甘酒って炊飯器で作れるんです
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飲む点滴とも言われているくらい栄養素が高い甘酒ですが、この飲む点滴と言われているのは、米麹で作った甘酒のことです。甘酒には米麹で作った甘酒と酒粕から作って甘酒の2種類があります。今回は、栄養価も高く美容にもよい米麹の甘酒の作り方をご紹介します。お鍋でも作れるのですが、炊飯器を使った作りたの方が簡単なので、今回は炊飯器での作り方をご紹介します。
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炊飯器で作る甘酒の利点-1.酵素が生きてる
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甘酒は、米麹に水分を足してさらに発酵させたものです。甘酒を自分で米麹から作ることによって、熱処理しないので酵素が生きたまま摂取できるんです。
炊飯器で作る甘酒の利点-2.自然な甘さ
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おうちで米麹を使って作る甘酒には、お米のデンプンが酵素によって糖に分解されるので、自然な甘さの甘酒が出来上がります。精製された白いお砂糖を摂らないようにしている方には最適です。この甘酒をお料理やお菓子作りの時の糖分に置き換えることもできます。海外で人気のマクロビオティックでも、お菓子作りやお料理に甘酒をお砂糖の代わりに使う使い方があります。また、夏の体力が消耗した時の水分補給には甘酒が最適なんです。甘酒の水分には栄養素がいっぱい入っているので、水分不足を解消できます。
炊飯器で甘酒の作り方-1.材料
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炊飯器で甘酒を作る時の材料は、もち米(もしくはうるち米)1合(180cc)、お米を炊くための水600cc、追加分の水200cc、乾燥米麹200gです。これだけで約900ccになります。道具は、保温機能付きの炊飯器、調理用温度計、フキン、滅菌された清潔な容器(できた甘酒を入れます)。
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炊飯器で甘酒の作り方-⑴ご飯からの作り方
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炊きたてのご飯300g〜350g(約1合分)を炊飯器に入れます。炊きたてのご飯がない場合は、電子レンジで加熱して熱々の状態にしてください。水600ccを加えてよく混ぜて、温度の調節をします。米麹200gを加えて混ぜます。炊飯器のふたは開けたままの状態にして、フキンをかけて保温します。1-2時間ごとに温度を測ってください。温度は常に60度までに保つよにして、温度が下がったらふたをして温度をあげてください。約8時間保温します。
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約8時間保温して、ほんのりと黄色味を帯びて甘みが出ていれば完成です。出来上がるときにはキッチンに甘い良い香りが漂います。滅菌した清潔な容器に入れて冷蔵庫で保存します。冷凍保存も可能なので、その場合は、ジップロックなどに小分けにして平に冷凍しておくと、パキパキ折って使えるので便利ですよ。
炊飯器で甘酒の作り方-⑵おかゆからの作り方
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炊飯器を使っておかゆの作り方もあります。炊飯器におかゆモードが付いている場合、おかゆモードでおかゆを作ります。おかゆができたら、内釜ごと取り出して、おかゆを混ぜ、水200ccを入れて温度を調整します。調理用の温度計で測って60℃くらいになっていれば乾燥米麹を入れて混ぜます。
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米麹を入れて混ぜたら、表面を平にならし、炊飯器にセットし保温スイッチを入れます。炊飯器のふたは開けたままにして、フキンをかけておきます。1-2時間おきにかき混ぜながら5時間ほど発酵させます。甘みが出ているか、つぶの硬さはどうかなどを見ながらあと数時間発酵させても大丈夫です。出来上がったら、滅菌した清潔な容器に移し替えて冷蔵庫で保存しましょう。
炊飯器で甘酒を作る時の注意点-1.温度管理
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炊飯器での作り方で、一番大切なのは温度管理です。米麹で作る甘酒は、アミラーゼという酵素がお米のでんぶんを糖に分解することで甘くなります。その時にアミラーゼが一番よく働いてくれる温度が60℃と言うことなので、60℃で保温する必要があります。通常の炊飯器の保温温度は、70℃〜75℃くらいのものが多くなっていますので、炊飯器のふたを閉めたままの状態にすると60℃以上になってしまいます。
