ポトスの増やし方まとめ!:人気の観葉植物「ポトス」
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「ポトス」は観葉植物としてとても人気のある植物です。東南アジア熱帯雨林地帯に生息し、英名を「Pothos」、学名を「Epipremnum aureum」と呼ばれています。手入れも比較的簡単ですし、葉も大きいためインテリアのひとつとしてリビングや寝室などに好んで置かれています。人気の高さからバリエーションも豊富なので、サイズや葉の形などお好みで選んでみてはどうでしょうか。
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ポトスの特徴のひとつが登坂性を持つこと。つまり、つるのように太陽を求めて茎を伸ばし続けようとする性質を持っています。この性質があるため、茎が垂れ下がってしまうと絡みつくための他の植物を求めて葉を小さくする性質ももっています。大きく育てるためには、支柱を使って太陽の方向に支えてあげることが必要となるんですよ。
ポトスの増やし方まとめ!:ポトスの増やし方は3つ
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さて、ポトスの数を増やす方法は3つです。ひとつめは「挿し木」。ツルを切って土に入れて増やす方法です。こんなことで育つのかと思う人もいるでしょうが、生命力の強いポトスなら、それほど難しくなく増やせるんですよ。ふたつめは「水挿し」。これは土の代わりに水を用いる方法です。
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3つめは「株分け」です。これはポトスの根っこから分割して増やす方法です。どの方法を行うにしても、根を出して苗として成長しはじめるまでが増やすにあたって大切な時期となります。それぞれの方法の詳細を紹介していくので、自分にぴったりの方法を試してみてくださいね。
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ポトスの増やし方まとめ!:①「挿し木」
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ポトスを増やす1つめの方法である挿し木の手順を以下に紹介します。挿し木に適した時期は5~7月ですが、暖かい土地柄であれば9月ごろまで可能です。
手順
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1.植木鉢、育苗ポットなどに土を入れ、水をかけて湿らせておきます。
2.ポトスのツルを5~15cmの長さに切ります。
3.ツルの先端にある2~3枚の葉っぱを残して、他を取り除きます。
4.切り口に発根促進剤を塗りましょう。
5.穴にツルを指します。このとき、ツルの節がつぶれないように気を付けましょう。
5.日差しの穏やかな場所に置き、土が乾燥しないように水を1週間ほど与え続けます。
6.新しい芽が出始め成長をはじめたら挿し木が成功したといえます。
発根促進剤とは
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発根促進剤とは、発根を促進させる植物ホルモン剤のことです。挿し木、挿苗、種子、球根などに用いると発根作用が促進される効果があります。その後の成長もよくなるため発根促進剤を使うと挿し木の成功率が高くなるでしょう。
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ポトスの増やし方まとめ!:②「水挿し」
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続いては水差しです。挿し木のように土を使わないため、根の成長などが観察しやすいといえます。挿し木のまえに水挿しにまずトライするというのもよいのではないでしょうか。水挿しに適した時期も挿し木と同じく5~7月です。
手順
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1.瓶やガラスコップなど清潔な容器を用意し、水を入れておきます。
2.ハサミでポトスのツルを5~15cmの長さに切りましょう。
挿し木と同じように、ツルの節がつぶれないように気を付けましょう。
3.1週間ほど経つと芽が生えてきます。順調に成長をはじめたら水挿しが成功したといえます。
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ポトスの増やし方まとめ!:③「株分け」
つづいては株分けの手順です。株分けの場合は、観葉植物用の培養土を使うので予め準備しておきましょう。株分けの場合は、暖かな気候が必要なので4~7月に行いましょう。
手順
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1.ポトスを育てている植木鉢などの土に水やりを控え、土を乾燥させておきます。
2.枯れた葉、傷んでいる葉を取り除きます。
3.ポトスを鉢から取り出します。
