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【黒執事】グレルの人物像徹底考察!声優情報、サトクリフとの関わりなどまとめました

2021.07.31

黒執事に登場するグレル・サトクリフは主人公の敵になることもあれば味方になることもあるキャラクターです。そして誰よりもぶっ飛んでいる個性豊かなキャラクターでもあり、その魅力に多くの黒執事ファンが魅了されています。そこで今回はそんなグレルについて紹介します。

  1. 【黒執事】グレル・サトクリフとは
  2. 【黒執事】執事としてのグレル・サトクリフ
  3. 【黒執事】死神としてのグレル・サトクリフ
  4. 【黒執事】グレル・サトクリフの魅力
  5. 【黒執事】グレルが執事として仕えたマダム・レッドとは
  6. 【黒執事】グレルの死神同期・ウィリアム・T・スピアーズとは
  7. 【黒執事】グレル・サトクリフの声優
  8. 【黒執事】グレル・サトクリフの名言
  9. 【黒執事】グレル・サトクリフはあの「サトクリフ」がモデル!?
  10. 【黒執事】グレル・サトクリフについてのまとめ

グレル・サトクリフは黒執事に登場するキャラクターで、2つの顔を持っています。1つは執事です。バーネット邸の執事としてマダム・レッドに仕えています。

しかしもう1つの顔であり本当の正体というのは死神です。死神は黒執事の作中では「神と人との中立である存在」です。自殺した人間が罰として死神になり許される日が来るまで死を観察し記録して報告しなければならず、死んだ人間の魂を回収する役目を担っています。

外見

黒執事に登場するバーネット邸の執事としてのグレル・サトクリフは前髪を後ろに流し長い黒髪を首の甲辺りで大きなリボンで1つに束ねています。困り眉で眉間にシワを寄せ自信の無い表情をしています。丸眼鏡でとても地味な装いです。

気弱でドジでダメ執事

バーネット邸の執事のグレルは気弱でドジでダメ執事です。紅茶も禄に入れられず、そそっかしくて頼りになりません。そのためアニメ版黒執事ではファントムハイヴ家のセバスチャンの元に修行に出されます。しかしとても歌が上手く、シエルたちのために良い雰囲気作りをします。

外見

死神のグレル・サトクリフは赤髪長髪です。服装は死神規定の黒服を身にまとい、死神は全員近視であるため他の死神同様グレルも眼鏡をかけています。また目の色は死神は一律黄緑色です。身長は175cm。ヒールを履いている状態ではセバスチャン(186cm)と同じくらいです。困り眉で睫毛も長く色白で細身なので一見女性のように見えます。鋭い歯やよく舌をペロッと出す仕草は猟奇的な印象を感じさせます。

死神としての活躍

グレルは死神派遣協会の回収課に所属している死神です。死んだ人間の魂を回収するのが仕事で、そのためには「死神の鎌(デスサイズ)」を使用します。グレルのデスサイズは自身用にカスタマイズしたチェーンソー型です。しかし無許可改造であったため一時的に没収されてしまいます。その間は文具の小さいハサミを両手に持って代用しています。

いい男の前ではドSでありドMのオカマ

グレルの最大の個性であり魅力は、変態オカマであることです。黒執事きってのオネエキャラなのです。一人称は「ワタシ」で語尾も「~ワ」や「~ヨ」など典型的な女性口調です。そしていい男に対してはハイテンションで邪険に扱われて興奮したり、いつまでも殺し合って(愛し合って)いたいと戦うことに喜びを感じたりと、ドSでドMな変態なのです。セバスチャンを「セバスちゃん」と呼んで惚れ込みストーカー行為を働いては返り討ちにあっています。

実は真面目で実力の高い死神

いい男の前ではデレデレの変態ですが、それ以外の前ではサバサバした姉御肌な性格をしています。また気に入った相手には手を貸すこともあります。死神として請け負った仕事はきちんとこなし、規定違反もしますがわかった上での行動です。成績も実技に関してはAAA。チャラチャラしてふざけているように見えるグレルですが、実は真面目で実力があり筋が通っている死神なのです。

アンジェリーナ・ダレス

黒執事のマダム・レッドと呼ばれている女性キャラクターの本名は「アンジェリーナ・ダレス」で、シエルの母・レイチェルの妹つまりシエルの叔母で、元バーネット男爵夫人です。父親に似た赤髪を持ち、シエルの父・ヴィンセントに褒められたことがきっかけで赤を好むようになり、婚前から「レディ・レッド」と呼ばれていました。とても美人で「社交界の花形」「夜会の女王」などの美称を持つ女性で、ロンドン王立病院の女医です。

切り裂きジャック事件の犯人

才色兼備のマダム・レッドですが、その裏の顔は黒執事のストーリー上で起こった「切り裂きジャック事件の犯人」です。ヴィンセントに好意を寄せる自分を受け入れてくれたバーネット男爵とその間に身籠った子どもを巻き込まれた馬車事故で失い、同時に子宮を切除されたマダム・レッドは、気軽に堕胎する娼婦への嫉妬と怒りが抑えきれず、何人もの娼婦たちを切り裂き肉体や内臓をズタズタにし、子宮と切り取るという猟奇的な連続殺人事件を犯してしまうのです。

