宮島についての豆知識
宮島ってどんなところ?
年間数百万人の観光客が訪れる宮島は広島市の西隣、廿日市市(はつかいちし)の瀬戸内海に浮かぶ島です。約6000年前に瀬戸内海ができたとき対岸と分離して島になり、古くから島そのものが神として信仰の対象とされてきました。
宮島で有名な名所である「厳島神社」は1996年に世界文化遺産として認定されました。日本三景で世界文化遺産に認定されているのは唯一、宮島だけです。
宮島へのアクセス方法
今回は広島駅、広島空港から宮島へのアクセス方法を中心にご紹介します。
宮島へのアクセス方法は何通りかあるので参考にしてみてください。
まずは広島駅から宮島口フェリ-乗り場までのアクセス方法をご紹介します。
広島駅~JRで宮島口へアクセス
広島駅からJR山陽本線(宮島、岩国方面)に乗車して宮島口で下車してください。
約30分で宮島口まで到着します。料金は片道410円です。
宮島口からは地下通路を歩いて5分ほどでフェリ-乗り場に到着です。
なんといってもJRのメリットは早いことです。料金も片道410円なら、そこまで高くはないですね。一番、利用しやすく便利だと思いますし、短期間で広島観光をされる方には良いと思います。
広島電鉄で広島駅~宮島口へアクセス
広島に来ると乗ってみたいのが、路面電車(ちんちん電車)ですね。路面電車が走っていない地域からの観光客の方は興味があるのではないでしょうか。
広島駅(広島電鉄)から広島電鉄2号線 広電宮島口行に乗車して広電宮島口で下車してください。フェリ-乗り場までは徒歩約3分で到着します。
広島電鉄のメリットは片道260円の料金の安さです。逆にデメリットとしては時間がかかることです。約1時間10分かかります。広島電鉄には1日乗車を販売しており、大人840円、小人420円で広電電車全線+宮島松代汽船(宮島口~宮島航路)と1日券の呈示で宮島ロ-プウエ-がお得になるなどの特典があります。時間に余裕のある方は広電を利用してみてはいかがでしょうか。
宮島口~宮島へアクセス
宮島口からはフェリーで宮島へ渡ります。所要時間は約10分です。
フェリ-はJR西日本フェリ-と宮島松大汽船があります。
まずはJR西日本フェリ-からご紹介します。
宮島口駅~宮島へJR西日本フェリーでアクセス
JR西日本フェリ-の特徴としては、JR山陽本線の土休日ダイヤに合わせて3船運航しており、日中(9時10分~16時40分)の間は10分間隔で運航をしています。
また、宮島口発限定になりますが、9時10分~16時10分までの定期便は、大鳥居沖の近くを通過する「大鳥居便」を毎日運航していますので、この便に乗船すると海の上から大鳥居を眺めることができますし、絶好の撮影スポットではないでしょうか。
運賃:大人片道180円/小人片道90円(子供は6歳以上12歳未満)
時刻表:通常ダイヤ、多客ダイヤ、年末年始ダイヤ、花火大会ダイヤ、菅紘祭ダイヤがあります。
宮島口駅~宮島へ宮島松代汽船でアクセス
宮島松代汽船では「ワンコイン」でフェリ-チケット(往復)+揚げもみじ1個orもみじクロワッサン1個orやまだ屋お買物券のいずれかを選べるチケットや、フェリ-往復チケット+弥山ロープウエ-片道、往復、ペアチケットなどお得なチケットの販売ももしています。
宮島での観光に便利ですね。
料金:大人(中学生以上)片道180円/小人(小学生)90円
時刻表:通常ダイヤ、元旦ダイヤ、1月2日~3日ダイヤ、管紘祭開催日ダイヤ、花火大会開催ダイヤがあります。
広島駅~平和公園~宮島へアクセス
次にご紹介するのは高速船でのアクセス方法です。宮島口からフェリ-で宮島へ渡る以外にもル-トはあります。平和公園から宮島行きの高速船が出ています。高速船も便利ですよ。広島駅からのアクセス方法は下記になります。
広島駅~もとやす桟橋(高速船乗り場)へアクセス
JR広島駅(南口)~広島電鉄でアクセス
JR広島駅(南口)から徒歩約1分、広島電鉄「広島駅」で(2号線または6号線)に乗車し広島電鉄「原爆ド-ム前」で下車、徒歩約5分でもとやす桟橋に到着します。料金は180円です。
もし原爆ド-ムを観光するなら、おすすめのアクセス方法です。
JR広島駅~アストラムラインでアクセス
JR広島駅(山陽本線 岩国方面)に乗車し、JR新白島駅で下車、徒歩約3分、アストラムライン新白島駅から(本通り方面行)に乗車、アストラムライン本通り駅で下車し徒歩約6分でもとやす桟橋に到着します。料金は330円です。
平和公園~宮島へアクセス
平和公園から宮島を結ぶ高速船「ひろしま世界遺産航路」が運航しています。 平和公園と宮島を最短コ-スで結んでおり所要時間は約45分です。 乗船中は川と海から広島の街並みを眺めることができ、宮島までの海上クル-ズが楽しめます。 高速船の乗り場は原爆ド-ムから南へ約150mのところ元安橋の下、もとやす桟橋になります。 ※潮位の影響で欠航する場合があるので、ホ-ムペ-ジでご確認ください。
