ミニマムとミニマルは混同する人が多いが意味が違う
ミニマリストという言葉は日本でも話題になりましたが、ミニマムとミニマルは混同されやすく、正しい意味をわかっていない人も多いようです。ミニマリストを自称している人でも、その意味を間違えていたり英語での意味をわかってないような書き方をされている人もいます。しっかりとした知識や経験がある人には知っていて当然の知識かもしれませんが、まずはその言葉の意味やミニマムとミニマルの違いを説明していきます。
ミニマルの意味とは？ミニマムとどう違う？① 英語でのミニマムとミニマルの違い
英語でのミニマムとミニマルの違いは、ミニマム(minimum)は、最小単位、最低限、最小量、という意味があり、ミニマル(minimal)は、なんとか十分な量、可能な限り少ない量、といった意味があります。ミニマムは絶対量を示します。数式で使われるのはミニマムです。一方ミニマルは量だけではなく、内容によっては質を表すのに使います。またミニマルは相対的です。
なので必ずしもミニマルは最小単位を意味するのに使うわけではないのが、ミニマムとの違いです。英語だと、ミニマルはミニマムと同義語として置き換えることができることが多いですが、その逆はあまりありません。その理由はミニマルの状態はミニマムの意味である、最小単位、最低限、最小量、である状態であるとは限らないからです。
ミニマルの意味とは？ミニマムとどう違う？② ミニマルライフってどういう意味？
ミニマルライフという言葉は持ち物の全てを無くすことでなく、自分にとって十分に足ると思われるものを必要最低限、所持することを意味します。日本語の最低限度という言葉は、質も量も示すのがややこしくしていますので間違われやすいです。ミニマルライフは数を少なくする代わりに質が良いものを所持するという方法もありますが。しかしそれよりも大切なことは、余計な物やことにはエネルギーなどを使わずに、自分にとって最も重要であることに、自分のお金だったり、時間や努力を集中することで、自分なりにできることを最大限に生きることで、数量に左右されずに質の高い人生を送るという意味になります。
ミニマルの意味とは？ミニマムとどう違う？③ ミニマムライフだとミニマルライフと意味が変わってくる
しかしこれがミニマムライフとなると、最小限、最低限、最小範囲内、ということになるので極めて小さく生きるという意味になってしまいます。この意味だとつまらない人生を送ることになり、後悔することに繋がってしまう可能性も高い生き方なのでオススメできる生き方ではありません。ミニマリストになりたいと思って、自分にとって必要なものを考えずに捨てまくってしまうと、のちのち後悔することになると思われるので、単語の意味をよく考えてから自分にとって必要ないものを捨てることが大事なことです。
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ミニマルのファッションでの意味や特徴① 無駄がなく洗練されたデザイン
ミルマルファッションという言葉の意味は、無駄がなく洗練された着こなしや無駄がないデザインで上質アイテムを使った服装のことです。それ以外にシンプルなデザインや色のアイテムを使った着こなしや高品質なアイテムを自分にとって最低限必要なものだけ所持して、それらアイテムを使いファッションを楽しむこともミニマルファッションの意味に含まれます。
ミニマルのファッションでの意味や特徴② シンプルコーデで小物使いが上手
ミニマルファッションの特徴としてシンプルでオシャレな着こなしをして、少ないアイテムを使いながら大人っぽいスタイルのコーディネートをすることも意味します。そして小物使いが上手なこともミニマルファッションの特徴です。アクセサリーやバッグやシューズなどの小物を上手に使うことは最低限の洋服でオシャレを楽しむには、重要な方法です。
ミニマルのファッションでの意味や特徴③ 着こなし方がオシャレで長く愛用できるアイテムを使う
シンプルなデザインの定番アイテムを使って、着こなし方でトレンド感やオシャレな感じを演出するのもミニマルファッションに含まれる意味と言える要素です。そしてレザーバッグなどの経年変化を楽しみながら長く愛用できる上質アイテムを使った着こなしもミニマルファッションに含まれる要素です。長く愛用できるアイテムを使うことは、アイテムを買い替える手間をなくすこともできるので、ミニマルなファッションや生活を送るのにオススメのアイテムです。
ミニマルのファッションでの意味や特徴④ ミニマリストのファッションはオシャレ？
ミニマリストのファッションという意味になると、ミニマリストは一週間を数枚の服で乗り切るのが基本となり、男性となるとさらに少ない枚数で着回しをします。しかしオシャレではないかというとそうではなく、ベーシックであればその服装をしっかりと着こなしているので、パターン化されるので同じような格好であることが多いですが、しっかり着こなせばミニマリストでもオシャレな格好で日々を過ごせます。
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音楽や建築やデザインで使う場合のミニマルの意味
音楽や建築やデザインで使う場合のミニマルはファションとは、また違った意味があります。特に建築で使う場合のミニマルは一般的に想像されることが多いミニマルと建築業界人が考えるミニマルの意味が違うのでややこしい言葉になっています。ここからはそれらの言葉の意味を説明していきます。
音楽で使う場合のミニマルの意味
音楽で使う場合のミニマルはミニマル・ミュージックのことになり、この音楽は音の動きを最小限に抑えて、パターン化された音型を反復させる音楽で、1960年台から盛んになった現代音楽のムーブメントのひとつで、単にミニマルと呼ぶこともあります。
建築で使う場合のミニマルの意味
一般的に想像されることが多いミニマルな部屋はものが少なく、お金がかからない殺風景で魅力を感じないような部屋ですが、建築業界人が言うミニマムはものが少ないことは同じなのですが、お金はかかるけど洗練された部屋で魅力を感じられる部屋のことです。なのでミニマルな部屋というのは今はどちらの意味も考えられ、その意味は似たような要素はありますが、真逆のような要素もあるので、建築で使う場合のミニマルは意味をしっかりと理解していないと勘違いをしやすい言葉になってしまっています。
デザインで使う場合のミニマルの意味
ミニマルデザインの意味はあまり使わない機能のせいでシステムが肥大化するのを避けて、必要最小限の機能に絞り設計をすることを言います。外観のデザインに限って使う言葉ではありませんが外観のことについて使うことが多い言葉です。外観でのミニマルデザインの特徴は装飾や凝った形状は排除して、平面や直角を多用したデザインです。塗装も省略するか簡易なので、色調は単色であるか木製品では木目をあらわにすることも多いデザインになります。
ミニマルの意味とは？ミニマムとどう違う？ファッションでの意味は？のまとめ
ここまでミニマムとミニマルの意味の違いやファッションや音楽や建築での意味を説明してきました。ミニマムとミニマルの使い分けは意味が似てるので、ややこしいですがしっかりと理解すればそれほど難しいわけではありません。言葉の意味をちゃんと理解して使わないと、恥をかくこともあるかもしれません。恥をかかないためには、しっかりとミニマムとミニマルの言葉の意味を覚えておくことが重要です。