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60℃以上で保温し続けるとアミラーゼが上手に働くことができず、甘酒に含まれる植物性乳酸菌が乳酸を作るので、酸味の強い甘酒になってしまいます。ふたを開けたままフキンをかけて保温状態にしておくとだいたい60℃程度に保てますが、温度が下がり過ぎるようでしたら、温度計で測って時々炊飯器のふたを閉めるなどしてください。また、50℃以下になってしまうと雑菌が増えてしまうので、低すぎる温度にも注意してください。
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炊飯器によっては、「省エネ保温」や「おやすみ保温」などが付いていることがあります。その場合、通常の保温状態より低い温度で保温しているので、そのような機能が付いている場合は、炊飯器の説明書などに何度での保温なのか確認してみるのもよいですね。ちょうど60℃くらいで保温してくれるならば、途中で温度計で測る手間も省けます。
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炊飯器で甘酒を作る時の注意点-2.衛生管理
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炊飯器で甘酒を作る時に一番気になるのは、8時間も炊飯器を開けたままにしていると言うことだと思います。炊飯器のふたを開けている間は、清潔なフキンをしっかりとかけておきましょう。発酵して甘い香りがキッチン中に漂うともしかしたらアリやゴキブリなども寄ってくるかもしれません。フキンだけでは心配と言う場合は、フキンの上から目の荒いざるなどを被せてみてもいいかもしれませんね。
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炊飯器で甘酒を作る時の注意点-3.カビに注意
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大量に作ったら一度には使いきれないので保存しておきますよね。でも、保存状態によってはカビが出ることがあるので注意が必要です。もしも甘酒に表面にピンク色や白、緑色のものが出ていたら、それはカビです。
炊飯器で甘酒を作る時の注意点-4.タイミングを計らって
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炊飯器を使って甘酒を作る場合、もちろん炊飯器を使うのですが、炊飯器って一家に一台くらいしかないですよね?ならば、甘酒作りで炊飯器を占領してしまったら、肝心のご飯が炊けなくなってしまうこともあります。炊飯器で浜酒を作る時には、だいたい8-9時間ほどかかってしまうので、甘酒を作るタイミングを見計らって作り始めましょう。もしも温度調節に慣れてきたら、夜に仕込んで、朝出来上がっていると言うのが一番理想的ですよね。
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炊飯器で作った甘酒の保存期間は?
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炊飯器で作ると簡単なので、たくさん作り置きして毎日少しづつ飲むのがいいですよね。でも、たくさん一度に作ると保存期間も気になります。炊飯器で作った米麹の甘酒は、冷蔵庫で1週間くらい保存できます。また冷凍でしたら1ヶ月くらい保存できますよ。(保存の状態にもよりますので、確認してから食してくださいね。)冷蔵庫に入れていても甘酒の発酵は進んでいくので、食べない日でも1日一回は容器のふたを開けて、ガスを抜きましょう。冷凍保存の場合は、ジップロックや製氷皿などに小分けにして保存すると取り出しやすく食べやすいです。また、冷凍のままシャーベットのようにして食べても美味しいですよ。
引用: http://www15.plala.or.jp/My-karuizawa/image/osaru-tuusin-amazake-photo17.jpg
まとめ
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いかがでしたか?甘酒は、米麹に水分を足して発酵させたもので、炊飯器で簡単に作れますが、注意点をしっかり守って、米麹の酵素を最大限に生かしたいですね。また、夏の暑い時期に水分不足になったらスポーツドリンクなどの水分より甘酒が良いです。甘酒で水分補給すると栄養分がいっぱいあるので、これからの季節には最適ですね。炊飯器で簡単に作れる米麹の甘酒は、健康によし、美容によしで、夏の水分補給も兼ねて夏バテを防ぎましょう。