日本の三名園といえば、金沢市の兼六園、岡山市の後楽園、水戸市の偕楽園。雪の兼六園、月の後楽園、花の偕楽園(=雪月花)という理由で選定されたという説があるほど、兼六園には雪が似合います。兼六園は11.7ヘクタールという広い敷地の名園。雪害から唐崎松などの樹木を守るため、毎年11月1日から「雪吊り」を実施しています。雪吊りも兼六園の冬の風物詩になっています。年中無休なのでぜひ雪積る冬に。
「冬の段」といわれる期間限定のライトアップイベントが毎年2月に行われます。雪景色のライトアップは幻想的で思わず息をのむほど。金沢城も同時ライトアップ。必ず公式サイトをチェックし、暖かくしてお出かけください。
天正11(1583)年、前田利家が、キリシタン大名として知られている高山右近を招き、築城の指導をを仰いだと伝わる金沢城。多種多様の石垣が現存することでも有名。石垣には鬼門封じや「陰陽石」、「亀甲石」といった陰陽五行思想の影響もみられ、じっくり鑑賞するのも面白いです。金沢城公園と玉泉院丸庭園は、毎週金曜日と土曜日に夜間開園しています。
加賀藩代々の藩主たちが愛でた金沢城の大名庭園である玉泉院丸庭園では、幻想的な夕焼けをテーマ(2018年3月現在)にした7分間のライトアップが楽しめます。
動画は雪の積もる玉泉院丸庭園のライトアップ。12月から2月の冬バージョンです。琴の音が幻想的で優雅。ライトアップには四季折々の趣向を凝らしており、いつ訪れても新鮮な気分で鑑賞することができます。
近江町市場には新鮮な金沢のズワイ蟹(加能ガニ)が手に入るお店がいっぱい。ぜひシーズンの冬場に訪れてみたいですね。もちろん、カニだけではなく、カキやエビ、果物やお肉も販売しています。ちなみに加能ガニは㋁末頃が食べ納めとなります。
写真のような海鮮丼を食べられるお店が何軒もあります。写真の海鮮どんぶりは、市場めし「あまつぼ」。名物の金沢おでんから、お造り、海鮮丼、加賀料理が揃っています。
武家屋敷が続く長町の城下町も雪景色が素敵。静寂に包まれた美しい景色が続きます。金沢九谷焼ミュージアムや足軽資料館、老舗資料館など観光スポットも狭い範囲に集中しています。案内マップを片手に雪景色の中を散策するのもいいですね。
代々奉行職を歴任してきた加賀藩士・野村伝兵衛信貞の屋敷跡を公開。窓から見える雪景色は圧巻。日本ではそこまで有名ではありませんが、2009年にミシュランの観光地格付けにて2つ星に選ばれ、アメリカの庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」誌の日本庭園ランキングでは第3位に選ばれるなど、海外から熱い視線が向けられている名庭園です。
金沢・長町武家屋敷 散策まっぷ
金沢・長町武家屋敷の由来・歴史等をご紹介します。また、観光案内やアクセス方法、付近の博物館・資料館・グルメ・ショッピング等をマップで掲載しております。
傾斜が緩やかで初心者や初級者の練習に最適のファミリーゲレンデから、平均斜度21度(最大37度)、延長500mの上級者向けコースまで、あらゆるレベルのスキーヤーが楽しめる「医王山スキー場」。そり遊びやプラスティックスキー、スノーボードも楽しめます。1日券1,540円(2018年3月現在)。低価格で楽しめると評判のスキー場。積雪状態によりますが、オープンは12月下旬から3月上旬まで。
重要伝統的建造物群保存地区である東山ひがし。茶屋町創設時から明治初期に建築された茶屋様式の町家が数多く残っています。外観には古風なたたずまいを残し、中はモダンなカフェやレストランになっている旧町家も増えています。こちらも雪が降ると情緒がありますね。
