ゴンについて
ハンターハンターのゴン=フリークスは父親のジンを探して旅をしていましたが、とうとうジンに会うことができました。 長く続いてきたハンターハンターの物語も一区切りがついたと言えます。
ゴンの性格
優しさを持っている
ハンターハンターのゴン=フリークスは優しい性格です。 ゴン=フリークスが優しい性格だとわかるエピソードはたくさんあります。
第1話ではカイトがキツネグマの子供処分しようとした時、自分が噛みつかれているのにも関わらず身を呈してかばっています。
また船が嵐に巻き込まれた時は、自分が落ちるかもしれないのに船員を助けるととても優しい性格の持ち主なのです。
そのほかにもハンター試験の時は、試験官についていくのを放棄しても、霧に巻かれたレオリオとクラピカを助けに戻るという勇気ある行動をしています。 ゴン=フリークスは目の前に困っている人がいたら、助けずにはいられない優しい性格ということがわかります。
善悪に頓着しない
しかし、ゴン=フリークスはグリードアイランドでは第1級殺人犯のビノールトに命を狙われます。 その後、ゴン=フリークスとキルアはビスケの指示で、ビノールト相手に訓練を行うこととなるのです。
訓練が終わった後、ゴン=フリークスはビノールトにお礼を言い、あっさりとビノールトのことを許してしまいます。 この時、ビノールトは改心をし、自首すると言いました。
自分がお世話になったからといって、犯罪者を簡単に許してしまうというのは、一般的な感覚では全く理解できません。 ゼパイルは、ゴン=フリークスのことを「すごいと思ったものは善悪の区別なく賞賛する」と評しましたが、非常に危うい性格と言えます。
知性は高くない
ハンターハンターのゴン=フリークスは、あまり頭が良いとは言えません。 それはレイザーにドッジボールのルール説明をされた時、説明の内容を覚えることができずフリーズしてしまいます。ナックルがオーラを数字化して、説明をした時もうまく理解できず、困った様子でした。
一方、物事の核心をいきなり突いてきたり、ルールにとらわれず柔軟な思考ができるなど、決して頭が悪いわけではありません。 ハンター試験の時は、メンバー全員が冷静な判断ができなくなる状況で大胆な発想をして周りを驚かせることもあります。
知性はさほど高くはないかも知れませんが、周りの雰囲気に流されない判断ができる性格といえます。 最もかなり頑固な面を持っていますから、良くも悪くも周りの影響を受けない性格でしょう。
危険すぎる好奇心
ハンターハンターのゴンは好奇心が強いですが、それは明らかに度を超えています。 ヒソカと初めて対峙した時、天空闘技場の200階クラスで初めて対戦した時など、命が危険にさらされる状況でゴンはそれを楽しんでいます。
恐怖を感じていないわけではないようですが、自分がどこまでできるか試してみたいようです。 ゲンスルーとの戦いでは意地もあったでしょうが、元々の作戦を無視して片手を失っても自分がどこまでできるのかを試していました。
ゲンスルーも、ゴンのことをいかれてると恐怖していました。 好奇心の強さは、優秀なハンターに必須のものでしょう。 そういう意味では、ゴンはハンターに向いています。 しかし、その好奇心の強さは死と隣り合わせの危険なものです。
ゴンの念能力は強化系!
ハンターハンターのゴンは強化系の念能力者です。 念能力を覚えてから、1年足らずにもかかわらずレイザーから怪物と表されるほど凄まじいオーラを量を見せました。
必殺技のジャジャン拳は、オーラを込めた右ストレートのグー、刃状に変化させたオーラで相手を切り裂くチー、手のひらから念弾を放つパーの3種類です。 それぞれ、強化系、変化系、放出系の能力で、相性の良い強化系のグーが最も威力が高いです。
ちなみにジャジャン拳という名前は、ナックルに技名を聞かれた時につっかえて「ジャ…ジャン拳」言ってしまったことが始まりです。 それをナックルが正式名称だと誤解したために定着してしまいました。
またゴンの強さをピトーと比べる考察もでていますが、覚醒前のメルエムであれば勝てるという話もでていました。ピトーが反応できない速度やゴンの一撃でボロボロになる姿を見ると、ゴンの強さは凄まじいことがわかります。
ゴンの人間関係は幅広い
ゴンとキルアの関係
ゴンとキルアは、ハンターハンターの初期に友達になり、2年近く旅を続けてきた親友です。 暗殺一家という特殊な環境で育ったキルアにとって、ゴンは初めてできた友達で特別な存在です。 人間関係の起点がゴンになっているため、キルアはゴンに依存していたといえます。
