パラブーツ（Paraboot）は、フランスで1908年に創業された名門の靴ブランドです。質実剛健な靴づくりが好評で、今でも人気のラバーソールはフランスの自社で生産を続けるこだわりで、メンズにもレディースにも人気が高いモデルを数多く販売しています。

なかでも「ミカエル」は、戦後すぐとなる1945年に作られた、丈夫で履き心地に優れたシューズです。当時は原料が不足しているさなか。その中で作られたこの靴の特徴は、なんといってもチロリアンシューズ。アルプスはチロル地方の牧童が履いていたブーツに由来した伝統あるデザインを採用しています。

そして、グレインレザーと呼ばれる上質な革が使われているのも特徴。U字型のモカシン縫いが施され、丸みのあるぽてっとしたフォルム。存在感のあるデザインは、パラブーツのアイコン的存在となっています。

まずはベーシックタイプのミカエルのパラブーツ。肉厚でありながらも足に良くなじむグレインレザーは、上品でシックな色合いと丈夫さで、デザイン性と実用性とを両立させています。履きこめば履きこむほど、あなたに馴染んでいく、そんな一足です。

アッパーに白っぽい色合いがおしゃれなポニーの毛を使ったパラブーツ「ミカエル・ポニー」は、かつて「ミカエル・フォック」としてアザラシの毛をアッパーに使ったモデルのリメイクモデル。ポニーの毛が持つ軽くて柔らかい印象が、上品なグレインレザーを使ったミカエルに、マイルドな雰囲気をもたらしてくれます。

「ミカエル・ポニー」のようにアッパーにリアルファーを用いたパラブーツモデルが多いのが、ミカエルの特徴の一つです。「ミカエル・ビジョン」では、独特の色合いを持つミンクファーを贅沢にあしらっています。季節感を出すのにぴったりの一足といえますね。グレインレザーの上品さも健在です。

パラブーツの素材にグレインレザーではなく、ガラスレザーを用いているのが「ミカエル・シャイニー」です。カジュアルな雰囲気が強いミカエルですが、光沢感のあるアッパーにより、上品さが際立つ、そんなモデルです。

ワンストラップのモンクタイプとなったパラブーツ「ミカエル・ブリッド」は、一度は廃盤となったものの、最近復刻を遂げたモデルです。ベーシックなミカエルに比べると、ノーズが長めのブリッドは、グレインレザーとも相まって、よりドレッシーな雰囲気がありますよ。

革靴は、サイズ感が命。それはパラブーツのミカエルでも同じことです。でも、パラブーツの場合、そのサイズは大きめに作られているのが特徴的です。

そのために、ミカエルのパラブーツを購入するときは少し小さめのサイズを選ぶのがおすすめです。履きこんでいくほどにグレインレザーが伸びてきて、ちょうどよいサイズ感に変わっていきますよ。

口コミやお店のおすすめによると、1センチ程度小さめのサイズを選んでおくのがいいようです。サイズ感を考えて、パラブーツのミカエルを購入したいですね。

パラブーツ、ミカエル・ポニーをスーツに合わせたコーディネート。ポニーの色合いがブラック系でまとめたカラーリングの中で、際立っていますね。このようにオンタイムのメンズコーデにも、ミカエルのパラブーツは使えますよ。

Tシャツとロールアップパンツの、夏らしさいっぱいのメンズコーデ。こんなスタイリングにミカエルを合わせれば、上品さが一気にアップ。シックな黒のミカエルは、存在感がありますよね。普段のコーデをレベルアップさせる、そんな力がミカエルにはありますね。

いま流行のアンクル丈のパンツにミカエル・ポニーを合わせた涼しげなコーディネート。ラフなスタイルながらも、ポニーがとても上品にメンズの足元をパラブーツが飾ってくれます。

ミカエルのパラブーツは、その上品さがコーデのおしゃれ度を上げてくれるシューズ。ソックスにはカラフルな色合いのものをチョイスするものアリです。たとえばオレンジのソックスと合わせてみても、おしゃれに見えるのはミカエルのパラブーツならではですね。

絶妙な色合いを持つグレインレザーの上品さとラバーソールの履きやすさで、見た目も実用性も申し分ないパラブーツのミカエル。メンズファッションのコーデレベルを足元から上げてくれるおしゃれな一足で、あなたのスタイリングもレベルアップさせませんか。