四国最高峰の霊峰石鎚山がある愛媛県は、東予、中予、西予、南予と4つの地域に分かれています。
四国愛媛県と言えば、みかん、温泉と暖かいイメージですが実は、冬になると山間部や南予と言われる地域では豪雪地帯となります。海に面していながら雪が降る光景はまるで、日本海を思わせる光景す。
そんな冬の愛媛県のグルメと観光スポットをご紹介します。
しまなみ海道の玄関口になる愛媛県今治市は、造船で栄えた街。年中温暖な気候にあるので冬でも暖かくしまなみ海道では新鮮な魚介を堪能でき、また今治市内ではB級グルメの焼豚玉子飯なども有名でグルメを満喫しながら冬の観光におすすめです。
美しい海に囲まれたしまなみ海道の島々は、冬でもサイクリングなどを楽しむ観光客で一年中賑わいを見せています。
中でも大三島にある大山祇神社は、全国に一万社あまりの分社を持つ神社で日本総鎮守と呼ばれ境内には樹齢約2,600年のご神木である大楠は見ごたえがあります。
住所:愛媛県今治市大三島町宮浦3327/電話番号:0897-82-0032
四国最高峰の霊山石鎚山がある西条市は、うちぬきと言われる湧水で有名な所です。市内のあちこちで一年中湧き出ている湧水を汲むことができ、うちぬき名水めぐりなども楽しむことができます。秋には日本三大まつりに数えられている西条祭りが行われています。
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松山市の中心部にある「松山城」は、標高132mの勝山の山頂にあります。
松山市内のどこにいても目に入るお城は存在感のあるお城。
道後温泉と並んで愛媛県では外せない観光スポットです。
関ヶ原の戦いで功績を認められた加藤嘉明が築城した松山城は、数々の防御策で守り固めた城となっています。
松山城の天守まで行くにはロープウェイやリフトを使って天守閣入口まで行くことができます。ロープウェイでは、受付の人が羽織袴のマドンナの姿で出迎えてくれます。
高齢の方や、小さなお子様連れの方も気軽に訪れることができます。
愛媛県松山市丸之内1/電話: 089-921-4873/時間:9:00~16:30
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標高800mに位置する久万高原町にある天空の郷さんさんは松山市から車で約40分ぐらいのところにあり、新鮮でお安い地元野菜を販売しています。
中でも焼きたてパンが人気のさんさんパン工房は開店前から行列があり、店内にはいろいろな焼きたてのパンが並んでいます。デニッシュ生地を三つ編みして棒状に焼いた黄金の柱は人気ですぐに売り切れてしまいます。
丸ごとりんごがはいった丸ごとアップルパイもおすすめです。
道の駅内の農家レストランの野菜バイキングでグルメを満喫するのもおすすめです。地元の高原野菜を使った野菜中心のおかずがバイキング形式で食べることができます。こちらも開店前から列ができるほどの人気ぶりです。
住所:愛媛県上浮穴郡久万高原町入野1855-6/電話番号:0892-21-3400/時間:
9時~17時/休業日:1月1日
森の国ぽっぽ温泉は西予地方の北宇和郡松野町にあります。JR予土線松丸駅の駅舎内2階に併設された全国的にも珍しい温泉です。
駅舎前には無料の足湯もあり、列車を眺めながら冬の観光時に冷えた足先を温めるにも最適です。
泉質は、弱アルカリ性の天然温泉でツルツルしたお湯は湯上りの保温効果に優れています。
露天風呂からは周りの山々が美しく、冬の季節なら体の芯から温まりながら雪景色も見ることができます。
住所:愛媛県北宇和郡松野町松丸1661/電話番号:0895-20-5526/
時間:10:00~22:00/
料金:大人510円/小・中学生310円/シルバー(65歳以上)410円/第2月曜(祝日の場合は翌日)
伊予の小京都と言われる古い町並みが残る大洲の街並みは、大洲市内を流れる肱川の流域にある大洲城を中心に発展してきた城下町です。 昭和41年にはNHK朝の連続テレビ小説「おはなはん」の舞台にもなりました。
大洲市は南予地方にあるため冬は意外にも雪が降る地域なのですが、雪化粧の冬の山並みの景色も暖かい季節とは違ってその美しさに癒されます。
住所:愛媛県大洲市大洲/電話番号:0893-24-2664(大洲市観光協会)
愛媛のご当地B級グルメのひとつ焼豚玉子飯。B-1グランプリで何度も入賞したり、メディアなどでも取り上げられたこともあって、最近では全国各地から焼豚玉子飯を目当てに今治市を訪れる人も増えています。
