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オーストラリア観光に必要なビザの種類から料金までをレクチャー

2024.02.25

南半球の国オーストラリア。コアラやカンガルーなどの可愛い動物に触れ合えたり、ウルル(エアーズロック)のような世界遺産を有する魅力的な国オーストラリアは、観光の際ビザが必要となります。今回は、オーストラリア観光で必要なビザの種類や料金などについてご紹介します。

  1. そもそもビザって何?
  2. オーストラリア観光にはビザが必要
  3. オーストラリア観光に必要なビザ「ETAS」について
  4. オーストラリア観光に必要なビザ「ETAS」の申請条件
  5. オーストラリア観光に必要なビザ「ETAS」の申請方法
  6. ETAS取得方法①オーストラリア政府移民局のWEBサイトから申請する
  7. ETAS取得方法②日本の旅行会社に依頼する
  8. ETAS取得方法③ETAS登録代行業者に依頼する
  9. オーストラリア観光に必要なビザ「ETAS」の料金
  10. オーストラリア観光に必要なビザ「ETAS」の有効期間
  11. オーストラリア観光に必要なビザ「ETAS」の注意点
  12. オーストラリア観光にはワーキングホリデービザもおすすめ
  13. オーストラリア観光に必要なワーキングホリデービザの申請条件
  14. オーストラリア観光に必要なワーキングホリデービザの申請方法
  15. オーストラリア観光に必要なワーキングホリデービザの料金
  16. オーストラリア観光に必要なワーキングホリデービザの有効期間
  17. オーストラリア観光に必要なワーキングホリデービザの注意点
  18. オーストラリア観光ビザの問い合わせ先は?
  19. オーストラリア観光でビザ以外に気を付けたい注意点
  20. オーストラリア観光に必要なビザ【まとめ】
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海外旅行の際、必ず取得しなければならないのが、パスポート(旅券)ですよね。例外なく事前に準備が必要となります。対して、渡航先によって必要だったり不要だったりするのが、入国を許可する証明である「ビザ(査証)」です。そもそもビザとは何なのでしょうか?

ビザとは、いわゆる入国許可証のこと

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ビザはパスポートと異なり、渡航先の国によって必要だったりそうでなかったりします。日本国籍を持つ人が海外へ行く場合、本来ならその国へ入国してもいいですよという許可=ビザが必要になってきます。しかしながら、現実的にビザの取得が義務付けられている渡航先は限られており、ほとんどの国はビザ免除で海外旅行を楽しめます。ビザは渡航先の各国大使館や領事館で発行され、観光・商用・就労・留学など様々な用途の種類があり、渡航目的によって申請するビザの種類が異なります。

国によって渡航条件が異なります

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日本国籍のパスポートの場合、多くの国でビザ免除となりますが、経済的に貧しい発展途上国や政治が不安定な国は、多くの国でビザ申請が必要となります。どの国籍のパスポートを保持しているのかによって、渡航先への入国の条件が異なったり、入国に関する法律・条件は変わることもありますので、随時確認が必要です。
日本国籍の旅行者がオーストラリアに入国する際、短い期間の滞在であってもビザの手続きが必要になります。ではどんな観光ビザの種類があるのでしょうか?オーストラリアへの入国には様々な種類のビザがありますが、観光目的の場合、一般的には「ETAS(イータス)」と呼ばれる電子ビザを取得して入国する場合が多いでしょう。また、一定の条件を満たしていれば、現地で就労可能な「ワーキングホリデービザ」を取得することも可能です。
ETASは「Electronic Travel Authority System(ETAS)」の略で、いわゆるオンラインで取得できる種類の電子ビザのことです。「ETA」と表記されることもあります。日本国籍のパスポート保持者は、3ヶ月以内の短い期間の滞在であっても、ETASの取得が義務付けられており、うっかり忘れるとオーストラリアに入国することができません。ETASは、渡航者のパスポート情報を電子的に管理するシステムで、事前にオンラインで旅行者情報を登録し申請することができます。申請するためには料金の支払いが必要となり、無料ではありません。また、有効期間もありますので注意しましょう。
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ETASの取得条件として、 観光又は商用目的の渡航であることが前提です。オーストラリアで就労する場合は、ETASでは入国できませんので、就労できる種類のビザの取得が必要となります。また、1回の滞在期間が3ヶ月以内であること、結核などの持病を持っていない健康な方、執行猶予を含めて1年以上の禁固または懲役判決を受けていない方のみ申請可能です。

パスポートの残存期間にも注意しよう

海外旅行の際必ず必要なパスポートですが、渡航先によって入国に必要なパスポートの残存期間が異なってきます。パスポートの残存期間が足りないと入国できませんので、有効期限が短い場合は早めに再取得しておきましょう。現在、オーストラリアへの渡航の際は「帰国時まで有効なパスポート」が必要です。ただし、最終的な入国可否については、入国管理官の判断に委ねられます。
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オーストラリアの電子ビザ「ETAS」にはいくつかの申請方法があります。オーストラリア政府移民局のWEBサイトからオンライン申請する方法、旅行会社に依頼する方法、ETAS登録代行業者へ依頼する方法です。自分でオンライン申請する場合はシステム利用の手数料金20オーストラリアドルのみで申請できますが、旅行会社や代行業者をなどに代行依頼する場合は、別途手数料として料金がかかるのが一般的です。
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比較的簡単にオンライン申請できるオーストラリアの電子ビザ・ETAS。オーストラリア政府移民局のWEBサイトから申請することができ、日本語表示に切り替えることもできますので多くの旅行者が利用しています。ETAS申請の際には「帰国日まで有効なパスポート」、システム利用手数料の料金精算に必要な「クレジットカード」が必要です。