また、ゴンも同年代の子供と関わりがなかったため、キルアはゴンが初めてできた同年代の友達でしょう。 キルアを最高の友達としてジンに紹介しようとしたこともありました。 カイトの死で追い詰められたゴンが、キルアを拒絶する展開もありましたが、一応仲直りしています。
その後、キルアがアルカを守るという目的を見つけたことで、2人の旅は終わりました。 ただ、ここまでずっと一緒にいたコンビですから、離れ離れになって寂しいファンは多いでしょう。 いずれ再会することを願いつつ、もう一度ゴンとキルアのコンビをみてみたい人は多いでしょう。
父であるジンを探す物語
ジンはゴンの父親で、ゴンの憧れるプロハンターでもあります。 カイトと同様にジンがいなかったとしても、ゴンはハンターにはなっていないでしょう。 ゴンのことを放置しているようですが、何故か詳しい情報を知っていたり、ずっと見守っているようでもあります。 父親としても掴み所のない人物です。
ハンターハンターで最高のハンターとも言われています。 ゴンの好奇心の強さや自分が楽しもうとするところ、意志の強さなどは間違いなくジンにそっくりでしょう。 ハンターハンターは、ゴンがジンを探す物語でもありました。
ようやくジンと会うことができても、わりとあっさり別れてしまうところがこの親子らしいです。 ゴンにとって旅の目的がなくなりましたが、 新たな目的が見つからない限り、ゴンが旅に出ることは無いのかもしれません。
ゴンとカイトの関係
カイトはハンターハンターの第1話で登場したゴンの恩人です。 ゴンに自然の厳しさや父親ジンのことを教えた人物で、ジンの弟子でもあります。 ゴンは、カイトからジンの話を聞かされてハンターに憧れるようになりました。
カイトに会っていなければ、ゴンはハンターにならなかったかもしれません。 キメラアント編でカイトを殺されたと思ったゴンは、ゴンさんとなって覚醒します。 それだけカイトへの思いが、強いということでしょう。
ゴンがハンターになるきっかけを作り、ゴンの闇の部分を描く上でも、重要な役割を果たしています。 ゴンへの影響力が最も強いキャラクターはカイトなのかもしれません。
カイトに会っていなければ、ゴンはハンターにならなかったかもしれません。 キメラアント編でカイトを殺されたと思ったゴンは、ゴンさんになってしまいます。 それだけカイトへの思いが、強いということでしょう。
ゴンがハンターになるきっかけを作り、ゴンの闇の部分を描く上でも、重要な役割を果たしています。 ゴンへの影響力が最も強いキャラクターはカイトなのかもしれません。
ゴンさん化した理由
ゴンさんについて
ネフェルピトーにカイトを殺されたと思ったゴンは「もうこれで終わってもいい」という覚悟を決め、姿を変貌させます。 筋骨隆々とした巨漢になったゴンのことを読者はゴンさんと呼びました。 ゴンさんという名前はネタ的な意味合いもありますが、その経緯はあまりにも悲劇的です。
頭髪も相当の長さに伸びていて、怒髪天を突くとばかりに逆立っています。 ピトーは、自分を倒せる年齢まで強制的に体を成長させたと表しています。 キルアは、数十年にわたって修行をし続けることで、ようやくたどり着ける強さだと感じていました。
その強さは凄まじいもので、はるかに格上のはずのピトーを蟻を踏み潰すかのように倒しています。 その強さはピトーによると王に届き得るとのことで、 恐らく念の「制約」と「誓約」よるものですが、その代償は凄まじいものでした。
ゴンさん化の代償
ピトーを倒した後ゴンの体は干からびたミイラのようになってしまい、意識不明の危篤状態になります。 その惨状は、痛々しすぎるのか体の一部が描かれるだけでした。
ハンター協会唯一の除念師でも、匙を投げるほどゴンの背負ったものは重かったようです。 あまりにも強くなりすぎたことと、ゴンの身体の変化からゴンの覚醒は念によるものではなく、暗黒大陸由来のもの推測しているファンもいます。
果たしていつゴンが再び覚醒するのか、今のところ気になる部分が多くいます。
ゴンの念能力は戻るのか?
ゴンは念能力を失いました。 現在、故郷のくじら島に戻り、物語からもフェードアウトしてしまいました。 ハンターハンターの主人公ですから、いずれ念能力が戻ることは間違いないでしょう。 しかし、原因が何もわからない状況です。
ただ、ジンを見つけた現在のゴンには、旅をする理由がありません。また、念の誓約のせいで念が使えないならゴン本人が納得しないと、念が使えるようにならない可能性もあります。 ゴンの念能力復活と次の冒険に出る理由は、関係してくるのではないでしょうか?
ゴンは暗黒大陸編で再登場?