焼豚玉子飯は、今治市の多くのお店で提供されていますが、特に有名なのが重松飯店です。JR今治駅から北へ1kmほどの所にあり、そのお店の前だけ人でいっぱいになっているほど人気のお店です。
住所:愛媛県今治市大正町5-4-47/電話番号:0898-22-6452
営業時間:11:45~14:00/18:00~21:00/定休日:月曜
大三島の大山祇神社の前にあるお食事処 大漁は瀬戸内の新鮮な魚介類を使ったメニューが豊富にあり、開店前から行列ができるほど観光客からも人気の高いお店です。新鮮な魚介を使ったボリューム満点の海鮮丼は780円と安価なお値段で食べることができます。
住所:愛媛県今治市大三島町宮浦5507-1/0897-82-1725/
営業時間:11:30~15:00 /休業日:日曜日
江戸時代に大洲藩の菓子として作られていた郷土銘菓の志ぐれ餅。
毎日小豆を炊いて、大洲産のもち米を挽いて丁寧に作られた志ぐれ餅は小豆の控えめな甘さともち米のもちもち感が絶妙なバランスの美味しさです。
1年を通して作られている志ぐれ餅ですが、秋には大洲名産の栗を使った栗志ぐれ餅も人気があります。
住所:愛媛県大洲市大洲275/電話番号:0893-23-4475
愛媛県の鯛めしは2種類の食べ方があり、松山市から東方面の東予地方にかけては焼いた鯛を昆布だしで炊き込んだ鯛めしですが、宇和島志を中心に南予方面の鯛めしは薄めに切った鯛の刺身を、ダシ、醤油、みりんなどの入ったタレと生卵にからめて食べます。
宇和島沖の日振島(ひぶりじま)を拠点としていた村上水軍が船上で食べたのがはじまりとされ、昔から漁師の間で伝わる漁師めしとされてきました。愛媛県の地域によって食べ方が違う鯛めしを食べ比べてもいいですね。
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四国の南側に位置する高知県は東は室戸岬、西は最南端の足摺岬と距離にして233㎞あります。風光明媚な四国山脈に囲まれて東から西へと南国のイメージが強い高知県ですがなんと、森林密度が84.4%と全国1位なのです。
冬になると山間部にある梼原町や天狗高原などは毎年、豪雪地帯となります。そんな高知県のグルメと観光スポットをご紹介します。
高知市から70㎞、約2時間ほど東へ行ったところに清流・安田川沿いにある馬路温泉があります。馬路温泉がある馬路村は、柚子生産が全国の50%のシェアを誇り柚子製品発祥の地として全国的にも名を知られています。
恵まれた自然の中にある馬路温泉は、冬の間も雪が降ることはなくのんびりと柚子の香りに包まれながら温泉に入ることができます。館内では、浴場内でも使用されている柚子を使った化粧品やシャンプーなどが販売されています。
馬路温泉に併設されているレストランでは地元の山菜料理や、郷土料理のアメゴやゆずを使った馬路ならではのお料理を食べることができます。
住所:高知県安芸郡馬路村3564-1/
電話番号:0887-44-2026/料金:大人600円、子ども(3歳~小学生)300円/営業時間:10:00~21:00/休業日:不定休(要確認)
高知県の観光では絶対に外せないのが桂浜。坂本龍馬の銅像には全国からの龍馬ファンが集い、歌手のペギー葉山さんが歌った「南国土佐を後にして」ではよさこい節に出てくる「月の名所は桂浜」のフレーズで全国的に脚光を浴び、高知県内でも観光客に人気のある観光スポットです。
目の前に広がる雄大な太平洋を望むことができ冬でも暖かいので冬の観光にもおすすめです。
住所:高知市浦戸/電話番号:088-823-9457(高知市観光振興課)
関ヶ原の戦いの功績により、遠州掛川より山内一豊が築城した高知城は、全国でも12ヵ所しかないと言われる追手門と木造の天守閣があり、国の重要文化財に指定されています。
高知城の目の前にある追手筋通りでは、1年を通して毎週日曜日には約650軒が軒を並べる日曜市が開かれます。
季節を問わず毎週日曜日に開かれる日曜市では、四季折々の地元で採れた野菜や新鮮な魚介類など高知のグルメを見つけることができます。冬の観光にもおすすめです。
住所:高知県高知市丸ノ内1丁目/電話番号: 088-824-5701/時間:9:00~17:00
津野町の不入山(いらずやま)から湧き出た四万十川原水は、中土佐町、四万十町、四万十市を流れる全長196kmの四国最長の大河です。
最後の清流として言われ、上流から下流に数多く残っている欄干のない沈下橋は、川の増水時に水面下に沈むことで流失しないように作られた橋で、今も住民の生活の橋となって情緒あふれる風景を残しています。