【STEP1】オーストラリア政府移民局のWEBサイトでETASを申請する

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オーストラリア政府移民局のWEBサイトを開いたら、まずは【ETAの種類】を選択しましょう。観光・親族訪問か、短期商用か、渡航理由の種類を選択できます。その後、現在住んでいる場所を聞かれますので、【場所を選択】から選びます。利用規約を確認した後、チェックボックスをクリックし、【次へ】を押してください。【個人情報及びパスポート情報】を入力し、【次へ】で進みます。【住所及び連絡先】を入力し、【次へ】で進んだら、入力した情報を確認し、間違いがないことを確かめましょう。

【STEP2】クレジットカードで精算する

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ETAS申請に必要な情報を入力したら、システム利用手数料の料金精算画面へ移ります。現在、料金は20オーストラリアドルで、クレジットカードでのオンライン決済となります。本人名義のクレジットカードでなくても利用できますが、デビットカードは使用できません。支払情報の確認をしたら、【次へ】で進みます。クレジットカード情報が正しく送信され料金精算が完了すれば、レシート画面が表示されます。

【STEP3】念のために認証されたか確認しよう

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無事申請が完了すれば、基本的にETASの認証結果は12時間以内に表示されます。ETAS認証の確認方法としては、ETASを申請したオーストラリア政府移民局のWEBサイトから確認できます。万が一、12時間以内にETASが発給されなかった、またはオーストラリア大使館に照会するようにとのメッセージが表示された場合は、在日オーストラリア大使館へ問い合わせてみましょう。
WEB環境がない方やクレジットカードを持っていない方、インターネットが苦手な場合、旅行会社へ依頼することも可能です。ただ、旅行会社によっては、旅行自体をその旅行会社で予約していないと代行してもらえない場合も。また、申請にかかる実費以外にも手数料として別料金がかかりますので、代行依頼をする場合は、事前に各旅行会社へ尋ねてみましょう。
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自分で申請する自信がない方は、ETAS登録代行業者に依頼する方法もあります。しかし、中には悪質な代行業者もいますので、利用する際は信頼できる代行業者かしっかり調べて依頼しましょう。また、インターネットで「ETAS」と検索すると、オーストラリア政府移民局の公式サイトよりも、代行業者のサイトが上位に表示されることがあります。自分でオンライン申請したつもりが、知らない間に代行業者を利用していたというケースもありますので注意しましょう。代行業者に依頼する場合も、申請料金以外に別途手数料がかかりますのでよく確認した上で利用するのがオススメです。
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自分でオンライン申請する場合、システム利用手数料として20オーストラリアドルが実費としてかかります。支払い方法はクレジットカードのみとなり、VISA、マスター、アメリカンエキスプレス、ダイナース、JCBなどの利用が可能です。旅行会社や代行業者を利用する場合は、この他に代行手数料が数千円上乗せされるのが一般的です。
ETASの有効な期間は、ETAS許可日から12ヶ月、またはパスポートの有効期限満了日まで(有効期限が1年未満のパスポートで申請した場合)のいずれか短い日まで有効な期間となります。また、1回の訪問につき、最長3ヶ月まで滞在可能で、有効期間内であれば何度でも入国することが可能です。
ETASはオーストラリアに入国する場合だけでなく、再入国・乗り継ぎする際も必要となります。また、事前申請で認証されていても、現地の入国管理官に入国拒否されてしまうケースもあります。ETASが認証さたからと言って、必ず入国できるという保証ではないということは念頭に置いておきましょう。

ワーキングホリデービザとはどんな種類のビザ?

オーストラリア旅行で一般的に申請されている電子ビザETASの他に、一定の条件を満たせば申請できる「ワーキングホリデー」という制度があります。ワーキングホリデービザとは一体どのような種類の観光ビザなのでしょうか?
観光ビザの種類のひとつともなるワーキングホリデービザ。ワーキングホリデープログラム協定締結国のパスポートを持つ国民に対し、12ヶ月間協定締結国で休暇の機会と、その資金を補うための一時的な就労の機会を与える制度がワーキングホリデーです。オーストラリアのワーキングホリデービザを申請する場合、申請日に18歳以上で31歳になっていない事が条件となります。
オーストラリアのワーキングホリデービザ申請条件はいくつかあります。ワーキングホリデービザで以前オーストラリアに入国したことがなく、12ヶ月以上滞在する意思がないことが必要です。また、申請日・ビザ発給日ともにオーストラリア国外にいることや扶養する子供が同行しないことも条件となります。

