PCXは長距離のツーリングに向いている?カスタムは必要?
引用: http://www.honda.co.jp/PCX/assets/images/design/carousel/main-01.png
キャンプなどツーリングに相応しいバイクのPCX。今回は50㏄の原付よりも遥かに利便性の良い125㏄にスポットをあて、SUZUKIの「Swish」、YAMAHAの「アクシスZ」と比較して長距離走行に必要な燃費や荷物などを見ていきたいと思います。
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PCXは長距離のツーリングに向いている?カスタムは必要?➀スペックの比較
まずは先ほど挙げた3社のスペックをまとめました。
➀PCX
引用: http://www.honda.co.jp/PCX/assets/images/design/carousel/main-04.png
価格:342,360円
全長 / 全幅 / 全高:1,925mm / 745mm / 1,105mm
車両重量:130kg
国土交通省届出値|定地燃費値(60km/L):54.6km/L〈2名乗車時〉
WMTCモード値:50.7km/L(クラス1)〈1名乗車時〉
タンク容量:8.0L
シート高:764mm
シート下の収納:28L
➁Swish
引用: http://www3.suzuki.co.jp/suzukinirin/smadmin/upload/productcolor/355/pc.jpg?1531480980334
価格:318,600円
全長 / 全幅 / 全高:1,830mm / 690mm / 1,095mm
車両重量:114kg
国土交通省届出値|定地燃費値(60km/L):51.0km/L〈2名乗車時〉
WMTCモード値:50.1km/L(クラス1)〈1名乗車時〉
タンク容量:5.5 L
シート高:760 mm
シート下の収納:37.5L
➂アクシスZ
引用: https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/axis-z/img/axis-z_color_2017_003.jpg
価格:243,000円
全長 / 全幅 / 全高:1,790mm/730mm/1,145mm
車両重量:100kg
国土交通省届出値|定地燃費値(60km/L):58.0km/L〈2名乗車時〉
WMTCモード値:54.6km/L(クラス1)〈1名乗車時〉
タンク容量:5.5 L
シート高:770 mm
シート下の収納:28L
※定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
PCXは長距離のツーリングに向いている?カスタムは必要?➁燃費
引用: http://www.honda.co.jp/PCX/assets/images/design/carousel/main-07.png
➀PCX
「アイドリングストップ・システム」で、信号待ちや脇道に停めて休憩するときなど停車時の燃料消費やエンジンなどの音を抑え、燃費性や環境面に配慮した機能と言えます。
長距離のツーリングを計画する場合、WMTCモード値とタンク容量を合わせると406㎞走れる計算になり、十分すぎる燃費性能。長距離移動が好きな方には楽しいツーリングとなるでしょう。
➁Swish
フリクションロスを抑え、加速に強みを持つエンジンを搭載したSwishは、WMTCモード値とタンク容量を合わせると276㎞走れる計算になります。PCXと比べるとタンク容量の差で劣りますが、ある程度の長距離は問題ないでしょう。
➂アクシスZ
WMTCモード値とタンク容量を合わせると300㎞走ることのできる燃費はSwishよりも多くい。そして燃費をタンク容量を考えずに見た場合、PCXの50.7km/Lよりも多い54.6km/Lとなり、1Lあたりのコストが安くなります。
PCXは長距離のツーリングに向いている?カスタムは必要?➂乗り心地や走行性
引用: http://www.honda.co.jp/PCX/assets/images/design/carousel/main-08.png
➀PCX
反転液晶表示が美しいインテリア性の高いデジタルメーターを持ちます。ステップは足を両サイドに置くスポーティなスタイルで乗り心地が良く、14インチ大径ホイールを組み合わせたハンドリングしやすい仕様になっています。
➁Swish
フル液晶ディスプレイでスピードメーターやオイルインジケーターをはじめ、エンジン警告灯などの表示を1ヶ所にまとめた視認性の良さが特徴。そして、足元が広々としたフラットなステップを備え、長距離でも足に優しい仕様と言えます。
➂アクシスZ
ポイントは666㎜のシート幅。運転手だけでなく二人乗りにも広いスペースとなるシートは楽に座れ、快適な走行性に繋がるでしょう。また、日当たりの強い日でも熱を溜めにくい性質を持っています。車体が100kgなので力に自信のない男性にも扱いやすいタイプです。
PCXは長距離のツーリングに向いている?カスタムは必要?➃バッグや荷物などの収納
引用: http://www.honda.co.jp/PCX/assets/images/equipment/image-08.png
➀PCX
シート下には28Lのスペース、フロントは500mlペットボトルが1本程度となっており、シート付近にはヘルメットホルダーが1個付いています。
➁Swish
シート下は28Lのスペースで、USBソケットが付いているので雨の日にはスマホの充電などに重宝するでしょう。シート付近にはヘルメットホルダーが2個あるので、二人乗りの際は一緒に管理できます。また、側面にU字ロックホルダーを掛けて置けるスペースもあり、何かとものの管理がしやすい。
➂アクシスZ
バイクで素晴らしいのは37.5リットルも収容できるトランクスペース。ヘルメット換算すれば2個分入るスペースで、荷物が多くても何とかなる収容量。フロントにはコンビニフックが付いており、バッグなど1kg以内の荷物が掛けれます。
