けものフレンズのかばんちゃんについて
アニメけものフレンズの主人公として登場したかばんちゃん。 謎の多いかばんちゃんの性別や正体などについて調べてみました。
けものフレンズのかばんちゃんとは
けものフレンズのアプリはプレイヤーが主人公という扱いですが、けものフレンズのアニメの主人公として登場したのがかばんちゃんです。 フレンズと同じように人間の少女の姿をしているように見えますが、元になった動物の特徴が見えず、普通の人間のように見えます。
衣装は赤いTシャツと白い半ズボンで、名前の通り背中に大きなかばんを背負っているのが特徴です。 少女と思われるような描写が多いですが、自分のことを僕といい、髪型などから中性的な印象を与えます。 そのためか、かばんくんと呼ばれることもあります。
けものフレンズのアニメについて
けものフレンズのアニメは2017年の1月から3月にかけて放送されたテレビアニメです。 神秘の物質サンドスターによって、どうぶが人間の女の子のような姿に変化したアニマルガールが登場します。
アニマルガールの居る超巨大総合動物園「ジャパリパークを舞台になっているのは、他のメディアのけものフレンズと同じです。
アニメけものフレンズは闇が深い?
アニメけものフレンズは、コミックスのけものフレンズなどとは違い人間が基本的に登場しません。 なぜか、記憶喪失のかばんちゃんやパークに「ヒト」がいないこと、更に戦争が起きたことが暗示されるなど不穏な空気が漂い闇が深いとも言われる作品です。 かばんちゃんが何者なのかを考える物語にもなっています。
けものフレンズのサンドスターとは
サンドスターはジャパリパークの山から放出されている謎の物質です。 このサンドスターを浴びることで、動物はフレンズ化します。 フレンズ化する動物は生きている必要はなく、死体や体毛でもフレンズ化することができます。 また、無機物に接触することで、サンドスターを食べるモンスターセルリアンに変化する場合があります。
けものフレンズのかばんちゃんの性格は?
かばんちゃんは温厚で少し気弱な性格をしています。 基本的に控えめで優しく、言葉遣いは丁寧です。 かばんちゃんは基本的にフレンズに対しては名前にさん付けで呼び、ですます口調で話します サーバルとは1番最初に会って行動を共にするせいか、かばんちゃんもさん付けではなく、サーバルちゃんと呼んでいます。
突然現れたフレンズにびっくりすると、「食べないでください!」というのもかばんちゃんの特徴です。 サーバルが「食べないよ!」と突っ込むのがアニメけものフレンズのお決まりになっています。 かばんちゃんは、羽根や体毛、尻尾などフレンズの特徴を褒めることが多く、自分に特徴がない分憧れを持っているようです。
けものフレンズのかばんちゃんの声優は
けものフレンズの主人公かばんちゃんの声優は、内田彩さんです。 内田さんはけものフレンズの漫画やアプリにも登場するミライと、ラッキービーストの「ボス」の声優の三役をこなしています。
内田彩さんはラブライブの南ことり役で有名で、μ’sの一人として第66回NHK紅白歌合戦に出場しました。 ソロ歌手としても活動していて、2016年8月13日には日本武道館で、単独公演も行っています。 声質を高音から低音まで器用に変えることができ、幅広い役柄をこなします。
けものフレンズのかばんちゃんの名前の由来は?
かばんちゃんは記憶喪失で、アニメけものフレンズの初登場時名前も分かりませんでした。 そのため、背中に背負っていたかばんを見たサーバルが「かばん」という仮の名前を名前をつけたのが、名前の由来です。 その後は本人も、「かばん」と名乗っています。
サーバルや視聴者からは、「かばんちゃん」と呼ばれていますが、正式名称は「かばん」です。 アニメけものフレンズの作中では、キャラによって呼び捨てにしたり、かばんさんなどと自由に呼んでいます。
けものフレンズのかばんちゃんの特徴
フレンズ達は外見は動物にコスプレした人間のように見えますが、能力的にも元の動物の特徴を残しています。 空を飛んだり、長時間の潜水能力を持ち、身体能力も人間より優れています。
かばんちゃんは、身体能力的にも劣っていて特殊な能力を持ちません。 しかし、かばんちゃんには優れた知能や発想力があります。これらのひらめきを活かして、出会ったフレンズの抱える問題をかばんちゃんが解決していくのがアニメけものフレンズの基本的なストーリーになっています。
けものフレンズのかばんちゃんは謎が多い
アニメけものフレンズは人間が登場しない物語になっていますが、そんな中唯一の人間のように描かれているのが、主人公のかばんちゃんです。 ただ、本当に普通の人間なのか、かばんちゃんの正体やなぞについて、いろいろな考察がされました。 かばんちゃんの謎やネットでの考察についてまとめてみました。
