はじめに ~メンヘラとは?~
もともとはメンタルヘルスという精神衛生、心の健康という意味の言葉でしたが、ネットの掲示板などでこのメンタルヘルスに関するスレッドに心の健康に不安を持つ方々が集まるようになり、それらの方々を指す言葉としてメンヘルが転じてメンヘラと言われるようになったと言われています。
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少し前までは、メンヘラというと女子に対して使う用語でしたが、男子でもその傾向がある方がいるということで、男子に対しても使うようになっています。心に不安を抱えるのは男子も女子も変わりません。メンヘラ女子もいれば男子もいます。
もしかして、自分はメンヘラ男子だろうか、あるいは大好きな彼氏がメンヘラ男子ではなかろうかと不安な気持ちをお持ちの方がいましたら、次の章からメンヘラ男子の代表的な特徴を上げていきますので、当てはまるかどうか考えてみて下さい。
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メンヘラ男子の特徴① しつこく何度も連絡してくる
今は誰でもスマホやケータイを持っている時代。連絡を取ろうと思えばいつでも、どこでも繋がることができます。が、だからと言って四六時中連絡してこられたら、受ける側は疲れてしまいます。
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メンヘラさんには、相手の気疲れが分かりません。自分の不安感の方が勝るからです。相手のことが気になって仕方がないのです。24時間相手がどう思っているのか心配なのです。
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何度も繰り返し連絡をしてきます。1度返信をしたら最後です、畳みかけるようにどんどん追い打ちの返信が繰り返され、呆れて放置すると、さらに過熱をして過剰な連絡がくるようになる場合が多いのです。
メンヘラ男子の特徴② 気分のムラが激しい
不安定な精神状態は、気分の浮き沈みの幅を大きくします。メンヘラさんはちょっとしたことですぐ不機嫌になる傾向が強いです。
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どこでスイッチが入ったのか分からないくらい微妙な感性で、あなたの一言で不機嫌になり怒りだしたりするかもしれません。許容範囲が狭いのが特徴です。良く言えば繊細とも言えるのですが、急に大きな声で威嚇される方は。気が休まりません。
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メンヘラ男子の特徴③ 嫉妬心がとても強い
メンヘラさんは、自分の彼女が自分から離れていくことに強烈な不安感を抱いています。よって、少しでも彼女が他の人の話をしたり他の人とどこかへ行こうものなら、どんな相手であっても(彼女からしたら絶対付き合うことはない相手でも)強烈な嫉妬心を剥き出しにします。
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嫉妬するだけでは飽き足らず、彼女を過剰に束縛する傾向も見られます。彼女が好きだからということではなく、自分のものを自分の手の中に押さえて置きたい心理。他の人とどこかへ行ったりしないように、首輪を付けて自分の側においておきたいのです。
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メンヘラ男子の特徴④ ネガティブ思考が強い
他の人と自分を比べて、やたらと落ち込み自己卑下することが多くあります。自分を否定する言動を発しますが、だからといって改善しようとは思いません。コンプレックスが強すぎるのと、ダメな自分を愛して欲しいという一種の承認欲求がそうさせるようです。
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人間ですから疲れていたり、仕事で上手くいかなかったりするときには、思わず弱音を吐いてしまうこともあるでしょう。しかし、メンヘラさんはいつでもネガティブ。ちょっとしたことですぐに落ち込んでしまいます。
メンヘラさんを心配した周りの人が励まそうとするので、この傾向はいつまでも続いてしまいます。メンヘラさんはどん底から這い上がる気持ちはこれっぽっちもないのです。穴の底で、周りの人が優しい声を掛けてくれ、手を差し伸べてくれることが嬉しいのです。
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メンヘラ男子の特徴⑤ 構われたい欲求が強い
メンヘラさんはとても愛情に飢えています。構って欲しいのです。そして自分は皆から好かれていると思いちょっぴり心が満たされるのです。しかし、許容範囲はとても狭く、少しでも満足感が低下するともう大変。構って攻撃が始まります。
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しつこい連絡や過度の束縛も構われたい気持ちの現れともいえます。その結果、辟易した周りの人が一人、また一人と離れていきさらに彼の寂しさ、満たされない欲求が膨らんでいくという悪循環。
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新約聖書の有名な一節「求めよさらば与えられん」を曲解して地でいくメンヘラさんです。神様から与えられるのは信仰(信じる心)であるといわれていますが、メンヘラさんには通じません。自分以外の、いや自分すらも信じることは出来ないのです。
メンヘラ男子の特徴⑥ その他
その他、メンヘラさんの特徴として言われているのが、SNSやLINEでの問題行動が多いこと。ネットは今や誰でも参加できる便利ツールとなっていて、中には自分とは考えの異なる人もいるのは当たり前なのですが、メンヘラさんには自分と考えの違う人は受け入れ難いようです。
また、強いコンプレックスの裏返しなのかSNSで背伸びする、というか張らなくてもいい見栄を張る傾向が強く、イイネの数などには人一番敏感です。自分を飾ることは大好きで、特別な人と思われたい傾向が強いです。
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それから、他人への依存が強いのも特徴です。何か事を起こす場合でも、自分が勝手にしたことであっても、「お前のために」とか、「お前がやれと言うから」とか、兎に角きっかけは自分ではなく周りの人にあると主張します。自分のしたことで失敗した負い目を感じたくない、人のせいにしたいのです。
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メンヘラ男子の対処法① 軽度のメンヘラは寛大な心で付き合う
さて、ここまでメンヘラさんの特徴と言われているポイントを見てきましたが、いかがだったでしょうか。すごく当てはまると思う方もいたかもしれません。自分自身でそのように自覚がある方は、まだまだメンヘラ度は軽度と言えましょう。
人は他の人と繋がりを持ちたい生き物ですから、どんな人でも多少は他の人に依存したり、注目されたい構われたいと思う部分があるでしょう。大事なのは、ときどき冷静に自分の行動を振り返って、過剰になっていないか、過剰だった場合には反省して、修正していくことです。間違えたと思ったら、丁寧に誤ってやり直せば良いのです。メンヘラの治し方は自分で改善しようと努力することです。
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自覚があるならメンヘラは軽減していけます。これが唯一の治し方であろうと思われます。過剰に構って欲しいと思う気持ちを持たなくて良いように、スケジュールを仕事や勉強など、彼女のこと以外のことで埋めていくようにしましょう。彼女が文句を言うくらいでちょうど良いのです。
そして、彼女との時間では彼女から何かしてもらうのではなく、あなたから何かをして上げるようにしましょう。間違っても、彼女から文句を言われた→会うことにした→彼女から連絡してきたのだから彼女が何かすべき、などと考えてはいけません。これはメンヘラループに逆戻りですよ。
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メンヘラ男子の対処法② 自覚無し、重度メンヘラには近づかない!
