女子旅の一番の目的は「癒し」です。毎日働いている女性達はほんのひと時だけでも、仕事や日常のしがらみを忘れたいのです。そのお相手は日頃心を許している学生時代の友人、母親や姉妹、幼馴染、会社での仲間。気を遣わず心からリラックスできる相手が一番なのです。
旅行先を決める前に必要なことは、目的を明確にすること。女子旅の一番人気は「温泉」です。もちろん「観光」や「パワースポット巡り」「エステやマッサージ」など、女子旅の人気ワードはとにかく"癒されたい"が満載!
今回は週末1泊二日で満喫できる、「温泉」とやりたいことを組み合わせた女子旅におすすめの温泉プランを紹介します。
新宿からロマンスカーで約1時間30分とアクセスが大変良く、女子旅の定番とも言えるのが「箱根」。地元駅の「箱根湯本」周辺には多くの温泉宿があるので、チェックイン後に観光に出ても良し、そのまま温泉に入って美味しい食事を堪能するのも良し、遊び方の選択肢がたくさん用意されているのが特徴です。
電車で箱根へ向かい、電車やバスで観光するなら箱根フリーパスを使うと断然お得。なぜなら、ロマンスカーはもちろん、箱根登山電車、ケーブルカーやロープウェイ、登山バス(指定区間)などが乗り放題なんです!さらにお土産や美術館の入館料割引もあるので、箱根を満喫したい女子はぜひ利用しましょう。
箱根温泉は古来より火山活動が活発な地域です。そのため、お肌に優しい「アルカリ泉」の単純温泉から殺菌効果の高い「酸性泉」やデトックス効果のある「硫黄泉」まで、バリエーション豊かです。どの泉質が希望なのか、あらかじめ宿泊するホテルの情報を確認しておきましょう。
温泉の魅力を伝える取り組みとして、神奈川県温泉地学研究所より「温泉掲示プレート「Chocotto(ちょこっと)」が作成されています。泉質などの情報がひと目でわかるので、ぜひ活用してみて下さい。
箱根には至るところにミュージアムが点在しています。「箱根ガラスの森美術館」「箱根彫刻の森」「星の王子さまミュージアム」など有名どころはもちろん、大小様々な美術館があります。また、芦ノ湖では海賊船にも乗れるので、癒しのひと時を堪能できます。
東京駅から約2時間ほどで行けるのが群馬県にある伊香保温泉です。万葉集にも登場する、大変古くからある伝統的な温泉街と、食べ歩きでお腹いっぱいになりそうなグルメ満載で女子旅には最高のロケーションです。
湯治湯として有名なので、病気の治療や健康を考えて多くの観光客が訪れる温泉です。また、江戸時代には「子宝の湯」として有名になり、当時は女性客がメインだったそう。
伊香保といえば「黄金(こがね)の湯」と「白銀の湯」が有名です。「黄金の湯」は鉄分を含んだ「硫酸塩泉」のため茶褐色で、主に火傷や筋肉痛に効能があるそうです。こちらが「子宝の湯」と言われているだけあって、婦人病や冷え性にも効果があるのだそう。「白銀の湯」は「メタけい酸単純泉」でお肌の新陳代謝を促し美肌効果が期待できる天然の保湿成分とのことです。
伊香保温泉の近くには「伊香保グリーン牧場」があります。羊や馬、うさぎ、ヤギなどの動物と直接ふれあえますし、牧羊犬が羊飼いのホイッスルを合図に羊達をまとめあげる「シープドックショー」は人気のイベント。その他、バター作り体験やアーチェリー体験など遊び方がたくさんあるので一日堪能できますよ。
日本三大温泉のひとつに数えられている「熱海」。東京駅から新幹線こだまで約50分というアクセス抜群の温泉地です。海のリゾート地なので温泉と海を一気に堪能できて街並みもレトロで可愛く、女子旅にはもってこいなのです。
熱海温泉の泉質はほとんどが「弱アルカリ性泉」です。冷え性や慢性婦人病の改善に効果があるだけでなく、肌をひきしめる効果があるため痩身効果が期待できるそう。やわらかい湯あたりなので美肌効果も実感できるそうですよ。
