プールで音楽を聴くと速く泳げる?
音楽を聴きながら泳ぐのは、ただ楽しくなるだけでなく、スポーツ科学の面でも様々な効果があるそうです。その一つが、速く泳げることです。
運動中に音楽を聴くことの効果は様々な研究がなされており、2012年にロンドン・ブルネル大学で行われた研究では「音楽は合法的にパフォーマンスを向上させる方法の一種」という結果が出た。音楽を聴いていない時に比べて自転車をより長くこぐことができ、水泳ではより速く泳ぐことができるようになるという。その理由としては主に、音楽を聴くことで気分が上がり挑戦的な気分になること、聴覚に意識がいくことで疲労感がまぎれることの2つがあるとしている。
ほかにも、集中できたり、リラックスできたり、音楽とスポーツの相乗効果も期待できるようです。
プールでのイヤホン装着は禁止?
プールでイヤホンを使うことは、かつては防水機能を持った製品がなかったこともあり、禁止されている施設がほとんどでした。
ジムでは使えるところが多い
しかし、フィットネスジムを中心にして、イヤホンを利用可能にする施設も増えてきました。例えば、コナミスポーツクラブでは、利用可能な旨をホームページに明記しています。
遊泳用の音楽プレーヤーのご使用は可能です。ただし、イヤホンをご使用いただき音漏れしない程度の音量にご配慮いただき、コード等が横にはみ出さないようゴーグル等でとめてご利用ください。
また、ルネサンスでもイヤホン利用は禁止されていないようです。
ミュージックプレイヤーはゴーグルまたは頭部に固定できる防水タイプのみご利用いただけます。 水泳用として販売されている商品、例えば「SonyウォークマンNWD-W273」はご利用できます。 装着時は周囲に充分ご注意の上ご利用ください。
公営プールなどは依然禁止されている
しかし、公営や民営プールの場合は、利用禁止のところがまだまだ多いのも事実です。例えば大阪市の場合、市営プールでの利用を禁止しています。
。プール内での防水型MP3プレーヤー使用については、利用者が機器の音量を自由に操作できるため、地震や火災等の緊急時に監視員の声が的確に伝わらない恐れがあります。そのほかにも、機器類は落下による破損等により裸足の利用者にケガをさせる恐れがあることなどから、市営プールでの防水型MP3プレーヤーの使用を禁止させていただいております。
あなたが普段利用するプールでも、イヤホンや音楽プレーヤーの利用が禁止されていないか、あらかじめ確認してみることをおすすめします。また、利用できるプールでも、周りの音が聞こえるように音量を工夫するなど、周囲の迷惑にならないように利用しましょう。
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骨伝導とは
このイヤホンにも使われている「骨伝導」では、どのような仕組みで音が聞こえるのでしょうか。
骨伝導は、空気を伝って鼓膜(中耳)を振動させ聴覚神経(内耳)に伝わる(気導音)に対して、声帯などの振動が頭蓋骨を伝わり直接聴覚神経に伝わる(骨導音)ものである。この骨伝導は意図的に起こさずとも日常で常に起こっており、例えば自分が聞く自分の声は気導音と骨導音が合わさったものである。録音した自分の声を初めて聞くと強い違和感を覚えるのは、録音機器のマイクは空気伝導によって伝わる音のみを録音するからである。
外部の騒音に妨害されずに音を聞き取ることが出来たり、逆に骨伝導で音を聞きながら耳から入ってくる音も聞くことも出来るため、空気伝導を利用した音響機器と異なり耳を開放しておくことが出来る。そのため、耳を開放しておかなければ危険な状況で働く人(消防士や兵士など)の通信に利用されている。さらに長時間空気伝導を利用した音響機器を使用すると、疲労や聴覚の機能を低下させる可能性があるが、骨伝導ならばその可能性が少ないとされる。
音楽を聴きながら快適な水泳を
音楽を聴きながらの水泳は、パフォーマンスの向上を図ることができ、運動効率も上がります。利用するプールの規則を守りながら、周囲の安全に配慮して、楽しいスイミングを心がけましょう。