今吉翔一とは【黒子のバスケ】に登場するキャラクターです。桐皇学園高校バスケットボール部の3年生で主将を務めています。身長180㎝、体重71kg、6月3日生まれのふたご座で血液型はAB型です。好きな食べ物は"うな重"で特技は釣りであり、オフの日はのんびりと釣りをしているようです。
趣味は、お金をかけない競馬です。得意科目は数学で、生徒会に所属しています。座右の銘は「無知の知」です。
桐皇学園高校バスケットボール部での背番号は4番で、ポジションはポイントガードです。得意プレイはレッグスルー→ビハインド・ザ・バックパスです。注目している選手は霧崎第一高校バスケットボール部2年の花宮真です。
黒髪に角眼鏡をかけています。目は糸目ですが、シュートを打つ時などにたまに開眼します。開眼した時の目つきは非常に悪く細切れの三白眼になっています。
中井和哉は青二プロダクション所属の男性声優、ナレーターです。1967年11月25日生まれの兵庫県出身です。声優になる前は地方公務員として働いていました。「ONE PIECE」のロロノア・ゾロへの抜擢をきっかけにアニメやゲームの声優として活躍するようになり、現在はアニメーションの他に情報、報道番組などを中心に多くのナレーションを担当しています。
2011年第5回声優アワードで助演男優賞を受賞しています。剣士キャラを多く演じていますが、本人は大の先端恐怖症です。低音で力強い声が特徴で、荒くれ者、兄貴肌、俺様系、カリスマ、ドSといったキャラを演じることが多いです。対して本人の性格は温厚で穏やかなため、共演者からはよくいじられているようです。
中井和哉の代表作として、「ONE PIECE」のロロノア・ゾロ、「銀魂」の土方十四郎、「戦国BASARAシリーズ」の伊達政宗などがあります。
今吉翔一の一人称は「ワシ」で、話すときは関西弁です。相手が敵であっても人懐っこく話しかけ、柔らかい雰囲気を持っていますが実は打算的であり、腹黒い性格をしています。相手の思考を読むことに長けており、花宮真が「妖怪並み」というほどです。
ファンからも「サトリ」と呼ばれているようです。ちなみに「サトリ」とは人の心を見透かすことのできる日本の妖怪です。青峰大輝を桐皇学園高校バスケットボール部にスカウトする時も、青峰大輝の気持ちや願望を見抜いていました。
周りから見ると傲慢で自己中心的な人物に見える青峰大輝のことを「繊細」だと評していました。
バスケットボールプレイヤーとしての技術は高く、司令塔として頭脳戦も得意としています。インターハイの対海常戦やウインターカップの対誠凛戦では、ダブルクラッチをしたり、試合終了ギリギリに3Pシュート放ちブザービートを決めるなど一流の技術を見せています。
ウインターカップの初戦では、独自の方法で黒子テツヤの「ミスディレクション」を見切って封印しています。
今吉翔一は、原澤監督と一緒にに青峰大輝のスカウトに赴いています。青峰大輝の自分勝手ともいえる条件をのみ、桐皇学園高校バスケットボール部に入るきっかけを作りました。チームメイトから反感を買っている青峰大輝を擁護したり、身勝手な行動を許可しています。
このことから分かるように今吉翔一は青峰大輝の扱い方を含め、個人主義者の集まりである桐皇学園高校バスケットボール部を主将として上手くまとめています。
今吉翔一と花宮真は中学時代の先輩と後輩という関係でした。小説版によると当初はレギュラーから外れていたものの、ある事から赤司征十郎のように2年生で主将を務めていたようです。アニメ35Qで回想があり、中学の制服は黄土色のブレザーに緑色のネクタイ、黒のスラックスです。
今吉翔一は花宮真の頭脳について「天才」だと評価しています。その天才的頭脳を持った花宮真は今吉翔一について「ポーカーなどの心理戦をあの人とやろうとは思わない」と発言しています。今吉翔一の"天性の相手の考えを読む能力"がいかに高いかがわかりますね。
花宮真は今吉翔一のことを苦手としているようです。単行本収録NGシーンで、陰口が今吉翔一に聞こえ三階下のコートから名前をささやかれた花宮真が悲鳴を上げるシーンがあります。また、アニメ41Qの次回予告では、瀬戸「おい、なんかこっち見てねえか」花宮真「ハッ、そんなわけ…ッ(息をのむ)」というやり取りもありました。
試合でも頭脳戦を得意とする今吉翔一ですが、学力も高いとみられます。高校では寮で暮らしており、隣の部屋はチームメイトの諏佐佳典で、2人で一緒に勉強している机の上には東大の本があったようです。また、生徒会に入っていることからも成績は優秀なのではないかと思います。諏佐佳典曰く、絵は下手らしいです。
今吉翔一は"かっこいい"という意見が多く見られるキャラです。イケメンなところ、頭のいいところ、関西弁なところ、眼鏡をしている、Sっぽいところなどがかっこいいと言われるポイントです。腹黒くて計算高いところも魅力のようです。そんな今吉翔一ですが、かわいいという意見もありました。
アニメ2期第43Q「負けるかよ」で桐皇学園高校と誠凛高校の試合に決着がついて桐皇学園高校が負けた時、今吉翔一の目元が赤くなっていました。泣いている描写はなかったものの、赤い目元から泣いたことがわかります。チームメイトの諏佐佳典に「お前が泣いているところを一度は見てみたい」と言われるほどだったので、その普段とのギャップに思わずかわいいと思ってしまった方もいるのではないでしょうか。
"まいるなあホンマ どいつもこいつも健気すぎて涙出るわ…ただなあ マジメにがんばれば必ず勝てるとか そんな甘ったるく世の中できてへんで"
"勝てば官軍 負ければ賊軍 とどのつまりそんだけの話や"
今吉翔一と似ているキャラがいるというので調べてみました。ネットでは、「テニスの王子様の忍足侑士」「べるぜバブの出馬要」「BLEACHの市丸ギン」の名前が上がっていました。黒髪で眼鏡なところが似ているキャラや糸目が似ているキャラなど、似ていると感じるところは様々あるようですが、共通点として関西弁(京都弁)があるようです。
今吉翔一のキャラソンは"セイシュンTIP-OFF!!~MVP今吉ver."の1曲があります。キャラソンといっても歌っておらず、セリフのみです。チームメイトの桜井良もセリフに参加しており、青峰大輝の決め台詞を2人で言っています。
今吉翔一は強豪校の主将として、実力主義者の集まりを上手くまとめています。バスケの実力もあり、相手の考えを見透かすなど心理戦も得意とし、柔らかい雰囲気を出しながら相手に近づきつつも実際には計算高く腹黒いキャラでもあります。
そういうちょっと悪い感じのするところや、関西弁や眼鏡といった女子の好きなポイントを詰め込んだようなキャラでもあります。そのためかっこいいという意見が多く、人気投票の総括ランキングでも19位にランクインしています。腹黒くても相手に暴力を振るうことなどしませんし、頭脳戦でバスケをするところもかっこいいですね。
今吉翔一の最大の能力はやはり「サトリ」と言われるほどの相手の考えを見透かす能力であり、それを試合に生かしているところが他のキャラにはない特徴だと思います。魅力がたくさん詰まったキャラなので、今吉翔一に注目してアニメを見返してみても面白いと思いますよ。