「志摩」は、文政三年(1820)に建てられたお茶屋。江戸時代のままのたたずまいを今に残しています。内部には茶房「寒村庵」があり、お庭を眺めながら金沢の伝統的な和菓子と抹茶がいただけます。入館料は一般500円(2018年3月現在)となります。
ホーム|金沢ひがし 志摩
金沢ひがし廓の伝統あるお茶屋「志摩」のサイトです。ひがし茶屋街のかつてのお茶屋を一般公開。艶やかな伝統文化の粋をご覧下さい
無添加にこだわるヤマト醤油味噌株式会社の醤油ソフトクリーム。このお店の一番人気商品だそうです。「おしょうゆショコラ」も好評だとのこと。冬場にアイスキャンディーはお勧めしませんが、ソフトクリームなら温かい室内で食べてみたいですね。
東山直売所 | 金沢・ヤマト醤油味噌
株式会社ヤマト醤油味噌のこだわりの商品を購入できるお店「東山直売所」を紹介しています。ヤマト醤油味噌の原材料は全て国産で、添加物の無い、伝統製法の味噌&醤油&米糀を使っています。
「あたらしや」という名前ですが、創業250年をこえる老舗旅館。明治の文豪が窓辺で筆を走らせてそうなレトロな雰囲気が魅力です。湯桶温泉の歴史は古く開湯は1300年前。長きにわたり「藩主の湯治場」であり、一般大衆の利用はできなかったそうです。そこで立ち上がり「湯桶温泉解放運動」に尽力したのが、創業者の半左衛門氏。今日、湯桶温泉が金沢市民自慢の温泉にまで育ったのは、あたらしやの創業者の努力の賜物なのです。源泉掛け流しの露天風呂が自慢。
さまざまなメディアで取り上げられる洞窟風呂の能登温泉「百楽荘」が湯桶温泉にもオープンしました。5階建てなのにわずか12室。大浴場はなく4つの貸切風呂があるのみ。新しい旅館に泊まりながら洗練されたサービスを受けたいという方には特にお勧めです。
いきいき魚市は、漁業者や産地仲買人が直接販売しているので、新鮮な魚介類がより早くより安く手に入ります。水揚げからたったの3時間で店頭に並ぶというから驚き。市場へは朝一番に行くのがおすすめとのこと。地方への発送やその場で取れたての魚介類を食べることもできます。
北陸の海の幸を買うなら 金沢港いきいき魚市 石川県
金沢港いきいき魚市は、北陸・金沢を代表するズワイガニ、甘えびなどの新鮮な海の幸をこの石川の地で魚を獲る漁師さんたちがお店を開き、販売しています。もちろん一般の消費者の皆さんに直接販売も致します。日本海でも有数の好漁場に恵まれた石川県・金沢で本物の「地」の魚をお買い求めください。
「雪は天から送られた手紙である」。これは雪の研究に生涯をかけた中谷宇吉郎博士(1900~62)ののこした言葉です。中谷博士は、北海道大学で世界で初めて人工的に雪の結晶を作り出した科学者。中谷博士の功績をたどる記念館で雪の勉強をしてみましょう。雪の結晶は本当に神秘的ですね。加賀市潮津町。入館料は一般500円(2018年3月現在)。
河北潟干拓地の農道沿いに、「冬ソナの道」とも呼ばれるメタセコイアの並木路があります。270本のメタセコイアが、農道の両側に2メートル間隔で植えられていて、大ヒット韓流ドラマ「冬のソナタ」のロケ地にそっくりと評判。雪景色が素敵ですが、この地域では春の桜、夏のひまわり、秋のコスモスも有名。秋にはメタセコイアも紅葉します。バードウオッチングのメッカでもあります。河北郡津幡町。
ちなみに上の写真は冬ソナのロケ地「南怡島」。確かに雰囲気がよく似ていますね。
いかがでしたか?「金沢の観光は冬がベスト」ということが、他府県の方にもおわかりいただけたのではないでしょうか?温泉あり、スキー場あり、庭園あり、魚市場ありで、あらゆる世代の観光客に満足していただけると自負しています。冬休みや年末年始のご旅行にはぜひ金沢旅行をお選びください。