料金は片道:大人(中学以上)2000円/小人(小学生)1000円 往復:大人(中学以上)3600円/小人(小学生)1800円
広島駅~マリ-ナホップ~宮島へアクセス
こちらのル-トは広島市にあるショッピングモール「マリ-ナホップ」近くの桟橋からのアクセス方法です。ショッピングモールが近いので観光だけでなくショッピングも楽しめますね。
ちなみにマリ-ナホップは無料駐車場もありますので、お車でも便利です。
JR広島駅から広電バス3号線で約40分、マリ-ナホップバス停下車、徒歩約6分でマリ-ナホップ桟橋に到着。桟橋より船に乗船し約25分で宮島に到着です。所要時間は約25分です。広島湾の景色を眺めながらひと時の間、寛いでください。 バス料金は260円、船の料金は片道:大人1500円/小人800円 往復:大人2500円/小人1300円となります。
広島マリ-ナホップ
ちなみに、船乗り場の側にあるマリ-ナホップは2005年にオ-プンした大型のショッピングモ-ルで店舗以外に水族館や瀬戸内海を望むことができる展望デッキ、遊園地「マリ-ナサ-カス」もあり1日いても飽きない観光&レジャ-スポットです。
広島空港~宮島へのアクセス方法
空路で広島に来られる方も、もちろんたくさんいらっしゃいます。
広島の空の玄関口「広島空港」からのアクセス方法をご紹介します。広島空港は国内線(東京、成田、札幌、仙台、沖縄)をはじめ、国際線(台北、上海、シンガポール、ソウル、香港)からもフライトがあります。
日本人だけでなく海外からもたくさんの観光客が訪れているんですね。
広島空港から宮島までのアクセス方法をご紹介します。
広島空港~JR広島駅~フェリ-で宮島へアクセス
広島空港からリムジンバス(広島電鉄バス)でJR広島駅まで約45分、JR広島駅からJR山陽本線(宮島・岩国方面)に乗車し約30分でJR宮島口駅に到着します。
そこから地下通路を歩いて約5分で宮島口港フェリ-乗り場に到着です。
港からはJR西日本フェリ-/宮島松代汽船で宮島まで約10分です。空港からの所要時間は約2時間です。料金は合計で片道大人、1930円です。
広島空港~JR白市駅~フェリ-で宮島へアクセス
広島空港から連絡バス(芸陽バス)で約15分、JR白市駅で下車しJR山陽本線に乗車、約1時間20分でJR宮島口駅に到着です。そこからは先ほどと同じく地下通路を約5分歩いて宮島口港フェリ-乗り場に行き、JR西日本フェリ-/宮島松代汽船で宮島に約10分で到着です。空港からの所要時間は約2時間です。料金は大人、片道1710円です。
広島空港~広島電鉄~フェリ-で宮島へアクセス
広島空港からリムジンバス(広島電鉄バス)でJR広島駅まで約45分で広島駅に到着、JR広島駅から徒歩約5分で広島電鉄広島駅に到着します。そこから広島電鉄2号線 広電宮島口行に乗車して広電宮島口で下車してください。フェリ-乗り場までは徒歩約3分で到着します。乗り場からJR西日本フェリ-/宮島松代汽船で宮島に約10分で到着です。料金は大人片道1780円です。空港からの所要時間は約2時間です。
広島空港~原爆ド-ム前~もとやす桟橋~高速船で宮島へアクセス
広島空港からリムジンバス(広島バスセンタ-行き)に乗車し広島バスセンタ-で下車、南西へ約徒歩5分で原爆ド-ムに到着します。原爆ド-ムから南へ約150mで元安橋に到着します。元安橋の下、もとやす桟橋から高速船「ひろしま世界遺産航路」が運航しています。平和公園~宮島を最短コ-スで結んでおり、約45分で宮島に到着します。料金は大人、片道3340円です。空港からの所要時間は約2時間です。
広島空港~JR広島駅~広島電鉄広島駅~広島港(宇品)~高速船で宮島へアクセス
広島空港からリムジンバス(広島電鉄バス)でJR広島駅まで約45分で広島駅に到着、JR広島駅から徒歩約5分で広島電鉄広島駅に到着します。広島電鉄広島駅から広島電鉄5号線に乗車し広島港(宇品)で下車します。広島港より高速船(瀬戸内シーライン)で宮島まで約22分で到着します。料金は大人、片道3360円です。空港からの所要時間は約2時間です。
広島空港~JR広島駅~広島電鉄バス~マリ-ナホップ~宮島へアクセス
広島空港からリムジンバス(広島電鉄バス)でJR広島駅まで約45分で広島駅に到着、JR広島駅から徒歩約5分で広島電鉄広島駅に到着します。広電バス3号線で約40分、マリ-ナホップバス停下車、徒歩約6分でマリ-ナホップ桟橋に到着。桟橋より船に乗船し約25分で宮島に到着です。料金は大人、片道3100円です。所要時間は約2時間30分です。
