さんまの冷蔵のコツ!内臓は抜く?
秋に旬を迎えるさんま。秋はスーパーなどお店にも旬なさんまが沢山並び、ついつい大量に買ってしまうなんてこともあるのではないでしょうか。買い過ぎてすぐに調理できないさんまは冷蔵庫で保存すると思いますが、生のさんまを冷蔵庫で保管できる期間も1~2日程度で、3日以上調理する予定が無いなら冷凍するのがおすすめです。
さんまを冷凍するとなっても、冷凍したら美味しくなくなるのではないか…そんな心配もありますよね。業務用の冷凍庫で保管するなら半年、1年後でも美味しく食べられますが、家庭でも上手に冷凍する方法はあるのでしょうか。ここでは、さんまを冷凍する時に押さえておきたいポイント、コツについてご紹介します。
焼き魚にするなら内臓は抜かない
さんまを冷凍する時に内臓は抜いたほうが良いのか迷いますよね。内臓を抜くか抜かないかは解凍後の調理方法によって異なり、もし焼き魚にする場合は内臓は抜かなくてもOK。火を通す調理の場合は寄生虫の心配が無いので、内臓は抜いても抜かなくても大丈夫です。
焼き魚以外にするなら内臓は抜く
焼き魚以外で食べる場合は内臓は抜いておいたほうが安心です。内臓、頭を取って冷凍したほうが素早く凍り鮮度も落ちにくくなるほか、解凍後の調理もしやすくなります。さんまの頭、内臓の取り方は下の動画を参考にしてみてください。
内臓を抜いたら3枚におろして冷凍すると調理しやすい
内臓を抜いたら3枚におろして冷凍しても解凍後調理しやすくなりますよ。冷凍する前に調理しやすい形にしておくことで、解凍してそのまま調理することができます。
さんま冷凍の手順
さんまの冷凍手順ですが、さんまの頭と内臓を取ったら血をキレイに洗い流します。キッチンペーパーなどで水分を取り、1匹ずつサランラップで包みます。さらにジップロックなどで完全に密封して冷凍庫に入れます。冷凍さんまはいつまで保存できるのかについてはまた後述します。
また冷凍保存するさんまは秋に出回る旬のさんまにしてください。旬の時期以外に販売されているさんまは半年以上冷凍し解凍したものなので、それを再冷凍するとなると味も鮮度も落ちてしまうので気を付けましょう。
冷凍したさんまはいつまで保存できる?半年はOK?
冷凍さんまはいつまで保存できるのか気になるところですよね。頭と内臓を取り密封して冷凍保存してもいつまでも保存できるわけではなく、家庭用冷凍庫で保存する場合は1か月程度が美味しく食べられる期間です。中には半年前に買ったさんまを解凍して調理する…という人もいますが、家庭用冷凍庫なら最長でも1か月程度が目安です。業務用の冷凍庫でしたら半年や1年経っても美味しく食べられますが、家庭で冷凍する場合はいつまでも保存したままにならないよう注意してくださいね。半年経ったさんまは加熱調理して食べることはできますが、半年も経ってしまうと冷凍焼けを起こして味が悪くなりますので気を付けましょう。
そのままグリルorフライパン?さんま冷凍の焼き方・レシピ
冷凍して解凍したさんまは美味しく調理したいですよね。冷凍さんまを解凍したら早速調理に入るわけですが、冷凍さんまの焼き方をご存知でしょうか。冷凍さんまはそのまま焼いても問題は無いのですが、より美味しく調理するなら解凍してから焼くのがおすすめです。冷凍さんまをそのまま焼いてしまうと身が崩れたり焼きムラが出たり、さんまの旨味も大量に出て行ってしまうんです。
冷凍さんまの解凍方法
冷凍さんまの解凍方法は、調理する5時間前に冷蔵庫に移して解凍します。時間はかかるのですが、この方法がおすすめです。時間が無い場合は流水で解凍したり、電子レンジで解凍してもOKです。
そのままグリルorフライパン?さんま冷凍の焼き方・レシピ①グリルで焼く
冷凍さんまをグリルで焼く方法です。まずグリルの受け皿に水を入れます。網を予め温めておき、網に酢やサラダ油を塗っておくと焦げが付きにくくなります。さんまの表を中火で7~8分焼き、裏返して弱火で4分ほど焼きます。もし解凍し忘れてしまって、そのままグリルで焼いても大丈夫なのでレシピを参考にしてみてください。
そのままグリルorフライパン?さんま冷凍の焼き方・レシピ②フライパンで焼く
解凍したさんまをフライパンで焼く場合は、クッキングシートを使って焼くのがおすすめです。フライパンにさんまを並べたら7~8分焼き、焼き目が付いたら裏返して4~5分焼きます。焼いている途中で出てきた余計な脂はクッキングペーパーで拭き取ってください。
そのままグリルorフライパン?さんま冷凍の焼き方・レシピ③そのままフライパンで焼く
冷凍さんまを解凍せずそのままフライパンで焼く方法です。フライパンにホイルを敷いて、冷凍したままのサンマを並べたら酒を振って中火にかけます。縁がジュウジュウ音がしてきたらフタをして弱火にし、15分ほど焼いていきます。色良く焼けたら裏返して反対側も弱火で10分ほど焼き、しっかり火が通ったら完成です。弱火で30分ほどじっくり焼いても良い感じの焼き加減になりますよ。
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そのままグリルorフライパン?さんま冷凍の焼き方・レシピ④冷凍さんまの蒲焼き
生さんまでも美味しいさんまの蒲焼きですが冷凍さんまでも美味しく調理できます。3枚におろしたさんまを食べやすい大きさに切り、塩コショウをして片栗粉を両面に付けます。フライパンに油を敷いて弱火~中火で両面焼き、火が通ったらタレを加えて絡ませて完成です。
そのままグリルorフライパン?さんま冷凍の焼き方・レシピ⑤冷凍さんまのアヒージョ
冷凍さんまで作るアヒージョのレシピです。解凍したさんまを3つにぶつ切りし、耐熱皿にのせます。ガーリック、鷹の爪、醤油、オリーブ油を入れたら電気オーブン230℃で20分焼いて出来上がりです。簡単調理で冷凍さんまも美味しくいただけます。
そのままグリルorフライパン?さんま冷凍の焼き方・レシピ⑥さんまの甘酢からめ
甘酢のタレで冷凍さんまも美味しく食べられるレシピです。3枚におろしたさんまを18切れにし、片栗粉をまぶしたらフライパンで両面こんがり焼きます。調味料を加え、とろみが出てきてさんまにタレが良く絡んだら完成です。お酢の味がサッパリしてさんまが苦手でも美味しくいただけます。
そのままグリルorフライパン?さんま冷凍の焼き方・レシピ⑦さんまの南蛮漬け
揚げないのでヘルシーに食べられるさんまの南蛮漬けレシピです。冷凍さんまでもフライパンを使って簡単に美味しく調理できます。さんまは強力粉を付けてフライパンで両面こんがり焼き、タマネギ、人参、ショウガ、鷹の爪と合わせて調味料を回しかけます。冷蔵庫で半日~1日置いていただきましょう。
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まとめ
さんまの冷凍保存のコツやいつまで保存できるのか、そして冷凍さんまの焼き方・レシピをご紹介しました。家庭用冷凍庫でも1か月ほど冷凍保存することができ、解凍orそのまま調理でもグリルやフライパンで美味しく食べられます。旬のさんまを買い過ぎてしまったら冷凍保存して、食べたい時に調理して美味しく味わってくださいね。