グレル・サトクリフとの関係

狂気的で赤を好むグレルは、大好きな赤を全身にまとい娼婦の返り血を浴びて殺人を犯しているマダム・レッドを気に入り、バーネット邸の執事となってマダム・レッドの殺人に手を貸します。しかしマダム・レッドの正体を突き止めたシエルを殺すことに躊躇するマダム・レッドに失望しデスサイズで心臓を貫き殺してしまいます。そして「アンタに赤を着る資格はないワ」とマダム・レッドの上着を奪い、以後グレルはその上着を羽織って登場するようになります。

キャラクター像

黒執事に登場するウィリアム・T・スピアーズ、通称ウィルは眼鏡をかけた七三分けの男性の姿をした死神派遣協会管理課の死神です。服装は死神共通の黒服で、眼鏡も当然かけており、目も黄緑色です。身長は182cmくらいでセバスチャンよりは低いと明記されています。冷静沈着で几帳面で真面目な性格をしており、残業が許せず規定違反には厳しい死神です。「死神の鎌(デスサイズ)」は伸縮式高枝伐りバサミ型。セバスチャンなどの悪魔を害獣として忌み嫌い嫌悪感をむき出しにしています。

グレル・サトクリフとの関係

ウィルはグレル・サトクリフの本命の人です。最初は衝突していましたがウィルの強さにハートを射抜かれてからは、どんなに冷たくされても粗末な扱いを受けても気にすることなく絶対服従状態です。対してウィルにはもちろんグレルのような好意はなく、いつもグレルの不始末の尻拭いに頭を悩まされています。

グレル・サトクリフの声を務めるのは声優の福山潤さん

1978年11月26日生まれ、大阪府出身の男性性声優さんです。
低音ボイスでクールな男性役を演じることもあれば、女子力を感じさせる高温ボイスで演じたり、演じ分けも上手いため多重人格のキャラクターを演じたりと「変幻自在」な演技で定評のある声優さんです。黒執事のグレル・サトクリフの人気が高いのは、人気声優の福山潤さんが声を担当していることも大きく影響しているのです。

声優・福山潤さんのその他の出演作品

コードギアス 反撃のルルーシュ(ルルーシュ・ランペルージ)
おそ松さん(松野一松)

これでも執事DEATH★

このセリフは黒執事のグレル・サトクリフの決め台詞です。シエルたちが切り裂きジャック事件の真相にたどり着き、グレルがセバスチャンと初めて対峙(殺し愛を)したときに言ったセリフですが、その後も「○○DEATH★」という発言をしています。しかもウィンクつきで。グレルの人柄が伝わってくるセリフですよね。

悪い男だと分かって居るのに引っかかってしまうのは女の性

黒執事のノアの方舟サーカス編で、猛獣使いの黒い巻き髪の美女・ビーストの魂を回収する時にグレルが呟いたセリフです。ビーストのこれまでの人生を見てしみったれた女の人生と貶しながらも、セバスチャンとのやり取りを見てこのセリフを呟き、最期にいい思い出ができたと思いなさいと慰めるようなセリフと続けます。女性的な視点を持って共感し死神でありながら慰めに取れる発言をしたところから、グリルの人間味が感じられますよね。

黒執事に登場するグレル・サトクリフは、イギリスで13人もの娼婦を殺した連続殺人鬼「ピーター・サトクリフ」、通称「ヨークシャー・リッパー」がモデルではないかと言われています。まず1つは見てわかるようにグレルとピーターはラストネームが同じです。

そして関係している事件も酷似しています。ピーター・サトクリフはグリルが関わっている黒執事のストーリー上の「切り裂きジャック事件」と酷似した事件を起こした人物であり、1975年7月から5年間に渡り売春婦を13人殺害した連続殺人鬼なのです。
ピーターは男性としての性的能力に自信がないことを商売女に馬鹿にされたことがきっかけで、その手の商売をしている女性を憎むようになり連続殺人を犯します。さらには死体に自身の精液をかける、交わったあとに殺すなど猟奇的でセクシャリティな面が強く出ている犯行を繰り返しました。

性的コンプレックスを感じさせるところや猟奇的なところが、どことなくグレル・サトクリフに似ていますよね。またピーターのフルネームは「ピーター・ウィリアム・サトクリフ」です。グリルが好意を寄せているウィリアム・T・スピアーズとも共通しているところがあるのです。

このように多くの共通点や類似点からグレル・サトクリフのモデルは「ピーター・サトクリフ」ではないかと言われています。
グレル・サトクリフはとても個性的で強烈なインパクトを与える魅力的な黒執事のキャラクターです。黒執事において死神というポジションであり、狂気的な一面があるという点で、ぞくっとする感覚を与えながらも、オカマでいい男に尻尾を振り姉御肌気質であることから愛らしい雰囲気も持っているのです。黒執事の作品に欠かせないキャラクターであり、多くの黒執事ファンの心を奪うグレル・サトクリフの活躍から目が離せません。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://twitter.com/kuroshitsuji2/status/794471553656176640