かばんちゃんの正体についての考察1
かばんちゃんの特徴を列記すると人間としか思えない
他のフレンズに比べて身体能力の劣るかばんちゃんですが、実は持久力にはかなり優れています。 アニメけものフレンズ第1話の中で、サーバルとかばんちゃんが長距離を移動した後、サーバルは中々起き上がれませんが、かばんちゃんはすぐに回復しています。
人間は体温調節機能が優れていて、持久力に優れています。 人間は脚が遅いですが、長距離になると一番早く移動できると言われています。 けものフレンズのかばんちゃんの描写はこの特徴と一致すると考えられます。
けものフレンズ第1話で、大型セルリアンと戦いになった際に、かばんちゃんは紙飛行機を飛ばして気を逸しています。 霊長類が物投げる事は珍しくありませんが、正確な投擲能力は間違いなく人間の能力です。 他にもスポーツを発案したり、火を起こして料理を作ったりするのなど、かばんちゃんは明らかに人間としか思えないことをしています。
フレンズ化した動物達は明らかに知能が高くなっていますが、フレンズが解決できない問題をかばんちゃんは人間的な能力で解決していきました。
けものフレンズのかばんちゃんとミライの関係
けものフレンズのアプリ版などに登場するキャラクターミライとかばんちゃんの関係についても色々と考察されました。 ミライとかばんちゃんの声優が同じことから、同一人物という意見もありましたが、外見が全く違うことから親子説やクローン説などが考えられました。
なぜラッキービーストはかばんちゃんにだけ反応するのか?
また、フレンズとは会話をしないラッキービーストが、かばんちゃんとだけは会話を行います。 このこともかばんちゃんが、人間である可能性を示唆しています。 ラッキービーストは、フレンズにジャパリまんをくれますが、喋ることは全くありません。
ラッキービーストの「ボス」がかばんちゃんに話しかけた時は、サーバルは相当に驚いていました。 ラッキービーストと話しているかばんちゃんを見て、ツチノコが「絶滅していなかったのか」と発言しています。 このことも、かばんちゃんが特別な存在だと視聴者に印象づけました。
さらにラッキービーストはパークガイドロボットと呼ばれる存在で、かばんちゃんをパークの来場客と判断していたことが発覚します。 少なくともラッキービーストが、かばんちゃんをヒトと認識していることは確実になりました。
かばんちゃんの正体についての考察2
けものフレンズのかばんちゃんはヒトのフレンズ?
フレンズは動物を擬人化した存在ですが、ヒト型のフレンズも同然考えられます。 そのため、かばんちゃんは純粋な人間ではなく、人間がフレンズ化した存在ではないかとも考えられました。
かばんちゃんはセルリアン?
このように人間の可能性が高いかばんちゃんですが、けものフレンズの作中では色々な可能性が考えられていました。 けものフレンズのアニメにはフレンズを捕食する謎のモンスターセルリアンが登場します。 かばんちゃんは人型のセルリアンではないかという説が、終盤で登場しました。
かつて、フレンズ型のセルリアンがいて、自分のことをフレンズだと思い込んでいたのです。 そのため、かばんちゃんがヒト型のセルリアンの可能性も考えられました。
かばんちゃんはロボット?
アニメけものフレンズでは人類は絶滅している可能性があったため、かばんちゃんはヒト型のロボットの可能性も考えられました。
けものフレンズのかばんちゃんの正体
アニメけものフレンズの第11話でセルリアンに捕食されてしまったかばんちゃん。 その後、セルリアンの体内から助け出されますが、発光する球体に変わってしまいます。 これはフレンズから元の動物の姿に戻る現象と、はかせは解説しますがなぜか球体は元のかばんちゃんの姿に戻ります。
はかせの説明によると、かばんちゃんはヒトのフレンズだったため、元に戻っても姿はそのままだということです。 本来元の動物に戻る場合は記憶が失われてしまいますが、かばんちゃんの記憶が失われることはなく、サーバル達とそれまで通りに会話することもできました。
その後、帽子に付着していた毛がサンドスターに触れることで、ヒトのフレンズであるかばんちゃんが生まれたことも判明しました。 帽子が元々ミライのものであることから、かばんちゃんはミライのクローンのような存在と考えられます。
かばんちゃんの手袋の謎について
アニメけものフレンズの11話で、かばんちゃんはセルリアンに取り込まれてしまいます。 その後助け出されますが、12話で手が少しずつ黒くなり話題になりました。 セルリアンが黒いことからカバンちゃんが、セルリアン化しているのではないかとも言われていました。
