折本かおりは比企谷八幡の中学の同級生で、現在は海浜総合高校の2年生。八幡が中学時代に告白をしたことのある女子です。義理で教えてもらったメールアドレスに、何かと理由を見つけてメールを送る八幡。しかし、折本かおりは振り向いてくれずに振られてしまう八幡。
そんな折本かおりと久しぶりに再会したのは、マスタードーナツの店で、これも偶然、店で会った雪ノ下陽乃とお茶を飲んでいる時でした。陽乃を見て、「彼女さん?」と聞いた折本かおりに「いや…」とあいまいに答える八幡に対して「だよね、絶対ないと思った」と失礼なことを平気で言う折本かおり。そういう性格なのかどうか、八幡は冷や汗をかかされるのでした。
「もしかして比企谷君のお友達?」と聞く陽乃に「中学の同級生です」と答える八幡。「なんか面白いことなかったの?」と折本かおりに陽乃が聞いた時、ドキッとする八幡。「お姉さん比企谷君の恋バナ聞きたい」とさらに陽乃が言った時に、八幡のあせりは頂点に達したのです。
「そう言えば私、比企谷に告られたりしたんですよ」と遠慮なく喋る折本かおり。追い打ちをかけるように詳しく聞き出そうとする陽乃。針の筵(むしろ)とはこのことを言うんじゃないかと思えるほどに恥をかかされる八幡。「へえ、比企谷君が告白ねえ」と執拗に八幡を責める陽乃。「昔の事なんで」と弱々しく答える八幡。「そうだよねえ、昔のことだからいいよねえ」と笑う折本かおり。
「そういえば総武校なら葉山君って知ってる?」とようやく話題が変わったことに、安どする八幡だったのでした。横にいた折本かおりの友達、仲町千佳に「葉山君紹介してもらえるかもしれないよ」と折本かおりが言ったので、八幡は、知り合いじゃないと断るが、陽乃が電話をして葉山君を呼び出すことになったのです。
葉山君に、折本かおりと仲町千佳に誘われてるから、君も一緒に来てくれと頼まれるが、当然断る八幡。けれどそこでも陽乃が裏で手をまわし、学校帰りに呼び出された八幡は、四人で遊ぶことになってしまう。面白くない八幡は、渋々三人に付き合い、映画を観たり、食事をしたりしたが、最後に葉山君が意外な態度に出ることになったのです。
食事にサイゼを提案した八幡を再三いじり倒す折本かおりに「そういうのあまり好きじゃないな」と葉山君が言ったのです。「比企谷は君たちが思ってる程度の奴じゃない、君たちよりずっと素敵な子達と親しくしている。表面だけ見て勝手なことを言うのは止めてくれないかな」そう言って、折本かおり達に嫌われてしまうかも知れないのに、自己犠牲ともとれる発言をして、八幡をかばうことになったのです。
しかし、八幡はそんな葉山君の言動を快しとせず、自分は誰のためにも自己犠牲になんかならない、自分は当たり前の自分の道を生きてるだけだと言ったのです。そして葉山君に「余計なことはするな」と言って店を出て行きました。外に止めてあった自転車を折本かおりに倒され、八幡は悔しい思いで立て直すのでした。
初めて八幡と再会した時「うわー、ちょーなついんだけど(懐かしいんだけど)」と言った口ぐせ。「レアキャラじゃない?」と言ったのは、これは口ぐせと言えるのか微妙ですが、「だよねー」は、折本かおりが相槌を打つ時、よく出てくる口ぐせと言えるでしょう。
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折本かおりの口ぐせは、海浜総合高校を交えてのクリスマスイベントの会議で、委員が「せっかくだし、もっと派手なことしたいよね」と言った時に「それある」「それあるある―」と言うふうに事あるごとにこの口ぐせが出てくることになるのです。他に「それいける」も口ぐせとして、折本かおりの口からいつも出てくる言葉なのです。
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人との距離感を詰めたがる性格。よく言えば明るくフレンドリー。言葉使いはやや軽く、無遠慮なところがある。誰に対しても気安く接する態度に惹かれて、八幡は告白をしたのですが、八幡に告白されたことを笑い話にして友達に話し、八幡は恥をかかされることになりました。ひどい性格でもあるのですが、人の気持ちを軽く見ている、デリカシーにかける所があるのかも知れません。
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陽乃と八幡がお茶をしている時に再会した、折本かおりですが、陽乃のことを「彼女さん」と聞いた折本かおりに「いや…」と生返事をする八幡に「だよねー、絶対ないと思った」と性格の悪いことを言った折本かおり。彼女の性格は自分の性格の悪さに自分が気づいていないところに、問題があると言えるでしょう。