四万十川の風景を楽しみながら遊覧できる屋形船は、沈下橋などを間近で見ることができ風情あふれるひと時を味わうことができます。
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住所:高知県四万十市駅前町8-3/電話番号:0880-34-1555
高知県の四国最南端と言われる足摺岬。近くにはに四万十川やダイバーに人気の大月町柏島などたくさんの大自然があり、毎年多くの観光客が訪れます。目の前に広がる豪快な黒潮海流の荒波。その黒潮は日本で最初に接岸するので潮の流れを見る事が出来ます。
展望台からは270度以上の視界が広がり、地球の丸さが実感できるほどの感動です。
年中温暖な気候なので冬の観光にもおすすめです。
住所:高知県土佐清水市養老303/電話番号:0880-82-3155
高知県の山間部にある津野町の新鮮な野菜や加工品などが並ぶアンテナショップ満天の星。
津野町は町内のほとんどが森林という山の中にあり、四万十川の源流点がある町です。
毎朝津野町内から運ばれてくる野菜や加工品、お花、雑貨などが高知市内にいながら
買うことができます。
店内にはおしゃれなカフェもあり、人気のほうじ茶ロールやほうじ茶大福を食べることができます。人気のほうじ茶ロールやほうじ茶大福は店内で冷凍で販売されているのでお土産にも最適です。
高知県高知市南川添24-15/電話番号:088-883-5039/
営業時間:店舗:9:30~17:00/カフェ:11:00~17:00(OS16:30)
休業日:年末年始
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新鮮な魚介類が毎日水揚げされる土佐清水市では、高知ならではの新鮮な魚料理を食べることができます。
土佐清水市にあるおさかなセンター足摺黒潮市場では名物の清水サバの刺身定食や、近海で採れたマグロ料理など、グルメを満喫できます。
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住所:高知県土佐清水市清水932-5/電話:0880-83-0151/営業時間:8:00~16:30
徳島県と言えば阿波踊りや鳴門のうず潮、かずら橋など海や山におすすめの観光スポットがあります。そんな徳島県の冬でも行ける観光地とグルメをご紹介します。
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鳴門海峡のうず潮は徳島の観光スポットでは絶対に外せません。徳島県鳴門市と兵庫県淡路島の間にある鳴門海峡は潮の流れが早く、ここで見られるうず潮は世界最大級と言われ季節を問わず観光できます。
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鳴門のうず潮を見るのは渦潮観潮船とうず潮を真上から歩いて眺められる渦の道と名付けられた遊歩道とがあります。
大鳴門橋の橋桁下部にある遊歩道には床の一部が所々ガラス張りになっていて、歩きながらうず潮を見ることができます。
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祖谷渓谷にあるかずら橋は野生のシラクチカズラで編んだ吊橋です。約800年前に源平の戦いに敗れた平家一族が、剣山、平家の馬場での訓練に通うため架けられたと言われる日本三奇橋の一つになっています。
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つり橋のカズラは3年に一度かけ替えられており長さ45m、幅2m、水面からの高さは14mもあり、渡るとギシギシと揺れて敷綱でつながれた横木と横木の間が10㎝ほども離れているので足元から見える川の水面はスリル満点です。
住所:徳島県三好市字善徳162-2/
電話番号:0883-87-2381/
営業時間:年中無休日の出~日没/
料金:大人500円/子供400円
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独特の濃い茶色をしたスープと甘辛く味付けされた豚バラ肉に生卵をのせて食べる徳島ラーメン。
見た目はすき焼きのように濃い色をしたスープですが、意外にもスッキリとしたスープと生卵に絡む面を白いご飯と一緒に頂くと絶妙な味のバランスを味わうことができます。