宮島のおすすめ観光スポット
厳島神社
日本三景の一つ、安芸の宮島の観光名所と言えば1400年の歴史があり、世界文化遺産に登録されている「厳島神社」です。海に佇む朱色の大鳥居と海を敷地とした世界でも類を見ない造りとなっています。一生に一度は訪れてほしい日本が誇る雅で美しい文化遺産の一つです。
五重塔
千畳閣の隣に建つ高さ27.6mの和様と唐様を巧みに調和させた建築様式の美しい塔で、応永14年(1407年)に建立されたと伝えられています。内部の公開はされていませんが、外観からも豪華さが伝わってきます。
豊国神社
豊臣秀吉公が武士の鎮魂のために天正15年(1587年)に供養堂の建設を命じましたが秀吉の死により現在も未完成です。別名は「千畳閣」ですが、なぜ「千畳閣」と呼ばれるのかというと、畳が857枚ほど敷ける広さがあることから、呼ばれるようになりました。
畳857枚の広さは実際に訪れてみてその広さを体感してください。
宮島水族館「みやじマリン」
2011年8月1日リニュ-あるしました。
和風建築の水族館で瀬戸内海の生き物を中心に350種13000点以上を展示しています。
ライブプ-ルではアシカライブが毎日開催されています。
見て触れて体験できる水族館です。宮島の癒しの観光スポットです。大人も子供も楽しめます。
営業時間9:00~17:00(最終入場16:00)
入館料:一般(高校生含む)1400円/小・中学生700円/幼児400円※4歳未満は無料です。
電話番号:0829‐44‐2010
紅葉谷公園
紅葉谷公園には約700本の紅葉があり、春~夏は緑が豊かで美しい景色が見られ、11月中旬~下旬は紅葉に染まった絶景が堪能できます。どちらの紅葉も見てみたいですね。
弥山
弥山は標高が535mで針葉樹林に南方系の植物が混在している森です。多様な植物が根付いている美しい森です。山頂からは瀬戸内海の素晴らしい景色が眼下に広がります。
ロ-プウエ-で紅葉谷駅~かや谷駅、かや谷駅で乗り換え、獅子岩駅で下車します。所要時間は約15分です。山頂へは歩いて約30分の道のりです。自然豊かな風景を眺めながら歩くのもいいですが、弥山には「弥山七不思議」があるのを知っていますか?
弥山を訪れた際は七不思議を探してみてはいかがですか?
弥山七不思議
①きえずの火
大同元年、(806年)大聖院を開いた弘法大師(空海)が修行の時に焚かれてから今日にいたるまで途絶えることなく燃え続けていると言われている霊火でこの霊火で沸かした霊水は万病に効くとの言い伝えです。
②錫杖の梅
弥山本堂横に佇む八重の紅梅で、弘法大師弘が立てかけた錫杖が根を張り、ついには梅になったという不思議な逸話があります。毎年、きれいな梅の花を咲かせますが、山内に不吉な兆しがあると咲かないと言われている不思議な梅の木です。
③曼荼羅岩
本堂の裏側を少し下ったところにある、畳数十枚分の大きさのある巨大な岩盤です。古くから弘法大師の書であると伝えられる字と梵字とイラストが刻み込まれているのが見てとれます。ぜひとも見ていただきたいのですが、現在は台風で大木が倒れたため立ち入り禁止となっています。
④干満岩
側面にあいた小さな穴の水が潮の満ち引きに合わせ上下する巨岩です。ただ、その岩穴は標高約500mの地点にあり、その水には塩分が含まれているそうですが、どうしてこのような現象が起きるのか科学的には証明されていない本当に不思議な七不思議の一つです。
⑤拍子木の音
人気のない深夜に、どこからともなく拍子木の音が聞こえてくるとのいわれがあり、それは弥山に住む天狗の仕業ではないかと語り継がれ、拍子木の音がしている間は家にこもっていないと祟りがあると恐れられていたとのことです。
⑥しぐれ桜
どんな晴天の日であっても時雨のように梅雨が落ち、地面は通り雨が過ぎ去ったように濡れる不思議な桜です。この話が本当なら一度は見てみたいですが残念ながら伐採されており、今は見ることが叶いません。
⑦龍燈の杉
旧正月初旬の夜になると宮島周辺の海に現れる謎の灯りのことを「龍燈」と呼ぶそうです。この灯りが最もよく見えるのが弥山頂上の大杉で、大杉は「龍燈の杉」と呼ばれていましたが、現在は残念ながら枯れてしまいました。
まとめとして宮島へのアクセスは自分の旅行スタイルにあったものを選ぶ
宮島へのアクセス方法は様々ですが、ご自身の旅行日程や、広島の観光地を巡る順番に合わせてアクセスを考えてみてください。宮島観光からスタ-トするのもいいですし、広島市内を観光しながら宮島へ向かうのもいいですね。宮島は有名な観光名所や素敵な観光スポットがたくさんあります。記事を参考に、自分のスタイルに合った旅行計画を立ててみてください。どんな旅にするかは、あなた次第ですよ。