【英語の悪口・スラング一覧】英語の悪口って?
日本語でも、悪口や悪い言葉、人を罵る際の汚い言葉ってありますよね!
それは、英語でも同様です。英語にも悪口や人を罵る汚い言葉はあります。こういった言葉は、学校の英語の授業では絶対に教えてくれません。実際に使っているのを見たり、自分が使うとなれば、外国人との生の会話の中で使うことになるでしょう。
中には、辞書にも記載されていないようなスラング(俗語)も登場します。
ここでは、そんな英語の悪口やそのレベル、そして英語で悪口を言われた際に言い返す言葉などをシチュエーション別にご紹介していきます。
【英語の悪口・スラング一覧】とっさに出てしまう悪い言葉
英語がネイティブの外国人は、日々の生活の中で、とっさに出てしまう悪い言葉というものが存在します。
日本人の使う日本語にも、とっさに出てしまう悪い言葉ってありますよね。まずは、そんなとっさに出てしまうスラングも含む悪い言葉をご紹介していきましょう。
FUCK!
英語の悪口の代表格と言えば、「FUCK(ファック)」です。英語圏では、このFUCKという言葉はスラングであり、かなりキツイ表現。品位を下げてしまう言葉でもあります。そのため、『Fワード』という表現にしてみたり、『F***』という伏字にして表現をすることもあるほど。
FUCKの元々の意味は、「性交」です。しかし、ネイティブがこの言葉を使う際はかなり感情が高まって激昂した時です。
相手を最高級に罵る際は、「FUCK YOU!」(くそったれ!)と使えますが、あまり良い表現方法とは言えません。
また、それ以外にも「かなりの」という意味合いで使われることもあり、「It's fucking hard」(めちゃめちゃ難しい)など、「Very」の表現と同じように置き換えられることもあります。
Damn it!
「Damn」は、とっさに出てしまう悪口でも頻繁に使われる言葉です。元々の「Damn」の意味は「呪う」という意味ですが、ここでは腹がたった際に使われることが多いです。
「Damn it」(ダーンニッツ)は非常によく使われるスラングの言葉で、日本語で言う「チキショー」といった表現です。
Shit!
皆さんは洋画や海外ドラマの中で、「Shit!」という表現はよく耳にしたことがあるでしょう。これは、英語圏の中でも頻繁に使われるスラングです。元々。Shitは、「便、糞」を意味します。
「Shit」は、何か腹立たしいことや失敗などがあった際にとっさに出てしまう悪い言葉です。
上記のFuckよりは軽めの言い方とはなるものの、品位はあまりよくありません。日本でも「クソ!」という表現をすることもあると思いますが、おおよそ同じような悪口レベルです。
【英語の悪口・スラング一覧】子供でも使う軽い悪口
では、英語の悪口の中でも比較的軽めであり、子供でも使う言葉をご紹介しましょう。
You are stupid!(バカだなあ)
子供が使う悪口の中で最も頻繁に使われる言葉は、「Stupid(スチューピッド)」です。日本でも「バカ」という言葉は悪口として使われることが多いと思いますが、英語でも同様の意味で使われます。
上記のように形容詞として使われることも多いのですが、呼びかけとして使われることも。
「I already told you many times,Stupid!」(もう何回も言ったでしょ、このバカ!)
このように、相手を罵る際の呼びかけとしても使います。
He is Creepy!(気持ち悪いんだけど!)
日常の中で、「気持ち悪い」と感じる人はいるかもしれません。そんな時にネイティブは「Creepy」(クリーピー)という表現を使います。
日本語で言う、「キモい」「気持ちが悪い」という表現と同じです。
You are annoying!(うざい!)
イライラしたり、面倒でうっとうしい人がいると、このように表現します。「Annoy(アノイ)」はイライラするという意味です。ちょっかいを出してきたり、目障りな人には比較的よく使われる悪口です。
【英語の悪口・スラング一覧】日常でよく耳にする悪口
次にご紹介したいのは、日常的によく耳にする悪口です。そんなに過激な表現ではないものですので、比較的多くの人が使っています。
You are weird.(あなたって変!)
