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読書の量は年収と関係する?理由は?偉人も?身につくスキルは?

2024.02.25

あの偉人は読書の量もすごい?!知識や論理的思考、そして仕事のスキルに影響がある読書は、その量によって年収とも相関関係があると言われています。具体的にどのような関係なのでしょうか?そこで、読書の量と年収が関係する理由と内容について詳しくご紹介します。

  1. はじめに~「読書の量は年収と関係する」って本当?
  2. 読書の量は年収と関係する?理由は?偉人も?身につくスキルは?❶はい、たぶん関係します!
  3. 読書の量は年収と関係する?理由は?偉人も?身につくスキルは?❷理由その1「IQが高まるから」
  4. 読書の量は年収と関係する?理由は?偉人も?身につくスキルは?❸理由その2「知識が増えるから」
  5. 読書の量は年収と関係する?理由は?偉人も?身につくスキルは?❹理由その3「論理的思考能力が養われるから」
  6. 読書の量は年収と関係する?理由は?偉人も?身につくスキルは?❺論理的思考能力は「読書」でこそ得られる
  7. 読書の量は年収と関係する?理由は?偉人も?身につくスキルは?❻必要な読書量は?
  8. 読書の量は年収と関係する?理由は?偉人も?身につくスキルは?❼良質な本を読む!
  9. 読書の量は年収と関係する?理由は?偉人も?身につくスキルは?❽難しい本の読み方
  10. 読書の量は年収と関係する?理由は?偉人も?身につくスキルは?❾読書は恋にも役に立つ!
  11. まとめ~「読書の量は年収と関係する」って本当?
純粋な読書好きの方にとって「そんな無粋な!」とお叱りを受けそうなテーマですが、ますます格差社会が加速している日本、年収に関する話は多くの方にとって非常に気になるテーマです。それでは、具体的にご紹介していきます。

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子供のころに親や先生から、「本を読まないと頭が良くならないぞ!」と言われたことはないでしょうか?「そうなのか?」なんてぼんやりと思っていた方も多いことでしょう。しかし大人になり、納得するケースが多々見られます。「読書量の多さ=頭の良さ=年収の多さ」と図式化できるように、ほぼ相関関係があると言えます。
それにはちゃんと根拠があります。単純に申し上げると、読書を多くすると論理的思考能力が高まるため、仕事などでの問題解決に素早く対処することができます。それを繰り返すうちにさまざまな局面に対応できるスキルが身に付き、出世をします。その結果、年収が上がるということです。もちろん偉人と呼ばれる人たちすべてが年収(時代によってはお金持ち)が多かったと一概に言えませんが、読書量は半端ではなかったようです。
それでは詳細にご紹介してまいります。
読書をすることで得られる効果を大雑把に申し上げると、「IQ」(Intelligence Quotient:知能指数)が高くなる効果があると言えます。子供のころに行った「IQテスト」は、「算数や図形などの論理的能力」と「文章力や語彙力などの言語能力」を測るものです。難しい本をいろいろ考えながら読むことで、言語能力だけではなく、論理的能力が養われます。そうすることでIQが高められるのです。子供のころから読書をしている人はこれらの能力が身に付いており、やはり「学習能力が高い」と言えます。
下のコメントにもあるように、様々な調査で「読書と年収は相関関係がある」との結果が出ています。その理由は、読書によって得られた「知識」が仕事面で役に立つからと言えます。
簡単な例を上げれば、英語の本(会話集だけではなく、英文学も)を精読することで、翻訳や通訳などの英語関係の仕事を得られるかもしれません。営業先で本の内容から先方と話が膨らみ、契約が取れることもあるでしょう。論理的な思考能力が身についているので、文書作成も簡単にできるでしょう。また、他人の立場になって考えるという、最も大切な想像力も養われるでしょう。
このように、読書は他人の体験や思考を自分のものにすることができるのです。
ある調査によれば、20代、30代のビジネスマンは1ヶ月平均0.26冊の本を読むのに対し、30代で年収3000万円の人は平均9.88冊の本を読むのだと言います。その差は約38倍ですが、アメリカの調査でもビル・ゲイツやウォーレン・バフェットのような大富豪が1日30分以上本を読むのに対して、年収300万前後の人たちの中で1日30分以上の読書をしていたのは、たったの2%しかいなかったそうです。

それでは「論理的思考能力」とは何でしょうか?それは、「物事の筋道を立てて考えること」であり、「その筋道に矛盾がない」ことです。ビジネスの場面では、筋道に矛盾がないように考えて、物事を組み立てていかなければなりません。そうしないと時間的及び物理的な無駄が多くなってしまいます。つまり、成果が上がらず、業績に反映させることができません。
そのために論理的に物事を考える能力、論理的思考能力が必要なのです。成功してる企業や人はこの論理的思考能力があるので応用力もあり、さまざまなパターンで対応することができます。論理的思考能力の優れたIQレベルの高い人たちと仕事をするためには、やはり自分自身のIQを高めなければいけません。ビジネスの場面においてスムーズなコミュニケーションを取れるかどうかは、論理的思考ができるか否かにかかっています。
「論理的思考能力」は読書以外では身に付かないのか?とも思いますが、下のコメントなど、多くの方が指摘しているように「NO!」のようです。元々の「地頭」は遺伝的、先天的なもので変えようがないようですが、後天的な努力で充分に補えることができるようです。その手段が「読書」なのです。
世の中には、地頭が良いと言われる人たちがいます。しかし、残念ながら、地頭は親や生まれた環境で決まってしまうため、鍛えることができず、遺伝子研究の権威である村上和雄さんによれば、人間の遺伝子は99.5%は同じで、人の能力に差が生まれるのは個々の遺伝子をどれだけ「スイッチ・オン」の状態にしているかだけだと述べており、現在持っている地頭をどこまで使いこなせるかは、読書などの訓練によって大きく変わってくるようです。

