美食の国、ベルギー!お土産はどうする?
ベルギーの名産品として日本でも定番なものと言えばビールやチョコレート。
しかし、ベルギーにはまだまだ沢山の魅力があります!
この国には古いものを大切にする文化が根付いており、多くの骨董品が美しい状態のまま残されています。蚤の市を歩いてみると、美しい陶器やアクセサリー、びっくりする程価値のあるガラス製品が見つかることもしばしば。
1998年世界遺産に登録された広場、グラン=プラスは文豪ヴィクトル・ユゴーに「世界一美しい広場」とまで言わせました。
今回はそんなおいしい物から美しいものまで、魅力あふれるベルギー旅でのおすすめお土産を定番から変わり種まで一気に紹介していきます。
ベルギーのお土産その1◆ベルギービール
まず始めに紹介するのはお土産の定番、ベルギービールです。
ベルギーでは国内で様々な種類のビールが生産されています。なんとその数1500以上!
日本では通常モルト、ホップ、酵母、水などを組み合わせてビールが作られます。しかしベルギービールは小麦や果物、ハーブ、スパイスなどちょっと変わったものを加えて作られるのが特徴です。
そんな変わった作り方が私達日本人にとって、びっくりするような風味を体験させてくれます。
ビールが嫌いな人でも、好きなビールが絶対に存在するのでは?と思わせてくれるような面白いフレーバーが沢山のベルギービール。現地でも多くの人に愛されています。
若者や女性に大人気「BelleVue Kriek(ベルビュー・クリーク)」
「BelleVue Kriek(ベルビュー・クリーク)」は若者や女性に大人気のチェリービールです。
ベルビュー醸造所で製造されている発泡酒の一つで、アルコール度数は5.1%。
グラスに注ぐと美しいルビー色が泡を立て、チェリーのとってもいい香りが。人気があるのも納得です。
ついグビグビ行ってしまう甘いビールなので、ビールが苦手な人にもチャレンジしてもらいたいおすすめの一本。
ベルビューは、ベルギーの最もよく知られているフルーツビールのブランドです。ベルビュー醸造所では、クリークのほか、グーズ、クリークエクストラ、ラズベリーの4種類の自然発酵ビールが生産されています。
さっぱりとした後味で一番人気「Hoegaarden White(ヒューガルデン・ホワイト) 」
こちらも大人気の「Hoegaarden White(ヒューガルデン・ホワイト) 」。ブリュッセルの東にあるヒューガルデン村を発祥とする白ビールです。
コリアンダーやオレンジピール風味のほどよくスパイシーでさっぱりとした飲み口が特徴。
比較的クセがなく日本でも人気のあるビールなので、ベルギー旅行の際には現地でお得にお買い物をするのがおすすめ。
何本か買っておけば喜んでくれる人は多いはず。
アルコール度数高めがお好みの方には「Chimay(シメイ) 」
「Chimay(シメイ) 」はベルギーのエノー州シメイにあるスクールモン修道院で醸造されているトラピストビール。
世界で12しかないトラピストビールのうちの一つ。で、11世紀頃からはじまる長い歴史を持ちます。
ラピストビールとはトラピスト会修道院で作られる上面発酵ビールの呼称です。
アルコール度数が全体的に高め(4.8~9%)で、長期保存が可能。
ビール好きへのお土産にすれば喜ばれる事間違い無しのおすすめの一本です。
シメイの販売は営利目的ではなく、利益は修道院の活動および地域の開発にのみ当てられています。
ベルギーのお土産その2◆チョコレート
ベルギービールと並び、人気の定番お土産と言えば、ベルギーチョコレート。
日本でも高級スイーツからコンビニスイーツまで、多くのスイーツに使われていますが、原材料にベルギーチョコと付くだけでなんだか特別に美味しいイメージがありますよね。
オバマ元大統領もベルギーを訪問した際に、「ビールとチョコレートの国を愛するのは簡単だ」という名言を残しています。
特にブリュッセルから電車で1時間の場所にある「ブルージュ」には、50軒以上のチョコレートショップが並び、チョコレート博物館まで!
