ギリシャはブルガリアやアルバニアとの国境を持ち、エーゲ海とイオニア海に面するヨーロッパ南東部の国です。首都のアテネは数千に及ぶ周辺諸国との玄関口となっており、多くのフェリー船が往来しています。

ギリシャは西洋文化発祥の地と言われるほど、古い歴史を持つ国です。首都アテネをはじめとする各地域には紀元前５世紀に建設されたと言われる遺跡も残されています。ギリシャ本土では古代遺跡や広大な自然に囲まれ、周辺諸島では綺麗な海に面するためリゾートを楽しめます。

ギリシャの定番のお手軽お土産といえばハーブティー。古代ローマ帝国時代にエジプト方面からハーブの使い方がもたらされたといわれています。ギリシャ料理には多くのハーブが使われているくらい、ハーブと共に生活をするギリシャを感じられるお土産です。

なかでもギリシャを代表するのが「チャイ・トゥ・ヴヌー」というハーブティー。「グリーク・マウンテン・ティー」とも呼ばれます。山岳地帯に自生するハーブを使用したもので、葉っぱ部分だけではなく、茎も一緒に使用するのが特徴的です。ギリシャでは各家庭の常備薬とされており、風邪予防や滋養強壮に効くとされています。

その他、肉料理によく使われるセージもハーブティーとしてよく飲まれています。その他、クレタ島特有のディクタモというハーブを使ったハーブティーも有名です。街中ではハーブ専門店などで、そのまま乾燥させたハーブも売られていますが、お土産にするならスーパーなどで売られている個装のティーパックセットなどがおすすめです。

ギリシャはオリーブの生産地としても有名です。オリーブで有名なイタリアと同じで、地中海性気候のおかげで燦々と照りつける太陽の恵みと、少ない雨が高品質のオリーブを作ってくれます。なかでもクレタ島が高品質なオリーブオイルの生産地として有名です。

お土産として購入するのであれば、高品質なエクストラバージンオイルはいかがでしょうか。ちょっとお値段は張りますが、本当においしいオリーブオイルなので、パンにつけてそのまま食べることも出来ます。

また、日本ではあまりみない唐辛子やハーブなどが入った味を付けたオリーブオイルもおすすめです。スーパーなどで簡単に手に入り、種類も豊富で様々なサイズがあるので選びやすいです。お料理好きな方には嬉しいお土産になるでしょう。

ギリシャの定番お土産にはちみつがあります。温暖な気候に変化に富んだ地形により、多くの植物が自生するギリシャ。そのため、多くの自然の植物を使っての養蜂が可能です。現在養蜂も近代化が進み、一定の花だけから作ったはちみつが主流となっていますが、ギリシャは様々な植物から集められたはちみつが主流です。

自然の植物であるハーブなどからも蜜が集められてつくられたはちみつなので、単調な味ではなく、どこか深みがある複雑な味わいがします。おみやげとして購入するのならば、スーパーなどで手軽に買えるギリシャの老舗メーカーATTIKIがおすすめです。様々なサイズや種類があり、選ぶのも楽しめます。ガラス瓶では持ち帰るのが不安な方には、ゼリー飲料が入っているようなパック詰めのものがおすすめです。

ギリシャはオリーブの産地なので、オリーブオイルを使った石鹸もお土産屋さんで多く見かけます。お値段もピンキリで、ばら撒き用に多く購入できる石鹸から、1つ2000円以上するような高価な石鹸まで種類もいろいろです。

中でもサントリー二島に行ったのならば是非買いたいのが、火山石鹸。サントリー二島の火山灰で作られている黒い石鹸です。日本でも火山灰を使った洗顔石鹸がはやっていますよね。なので女性には嬉しいお土産ではないでしょうか。また、このサントリー二島の石鹸は、パッケージにサントリー二島が描かれていることもあり、見た目も可愛いです。

オリーブが有名だからこそのお土産は、オイルや石鹸だけではありません。日本では高額商品となるオリーブの木を使ったキッチングッズもお土産に最適です。ほとんどがハンドメイドなので、温かみがあり木の模様も異なります。

トングやサラダスプーン、ちょっとした前菜料理を乗せるのにも最適なまな板から、はちみつをとるための道具やコースター等の手軽なものもあります。これがあるだけで料理がちょっと楽しくなりそうです。

果実類が豊富に採れるギリシャでは、採れたての新鮮な野菜や果実を市場で購入することができます。なかでもおすすめは名産のオリーブです。採れたてのオーブは調理するのに手間がかかるので、塩漬けされてものを選びましょう。現地で塩漬けされたオリーブの味は日本の物と比べて格段においしく感じるはずです。