しかし、これはなくなった手袋が、再生していただけの可能性が高いです。 一度はフレンズ化が解けたカバンちゃんですが、その後サンドスターを浴びて再びフレンズになったというのは、十分考えられます。 フレンズの服は無くなっても再生すると言う設定なので、手袋が再生したため、手が黒く見えた可能性が高いのです。
よく見ると足も黒くなっていて、タイツが再生していると考えられます。 完全にセルリアン化の可能性は否定できません。 ただその後、元の姿に戻っているのでフレンズ化して、手袋が再生したと考えるのが自然でしょう。
かばんちゃんの帽子に関して
ずっと青い羽の付いている帽子を被っているかばんちゃん。 この帽子に付着していた毛が、サンドラスターを浴びてフレンズ化したのが、カバンちゃんだと考えると非常に重要なアイテムと言えます。
また、青い羽はただの羽ではなく、これがあることでラッキービーストを通してなにがしかの記憶媒体にアクセスしていると考えられています。 元はパークガイドのミライの帽子だった可能性が高いです。
ラッキービーストがかばんちゃんを暫定パークガイドと認識したのもこの帽子を身に付けているからだと言われています。 11話で赤い羽根が帽子に付けられることになり、ミライが被っていた帽子と同じ形状になっています。
かばんちゃんのかばんについて
帽子についていた毛から生まれたかばんちゃんですが、名前が「かばん」であるようにかばんは彼女の象徴になっていると言えます。 かばんの中身が何なのか気になる人は多かったと思いますが、最初は何も入っていなかったことがわかります。
しかし、旅を続けるうちにどんどん中身が増えていったことが描かれています。 かばんは何も覚えていなかった彼女の思い出が詰まっているものなのです かばんちゃんは帽子を脱いでも、かばんを降ろすことはありません。 かばんに設定上、どんな役割があるのかは分かりません。
しかし、かばんに思い出が詰まっていたから、フレンズ化が解除されてもかばんちゃんは記憶を失わなかったという意見もあります。 思えば名前のなかった彼女にかばんちゃんと名付けたのはサーバルでした。 サーバルのつけた名前が彼女をかばんちゃんにしたのです。
アニメけものフレンズは人類の歴史になっている?
アニメけものフレンズは、かばんちゃんがその知恵で、フレンズの抱える様々な問題を抱えていく物語になっています。 見方を変えると、人類の文化史を振り返る内容になっている、とも言われています。
アニメけものフレンズ第1話で紙飛行機を投げ、第2話では道具を使用し、第6話ではルール決めて勝負するスポーツが生まれています。
アニメけものフレンズの物語が、全てこれに当てはまるとは思えませんが、意図的に文化史を振り返るような内容にしているのは間違いないでしょう。
けものフレンズのかばんちゃんの性別は?
けものフレンズに登場するフレンズは、別名アニマルガールと呼ばれるように、基本的に女性です。 しかし、かばんちゃんは自分のことを僕と呼んでいるため、性別がどちらなのかはっきりしないとよく言われます。
アニメけものフレンズの公式サイトでは、カバンちゃんのことが迷子と書かれていて、性別は不明でした。 しかし、かばんちゃんはヒトのフレンズですから、他のフレンズと同じく女性ということになります。
アニメけものフレンズのスタッフはかばんちゃんが女性だということを伏せていた?
かばんちゃんがフレンズだということを隠すために、あえて性別をはっきりさせなかったのかもしれません。 しかし、アニメけものフレンズのたつき監督のインタビュー記事には、カバンちゃんのことが「迷い込んだ少女」と書かれています。
また、かばんちゃん役の声優内田彩さんが、かばんちゃんのことを彼女と発言しています。 けっこうかばんちゃんが女性であることは記事などで書かれているのです。 アニメけものフレンズの作中でも男性には、難しい女の子座りをしているシーンがあります。
かばんちゃんはフレンズ化して女性に?
ただし、けものフレンズの設定ではフレンズ化した動物は、元の性別に関係なく全員女の子になっています。 かばんちゃんは人間のフレンズですから、フレンズ化した際に女性になったのかもしれません。 ただ、元がミライの毛の可能性が高いため、本来の性別も女性の可能性が高いです。
けものフレンズのかばんちゃんのコスプレ
人気作品のけものフレンズのアニメ版の主人公と言うことで、かばんちゃんのコスプレをする人も多いです。 アマゾンでは、かばんちゃんのコスプレ衣装も販売されています。 かばんちゃんのコスプレ衣装の作り方を紹介した動画も、youtubeで公開されています。
けものフレンズのかばんちゃんについてまとめ
アニメけものフレンズの主人公かばんちゃんの正体の考察や、性別についてまとめてみました。 一見ゆるいアニメのようですが実は結構シリアスで、かなり作り込まれたアニメですよね。 絶望的な状況のかばんちゃんの再登場ですが、ファンとしてはいつまでも待ち続けたいところです。