ベルギーでのチョコレート旅は終わる事はありません。
ベルギー王室御用達「Wittamer(ヴィタメール)」
「Wittamer(ヴィタメール)」は1910年にブリュッセルで創業されたベルギー王室御用達の洋菓子店です。
ヴィタメールの店舗はベルギー国内に複数ありますが、やはり行ってほしいおすすめのは店舗はサブロン広場のヴィタメール本店。
創業当時から変わらない場所に今も店舗を構えていて、なんだかロマンチックです。
本命チョコの代名詞「Godiva(ゴディバ)」
誰もが知る高級チョコレートの代名詞ともなっている「Godiva(ゴディバ)」は1926年にブリュッセルにて創業しました。
こちらも勿論、王室御用達ブランドです。
ゴディバは日本にも沢山店舗があり「わざわざベルギーで買わなくても……」と思われがちなのですが、日本よりお安く買えるのが魅力!
日本で売られているゴディバのチョコレートは、ベルギーで売られているものの約1.5倍程の値段です。
ゴディバは今やプレゼントの定番チョコレート。しかし、ゴディバファンには贅沢に沢山のゴディバをお土産にするのもおすすめです。
Store locator | Godiva Europe Others
カラフルな包装紙が日本で大人気の「Galler(ガレー)」
カラフルな包装紙のチョコレートバーが有名な「Galler(ガレー)」1976年に創業しました。
こちらもベルギー王室御用達です。
1本1本がカラフルな包装紙に包まれているので、貰った人も大喜び。
バラマキ土産にもおすすめです。
ヘーゼルナッツやピスタチオ、コーヒー、バニラなどさまざまな味が楽しめます。
懐かしい貝殻チョコの元祖「Guylian(ギリアン)」
昭和の時代からお馴染みの、少し懐かしい貝殻型チョコレート。
ベルギーは「Guylian(ギリアン)」社が定番で作っています。
箱に入ったものから袋詰めされたカジュアルなものまで、お土産を渡したいシーンに合わせて買う事ができるのでおすすめです。
ベルギーのお土産その3◆「cuberdon(キュベルドン)」
「cuberdon(キュベルドン)」はベルギーの言葉で「鼻」を意味する東フランダースの伝統的なお菓子です。
中に甘酸っぱいシロップが入ったグミのようなお菓子で、19世紀校後半に大学街ゲントで誕生したと言われています。
一説によるとゲントにある薬局で売られていた喉のシロップがとんでもなく飲みづらかったために、フランボワーズシロップを混ぜて放置した所、偶然ボンボンのように固まった事からはじまったんだとか。
ベルギーならではのお菓子なのでお土産にもおすすめです!
キュベルドンのレシピは次の通り。まず、型にスターチを入れ、そこに丁寧に作り込まれたシロップを注ぎます。このシロップには、そのフレーバーの中心になる味や、ゼラチンなどが入っています。その後、温度を慎重に55度に保ちながら7日間保存し、乾燥させます。その後は型から取り出し、キュベルドンの表面を整えて出来上がりです。
ベルギーのお土産その4◆ボビンレース
ベルギーの伝統工芸ボビンレースはレースの模様が描かれた台紙の上に一本一本シルクピンを打ち、木製の細いボビンに巻き付けた糸を交差させながら織る手法で作られるレースです。
レース産業が起こったのは、15世紀のルネッサンス時代。フランドル地方でこの技術が生まれヨーロッパ各地に広がって行きました。
当時のローマ皇帝カール5世は、すべての修道院やベギン会の女性が身につけるべき技術として奨励。
そんなボビンレースは今では500年近い歴史を持ち、受け継がれてきた伝統技術は世界中にファンを増やしています。
まさに職人の技!ボビンレースのハンカチ
ボビンレースの美しいハンカチ。伝統的なレースのつけ襟のお土産も人気です。
フランダースといえば、ネロとパトラッシュ
写真はフランダースの犬をモチーフにしたレース作品。かさ張らずお土産にはちょうどいい。
ベルギーのお土産その5◆「Tierenteyn Verlent(ティーレンテーン フェルレント)」のマスタード
「Tierenteyn Verlent(ティーレンテーン フェルレント)」は、1870年創業の老舗マスタード専門店です。
マスタードは無添加、手作りです。その場で木の樽から取り出して、販売してもらうことも出来、その場合は陶器の壺に入れてくれます。