「Weird」(ウィアード)は、「変わった」「奇妙な」という意味です。誰かに対して「変」
だと思った際に使われます。
You are a wimp!(あなたって弱虫ね!)
「Wimp(ウィンプ)」は、「意気地なし」「弱虫」といった意味があります。男性がこの言葉を言われると、なんだか立場がないイメージですね。
That's wack!(ダサすぎ!)
ヒップホップなどの楽曲にはよく使われるスラングです。「イケてない」「ダサい」「残念すぎる」という意味を持ちます。
【英語の悪口・スラング一覧】使う際は注意!きつめの悪口
次に、使う際には注意が必要なきつめの悪口をご紹介します。放送禁止用語とまではいきませんが、使うシチュエーションによってはケンカになってもおかしくないレベルです。
You are dumb.(アホだね)
「Dumb(ダンブ」は、元々「口が利けない」「言葉が不自由な」という意味です。そのため、この言葉を使う際は差別的な要素も含まれるため、注意が必要です。
この「アホだね」という意味でも、特に「とろくて使えない」という意味合いが強いです。
You suck.(あんた、最悪)
「Suck(サック)」の意味は、元々「吸い込む」という意味です。スラングでは、「最悪」という意味になります。物事などがうまくいかない時などは、「That's sucks」という表現でもよく使われます。
Screw you.(くたばれ)
「Screw」は、「ねじ」の意味がありますが、スラングでは「めちゃくちゃにする」「つぶす」という意味があります。
相手に対してこの言葉を使うと、「ふざけるな!くたばれ!」といった意味合い。「Fuck you」と意味合いは似ています。しかし、こちらの方がややマイルドな言い方となります。
【英語の悪口・スラング一覧】絶対に使わないで!タブーの悪口
次にご紹介するのは、実際に使うことはタブーとされている悪口です。放送禁止用語であり、人前では絶対に口にしてはいけない言葉。口に出してしまうと、殴られたり傷害事件に発展してもおかしくないレベルです。知識として知っておくだけにしましょう。
Fuck you!(くたばれ!)
前述もしたスラングとなりますが、この言葉は非常に品位もなく、相手を最高級に罵っている言葉です。日本語にはこれほどの悪い表現をする言葉は見つからないほど。
日本でも有名になっている言葉ですし、海外ドラマなどで耳にすることもある言葉でしょう。そのため、真の意味合いを知らずに気軽に使ってしまう日本人がいるのも事実。アメリカなどの英語圏でも、Fワードとされており、直接表現は避けられます。テレビではピー音が入るほど。誰かに使うのは、絶対に避けましょう。
She is a bitch!(嫌な女!)
「Bitch(ビッチ)」と言う言葉は、日本でも有名な英語のスラングでしょう。元々、Bitchは「雌犬」という意味です。日本語で表すと「くそばばあ」「あばずれ女」「クソ女」と言った表現に当てはまるでしょう。
しかし、日本語での表現とは問題にならないほど悪い言葉。この言葉はかなり女性を軽視している言葉ですので、使わないに越したことがありません。
You are such a whore.(尻軽女!)
上記の「Bitch」よりもさらにひどい表現となる言葉が「Whore(ホア)」です。
英語のスラングであり、「ふしだらな」「尻軽の」といった意味があります。この言葉を言われた女性は、最高に見下されていて罵られていると思って良いでしょう。
同じ意味合いで、「Slut(スラット)」という表現もあります。こちらは男性に使うこともありますが、強烈に相手を罵っている意味となります。
【英語の悪口・スラング一覧】日本人が言われがちな悪口
では、日本人が言われがちな悪口ってどういったものがあるのでしょうか?