秘境の祖谷のそば粉100%でつくられた手打ちそばは、つなぎをは一切つかわず、麺が太くて短いのが特徴です。一口食べるとそばの香りが広がり、地元産のしょうゆの風味とそばの素朴な味わいを楽しめます。
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徳島といえばやっぱりスダチ。全国シェア60%を占める徳島産のスダチはうどんや肉料理、焼き魚など何にでも合うすだちは、お土産にしても喜ばれます。
マーマレードや焼酎などスダチを使った商品も盛りだくさん。
徳島では実のつまった新鮮なすだちがあちこちで売られており、お手頃価格で購入できます。すだちをカットしたときに広がる、ちょっぴり和を感じる爽やかな香りに癒されますよ。
香川県は四国の北東部に位置して南は讃岐山脈、北は瀬戸内海、周辺には島々が点在しています。八十八か所の札所巡りの最終の寺88番もあり冬にはめったに雪が降ることがないので冬の観光にもおすすめです。
讃岐うどんが最も有名ですが、小豆島のオリーブや和三盆などうどん以外のグルメ特産品もあります。
そんな香川県の冬でも行ける観光地とグルメをご紹介します。
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さぬきのこんぴらさんと言われる金比羅宮は、参道から本宮まで785段の長い石段、さらに奥の院社までの石段とを合わせると1368段にもなります。
参道から奥社までは数々の国の重要文化財などがあり、広い境内には重要文化財の旭社など由緒ある建造物を見ることができます。
また、参道の両脇にはお土産物やうどんの店などが立ち並び、観光がてら名物のうどんを手軽に食べることができます。
住所:香川県仲多度郡琴平町892-1/電話番号:0877-75-2121
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香川県高松市にある特別名勝の栗林公園は、6つの池と13の築山があり、いつの季節に訪れても見ても美しい日本庭園で香川を代表する観光スポットです。
庭園内にある池では和船に乗ってガイドさんが各所の案内をしてくれますが、公園内にはボランティアのガイドさんもいるので予約をしておくと庭園内を案内しながら一緒に廻ってくれます。
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住所:香川県高松市栗林町1丁目20番16号/電話番号:087-833-7411/時間:7:00~18:30
潮の満ち干きで道が現れたり消えたりするエンジェルロードは小豆島の人気の観光スポット。満潮干潮の予想時刻を調べて行くと見頃の時刻に合わせて行くことができ、完全な干潮の時に現れる砂浜を歩いて渡ることができます。
冬の観光にもおすすめです。
住所:香川県小豆郡土庄町銀波浦/電話番号:0879-62-7000/時間:24 時間
小豆島旅ナビ
小豆島の観光案内。観光施設・飲食店・お土産・宿泊施設など、小豆島の情報満載。
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香川県は小麦の生産に適した土壌から、塩田による良質な塩の生産が盛んであったため、うどんの麺作りに最適な土地でした。
小豆島の醤油や瀬戸内のイリコなどうどんのつゆに欠かせない素材も豊富に手に入ることから讃岐うどんがよく食べられるようになりました。
うどんと言えば香川の代名詞と言われる程全国的に有名です。讃岐うどんはコシのある麺にいりこだしのおつゆで食べたりしょうゆをかけてしょうゆうどんにしたりと食べ方は各家庭やお店によって色々あります。
寒い冬の観光時にあったかいおつゆの讃岐うどんを食べ歩くのもいいですね。
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瀬戸内海にうかぶ小豆島は日本オリーブ発祥の地。特産品のオリーブの果汁を使い甘さ控えめで青りんごのようなさわやかなフレッシュオリーブの味わいが特徴のオリーブサイダーです。フルーティーなオリーブサイダーはオリーブオイルを作る時にできる果汁のポリフェノールが多く含まれているので美容や健康にいい飲み物です。
それぞれの地域によって特徴のある四国四県ですが、四国一周で冬でも行けるおすすめの観光地とグルメをまとめました。四国の冬は意外にも雪が降る地域などもあるのですが海に面した観光地は冬でも温暖な気候なので寒い時期での観光にはおすすめです。ぜひ、寒い時期の温泉や四国四県のグルメを満喫してくださいね。