忙しい毎日だからこそ、お風呂ぐらいはゆっくり浸かりたいものです。例え20分ほどでも。お風呂に入るといろいろな良い効果（メリット）があるようです。そして、反対にちょっと面倒なこと（デメリット）も。そこで「100均グッズで濡れない＆しわしわ防止のコツ」をご紹介する前に、バスタイム読書のメリットとデメリットについてご案内いたします。

半身浴の効果として、「むくみを緩和する」効果があげられます。むくみを取るためには、血液の循環が必要です。そのためにはある程度の時間をお湯に浸かっている必要があります。特に女性は、冷房の効いた部屋で長時間仕事をしていると冷気が足に溜まるので、足がむくみがちです。その日のうちにむくみを解消しましょう。そのため読書をしながらの半身浴は、20分くらいはすぐに経ってしまうのでおすすめです。もちろんマンガでも雑誌でも良いでしょう。

お風呂は身体を温めてくれるので、「自律神経」をコントロールしてくれる効果が認められています。また、お湯につかることで「水圧」を受けます。この水圧が血流を促進してくれます。そして、水の力による浮力によって、「副交感神経」が活発になり、リラックスができるのです。読書しながらの入浴は、知らず知らずのうちに自律神経を高めてくれます。

お風呂は、熱いお湯に長く入っていればよいというわけではありません。冷え症の改善には目安として、全身浴は30～40℃のお湯に15分、半身浴は20～30分が適切とされています。身体を洗った後は、ぜひ読書をしながら湯船で身体をゆっくり温めましょう。

いうまでもなく、お風呂での読書の最大のデメリットは「本が濡れること」です。大切な本が濡れるのはハイリスクです！自分の本ならまだしも、他人や図書館から借りた本をお風呂場に持ち込んで濡らしてしまうのは、マナー違反です。

「お風呂でゆっくり本の続きを読みたい。でも眼鏡が曇る！」とお悩みの方も多いことと思います。そんな方には、良い眼鏡があります。ぜひご参考になさってください。

お風呂で読書をするメリットとデメリットをご案内しました。両方を認識したうえで、お風呂での読書を楽しみましょう。それではお風呂で読書をする良い方法をご紹介していきます。しかし、まずご紹介するのは100均グッズではなく、ご自宅にあるもので簡単にできる方法です。

用意するものは、①本をカバーするための、本より大きめのジップロック（ファスナー付き袋）……1つ　※写真は柄付きですが、無地のもの　②消しゴム……1個　③バスタオル……1、2枚　④フェイスタイル……1、2枚　これだけです。

方法は、読みたい本をカバーするためにジップロックに入れます。そのなかに消しゴムを入れます。防水機能としての役割を果たすために、ファスナーを‟しっかり”閉じます。

こうすうることで本を濡らす心配がありません。ジップロックが、本を水分から防いでくれるカバーの役目を果たしてくれます。この方法、一体どなたが考えたのでしょうか？すばらしい！ジップロック越しなので少し読みにくいかもしれませんが、慣れてくると快適だと思います。

タオルは、本を置く風呂桶のフタの下にタオルを敷きます。フェイスタオルは、万が一手が濡れてしまったときのために、ブックスタンドの隣にセットしておきましょう。

それではここから、100均で販売されているグッズを使い、快適にバスタイムでの読書を楽しめる方法をご紹介します。一緒に、ユーザーの声もご紹介します。

まずは、ブックスタンドです。このブックスタンドは、もちろん通常のデスク周りでも使用できますが、バスタイムにも転用できます。ぜひご利用下さい。そしてこのブックスタンドが優れている点は、「タブレット」にも使えるという点です。しかし共に、本やタブレットから水分を守るカバーが必要です。その場合は、上でご紹介したように、手頃なものでしたらジップロックが防水カバーとしておすすめです。

次に、ブックスタンドを置く台が必要になります。風呂桶のフタでも良いですが、市販（下の写真）のような素敵なものを自作するのもよいかもしれません。しかし、いきなりは難しいと思いますので、まず、上の写真のような簡単なものから挑戦してみましょう。

必要なもの。すべて100均で購入できます。①すのこ……1枚　②木工用ボンド　③マイナスドライバー

作り方。すのこは、隙間があると万が一、本が落ちてしまう可能性があるので、分解してリメイクし、隙間をなくしてしまいます。マイナスドライバーをすのこの接着部分に押し込んで、梃子（てこ）の原理で外します。はずしたすのこの木材を木工用ボンドで接着します。完成です。あとはお好みで色を塗ったり、防水用のニスで処置をしてください。

もうひとつ、100均グッズで簡単にできる自作ブックスタンド台を見つけたのでご紹介します。こちらの方のアイデアも大変にすばらしいです！

必要なものは以下のものです。①突っ張り棒……2本　②積み重ね整理棚……1個　③足つき皿立て……1個

写真にも書かれてありますが、念のために組み方をご紹介します。①積み重ね整理棚の足のなかに、2本のポールを入れる（または反対に、バスタブにポールをセットしてから整理棚を置く）　②バスタブにセットする　③足つき皿立てを上に載せる　以上です。

素晴らしいアイデアです。こちらは、お風呂で読書をしなくなった場合は、それぞれの100均グッズを本来の用途に戻すこともできます。ぜひお試しください。

ブックスタンドはめんどくさい、自作するのはもっとめんどくさい。同じページをずっと見ていたい……という場合は、ページストッパーはいかがでしょうか。こちらも100均グッズです。ページストッパーをセットしてジップロックなどに入れてしまえば、完成です。

読書をしながらお風呂に入っていると、つい夢中になって時間が経ってしまうこともあると思います。そうすると寒いことに気づかず、風邪をひいてしまうかもしれません。念のために肩にバスタオルなどを掛けておくと良いのかもしれませんが、下の方のコメントにあるような、シリコン製のタオル的な商品が便利だと思います。100均であるようなのでチェックしてみましょう！

いろいろご紹介しましたが、「もう少し安心できるものがほしい」という方のために次の商品もご紹介します。しかし、まずは、ジップロック＆消しゴムの方法、自作スタンドや自作カバーを試してみてからのご購入でも遅くないと思います。

「お風呂で本を楽しみたい！便利100均グッズで濡れないコツ！」をご紹介しました。バスタイムでの読書の大切なポイントは、何よりも本をカバーすること。つまり「本を濡れない」ようにする、または「しわしわにしない」で楽しむことです。そのための方法として、ジップロックをうまく使って防水カバーとする方法があります。また100均グッズを上手に使う方法もご紹介しました。ときにはゆっくり、お風呂で読書でもしながらリラックスしましょう！