一般的に、日本人がよく行くハワイやラスベガスなどの英語圏の観光地では、日本人だからと言って悪口を言われることは少ないでしょう。しかし、留学をしたり、住んでいたり、はたまた旅行中に友人の家に遊びに行ったりと、通常の生活圏の中に入ると、悪口を言われてしまうこともあります。
その理由で多いのが、やはり「英語」と「アジア人」であることが大半でしょう。日本人は英語が苦手な人が多いですし、よほどの観光地以外ではカタカナ英語はネイティブには通じません。日本に住んでいる外国人はとてもゆっくりとわかりやすい英語を話してくれますが、現地のネイティブは違います。非常に早くて日本人にはわかりにくい英語を使います。
また、アジア人であることを馬鹿にされることもあります。
【英語の悪口・スラング一覧】悪口を言われた時の言い返す言葉
それでは、日本人が悪口を言われた場合の対応をシチュエーション別に見てみましょう。
英語を馬鹿にされた場合
日本人は基本的に英語力に乏しいところもあり、そういった面を馬鹿にされてしまうことがあります。特に、観光地以外の英語圏ではその傾向がありますね。
筆者はアメリカに在住経験がありますが、やはり最初英語があまりできなかった時はいろいろとバカにされたこともありました。悔しかったら英語の勉強をするしかないってわけで、海外在住者は必至で英語を学ぶわけですが、やはり言葉や文化の壁は難しいものです。
そんな時は、このように表現しましょう。
I'm not where you are from.(私はあなたみたいにここ出身じゃないの!)
アメリカなどは元々英語がネイティブのため、外国人が言葉に苦労する気持ちを理解できない人が多いです。観光地ならそれでも笑顔で接してくれますが、それ以外ではなかなかシビア。外国人ということが差別されることはそれほどありませんが、「英語がきちんと話せるかどうか」で見下されることがあります。
筆者は、そんな時は上記のように言い返します。これで大体の人は黙りますね。
Jap!と言われた場合
海外に行くと、日本人であることがわかったとたん、「Jap」と言ってバカにする人がいるかもしれません。「Jap」は、日本人のことを馬鹿にした表現です。
秩序のある大人であれば、この表現はしないでしょう。しかし、中には日本人を見下してこのように表現する若者もいます。通りすがりにこのように言われた場合は、非常に腹が立つのですが、そのまま無視をすることが一番です。下手につっかると、銃やナイフで暴力沙汰になることも。
元々、常識のない表現なので、このように言う人はマナーもありません。とにかく無視が一番です。
ただし、英語圏の外国ではあなたの見た目だけで「日本人」だとわかる人は少ないと思います。アメリカでしたら、日本人とは言われずに「アジア人」として1つのカテゴリーにはめられますので、アジア人を馬鹿にしたような表現(目を引っ張って細くするなど)をする若者もいるかもしれません。その場合も、基本無視が1番です。
【英語の悪口・スラング一覧】英語の悪口を使う際の注意点
英語の悪い言葉やスラングを使う際に注意しておきたい点があります。
使う場や雰囲気をわきまえる
英語の悪い言葉やスラングは、その悪いレベルがそれぞれ違います。上記でご紹介した、”子供でも使うレベル”や”日常でもよく使われるレベル”の悪口であれば、使う場や雰囲気をわきまえればそこまで神経質になる必要はありません。
しかし、かなり下品だったり品位を落とすような悪口は、よほどのことがない限り、使わない方が賢明。友達同士でふざけあっている場面であれば笑い話となるかもしれませんが、通常のシーンでは使用しないことです。
また、英語があまり得意ではないのにやたらスラングや悪い言葉を使いたがるのは、ネイティブからすると「非常に滑稽」です。まずは正しい英語を学び、ある程度会話ができるようになってから、悪口などを使い始めるのが賢い方法でしょう。
【英語の悪口・スラング一覧】まとめ
いかがでしたか?
英語での悪口やスラングなどをシチュエーション別にご紹介しました、どれも学校では教えてくれない言葉です。中には絶対に使ってはいけない言葉もありますので、ぜひとも心に留めておいてくださいね!