熱海といえば海!「熱海サンビーチ」は海外のリゾート地に来た気分になれる場所です。夏は海水浴客で大賑わいですが、夜になるとビーチ全体がライトアップされるのが特徴。昼夜どちらも堪能できる珍しいビーチです。その他「トリック迷宮館」や「遊覧船サンレモ」など観光名所が多いので飽きることなく堪能できます。
鬼怒川温泉までは、東京駅から新幹線で約2時間14分です。鬼怒川温泉に到着すると大自然に囲まれるのでマイナスイオンをたっぷり感じられます。
鬼怒川温泉の泉質は「弱アルカリ性単純温泉」です。やわらかい肌触りで、皮膚病や胃腸の病気にも効果が高いとのこと。もちろん美肌も期待できる万能温泉です。
鬼怒川温泉からバスで5分という好立地にあるのは「東武ワールドスクエア」。世界遺産や有名建築が25分の1で縮尺展示されていて、世界一周した気分を味わえます。時を忘れて見入ってしまう観光スポットです。
電車で伊豆温泉に行くには2パターンあり、東伊豆・南伊豆方面は東京駅から新幹線で「熱海」、中伊豆方面へは三島駅まで行き、在来線に乗り換えて各目的地へ向かいます。アクセスには少し不便ですが、そこまでしても行きたいと思わせるのが伊豆の魅力。
泉質は「アルカリ性単純温泉」「カルシウム硫酸塩泉」など立地により様々です。伊豆といっても広いのでそれぞれの泉質を調べてから行くことが大事ですね。
伊豆の一番の名所といっても過言ではない「浄蓮の滝」。迫力のある滝の音と綺麗な水で癒されます。わさび畑が一面に広がっている名物で、わさびソフトもぜひ味わって欲しいところ。その他「伊豆シャボテン公園」や南伊豆に向かえば海外のビーチリゾート並みの青い海、白い砂浜が広がっています。
日本三名泉に数えられる「草津温泉」も女子旅をするには欠かせない温泉地のひとつ。上野駅から特急草津号に乗って約2時間30分で草津温泉の最寄り「長野原草津口」駅に到着します。とにかく観光スポットと温泉がたくさんあるので、目的によって遊び方を選べるところも人気です。
草津温泉は基本的に「酸性泉」です。そのため、入ると少しお肌がピリピリしますが殺菌効果はバツグン。自分の持つ自然治癒力が促されるので、体内から毒素を排出する効果があり長期間滞在すればするほどお肌が生まれ変わっていくのだそう。もちろん1泊二日でもお肌がツルツルになっていることを実感できるでしょう。
「湯もみ」とは江戸時代から伝わる入浴法で、草津の熱い源泉を入浴できる温度まで下げるために考案されたそう。草津温泉の「熱乃湯」さんでは、毎日「湯もみと踊りショー」をおこなっています。ショーの後には体験コーナーもありますので、草津温泉の歴史を感じてみてはいかがでしょうか。
避暑地のイメージが強い「軽井沢」ですが、実は屈指の温泉リゾート地なのです。東京から新幹線で約1時間10分という最高の立地。オシャレなカフェやアウトレットモールなど、女子の大好きが詰まった女子旅には欠かせない温泉地です。
軽井沢の泉質は「二酸化炭素泉」「ナトリウム塩化物泉」など、とにかくお肌にやわらかい湯あたりが特徴です。美肌の湯と呼ばれる温泉もあり、女性には嬉しい泉質なのです。
女性に大人気のオススメスポットのひとつ「軽井沢レイクガーデン」。バラのシーズンは園内が華やかで美しい装いになり、日本にいることを忘れてしまいます。バラ以外にもハーブや水生植物などもありますので、四季折々の美しい風景を楽しむことができますよ。
温泉地は女性が求める「癒し」がたくさんあります。ぜひ「温泉」と一緒にその土地の文化や歴史に触れたり、その土地でしか味わえない楽しみを見つけて下さいね。