ダイソンのロボット掃除機①:Dyson 360 Eyeはどんな掃除機なのか?

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61FXiukXL-L._SX522_.jpg
ダイソンが発表してきた新型掃除機は圧倒的な吸引力でとても人気があります。しかし、ロボット掃除機といえばやはり「ルンバ」を思い浮かべるという人が多いのではないでしょうか。ルンバは日本国内での累計売上台数を2016年の時点で200万台突破したと発表するほどシェアが高いです。
一方、「Dyson 360 Eye」の最大の特徴は、ダイソンが「他社メーカーのロボット掃除機と比較して4倍」と言うほどの圧倒的な吸引力。スティック型掃除機で搭載していた「ダイソン デジタルモーター V2」が「Dyson 360 Eye」にも付いているのです。
ダイソンのロボット掃除機②:価格は?

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71u6Q4E5k1L._SL1200_.jpg
「Dyson 360 Eye」の実勢価格は9万5千円ほどとなっております。掃除機の価格としては高級ですが、ボタン一つで掃除をしてくれるのですから、価格相応という見方もありますよね。

引用: https://pbs.twimg.com/media/DLC0EMRUMAA6gyV.jpg
サイズは230×120mmと「ルンバ」に比べてちょっとコンパクトというところに魅力を感じている人もいるでしょう。ただ、稼働時間が40分と他のメーカーに比べて短いので、部屋が広い人にとっては不安な面もありますね。

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71OLvz-J9BL._SL1200_.jpg
色は「ニッケル/ブルー」と「ニッケル/フューシャ」と2色。近未来的なダイソンのデザインは、ガジェット好きの人の心をとらえてきましたが、この新型ロボット掃除機でも同じテイストのデザインとなっており、価格以上の価値を感じる人もいるようです。

ダイソン 掃除機 ロボット掃除機 dyson 360 eye RB01 NB ニッケル/ブルー
価格
¥ 95,550
ダイソンのロボット掃除機③:ソフトのアップデートはできるの?
ダイソンのロボット掃除機のコア部分、つまり驚異的な吸引力を生み出すモーター部分については、発売時点のだいぶ前に完成形に達していたと言えます。
しかし、ほぼ製品が完成する段階になっても、ダイソンは最後のところで販売に踏み切らなったという経緯があります。おそらく、これはマッピングや段差の回避などソフトウェアの部分での修正、改良を行っていたためだと言われています。
そうであるなら、ソフトウェアのアップデートには対応しているの?と思うユーザーがいても当然です。答えは「Yes」でダイソンはアップデートソフトウェアを提供していますよ!それも、不具合を修正したというレベルではなく、明らかに品質が向上したという評価が高いのです。これは嬉しいポイントですよね。
[後で読む!] PR: 買ってからも“便利”が増え続けるロボット掃除機って?: 吸引力だけじゃない! ダイソンの ロボット掃除機「Dyson 360 Eye」は購入後もアップデートにより進化! https://t.co/mRKyDcRp8N pic.twitter.com/LUMe7BKZOG
— キタムラナオマル (@Naomaru) March 23, 2017
#Dyson 360 Eye管理してるDyson Link アプリがいつのまにかアップデートされてて、レスポンスと見やすさが上がってる。 pic.twitter.com/05taUQULNr
— 小暮ひさのり (@Hisano_kg) March 26, 2018
ダイソンのロボット掃除機④:競合の掃除機は何?
掃除機のジャンルにおいては世界的王者と言われているダイソン。満を持して投入したロボット掃除機の競合機器はどのようなものがあるのでしょうか?
ルンバ980

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61zIFXef2-L._SL1280_.jpg
既に前述したように、筆頭にあげられるのはiRobot社の「ルンバ980」です。これはルンバのフラッグシップモデルでもあるので、相手にとって不足なしという感じですよね。というか、先鋒、中堅クラスでなく、いきなり大将に相手を挑むことができるのは、さすがダイソンと言わざるを得ません。

iROBOT ロボットクリーナー ルンバ980 R980060 ブラック系 R980060
価格
¥ 113,280
パナソニック RULO

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81l2NTEL2aL._SL1500_.jpg
もうひとつはパナソニックの「RULO MC-RS800」。国産メーカーなので、日本人として応援したくなる人もいるのではないでしょうか。日本の住宅事情、日本人の好みなどに精通しているので、地の利があることは間違いないでしょう。この製品も購入の比較対象として選んでいる人がとても多いです。

パナソニック ロボット掃除機 RULO(ルーロ) クリアホワイト MC-RS800-W
価格
¥ 91,800
ダイソンのロボット掃除機⑤:比較【掃除能力】

引用: https://pbs.twimg.com/media/CzedoCYUQAE5lC3.jpg
では、「Dyson 360 Eye」はこれらの製品と比較して、どんなところが優っているのか、あるいは劣っているのでしょうか?
まず、はっきりしている長所は、ダイソンが公表しているように吸引力では「Dyson 360 Eye」がどの新型ロボット掃除機に比べても高いということです。どのような条件で「4倍」と結論したかの詳細全ては分かりかねますが、いろいろなレビューを見ても、吸引力が一番なのは間違いないようです。
しかし、吸引力がそのまま部屋を隅々まできれいに掃除できることとイコールにならないところがロボット掃除機のむずかしさ。部屋自体がL字型などになっていたり、テーブルや椅子に加え家電のケーブルなどもあるので、人間が掃除してもホコリが溜まりがちなスペースもありますよね。