塩漬けオリーブは単品で食べても、パスタやサラダなどに組み合わせても料理をおいしくします。ばらまき土産や持ち帰りまでの心配があるなら、スーパーマーケットでパッケージされたタイプがおすすめです。スーパーマーケットでも豊富な塩漬けオリーブを選ぶことできるので、お気に入りを探してみましょう。

ギリシャはヨーロッパで初めてワイン作りが開始されたところです。ですので、ギリシャもワインが多く作られています。ギリシャのワインは日本にはほとんど入ってこないので、スーパーに売っているワインもお土産にいいですが、中でもおすすめなのがサントリー二ワインです。

サントリー二島には、サントリー二でしか栽培されていないアシリティコというワインの葡萄品種があります。その葡萄を使ったワインがサントリー二ワインです。サントリー二島というと断崖絶壁に並ぶ白い街並みが有名ですが、島の反対側は緩やかな傾斜の土地が広がっています。ここが葡萄の栽培に適しているのです。

サントリーニワインには赤ワインも白ワインもありますが、アシリティコを使っているのは白ワインです。果実の芳醇な香りがありながら、酸味がつよく魚介料理に合います。サントリー二島に行ったのならば、是非購入してお酒好きな大切な方へのお土産にしたいですね。

ハーブティーを前述しましたが、ハーブそのものも種類が豊富でスーパーなどで簡単に手に入る手軽なお土産になります。お肉料理用やお魚料理用、タイムやオレガノなどもあり、通常のパッケージのものもあれば、お土産用に可愛い瓶に入ったものも売っています。

また、調味料もおすすめです。有名なのはサフランですが、その他にも変わったものがあり、おすすめなのがレモンペッパーです。容器にミルがついているタイプのものもあるので、お料理の際に便利です。サラダであれば、オリーブオイルと合わせるだけでおいしくいただけます。

ハーブやオリーブなど自然植物で有名なギリシャには、自然派コスメで有名なコレスやアピヴィータがあります。自然のハーブを原料とした高品質な天然由来成分やオーガニック素材を使用している「コレス」は、パッケージがスタイリッシュで見た目にも可愛いです。お土産としておすすめなのがハンドクリームやボディクリームです。

また、はちみつ成分であるプロポリスやローヤルゼリーを成分として使用したブランド「アピヴィータ」もおすすめです。実は日本に進出していたのですが、2017年に撤退が決定し、直営店がなくなり手に入らなくなりました。リップバームはお手頃なお値段ですし、このブランドは男性向け商品も多いのが魅力です。

ギリシャの島々の中でも、その景観の美しさでダントツ人気なのがサントリー二島です。ハネムーンで選ぶ日本人カップルも多いようですね。白い壁に青い屋根の美しい景観は、絵画にされて売られています。名も知らない画家が描いた作品ですが、旅行の感動を伝えられるものではないでしょうか。壁に飾れる絵もあれば、マグネットなどもあります。

ギリシャのエギナ島は、世界一の品質と謳われるピスタチオが有名です。エギナ島までいかなくとも、スーパーでも多くのナッツ類が売られています。ピスタチオに関しては、炒っただけの素材そのものの味が楽しめるものから、塩で味付けしたものやレモン風味など変わった味付けのものもあります。なお、スーパーで購入する際は、外国産のものも一緒に置かれていますので、ギリシャ産のものを選ぶよう注意してください。

バクラバはギリシャの名産であるピスタチオなどのナッツ系、ハチミツなどをパイとして焼き上げたお菓子です。バクラバはギリシャの方に愛され続けるお菓子なので、街にあるカフェやレストランなどでも気軽食べることができます。

ギリシャの方には馴染みが深いバクラバですが、ナッツやハチミツ意外にも新鮮なフルーツなどを包んで焼き上げるなどバリエーションも豊富です。スナック菓子のように袋に入っているタイプはスーパーマーケットでも気軽に購入できます。

ギリシャの有名なお菓子であるハルヴァは、中東が発祥でアジアやロシアなどに広がったお菓子です。国によって調理法は変わりますが、ギリシャのハルヴァはセモリナの粉にナッツ、フルーツなどの名産品を合わせて作ります。

ギリシャの名物お菓子であるハルヴァは、ババロアをペースト状にしたような不思議な食感が楽しめます。市場では作りたてのハルヴァを切り分けで購入することができますが。お土産として持ち帰るのなら、スーパーマーケット購入できるカップ入りがおすすめです。

ギリシャのおすすめのお土産13選をご紹介しました。ギリシャは自然豊かな国のため、食材などのお土産が多いのが特徴です。食材であれば、多くの方が使ってくださる機会が多いので、選ぶ側も頭を悩ます必要がなくお土産選びが楽しくなりますね。ギリシャに旅行に行かれる方は是非参考になさってください。