現在、連載中のハンターハンター暗黒大陸編は 主人公ゴン不在で物語が進んでいますが、暗黒大陸編にゴンは登場しないのでしょうか? ゴンはブラックホエール号に乗っていませんし、念能力が使えませんからついてきても足手まといでしょう。 しかし、ゴンがこのまま登場しないというのは考えづらいです。
暗黒大陸編は謎が多く、長い話になりそうなので主人公が全く登場しないということはないでしょう。 また、暗黒大陸には、ゴンの先祖と思われるドン=フリークスがいる可能性が高いです。 ゴンのルーツに関わりそうですから、本人がいないのでは話にならないでしょう。
さらにクラピカは暗黒大陸編で死亡する可能性が高くなっています。 もし、そうならゴンは必ず登場するはずです。 どんな形で、ゴンが物語に戻ってくるのか分かりませんが、暗黒大陸編で全く登場しない可能性は低いでしょう。
ゴンの名言
「その人を知りたければ、その人が何に対して怒りを感じるかを知れ」
ゴンが言った名言の中でもハンターのミトが言ったセリフは印象的です。ゴンの人格形成にとても影響を与えている言葉のようです。 クラピカとレオリオが喧嘩したのを見て言った言葉ですが、相手が何を大切にしているかを知ることとも言えるでしょう。
ゴンはルールよりも、自分と相手の気持ちを大切にしています。 その性格がこのセリフからも見えてきます。
「オレは○を押すよ やっぱりせっかくここまで来たんだから5人で通過したい」
ハンターハンターでもグッときたこちらのセリフは、ゴンの名言集でも外せないひとつです。ハンター試験で5人のチームを組まされた時のセリフで、 ○を押せば5人で先に進める代わりに時間がかかりすぎる。 ×を押せばすぐにゴールにたどり着ける代わりに、3人しか進めません。
5人全員で通過するには、時間的に不可能な状況でもゴンはブレずに方法を考え続けます。 最終的にゴンがからくりに気づき、5人でも短時間で通過する方法を思いつくのです。
「仲間を取り戻したいって気持ちが そんなに理解出来ない事なのか!!」
こちらの名言はゴンの優しい性格と仲間思いの良さが溢れた言葉でした。クラピカにクロロを人質に取られ、仲間割れをする団員に対してゴンが言ったセリフです。 自分が殺されそうな状況ですから、普通は絶対に出てこないセリフです。 クロロを助けるためにクラピカの要求を飲もうとするメンバーと見殺してクラピカを殺そうとするメンバーが対立します。
仲間を思う気持ちを理解できない(ように見える)旅団メンバーに対して、ゴンは怒りをぶつけます。 最終的に旅団のメンバーは、ゴンに感謝していました。 ゴンの純粋さがよくわかる名言シーンです。
ゴンの声優を紹介
旧アニメ編
フジテレビで放送されたハンターハンターの旧アニメのゴン=フリークスの声優は竹内順子さんです。 劇団員として劇団BQ MAPで活動していた頃は、アルバイトで政治秘書などもしていたそうです。
ハンターハンターのラジオ、ハンターハンター流ではキルア役の三橋加奈子さんが驚くほどの早口言葉を披露しています。 2006年に甲斐田ゆきさん、皆川純子さんと3人で声優ユニット「AZU」を結成しました。
【5年前の08/05公開👀】幼馴染の親友の次は「親子」で共演!? #声優 #竹内順子 さんと #三瓶由布子 さん二度目の奇跡を語る!――映画『 #BORUTO - #NARUTO THE MOVIE-』インタビュー https://t.co/7A6Tx5HAzB
— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) August 5, 2020
2007年の12月30日まで「AZUのラジオ」を放送していました。 少年役を演じることが多いですが、その分キャラクターが成長することも多くあります。 NARUTOのうずまきナルト役で有名ですが、BORUTOでも父親になったナルトをそのまま演じています。
最近の作品では「こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE FINAL 両津勘吉 最後の日」のサブリナ王女役や「鬼平」の音松役を演じています。
新アニメ編
新アニメハンターハンターでゴン=フリークスの声優をしたのは、潘めぐみです。 ゴン役が声優としてのデビュー作でした。 新人ゆえにファンから実力を疑問視される声もありましたが、ゴンさんになった時も見事な演技を見せています。
ゴンのような活発な役を演じることも多いですが、気の弱い男子高校生の役や普通の女子高生の役、クールな大人の女性等非常に幅広い役柄を演じています。 「NARUTO」のうちはオビトのような絶望して、敵側になってしまうキャラクターを演じることも多くあります。
第11回 声優アワード
— blanche_m09 (@blanche_m09) March 18, 2017
『この世界の片隅に』より
お二人が受賞ですね✨
本当におめでとうございます!🎉🎊
■助演女優賞:潘 めぐみ @han_meg_han
■特別賞:のん #声優アワード #潘めぐみ#のん#能年玲奈#この世界の片隅に pic.twitter.com/4iERugNh2J
2017年3月には、第11回声優アワード助演女優賞に選ばれています。 ハンターハンターのミト役の潘恵子さんは、潘めぐみさんの母親で親子で共演を果たしています。
ちなみに潘恵子は「機動戦士ガンダム」で、ララァ・スンを演じていますが、「機動戦士ガンダムさん」でララァさんを演じたのは潘めぐみさんです。 別作品と言っていいほど世界観が違いますが、くしくも同じ人物の役を親子で演じることになりました。
ゴンの念能力消失後の活躍が楽しみ!
ハンターハンターのゴン=フリークスは、ジンに会うことができました。 ハンターハンターの物語はある意味完結し、新たな段階に入りました。 ゴンが念を使えなくなったのも、次の冒険に行くための準備期間なのかもしれません。 ゴンの復活を楽しみに待ちましょう。