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折本かおりの誕生日は2月21日。この日が誕生日の人は現実感覚と感受性のどちらも持ち合わせている人が多いらしいのですが、折本かおりに関しては現実感覚は当たっていそうですが、感受性は微妙な気がします。また、この日が誕生日の人は、人との交流に繊細さを持ち合わせているらしいのですが、こちらもどうなのか、折本かおりに関してはあまり当てはまらないような気がします。
2月21日が誕生日の人は、忙しさに追われることが多くなるようです。仕事や趣味に妥協しない分、忙しくなってしまうのでしょうか?この部分は折本かおりにも当てはまりそうです。仕事に関しては意外に、この日が誕生日の人は安定しない仕事の方が向いているらしいのです。折本かおりに関して言えば、ルーティーンに縛られた生き方よりはそういった生き方があっているかも知れません。
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2月21日が誕生日の女性は、同じ2月が誕生日の男性が運命の人である可能性が高いらしいのです。同じように行動力のある多趣味な男性がぴったりなのでしょうか?折本かおりにはどのような男性がふさわしいのか、考えてみるのも面白いですね。
誰にでも人当たりがよい折本かおり。それで八幡は彼女が好きになり告白をしたわけですが、折本かおりは八幡をやはり好きではなかったでしょう。だから告白されたことを友達に言いふらしてしまったのです。しかし、葉山君に八幡のことを悪く言わないでと言われてからは変化が見られます。
ある雨の日、比企谷八幡が一色いろはと歩いていた時、ばったりと折本かおりに出会う。「そう言えば先輩とお知り合いなんでしたっけ?先輩にも仲いい人いたんですね」といろはが折本かおりに言った時、八幡は、また昔告白したことを言われると思い、ドキッとしたのですが、なぜか言葉を濁して「まあ昔の話だからさ」と折本かおりは、告白されたことを言わなかったのでした。
これは、八幡が総武高校という進学校に通っていることもあるのでしょうが、それだけではなく、八幡が、女の子と普通に楽しそうに会話をしながら歩いていること、葉山君が「八幡は君たちより素敵な子達と親しくしている」と言ったことを覚えていて、やはり八幡を見る目が変わって来たのだと思います。それで好きになるかどうかは分かりませんが、少なくとも今の八幡が昔の八幡のままだとは、もう思ってはいないのではないでしょうか。
海浜総合高校との共同クリスマスイベントで総武高校と関わることになった折本かおりですが、それ以外では特に関わり合うことはなく、八幡との関係もこれからのことは誰にもまだ分からないことだと言えるでしょう。
TVアニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」キャラクターソング集 やはりこのキャラソンはまちがっている。続
価格
¥ 2,473
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」のキャラクターを担当した声優さんによる、キャラクターソングアルバムになります。このCDの3曲目に折本かおりを担当した声優の戸松遥(とまつはるか)さんの曲「Let'go!All day long」が収録されています。
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折本かおりを担当した声優は戸松遥(とまつはるか)さんになります。1990年2月4日生まれ、身長165cm、血液型はB型です。事務所はミュージックレインに所属しています。ミュージックレイン スーパー声優オーディションに合格し、2007年に「がくえんゆーとぴあ まなびストレート!」のスイーツ生徒役でアニメ声優デビューをしています。
愛称は「とまっちゃん」「はるちゃん」「ハルカス」などがあります。四人組の声優ユニット「スフィア」のメンバーのひとりでもあります。また、個人でも歌手活動をしています。いつも元気で明るい性格ですが、お調子者のところもあります。「スフィア」の中ではムードメーカーです。
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趣味は、料理が得意で、特技は、洋服をたたむこと、身体を鍛えること、くちびるがやわらかいこと。楽器はベースを弾きます。セリフ覚えも良い方です。好きな食べ物は焼肉、口ぐせは、「マジか」、「さっぱりピーマン」
ここまで、折本かおりのざっくばらんな性格やセリフを見てきましたが、やはり八幡には、触れられたくない過去を共有する相手として、気になる存在である訳です。しかし一色いろはに告白のことを言わなかったことが、八幡には驚きであり、自分がもう、過去の折本かおりにとってのからかいの相手ではないと言う事を、お互いに感じあった出来事だったように思います。