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のし袋の種類は用途によって違う?金額の書き方や水引のマナーを解説。

2024.02.22

慶弔事で必ずといっていいほど必要なのが、のし袋ですね。でも、用途に応じて種類も多いのし袋。金額の書き方にとどまらず、マナーも複雑で分かりにくいと思っていませんか。そんな方に向けて、のし袋の用途や種類から金額の書き方まで、一気に解説しますよ。

  1. そもそも、のしって?【のし袋の種類と金額・書き方や水引の用途は?】
  2. 水引って?【のし袋の種類と金額・書き方や水引の用途は?】
  3. 【金額・用途・書き方が違う?】のし袋における水引の種類 ① 結び切り
  4. 【金額・用途・書き方が違う?】のし袋における水引の種類 ② 蝶結び
  5. 【金額・用途・書き方が違う?】のし袋における水引の種類 ③ あわじ結び
  6. 【金額・用途・書き方が違う?】のし袋における水引の本数の種類
  7. 【水引・金額・用途・書き方が違う?】のし袋の種類 ① 結婚祝い
  8. 【水引・金額・用途・書き方が違う?】のし袋の種類 ② 出産祝い
  9. 【水引・金額・用途・書き方が違う?】のし袋の種類 ③ 弔事
  10. 水引の種類や用途に注意!のし袋における金額の書き方 ① 祝儀袋
  11. 水引の種類や用途に注意!のし袋における金額の書き方 ② 不祝儀袋
  12. 水引の種類や用途に注意!のし袋における漢数字の書き方
  13. 水引の種類や用途に注意!のし袋の種類や書き方を上手に使い分けよう
引用: http://www.okomeya.net/images/naganoshi.jpg
もともと、「のし」は鮑(あわび)貝を薄くのして干したもので、“生もの”の象徴とされていたものです。これを右肩に貼ることで、「生ものを添えた」意味になります。したがって、生鮮品を贈るときには、のしはつける必要がありません。贈り物に生ものを添えるのは、神へのお供えの意味も込められているのです。
引用: http://shaddy.jp/manner/wrapping/decoration/images/img_01_01.png
反対に、装飾品や反物、陶磁器などのように、生ものではない贈り物には、のしを付けるのがしきたりです。祝儀袋にのしが付いているのも、この名残りとされています。なお、病気や災害等のお見舞いや弔事では、のしはつけません。
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水引は、贈答品の包み紙を結ぶ紐のことです。かつては麻でできた紐を使っていましたが、今では和紙をこより状にしたものが使われており、水糊で固めることで、その“より”が緩まないようにしています。
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紐の結び方や本数には、それぞれ意味があり、用途に適した場面、適さない場面があります。種類と使用場所の知識を覚えるのは難しいかもしれませんが、意味を知ることで、理解が深まりやすくなるかもしれません。
引用: http://mediawadai.up.n.seesaa.net/mediawadai/image/E7B590E381B3E58887E3828A.jpg?d=a0
真ん中で固く結ばれていて、一度結ぶと解くことが難しい結び方です。「本結び」や「真結び」とも呼ばれており、“一度限り”や“繰り返さないように”との願いを込める場で使います。具体的には、結婚式や快気祝いのほか、お悔やみの場で使われるのも、結び切りです。
引用: https://noshisozai.com/mizuhiki/awaji/kouhaku/download/img/kouhaku7_noshi_zoom.jpg
何度でも結び直せるため、“何度も繰り返されてほしい出来事”のときに使える結び方です。ですので、仏事はもちろん、慶事であっても、婚礼関係では用いません。出産や進学でのお祝いの際に使いましょう。
引用: https://noshisozai.com/mizuhiki/awaji/kouhaku/download/img/kouhaku7_noshi_zoom.jpg
両端を持って引っ張ると、さらに強く結ばれる結び方で、「鮑(あわび)結び」とも呼ばれます。“末永く付き合う”という意味があり、慶事・弔辞ともに使うことが可能です。
引用: https://img15.shop-pro.jp/PA01158/452/etc/gosyugi-kit3.jpg
慶事では、奇数本(3・5・7本)の水引を用いるのが一般的です。中でも、5本を1組としたものを多く用います。用途によっては、例えば粗品などでは、簡素な3本を、より丁寧なお祝いでは7本で豪華にします。
引用: https://gosyugi.com/html/upload/save_image/si-109.jpg
また、婚礼関係では、5本を2組使った10本を用い、2つの家が互いに手を結ぶ形としています。ただし、奇数といっても9本は「苦」につながるため、用いられません。
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反対に、弔事では、偶数本(2・4・6本)の水引が用いられます。祝儀袋や不祝儀袋では、すでにセットされていたり、印刷されているものも多く、自分ではそこまで考えなくても良いことが多いですが、用途に応じて本数が違うといった知識を知っておくことは、決して損ではありませんよ。