引用: https://www.instagram.com/p/BjmGw5FHvk-/?tagged=%E9%9A%8E%E6%AE%B5
部屋のあらゆるところにゴミを撒き、どれぐらいのゴミを回収できたのか、掃除残しがどれぐらいあるのかを実験しているレビューはたくさんあります。詳細については、それらの雑誌、サイトを確認していただきたいですが、結論だけここでは述べます。

引用: https://pbs.twimg.com/media/DXRbxPUVoAAcFql.jpg
もっとも優れた結果を出したのは「ルンバ980」でした。これは部屋のマッピング能力や、掃除残しがないように何度も方向を変えてリトライする能力に長けているからだろうという評価が一般的です。第二位がダイソン。吸引力は申し分なく、人が歩いているような場所は非常にきれいに掃除を行ってくれます。
ただし、隅が苦手という傾向があるのが残念なところです。後発の新型ロボット掃除機だけに、この点を期待した人も多いようでしたが、ソフトウェアのアップデート後もルンバにはまだ遅れをとっていると考えてよいでしょう。スリムなサイズだけに、隅の掃除を期待した人もいましたが、いまいちゴミを取り切れていないようです。

引用: https://pbs.twimg.com/media/DbSxoS1U8AAvud3.jpg
第三位はパナソニックで、こちらは吸引力という基本性能がルンバ、ダイソンに比べて劣っています。加えて隅から掃除するというプログラミングになっているようで、掃除の効率もあまりよくないようでした。
関連記事
ダイソンのロボット掃除機⑥:比較【段差】

引用: https://www.instagram.com/p/BjmJvrRH-yw/?tagged=%E9%9A%8E%E6%AE%B5
段差に関しては、ダイソンのロボットのセンサーがもっとも優秀です。5センチの段差でも感知して落ちることはありませんので、ちょっとした段差が多いという人も安心できるのではないでしょうか。ざっくりと言えば、ダイソンは5cm、ルンバとパナソニックは10cmというのを目安に考えると簡単でしょうか。実際にロボット掃除機に掃除させたいシチュエーションで選んでくださいね。
ダイソンのロボット掃除機⑦:比較【静音性】

引用: https://www.instagram.com/p/Bjl_YsQB5q3/?tagged=%E8%80%B3
ダイソンは音がうるさい、というのはよくいわれる悪評のひとつですよね。静音性ではやはりパナソニックが第一位です。こちらも目安ですが、60dB平均で掃除を行ってくれます。第二位はルンバでカーペットは80dB、フローリングは70dB平均です。そしてダイソンですが、カーペット、フローリングともに80dBと静音性では最も劣る製品となりました。
ダイソンのロボット掃除機⑧:比較【お手入れ】

引用: https://pbs.twimg.com/media/DDEDa6QUIAEGfmX.jpg
お手入れについては、あまり違いが見られません。お手入れという点では日本のパナソニックに期待したいところでしたが、紙パックで楽々、ということもなく他のメーカーと基本的には同じ構造です。ただ、丸洗いできる点などは、日本人向けの製品と言えるのではないでしょうか。
ダイソンのロボット掃除機⑨:結論
ダイソンの記事だけにダイソンを推したいところですが、総合的に考えるとルンバ980に軍配があがります。ただ、椅子や机などあまり物が置かれていない環境では、ダイソンの吸引力をいかんなく発揮できると言えます。また、ソフトウェアのアップデートも積極的なので、アップデートによってこれらの性能が改善されることも期待できるでしょう。
関連記事
まとめ

引用: https://pbs.twimg.com/media/DeQa_9DUQAAEvvq.jpg
ダイソンの新型ロボット掃除機を紹介してきました。どのような特徴があるのか、価格、ソフトウェアのアップデートができるのかなどの情報をお伝えし、掃除の能力、段差など競合機種との比較検討を行いました。
一般的には、「総合力ではルンバ優位」との評価が高いです。しかし、圧倒的な吸引力という掃除機の基本性能と段差の検知能力ではダイソンが優っています。インテリジェントの部分はソフトウェアのアップデートによっても改善されていますので、今後のアップデートでさらに優れた製品になることを期待しましょう。

引用: https://www.instagram.com/p/BV4X2oIDVn1/?tagged=%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88%E6%8E%83%E9%99%A4%E6%A9%9F
どの新型ロボット掃除機も評価が高く、ハイレベルな商品の比較となりましたが、十分購入を検討するに値するダイソンのロボット掃除機。本記事をぜひ購入の参考にしてください。