ワーキングホリデービザを申請するための事前準備

オーストラリアのワーキングホリデー ビザは、オンラインでの申請が可能です。申請前に準備したいのが、有効なパスポート 、ビザ申請料440オーストラリアドルを支払うためのクレジットカード(本人名義でなくても可)、パソコンのメールアドレス(携帯メールは不可)です。オンライン申請する際は、スマートフォンやパソコンで手続きできますが、ブラウザは最新バージョンで行うことをおすすめします。

実際に申請してみよう

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まずは、オーストラリア内務省が運営しているオンラインシステム「 ImmiAccount (イミアカウント)」を設定し、オンライン申請を行います。ETASと異なり、全て英語の画面で入力を進めていきますので、誤った情報を入力しないよう確認しながら作業しましょう。

申請画面ではどんな内容を登録するの?

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オーストラリアのワーキングホリデービザを登録する際の内容は、申請者の個人情報、職業や学歴、健康や犯罪歴などに関する質問へと続きます。最後に、登録した情報の正確性に関する宣誓を行い、クレジットカードで支払いを済ませれば、無事登録作業完了です。あとは結果を待つのみ。問題がなければ、即日〜2週間以内を目処に、移民局から登録したメールアドレスに連絡がきます。

ワーキングホリデービザが発給されたら

無事審査を通過しワーキングホリデービザが発給されたら、証明するものとしてメールに添付された「Grant Letter」をプリントアウトしておきましょう。パスポートにビザシールは貼られませんので、入国審査の際スムーズに手続きできるよう準備しておくことをおすすめします。パスポート番号とワーキングホリデービザは紐付けされており、入国審査の際パスポート番号をチェックしてビザ取得の有無が確認されます。
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2018年現在オーストラリアのワーキングホリデービザを申請するためには、440オーストラリアドルの申請料金が必要です。申請料金はクレジットカード決済のみ(クレジットカードは本人名義でなくても可)となり、VISA、マスター、アメリカンエキスプレス、ダイナース、JCB が使用可能です。
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オーストラリアのワーキングホリデービザで可能な滞在期間は最長12ヶ月間となり、ビザ有効期間中は何度でも出入国可能です。ただし、出国している期間も12ヶ月間の中にカウントされるため注意が必要です。また、条件を満たせばセカンドワーキングホリデービザの取得も可能です。
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オンライン申請できるオーストラリアのワーキングホリデービザですが、申請方法の手順など頻繁に変わりますので、事前にしっかりと確認してから進めることが必要です。また、無事にワーキングホリデービザを取得したら、12ヶ月以内にオーストラリアへ渡航する必要がありますので、スケジュールを組む際は計画的に行いましょう。
オーストラリアの渡航条件、ETASなどビザについての最新情報は「在日オーストラリア大使館」の公式ホームページ等で確認しましょう。観光に必要なビザの種類、渡航条件やビザ申請に関するルールは頻繁に変わることがあります。オーストラリア旅行が決まったら、旅行手配と合わせて渡航条件の確認が必須です。

最新情報は「在日オーストラリア大使館」公式ホームページで

オーストラリアの電子ビザETASに関する疑問点は、在日オーストラリア大使館の公式ホームページにある「ETA申請に関するお問い合わせ(よくある質問)」を確認しましょう。また、ビザに関する問い合わせは、一般的に「在日オーストラリア大使館」となります。【メール】immigration.tokyo@dfat.gov.au【電話】03-5232-4111【電話受付時間】平日9:00-11:00

検疫が厳しいオーストラリア

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オーストラリア旅行で気を付けたいのが、ビザ以外に検疫強化に関する注意点です。固有の動植物保護や環境維持のため厳しい検疫が行われるオーストラリア。外部からの害虫や病原体の侵入を防ぎ、オーストラリア固有の動植物を守るため、また環境保全を行うためには厳しい検疫が必要なのです。オーストラリアに入国する際は、入国カードの記入が必要ですが、万が一虚偽の報告をした際は罰金が課せられますので注意が必要です。

オーストラリア旅行の際持ち込む荷物に注意しましょう

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食品やスポーツ用品などを持ち込む際は、規定に反していないかしっかり確認しましょう。例えば、商業的に加工されていない海産物、缶詰やレトルト以外の肉製品は持ち込み不可です。また、米や調味料なども開封されているものは持ち込みできません。土や動物の糞、植物などが付着した使用済みのスポーツ用品なども持ち込みできませんので、在日オーストラリア大使館の公式ホームページなどで事前に確認しましょう。
いかがでしたか?オーストラリアの観光ビザの種類や料金などについてご紹介しました。ビザには様々な種類があり、渡航目的に合わせたビザの取得が必要です。オーストラリアは魅力的な国ですので、旅行で訪れる方も多いと思いますが、渡航する際は事前にビザの取得が義務付けられています。電子ビザ「ETAS」は比較的簡単にオンライン申請できますので、オーストラリアへの旅行が決まったら、早め早めに手続きを済ませておきましょう。また、ETASとパスポート番号は紐付いていますので、ETAS申請前にはパスポートの残存期間の確認もお忘れなく!