重度のメンヘラ状態で、本人にも自覚がない場合(重度の方は基本的に自覚はありません)。※注意!自覚がない方全てがメンヘラではないです。自覚がない、というか思い当たる事例がない、という方はメンヘラではありません。また、自覚がない方は、他の人に聞いてみてもメンヘラではないと言われるでしょうから、この章は読み飛ばしてください。
好きな人がメンヘラかも、しかも重度かもと思った方、身も蓋もない言い方になりますが治し方などと考えない方が良いです。基本的にメンヘラさんは自分の考え方が正しい、自分と違う意見の人はその人が間違っていると考えがちです。正論であっても受け付けませんし、逆にあなたを攻撃してくるかもしれません。
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メンヘラの治し方は、メンヘラさん自身が自分を変えたいと思って行動すること、素人が手を出してはいけません。治し方と適切な対処ができる専門家にお任せするのが最善です。
対処法としては、適度な距離を保つことです。いきなり離れる、拒絶するとメンヘラさんはビックリしてますますあなたに構ってもらおうと躍起になりますから丁度いい距離を保つことが肝要です。
さらに、あなた自身も強い気持ちを持ち続けることが大事です。メンヘラさんはあなたに構ってもらおうと、弱弱しい面を見せてくるかもしれません。しかし、ここで前のように構ってしまうと元に戻るだけでなく、今まで以上にあなたに憑りついてくるようになるかもしれません。なぜなら、あなたは最後には自分を構ってくれるから。あなた自身も、距離感を保つことを肝に銘じるように。
どんなに好きな相手でも、あなたと彼とは別の人間です。それぞれが自分の人生に責任を持ち、自分の人生を楽しむ権利があります。お前が冷たくするから俺は不幸になった、などと言われても気にする必要なし。自分の人生を楽しめるかどうかは自分自身の責任です。それは、もちろんあなたにも言えることです。
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メンヘラ男子の対処法③ これはNG!気を付けて。
1つめは、正論をぶつけないこと。あなたの言い分が100%正しいとしても、メンヘラさんには絶対に通じません。説得して心を入れ替えてもらおうというのは無駄な行為です。それは彼を変えようと試みることと同じことですが、人はそう簡単には変わりません。ましてやメンヘラさんには暖簾に腕押し。あなた自身が疲れ果てて壊れてしまうかもしれません。
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あなた自身も自分の考えが受け入れられないとイライラしてしまうかもしれませんが、人とは本来そういうものです。それが相手の考えなのだとあなた自身も受け入れることが必要ですし、違う人間だからと割り切ることが賢い対処法と言えるでしょう。
2つ目は、好きになったメンヘラさんを可愛そうと思い、同情から構ってしまうこと。あなた自身が彼を構うことに喜びを感じ、自分の人生を犠牲にしても構わないと思う気持ちがあるのなら、寛大な心で彼を受け入れてあげることが出来るでしょうし、彼に束縛されることも気にならないかもしれません。
そうでないならば、同情から構うのはやめた方が良いでしょう。一時的な気持ちで構われて、その後冷たくされたら誰だって悲しい気持ちになります。
メンヘラの治し方は?と考えている時点で少なからず同情心が働いている可能性があります。しかし、その気持ちは捨て猫・捨て犬を一時構っておきながら、飼いきれず再び捨てる行為に近いものがあります。無情と思われても、自分の許容範囲を超えた同情は逆に相手を不幸にします。
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まとめ
いろいろ厳しいことも書きましたが、巷では何かあるとメンヘラだと騒ぎ立てていますが、そのこと自体に過剰に反応しすぎるのも良くないかなと思います。
メンヘラだろうが、そうでなかろうが、自分と相手とは別の人間なんだということ、そして、どんな相手でも敬意を持って接することが今の時代当たり前に出来なくなっているようです。私自身も日々の人付き合いを省みているところです。
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