4.根の周りの土を取り払います。根を傷つけないよう十分注意して優しく土を取り除きましょう。
5.2分割ぐらいになりそうなところにナイフで切れ目を入れてください。
6.手で2つに割きます。
7.黒ずんでいる傷んでいる根の部分があれば取り除きます。
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8.用意した鉢に観葉植物用の培養土を入れます。
9.分けた株を鉢に植えます。
10.直射日光が当たらない日陰に鉢を置きます。
11.1~2週間ほど経ったら、普通の苗と同じように育てます。
培養土とは
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培養土とは、腐葉土、バーミキュライト、砂、ピートモス、石灰などの肥料を一定の割合で混ぜたものです。自分でつくることもできますが、市販品を購入するほうが手軽でしょう。培養土といっても、人間用の栄養ドリンクのようにさまざまな配合や強度があります。下で紹介しているアイリスオーヤマの培養土はポトスを含んだ植物用とされているので、ポトスの株分けに適しています。培養土を使えば成長も安定するため手入れも簡単です。もちろん株分けも成功しやすくなるので準備しておきましょう。
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ポトスの増やし方まとめ!:生育に適した環境①「室内」
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ポトスは耐陰性のある植物なので室内でも育てることができます。ポトスの生育に適した温度は15度前後なので、屋外よりは室内のほうが適温という時期が多いのではないでしょうか。10度以下となると成長しにくくなってしまうため、ポトスを増やすときには15度前後で育てるほうがよいです。
ポトスは直射日光を長時間受けてしまうと、葉やけを起こしてしまうので注意が必要です。もし、窓際に置く場合にはレース越しに置くなど工夫してくださいね。
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ポトスの増やし方まとめ!:生育に適した環境②「屋外」
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ポトスは屋外でも生育できます。ただし春~秋と季節を選びます。もともとポトスは東南アジア熱帯雨林地帯の植物なので寒さにはあまり強くないからです。また、手入れをする場所は直射日光があたらない場所なのは室内でも同じです。春、秋はポトスは水分を吸収する時期なので、土が乾燥していないかに気を付けましょう。
ポトスの増やし方まとめ!:霧吹きの方法・頻度
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立派にポトスが成長してくると、手入れをしたかいがあったと嬉しくなるものですよね。しかし、順調に成長した後も手入れは必要です。ポトスの手入れのひとつとして葉に霧吹き(葉水)をすることがあります。この霧吹きという手入れは水分を与えて乾燥を防ぐだけでなく、ハダニやアブラムシなどの害虫の予防効果もあります。大切な手入れなので毎日しっかり行っていきましょう。
霧吹き(葉水)をしたときに、濡れたティッシュペーパーなどで葉の表面を優しく拭き取ってあげるのも大切なお手入れです。ポトスの葉にはホコリなどが付着しやすく、成長を阻害してしまうためです。
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ポトスの増やし方まとめ!:口コミ
ポトスが伸びすぎた場合には、切って水栽培にしようかと考える人が多いようです。水栽培はインテリア性も高いため人気があるんですよ。
ポトスが、あと30センチで床につきそう。切って水栽培を増やすか悩む。 pic.twitter.com/kd35YRCDvQ
— 優 (@luckynugget_y) December 16, 2018
増やした当初は小さいですが、下の写真のように立派に成長します。成長が早く育てる楽しみも大きいのがポトスといえますよね。
一年ぐらい前から水栽培で育てるポトスが今日も元気で可愛い
— 中松うみ🥛 (@nakamatuuuuuuuu) March 15, 2017
春夏が成長期だから今年も沢山増やす
最初は小さかったなぁ… pic.twitter.com/PqfoCI5bSv
ポトスがやたら伸びてきたのでぶち切ってテープルグリーンを増やす。 pic.twitter.com/8uq9Kf0boM
— わたる/そら (@sora_wataru) August 2, 2015
まとめ
ポトスは丈夫な植物なので、増やすことも比較的簡単です。室内や屋外のポトスが伸びてきたら、分けてみてはどうでしょうか。いろいろな場所に鉢が増えて、緑豊かな空間にしていくことができますよ。もし失敗したとしてももとのポトスはまた成長してくれるので、何度でもチャレンジできます。特に、水挿しは手軽なうえ、インテリアにも優れているのがおすすめ。おしゃれな容器などに入れれば、一層ポトスが映えますよ。ポトスとともに、緑ある素敵な毎日を送りましょう。