愛媛県の中心都市・松山。道後温泉や松山城など全国的にも有名な観光スポットがたくさんあります。旅行に行くならなるべく多くの観光スポットを訪れたいですよね。でも松山に行くのが初めての人なら、逆にどこをどのように観光すべきか、あれこれ悩んでしまうのではないでしょうか?そこでここでは松山旅行におすすめの観光スポットやモデルコースをご紹介します。これから松山へ行く人は是非参考にしてくださいね。
旅行先での移動手段には、レンタカーや電車などいろいろありますね。松山市内のみの観光について言えば、路面電車やバス、徒歩での移動で十分でしょう。逆にレンタカーやレンタサイクルなどは駐車スペースが見当たらない、人が多くてスムーズに進めないなどの理由からあまりおすすめしません。ゆっくり街並みを散策できるよう歩きやすい靴で行くのがベターでしょう。
最初にご紹介するモデルコースのテーマは「景色を楽しもう」です。ここでは松山城と大街道商店街、大観覧車くるりんという3つの観光スポットをご紹介しましょう。まずロープウェイで松山城にのぼりましょう。城内からの景色はもちろん本丸広場からの景色もとても素晴らしいですよ。本丸広場からは夜景も見ることができますので、是非観光してみてくださいね。
松山城を観光したらリフトで下へ降りて、そのまま坂を下りて真っすぐ進むと大街道商店街のアーケードに入ります。松山の美味しいものがいろいろありますので、是非食べ歩きしてみてくださいね。おすすめはnomanomaというお店。愛媛産のみかんや甘夏、デコポンなどいろいろな柑橘類をその場で絞ってジュースにしてくれます。ジュースも絶品ですがジェラートも絶品!一度食べたら忘れられない味ですよ。
大街道商店街を真っすぐ進み、右に曲がると銀天街のアーケードに入ります。そこからさらに進むと松山市駅に到着。そして市駅のそばにあるいよてつ髙島屋の9階へ向かいましょう。9階には松山の街が一望できる大観覧車くるりんがあります。晴れていれば北には松山城、南には坊ちゃんスタジアム、西には瀬戸内海を望むことができる360度の大パノラマが楽しめますよ。
いよてつ髙島屋|大観覧車くるりん
愛媛県の百貨店です。ファッショントレンドやデパ地下スウィーツなど、旬な情報も満載!また、お中元、お歳暮などに厳選されたギフトをどうぞ!
次にご紹介するモデルコースのテーマは「坊ちゃん列車に乗ろう」です。ここでは坊ちゃん列車ミュージアム、子規堂、道後温泉駅という3つの観光スポットをご紹介しましょう。坊ちゃん列車ミュージアムは松山市駅の前にあります。スターバックスが併設されていますので、珈琲を飲みながら伊予鉄130年の歴史を感じてみましょう。入館無料なのも嬉しいですね。
坊ちゃん列車ミュージアムを出て、次は子規堂に行きましょう。子規堂までは徒歩1分くらいの至近距離ですので、すぐ見つけられるでしょう。正岡子規と夏目漱石は親友で2人で道後温泉に行ったこともあるほど仲良しだったそうです。子規堂の正面には坊ちゃん列車の客車もありますので、当時の雰囲気を味わってきてくださいね。
子規堂を出たら松山市駅に移動して、いよいよ坊ちゃん列車に乗りましょう。料金は大人800円、小人400円です。目指すは道後温泉駅。松山市駅からは約20分の距離です。平日と土日祝でダイヤが変わりますので確認しましょうね。終点の道後温泉駅は文明開化の名残を残すレトロな洋館風の建物。坊っちゃんミュージアムと同様、スターバックスが併設されていますので珈琲休憩することも可能ですよ。
3つ目にご紹介するモデルコースのテーマは「歴史やアートを感じよう」です。ここでは愛媛県美術館、坂の上ミュージアム、萬翠荘という3つの観光スポットをご紹介しましょう。愛媛県美術館は松山城跡内にある1998年開館の美術館。愛媛県出身の作家のみならず、セザンヌなどの海外作家の作品や日本絵画の大作も収蔵されています。企画展も興味深いものが多いと評判なんですよ。美術鑑賞が好きな人にはとくにおすすめのスポットです。
次は坂の上の雲ミュージアムに向かいましょう。愛媛県美術館から西に進むと徒歩約10分で到着します。路面電車を利用する場合は南堀端駅で乗って大街道駅で降りましょう。『坂の上の雲』と言えば司馬遼太郎の大人気小説。明治時代に活躍した愛媛出身の若者3人を中心にした物語です。展示はもちろんのこと、安藤忠雄さんが設計されたミュージアムも見どころがありますよ。
坂の上の雲ミュージアム
平成19年4月28日、坂の上の雲ミュージアムは、松山のまち全体を屋根のない博物館とする『坂の上の雲』フィールドミュージアム構想の中核施設として開館しました。
坂の上の雲ミュージアムを出て、細い道をさらにのぼっていくと萬翠荘があります。萬翠荘は旧松山藩主の子孫により建てられたもので重要文化財に指定されている建物。外観はまるでフランスやドイツにあるお城のようです。現在では絵画や掛け軸などの展示の他、個展やイベントでも利用されています。2階の展示を観る場合は観覧料がかかりますが、外観や1階のみを観る場合は無料。是非一度行ってみたい観光スポットですね。
国の重要文化財 萬翠荘(ばんすいそう)公式ホームページ
萬翠荘(ばんすいそう)公式ホームページ。戦禍に免れ、本物ならではの歴史と格調高い風格に触れることができる、国の指定重要文化財。第15代松山藩主にあたる久松定謨伯爵の別邸として建てられ、皇族方のお立ち寄りの館とされていました。ネオルネッサンスと呼ばれるフランス風の洋館建築で、地上3階地下1階建て。敷地内には正岡子規・夏目漱石の俳句の里『愚陀佛庵』があり、文学と共に見学頂けます。
ここでは松山旅行におすすめの観光スポットやモデルコースをご紹介しましたが、いかがでしたか?松山にはたくさんの観光スポットがありますので、観光コースがいろいろ考えられそうですよね。松山旅行の際に参考にしてもらえれば幸いです。松山での旅行を思いきり楽しみましょう!