味は爽やかな辛みがあり、後味まろやか。日本人の口にもよく合います。
味見もさせてもらえるので、立ち寄ったら試してみてください。
スパイスなども取り扱っていて、料理好きにはかなりおすすめのお土産です。
詳細情報
公式サイト・オランダ語
ベルギーのお土産その6◆「Jules Destrooper(ジュールス・デストルーパー)」のバタークリスプ
「Jules Destrooper(ジュールス・デストルーパー)」は1886年創業のベルギーを代表するプレミアムクッキーの老舗です。
無添加の昔ながらの素朴な味で、厳選した小麦粉・砂糖・バター・卵を使用。
1999年にベルギー王室御用達になりました。
また、2006年には、フランドル農業協会より「地域特産品」に認定されています。ベルギーなら日本の半額程度で購入できます。割れやすいので手荷物で!空港やスーパーにあります。
ベルギーのお土産その7◆Boutique Tintin (ブティック・タンタン)
「Boutique Tintin (ブティック・タンタン)」は、ベルギー生まれの漫画キャラクター・タンタンのグッズショップです。
「タンタンの冒険」は、18か国に翻訳され、世界的に人気の漫画ですね。
ブリュッセルの街中ではこのブティック・タンタンの袋を持ってあるく人をよく見かけます。
ブティック・タンタンでは、絵本や衣料品、キーホルダーやフィギュアなどが様々な商品が販売されています。
中にはベビー用品なども売られているのでママへのお土産にはとってもおすすめ。
定番のポストカードなども人気があるので、ばらまき用に買っても良いかもしれません。もちろん自分用にも◎
ベルギーのお土産その8◆小便小僧グッズ
今や世界各地で見かける「小便小僧」ですが、発祥の地はここベルギーのブリュッセル。
1619年にフラマン人彫刻家・ジェローム・デュケノワ(Jérôme Duquesnoy)により製作されました。
現在設置されているのはレプリカであり、オリジナルはブリュッセル市立博物館に所蔵されています。
この小便小僧、普段はお水が流れているのですがビール会社のイベントなどではビールが流れて来る事があったり、時々衣装チェンジがあったりと、地元でもかなり愛されている様子。
そんなベルギーの愛されキャラをモチーフにしたお土産をいくつか紹介します。
小便小僧のワインオープナー
ワインオープナーです。これは、誰もが思いつくようで、さまざまなものが出ています。ベルギーはビールが有名ですが、ワインも飲まれていて、フランス、イタリア、スペイン産のものが多いようです。
ベルギービールの必需品、栓抜き
ワインオープナーがあれば、栓抜きもあります。キーホルダーや灰皿、Tシャツ。いろいろなものに登場しています。小便小僧グッズは、ベルギーのお土産らしくていいですね。
ベルギーのお土産その9◆kruidvat(クラウドバット)でのお買い物
次に紹介するのは「kruidvat(クラウドバット)」でのお買い物です。
クラウドバットはベルギーのチェーンディスカウントストアです。
ちょっとした雑貨やメイク用品など様々なものが雑多に置かれています。
海外旅行では定番のお土産物も喜ばれますが、現地の人達が実際に使用している日用雑貨を使ってみたい人は多いはず。
価格も日本のディスカウントストア程度の価格でちょっと変わった海外のかわいいものが沢山手に入るオススメのお店なので、安価でのお土産を大量に購入したいと考えている方は是非立ち寄ってみてください。
コスメや日用雑貨の中には日本よりずっと安くゲットできてしまうものも多くあるので、自分用のお買い物にもおすすめです。
ベルギーのお土産その10◆DILLE&KAMILLE(ディル&カミーユ)でのお買い物
次に紹介するのは「DILLE&KAMILLE(ディル&カミーユ)」でのお買い物です。
ディル&カミーユでは今流行のオーガニックに拘った商品やナチュラル志向の方へ人気の雑貨類などが沢山揃っています。
ディル&カミーユはベルギーとオランダの二カ国に店舗を展開しているのですが、その品揃えの可愛らしさから多くの旅行客を集めています。
ハーブ類やキャンドル、ジャム、チョコレート、ヨーロッパのキッチン用品など扱う商品は様々。