PCXは長距離のツーリングに向いている?カスタムは必要?⑤不正や悪戯を防ぐ管理面
引用: http://www.honda.co.jp/PCX/assets/images/equipment/image-02.png
➀PCX
「Honda SMART Keyシステム」でキーをはめ込むことなくイグニションのON/OFFを切り替えられる。また、イモビライザー機能が付いているので、ツーリングでキャンプをするときの防犯対策として活躍してくれます。
➁Swish
盗難を防止する「直結始動抑止回路」に、鍵穴の破壊や悪戯をカバーするシャッター付キーシリンダーが愛車を守ってくれます。
➂アクシスZ
Swishのシャッター付キーシリンダーのような機能を持つので、鍵穴への悪戯を防ぎます。
PCXは長距離のツーリングに向いている?カスタムは必要?➅PCXについて
引用: http://www.honda.co.jp/PCX/assets/images/design/image-02.png
長距離ツーリングに必要な燃費をメインに見てきましたが、どれも数値が高く使い勝手に優れています。その中で、PCXはインフラの整っていない場所でも破格のスタミナで乗り越えることもできるはず。
引用: http://www.honda.co.jp/PCX/assets/images/equipment/image-11.png
ただ、収納性に関して本格的なキャンプをするならば食料やバッグなどの荷物を収納できるアイテムが必要になります。そこでおすすめしたいのがリアにつけるボックスなどです。これがあるのとないのでは全然違うので、ここからはカスタムできるアイテムを見ていきたいと思います。
PCXは長距離のツーリングに向いている?カスタムは必要?➆シート
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61g7eKf7SYL.jpg
長距離のツーリングに要する燃費は大丈夫そうですが、長い時間座っていられるのか気になるところ。シートは硬い方なのでソフトなものに変えると乗り心地がさらにアップ。そこで、楽しいツーリング、キャンプに導くおすすめのシートを紹介します。
PCXのシート➀ローダウンソファーシート
ソフトな風合いで品のあるソファー生地を用いたNOI WATDAN製シート。中央付近にある短めの背もたれがちょっとした休憩にぴったり。心配な雨も防水カバー付属で雨天時の対策もバッチリです。
NOI WATDAN(ノイワットダン) シート PCX125/150用 ローダウンソファーシート ブラック JF28/KF12 AIT-NW-P-053
価格
¥ 18,144
PCXのシート➁JF28 シート
ベトナム製の純正コブなしシート。アクティブな赤色を組み合わせることで疾走感が出て、バイクを走らせるのが楽しいと思えるでしょう。
HONDA 純正 PCX125 JF28 シート レッド コブ無し ベトナム仕様
価格
¥ 12,450
PCXは長距離のツーリングに向いている?カスタムは必要?➇収納ケース
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/91zBzyiNxXL._SL1500_.jpg
乗り心地の調整が済めば最後は荷物の管理。キャンプが長くなるとそれを管理するバッグ、そして収納ケースが必要になります。バイクにカスタムすることで無理なく荷物を運べるアイテムをまとめました。
収納ケース➀GIVI(ジビ) モノロックケース
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/619FWWmd%2B5L._SL1333_.jpg
重量3.7kgで37Lも「プッシュダウンクローズシステム」搭載モデル。シート下に加えてキャンプ用品やカバンなどの収納に便利なアイテム。鍵を抜いてもロックできる手間のかからない仕様も嬉しいところ。楽にできるアイテムを使うことで楽しいツーリングに繋がるでしょう。
GIVI(ジビ) モノロックケース(トップケース / リアボックス) 未塗装ブラック TECHスモークレンズ 汎用ベース付き 37L B37NTD 78038
価格
¥ 15,526
収納ケース➁大容量 リアボックス
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/611WbayUx6L._SL1000_.jpg
上から80kgもの重さが加わっても壊れない頑丈なボディを持つ収納ケース。一番のポイントはバッグや荷物などをサラッと収めてしまう52Lの大容量空間。1泊2日以上の旅行にも十分対応できるので、楽しいお出かけに貢献するでしょう。
バイク用 52L 大容量 リアボックス トップケース ベース付 無塗装ブラック Eタイプ
価格
ツーリングネットもおすすめ
リヤにバッグや荷物をそのまま積むのにも対応できるツーリングネットは一つあると便利。サイズは60×60cmで容量80Lと非常に良く伸びる伸縮性を持ち、強度もあるホールド性に優れたアイテム。
タナックス(TANAX) ツーリングネットV モトフィズ(MOTOFIZZ) ブラック 3Lサイズ(80L) MF-4644
価格
¥ 1,873
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PCXで楽しいツーリング、キャンプを過ごそう
引用: http://www.honda.co.jp/PCX/assets/images/type/product-04.png
引用: http://www.honda.co.jp/PCX/assets/images/design/carousel/main-05.png
長距離のツーリングは、目的地まで燃料にしても乗り心地にしても快適な状態で訪れたいですよね。またキャンプとなればバッグなどの荷物を収容できるスペースも必要になります。これらを抑えることが楽しいツーリングに繋がる第一歩です。PCXを思う存分乗り回しましょう!