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結婚祝いでの祝儀袋は、のしの付いた、結び切りを使用します。おめでたいことですが、何回もあっては困るので、蝶結びはやめましょう。
引用: http://wakuwakutrend.com/wp-content/uploads/2013/12/eb22bf7a906b7f73af3d68cd620dade711.jpg
同じお祝いでも、出産祝いの場合は、何度でも喜ばしいことですから、結び切りではなく蝶結びの水切を選びましょう。のしを付けるのも忘れずに。
引用: https://askul.c.yimg.jp/img/product/3L1/139744_3L1.jpg
弔事の場合、結び切りの水引を使いましょう。蝶結びは縁起でもありませんよ。また、地域や宗派によって、表書きの書き方も異なります。
仏式の場合は「御仏前」、神式では「御玉串料」、キリスト教の場合は、カトリックであれば「御花料」、プロテスタントならば「弔慰料」が適当とされています。
引用: https://askul.c.yimg.jp/ais/img/product/3L1/8554551_3L1.jpg
また、宗派が分からない場合は、「御霊前」を使いましょう。なお、地域によっても決まり事に違いがあるので、その地域の事情に詳しい人に一度聞いてみるのもいいですね。
引用: https://nonbiri-kuraso.com/wp-content/uploads/2016/03/IMG_3588.jpg
祝儀袋には金額を書くのが一般的ですが、どう書いたらいいかわからない方は意外と多いかもしれませんね。祝儀袋には、「上包み」と呼ばれる外側の包みと、「中包み」と呼ばれる内袋があり、金額は中包みに書くのが一般的です。
引用: https://wedding.mynavi.jp/contents/press/upload_images/pixta_19568353_S.jpg
金額は中包みの表側に、縦書きで書くのが一般的です。市販の祝儀袋には、金額を記載する欄があらかじめ印刷されているものもありますので、そのような袋の場合は、指定の箇所に記載すると良いでしょう。
引用: https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/R/REEEN/20160703/20160703151524.jpg
また、記載の際は、毛筆あるいは筆ペンを使うようにしましょう。若い方は気にならないかもしれませんが、特に年配の方の場合、ボールペンやサインペンで書かれたものに嫌悪感を示す方もいらっしゃいます。自分の都合ではなく、相手のことを思いやって、書くようにしたいですね。
引用: http://life-epilogue.jp/wp-content/uploads/2017/10/becfbf4e6c82cd305550370cee46b76a_s.jpg
不祝儀袋の場合も、基本的には祝儀袋と同様、中包みに金額を記載するのが一般的です。ただし、招待を受けて参加する慶事とは違い、自発的に伺う弔事では、金額や氏名のほかに、住所も記載するのが慣例です。住所は中包みの裏側に、氏名とともに記載しましょう。
引用: https://the-dress.co/media/wp-content/uploads/2016/04/3.jpg
金額を書くときに、慣れが必要なのが、金額に用いる漢数字の書き方です。横書きできる記載欄がすでにある袋であれば、算用数字で書いてもかまいませんが、一般的には漢数字を用いて記載したいところですね。
そして、あとから書き換えられることがないように、「1」は「一」ではなく「壱」を用います。同様に「2」は「弐」、「3」は「参」、「5」は「伍」を使います。ほかにも、「十」ではなく「拾」、「千」の代わりに「仟」や「阡」、「万」を用いる代わりに「萬」を使うようにします。
また、金額の前には「金」を付けて、「金壱萬円」のように書く書き方も独特ですね。なお、最後に「也」を書く必要は必ずしもありません。マナーの本には、高額の場合には「金拾萬円也」のように付けましょう、といった記述も見られますが、その場合も不要とする意見も多いので、必ずしも必要、というわけでもないようです。
引用: http://shop.daishin.gr.jp/sikitari/files/20160212kinpuu.jpg
一言でのし袋といっても、慶事と弔事、お祝い事の中でも、用途によって違いがあること、お分かりいただけたのではないでしょうか。ただ覚えるだけでなく、意味を知ることで、「この用途であれば、これは使える」「これは使っちゃいけない」といったことが、わかりやすくなると思います。意味を理解して、相手に失礼がないように、のし袋を使い分けましょう。

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サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://i0.wp.com/kaiketu-net.com/wp-content/uploads/2017/10/c61e71de4e22d334b80d56c91a9728a2_s.jpg