おしゃれな手書き文字を書いてみよう!
普段の生活の中でもお手紙やメッセージカードを送る機会はありませんか? そんな時にサッとおしゃれな手書き文字で飾れると、貰った相手も嬉しいものです。 今回はそんな簡単にできる手書きのデコ文字を紹介します。 一つのカードの中でスタイルを統一して書くととってもカワイイものが出来上がりますよ。
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手書き文字の書き方・デザインの基本
ガイドラインを書いてみよう!
義務教育で英語を習った時、ガイドラインが描かれたノートにアルファベットの書き取り練習をしませんでしたか? 手書きのおしゃれな文字を描きたい時は、簡単なガイドがあるととっても楽チンに書けます。 鉛筆で薄くガイド線を書いてみて、それを基準に文字を書きましょう。 ガイドの間隔を開けたり、縮めたりすると文字のプロポーションが変わりますよ。
文字の上部を普通よりも伸ばした例です。 変倍がかかった文字は、印刷されたものよりも、手書きで描くとよりおしゃれに見えます。
四角いガイドボックスを描いてから、中の空間を文字で埋めていくと、失敗がありません。 かつて世の中で広く行われていた活版印刷は、一文字一文字が全て四角い活版の中に収まっています。 そのために綺麗に整列されて見えるのです。 この知恵は、印刷やPCのデザインだけではもちろんなく、手書きの時にも大いに活用できます。
「自分でガイド線やボックスを描くのが面倒くさい!」という方は、方眼紙を使うと綺麗な文字が書けますので、ぜひ利用してみてください。 下記のサイトからは、方眼紙がダウンロードできます。
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手書き文字をフォントなどのデザイン別にご紹介♡
①ふちどり文字
文字をふちどりしたフォントはよく見かけますね。 PC用のフォントでも手書き風のカワイイものがたくさんありますが、やはり一つ一つフリーハンドで書いた方が優しさや真心が伝わるというもの。 真似をして、どんどん描いていきましょう。 平仮名はその特徴を活かしてまん丸に、アルファベットはやや角ばった漢字に書くとまとまります。
こちらはPC用の手書き風フォントですが、元はフリーハンドで描かれている様子ですね。 ムラのある線の濃さやゆるい奥行きの出し方がとても参考になります。
②縦柱文字
文字の縦線もしくは斜め線のみを囲って、柱のように強調。 整然としたPC用のフォントにはない、温かみのある文字が出来上がります。
③だぶり文字
少し幅をとって文字を書き、その隣に線を一本ずつ引きましょう。 文字の縦線の横に、要所要所で一本だけ引くのがコツ。 ポイントを絞ってやってみましょう。 ダブった二重の線が飾りとなり、とってもおしゃれな手書き文字になります。 漢字でも可愛く書けます♡
二重に書かれた線の間を色付けしてみましょう。 同じ色で統一するとgood。 このような簡単なアレンジだけで、グッとレベルが上がりますよ!
こちらは、さらに応用編。 文字の右側だけを二重の線で描いて、立体感を出した手書き文字です。 左側からの光源を頭の中で設定して、浮かび上がった輪郭だけを描いて制作されています。 文字をオブジェクトとして捉えると、いろんな表現ができそう。 絵心のある人はぜひチャレンジを!
シルエットの部分だけを縁取って書くとこんなにおしゃれになります。 描かない部分を意識して、読みやすさを調節しましょう。
④はじせん文字
細いカラーペンで書いた文字の端に、一つ一つラインを足してみましょう。 簡単にカワイイ文字が出来上がります。 加える線の数はバランスを見て調整して。 手書きならではのゆがみを大切にすると良いです。
⑤はじまる文字
今度は、文字の端を、線ではなく、点や丸で飾りましょう。 文字の太さをペンの歪みやかすれを活かして書くとおしゃれになります。 下の画像は、PC用のフォントですが、手書きで雰囲気を真似てみると、あなただけのオリジナルな書体が出来上がります。
文字の一部の点や線を選んで、「●」で置き換えて、飾ってみましょう。 手書き文字のポップさがぐんとあがります。 こちらは、白いペンで白い丸を書いて夏の爽やかさが綺麗に表現できていますね。
墨っぽいカラーペンで書いた文字に、細めの赤ペンでざっくりと描いた丸で飾っています。 書かれた文字の通り、イチゴの実のようで、グラフィカルで美しいです。 少し点の数を増やして、小さい赤点で文字を飾ると、ガマズミの実みたいでカワイイかもしれませんね。
⑥つつみ文字
細めの黒ペンを使い、大きく中を抜いた輪郭だけの丸文字を描いて、内側をカラーペンでデコレーション。 シマシマやドット、もくもくしたラインを入れると、とってもカワイイ手書き文字が書けます。 発色がよく明るい色をたくさん使うのがコツです。
水性マジックもしくは絵の具を使って、内側を塗った例。 滲みは手書きならではの味ですね。
⑦袋文字
お店のPOPでよく見る袋文字。 読みやすさと親しみやすさで、商品のお手頃さをアピールしています。 極太のペンで盛ってる感覚の袋文字は、書くのはそれほど難しくはありません。 こんなユニークな文字を商品紹介だけに使うのはもったいない! 贈り物のメッセージカードや社内の張り紙などに応用してください。
①丸ペンを使い、普段よりも幅を大きくとって、文字を書きましょう。 ②さらに、書いた文字の周りを丸ペンで囲っていきます。 ③囲った中を塗りつぶします。
④細めの黒ペンで縁を描いていきます。 ⑤さらに、縁を太く塗っていきましょう。 ⑥おまけで、細めの白いペンを使い、文字の端に光沢を入れます。できた!
⑧筆ペン文字
居酒屋のメニューで使われているおなじみの書体は、筆ペンで作りましょう。 縦線と横線の太さと細さの差を極端にして、筆ペン独特のカスレで勢いを感じさせる文字を意識してください。 オーバーなぐらいがちょうどいいですし、文の下手さをワザと強調するといいですよ。 手書きだもの。
⑨カフェのボード風
様々な手書き文字のテクニックの集大成がカフェのボードです。 文字のスタイルはてんこ盛りですが、統一感があるのは、使用しているマジックの種類と色数を絞っていることが要因。 これは真似をしない手はありません。 文字やイラストは丸っこさを意識して、遊び心を表現しましょう。
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PCを触ることが多くなった一方で、文字を手で書く機会は本当に減りましたよね。 普段から落書きの習慣を身に付けることで、頭の柔らかさが身につきます。 そして、いざという時にその遊び心が人を喜ばせるものです。 ぜひ今回ご紹介したものを参考にしてくださいね。