読書の重要性をご理解いただけたと思いますが、それではどれぐらいの量を読めば良いのでしょうか?それは人によって当然変わってきますが、最低でも1日に1時間は欲しいところです。難しい本はなかなか前に進まないかもしれませんが、小説だとスラスラ読めます。個人差もありますが、1時間もあれば数ページは読めるのではないかと思います。
下のコメントにもありますが、タクシー移動の時間を読書に費やす方も多いようです。しかし皆さんがタクシーに2時間も乗車できる状況にあるわけではないでしょうから、電車などでの通勤や通学時間を利用するのが現実的です。テレビを観る時間を減らして読書にあてるのもおすすめです。
「本を読む時間がない」というには、自分が貧乏人だと言うのが一番分かりやすい言い訳ですが、日本マイクロソフトの代表を務めた成毛眞さんは、本を読むためにすべての移動にタクシーを使っているそうで、1日5000円で2時間、年間100万円で400時間を買えるのであれば、安いものではないかと言います。

少し古い調査ですが、「ほぼ2人に1人が1か月に1冊以上読む」という結果が出ています。反対に言えば「1冊ほどしか読んでいない」とも指摘できます。webの情報サイトが普及した現在、活字離れがますます加速しているようです。
10代から60代の全国男女に対し、本を読む頻度を尋ねたところ、46%が月に1冊以上本を読んでいることが分かった。

しかし、本を読むのが遅いほうでも、また仕事が忙しい場合でも、常に本を手元に置いておけば、1週間に1冊くらいは通勤途中や家事の合間などに読める可能性が高いと言えます。読書習慣のない方は、まずは本を近くに置いておくことから始めましょう。

ビジネス書はあまりおすすめできない!

それでは、どのような本を読めばよいのでしょうか?そう、本は読めばいい!というものではないのです。やはり、持続的な知識を身に着け、論理的思考能力を身に着け、そして仕事のスキルに役立てるには、良書を選ばなくてはいけません。では良書とは何か?どうやら世の中に溢れているビジネス書は、下のコメントにもあるように、モノにもよりますがあまり好ましくないようです。
不況になればなるほどビジネス書は売れるとも言われおり「あなたを変える」「絶対にうまくいく」「効率10倍」「20代のうちに」、そして「課長になったら」などのタイトルや帯が次々と作られています。このような本は、読んだ直後はエナジードリンクを飲んだようにやる気満々になりますが、翌日になると普段と同じ生活に戻ってしまい、読者は麻薬のように次からはもっと強い刺激がほしいという欲求が出てくるため、ビジネス的には非常に美味しい市場なのでしょう。

例えば、勝間和代氏や本田直之氏は文芸の世界では考えられないスピードで本を出版しており、中には良書もありますが、内容が同じような本も数多くみられ、彼らの一冊、一冊がアメリカの作家、ダニエル・ピンク、マルコム・グラッドウェル、そしてトーマス・フリードマンなどの本のように、内容と主張が濃い本にはどうしても思えません。最近のビジネス作家は自分のセルフ・ブランディングのために出すことが多く、先ほどの漆原直行さんはこのような本を「有名になりたくて仕方がないミーハー著者のオナニー本」だと批判しています。

難しいくらいの本がいい

それでは、どのような本が良書と言えるのでしょうか?やはり中身のない本や、読んだ直後は印象に残るけど翌日には忘れてしまった……というのは良書とは言えません。論理的思考能力を身に着け、仕事でのスキルに生かすのであれば、難しいぐらいの本がおすすめのようです。
「むずかしいくらいの本でなくては、読者にとって良い本だとは言えない。そうゆう本に向かって読者は背伸びをし、自分をそこまで引き上げなくてはならない。(中略) ちょっと見ただけでは、とても歯がたたないと思われるものに手をのばし、自分を引き上げることのできる技術を身につけることが要求されるのである。」

また、難しい本を飽きずに最後まで読みこなすには、方法があります。著者の書いてあることをすべて鵜のみにする必要はありません。「本当かな?しっかりした根拠はあるのかな?」「なんだ、ただの自慢じゃん!」などとツッコミを入れながら、自分の考えと照らし合わせて読むと良いでしょう。そうする事で知らず知らずのうちに、論理的思考能力が身についている可能性があります。
先述したように営業面などでも読書は、人間関係を築くのに役立つという調査もあります。また、下のコメントにもあるように、仕事以外の人間関係も良好にする効果があるようです。知的な恋人が欲しい場合は、やはり読書をしたほうがよさそうですね。そうすると、恋人と楽しくて意義のある会話ができそうです。
1974年、フランスのブルターニュ半島のテレビ塔が過激派によって破壊され、その後、約一年間にわたって、この地方ではテレビが見られなくなってしまいました。すると、人々は本を読むようになり、それによって村の人々のコミュニケーションが増え、人々のつながりが親密になったそうですが、現在の日本ではこれと全く逆のことが起きてしまっています。

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「読書の量は年収と関係する?」答えはYes! その理由は、論理的思考能力が身に付く→仕事のスキルが向上する→年収が上がる……となるからです。読書を通して偉人の体験や様々な国の歴史や文化に触れることで、素晴らしい感動を味わえ、そして知識を得られます。まだ秋ではありませんが、この夏も読書をおすすめします!
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://www.photo-ac.com/main/detail/839479?title=%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%81%A7%E6%9C%AC%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%82%80%E5%A5%B3%E6%80%A72