素敵な香りに包まれて、お土産選びの時間でもリフレッシュできちゃいそうな可愛いお店です。
そして、お店のロゴをあしらったエコバックもおすすめ。
日常使いにもってこいのシンプルな雰囲気で、自分用にもお友達用にもゲットしたいお土産です。
ベルギーのお土産その11◆SAVONNERIES BRUXELLOISES(サボネリーズ・ブリュッセル)
次に紹介するのは「SAVONNERIES BRUXELLOISES(サボネリーズ・ブリュッセル)」の石鹸です。
サボネリーズ・ブリュッセルはベルギー最古の石鹸メーカーで、その使用感や香りから世界中にファンを増やし続けています。
サボネリーズ・ブリュッセルの石鹸は上質なオイルがたっぷりと使われたものや、さっぱりとした洗い上がりを感じさせるもの、上質な香料を用いて贅沢な気分にさせてくれる香りが付けてあるものなど種類は様々。
ボディや顔など使用したい部分に合わせていろいろな種類を買って帰りたいお土産です。
手に使えるものであればあまり人を選ばないので、香りものが好きな方やコスメに興味のある方へのお土産として喜ばれそうです。
ベルギーのお土産その12◆René Magritte(ルネ・マグリット)グッズ
次に紹介するのは「René Magritte(ルネ・マグリット)」に関するグッズです。
ルネ・マグリットはオランダを、そしてシュールレアリスムを代表する画家として世界中で有名です。
ルネ・マグリットに関するグッズはマグリット美術館で売られています。
このマグリット美術館、2009年にオープンしたばかりで、ベルギー旅行の経験のある方でもまだ行った事が無い!という人は多いはず。
マグリットの作品はどれもユーモアに溢れ、ノートや絵はがきになるとなんだか自分まで新しい創造ができそうな気持ちにさせてくれます。
美術に興味がある方へのお土産としてはもちろん、そうでない方へのお土産としてもちょっぴりハイセンスなお土産になること間違い無しです。
ベルギーのお土産その13◆Royal Boch(ロイヤルボッホ)
「Royal Boch(ロイヤルボッホ)」はベルギー王室御用達の陶磁器メーカーです。
1841年に創業してから200年近くベルギーだけでなく世界中のファンに愛されています。
ベルギーのワロン地方にはロイヤルボッホの工場もあり、工場内では食器を買う事も出来る場所も併設されています。
中にはアウトレット商品もあり、通常の価格より大体20~50%オフくらいの値段で購入できます。
工場へ行く機会があったら是非お得にゲットしてください。
特別編 ベルギーのお土産その14◆蚤の市でゲットするお土産
思わぬお宝が思わぬ金額で手に入ったり、観た事も無いような自分だけのお宝と出会ったり、蚤の市では沢山の出会いが起こります。
最近人気があるのは、今や入手困難なBOCH社のビンテージ食器です。
BOCH社はRoyal Boch(ロイヤルボッホ)の前身となる陶磁器メーカーで、日本でもアンティークファンから根強い人気があります。
ブリュッセルでは、プロも買い付けにくる毎日開催の「ジュ・ド・バル広場(Place du Jeu de Balle)蚤の市」と土日開催の「サブロン広場 (Place du Grand Sablon)蚤の市」が有名。
サブロン広場付近にはチョコレートの名店が並ぶので、定番のチョコレートと蚤の市を同時に楽しむのもおすすめ!
蚤の市にある商品の鑑定はなかなか難しいですが、気に入ったものはプライスレス。後で後悔しないよう、素敵な掘り出し物を見つけてください。
ベルギーのお土産のまとめ
今回はベルギーお土産定番の「ベルギービール」や「ベルギーチョコレート」をはじめとする14の提案をさせていただきましたがいかがでしたでしょうか?
文豪ヴィクトル・ユゴーにも世界一美しいと言わせた街を持つベルギー。ほかではなかなか見ないお菓子から世界中で愛されるキャラクターまで素敵なものが目白押しです。
そんな国ベルギーへ旅行が決まった際は、是非参考にしてみてくださいね。
もともとは、ラズベリー(フランボワーズ)を使っていたようですが、現在では、ピスタチオやりんご、メロンやさくらんぼ、コーヒーなど、色々な風味が楽しめます。日本では珍しいお菓子ですが、ベルギーでは露店などでも売られています。