルの簡単掃除③庫内
複雑な構造になっている庫内は奥の方まで見えづらいうえ、こびりついた汚れが最も溜まってしまう面倒くさい部分です。そんな庫内の掃除方法は受け皿と同じく、セスキ炭酸ソーダを使って掃除します。
キッチンペーパーにセスキ炭酸ソーダを染み込ませ、庫内に貼り付けていきます。
キッチンペーパーでなくても、セスキ炭酸ソーダを吹きかけ、サランラップでパックをし、汚れが浮くまで放置してもOKです。
最後にきれいに拭き取れば完成です。
魚焼きグリルの簡単掃除④こびりついた頑固汚れ
いつもの掃除でなかなか落ちない頑固汚れは、つけ置きをした後にスポンジを使って擦って落とします。まず始めは、熱めのお湯に重曹とお酢を溶かし、頑固汚れがついている部分をしっかりつけ置きします。30分ほど経ったら、メラニンスポンジを使って擦っていきます。そうするとこびりついていた頑固な汚れもみるみる落ちていきます。
擦るのが面倒だなと思っても、その時だけは頑張って擦ってください。
魚焼きグリルの簡単掃除⑤なかなかとれない臭い
きれいに掃除をしたはずなのに、生臭いにおいが残ってしまっていることはありませんか?いくら換気扇を回しても臭いが残ってしまい「もう面倒くさい!」と投げ出したい気持ちになってしまいます。
そんな嫌な臭いを消すには、「重曹」を使いましょう。重曹の粉を直接グリルにふりかけ、そのまま1時間ほど放置します。重曹はあの生臭いにおいなどを油汚れと一緒に分解してくれる力があるため、消臭効果も期待できます。
1時間経ったら、濡れた布巾などを使って拭き取りましょう。拭き取りが面倒くさい場合は、取り外してまるごと水洗いでもOKです。
魚焼きグリルの簡単掃除はこれで問題なし!万能アイテムを紹介
水やお湯だけを使って汚れを落とすのは至難の技。そこでここからは魚焼きグリルの掃除を手助けしてくれる、万能アイテムをご紹介します。
魚焼きグリルの掃除はこれで問題なし!(洗剤編)
魚焼きグリルについた頑固な汚れを剥がしてくれる重要な役割をする洗剤。今回はセスキ炭酸ソーダと重曹の2つの洗剤についてご紹介します。
魚焼きグリルの掃除はこれで問題なし!セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダとは、炭酸ナトリウムと重曹を1対1で混ぜ合わせた洗剤のことで、セスキ炭酸ナトリウムとも呼ばれています。
アルカリが強く、重曹を使って落ちなかった汚れでも、セスキ炭酸ソーダを使えば落ちてくれることもあります。
さらにセスキ炭酸ソーダはとても水に溶けやすい性質のため、スプレー容器に入れ、直接汚れに吹きかけて掃除をしたり、洗濯機に粉末のまま入れてもさっと溶けて汚れを落としてくれます。
魚焼きグリルの掃除はこれで問題なし!重曹
重曹とは、食塩水に二酸化炭素を加えた炭酸水素ナトリウムのことを言います。人間用の胃薬や、入浴剤にも使われているため、身体への害はほとんどなく、安全性の高い洗剤です。
セスキ炭酸ソーダに比べ、水に溶けにくいため、粉末のまま使うのがおすすめです。
粉末のまま使うと研磨剤の役割を果たしてくれるため、なかなか落ちないヌメヌメした汚れや金属のサビまでも落としてくれます。
さらに消臭効果もあるため、悪臭のついた場所に重曹を振りかけて放置しておけば、その臭いを吸収してくれます。(トイレの消臭にはおすすめできません。)
魚焼きグリルの掃除はこれで問題なし!(道具編)
魚焼きグリルは複雑な形をしているため、洗剤だけでは届かない場合もあります。そこで、入り組んだ細かい部分も掃除できる便利な道具をご紹介します。
魚焼きグリルの掃除はこれで問題なし!歯ブラシ
焼き網などの細かな部分をダイレクトに掃除したい場合に便利です。使い古した歯ブラシを捨てずに、掃除道具として使い回せば無駄がなくていいです。
洗剤を吹きかけただけで落ちなかった場合は、上から歯ブラシで擦ると、みるみるうちに取れていきます。
魚焼きグリルの掃除はこれで問題なし!お手入れ棒
グリル庫内は複雑な構造になっており、器具と器具の隙間や溝に汚れがこびりついてとれない場合があります。その場合には「お手入れ棒」が便利です。割り箸などの細長い棒に水に濡らした布やキッチンペーパーなどをあて、うえから輪ゴムでとめるだけで作れます。
魚焼きグリルの掃除!まとめ
今回は魚焼きグリルの掃除方法と、掃除に使える便利な洗剤と道具についてご紹介しました。魚焼きグリルの掃除は面倒だな〜と思っていても、そのままにしていても汚れは酷くなる一方です。これを読んで、ぜひきれいに掃除をしてみてください。